2023年1月6日更新

『パイレーツ・オブ・カリビアン』ウィル・ターナーはなぜ呪われた?フライングダッチマン号船長の生涯とその後

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『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』 ウィル・ターナー

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズに第1作目の「呪われた海賊たち」から登場するメインキャラクターの1人、ウィル・ターナー。ジョニー・デップ演じる主人公ジャック・スパロウとはまた違う魅力を持つ美青年です。 本記事ではウィル・ターナーの生い立ちや父との関係、そして彼がかけられた「呪い」などについて詳しく解説していきます。 ※この記事には映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのネタバレが含まれます。未鑑賞の方はご注意ください。

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ウィル・ターナーのプロフィール

本名 ウィリアム・ターナー・ジュニア(William Turner Jr.)
船長 フライング・ダッチマン号
俳優 オーランド・ブルーム
吹き替え声優 平川大輔

優秀な鍛冶屋として登場したウィル・ターナーは、ひょんなきっかけで主人公キャプテン・ジャック・スパロウと出会い、冒険を共にしはじめます。スコットランドのグラスゴー出身で、イングランド育ち。身長は179cm、ブラウンの瞳と焦げ茶色の髪を持つ青年です。 やがて凄腕の剣士となって海賊として活躍するようになり、フライング・ダッチマン号の船長にもなります。

ウィル・ターナーの生い立ち

ウィル・ターナーのフルネームはウィリアム・ターナー・ジュニアです。 幼い頃に乗っていた英国船が賊船に襲われ漂流。港町ポート・ロイヤルに住んでいる総監とその娘エリザベス・スワンに助けられ、ポート・ロイヤルで鍛冶屋として働くようになります。 ウィルはエリザベスのことが好きでしたが、身分差に怯んでいました。 そんなある夜、エリザベスが海賊船ブラックパール号のバルボッサ船長率いる海賊たちに拉致されてしまいました。ウィルは牢獄に入れられていた一匹狼の海賊ジャック・スパロウに助けを求め、2人はエリザベスを攫った、バルボッサ船長率いる海賊の後を追うのでした。 実はバルボッサ一味はアステカの金貨を盗んだときに呪いにかかり、不死身になっています。月光の元でのみ、本来の姿を表すというのです。

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ウィルはなぜ呪われたのか?父との関係を解説

ウィル・ターナーは会ったことのない父親について、真っ当な船乗りであると聞かされて育ちます。しかし彼の父親は「靴紐の(ブーツストラップ)ビル」と呼ばれる海賊でした。 「アステカの金貨」を盗んだビルは水中で永遠に溺れながらも死ぬことができない呪いにかかっており、苦しみを和らげるためデイヴィ・ジョーンズに魂を売り渡し「フライング・ダッチマン号」で100年間働くことにします。 父親が海賊だと知ってショックを受けたウィル・ターナーでしたが、父親を助けようと奮闘。デイヴィ・ジョーンズの心臓を突き刺したことで「フライング・ダッチマン号」の新たなキャプテンになり、父親を強制労働から解放します。 しかしキャプテンになったことで、ウィルにフライング・ダッチマン号の呪いがかかりました。

生き返ったのはどうして?フライングダッチマン号の船長の宿命とは

「パイレーツ・オブ・カリビアン」エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ) , ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)

デイヴィ・ジョーンズの心臓を突き刺す前、ウィルはジョーンズに胸を刺されました。意識が遠のき、瀕死状態になったウィル。そんな彼の手をとって剣を握らせ、ジョーンズの心臓を刺したのがジャック・スパロウです。 つまりこれによりウィルは、「船長の心臓を刺して殺したものが次の船長になる」という幽霊船フライング・ダッチマン号の呪いがかかり、永遠の命を手に入れたのです。 こうして生き返ったウィルでしたが、フライング・ダッチマン号の呪いには「10年に一度しか陸にあがることができない」という宿命がありました。 愛するエリザベス・スワンと1日だけハネムーンを過ごして、フライング・ダッチマン号へ戻ったウィル。この時にエリザベスはウィルの子どもを授かりました。

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「最期の海賊」で呪いは解けたのか?

ウィル・ターナーにかけられた呪いは、息子ヘンリー・ターナーの手によって解かれました。 映画「最後の海賊」(2017年)で9歳になったヘンリーは父ウィルと再開します。幽霊船フライング・ダッチマン号で長年働くウィルは、顔にフジツボがついた姿でした。 その9年後、ヘンリーはポセイドンの槍を破壊して父の呪いを解くために、ジャック・スパロウを探す旅に出ます。ヘンリーはポセイドンの槍を破壊することに成功し、それによりウィルは約20年間のフライング・ダッチマン号の船長としての強制労働から解放され、自由を手に入れたのです。 愛するエリザベスとも再開し、熱いキスをかわします。しかし映画の最後には、不穏なことにデイヴィ・ジョーンズが生き返ったことが示唆されました。

ウィル・ターナーを演じた俳優はオーランド・ブルーム

ウィル・ターナーを演じるのは、イギリス出身の俳優オーランド・ブルームです。『スーパーマン』を見たことをきっかけに役者を目指し、演劇の世界に入りました。 1999年に公開された、小説『指輪物語』を原作とした映画『ロード・オブ・ザ・リング』で演じたエルフのレゴラス役が当たり役で、世界的に大ブレイクを果たしました。

ウィル・ターナーは「パイレーツ・オブ・カリビアン」のもう一人の主人公

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのウィル・ターナーは、美しい見た目はもちろんのこと、まっすぐで勇敢な性格もかっこよく魅力的なキャラクター。もう1人の主人公と言っても過言ではありません。 自由奔放で打算的だけど憎めない主人公ジャック・スパロウもかっこいいですが、彼に振り回されつつ成長していくウィルの活躍にも注目してみてくださいね!