2019年5月16日更新

「グランド・イリュージョン」シリーズをネタバレ徹底解説!続編3弾の最新情報もお届け

『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』
© Summit Entertainment/zetaimage

ジェシー・アイゼンバーグが天才イリュージョニストを演じる人気シリーズ『グランド・イルージョン』。2作目の公開からまだわずかしか経っていませんが、早くも第3弾の製作が決定されたようです。今回はそんな『グランドイリュージョン3』のあらすじ、キャストなど最新情報を紹介します。

第3弾も製作決定!「グランド・イリュージョン」シリーズをネタバレ解説

華麗なイリュージョンで悪を暴く!

『グランド・イリュージョン』(2013)
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隠れた悪事をド派手なイリュージョンで暴く正義のマジシャンたち“フォー・ホースメン”の活躍を描いた映画「グランド・イリュージョン」シリーズ。第1作は2013年、第2作が2016年に公開されて大ヒットを記録しました。 「グランド・イリュージョン」シリーズの特徴はなんといっても、劇中にイリュージョンの種明かしが用意されていること。トランプマジックから大規模なイリュージョンまで、CGを多用するのではなく、実際にマジックを行って撮影しています。 すでに第3作の製作が決定しているこのシリーズ、今回は登場したトリックをネタバレありで解説していきます。加えてシリーズ概要や出演したキャスト、第3作の最新情報なども紹介。続編公開までに内容をおさらいしておきましょう!

映画「グランド・イリュージョン」シリーズとは

 

第1作『グランド・イリュージョン』(2013年)

第1作は『トランスポーター』シリーズのルイ・レテリエ監督がメガホンを取り、ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンら豪華キャストが集結しました。

搾取された金を盗んで人々の支持を集める4人のマジシャン“フォー・ホースメン”と、FBI捜査官の攻防が描かれます。

第2作『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016年)

第2作はハイテク企業の不正を暴くために表舞台に戻ってきた”フォー・ホースメン”が、謎の天才エンジニアの妨害に合い巨大な陰謀に巻き込まれて行くというストーリーでした。 前作のルイ・レテリエ監督に代わって『G.I.ジョーバック2リベンジ』のジョン・M・チュウ監督がメガホンを取り、アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイブ・フランコが再集結。 妊娠のため降板したアイラ・フィッシャーの代わりにリジー・キャプランが新たに加わり、4人の宿敵となる天才エンジニア役をダニエル・ラドクリフが演じました。 日本では2016年に公開されています。

フォー・ホースメンのメンバー&キャスト一覧

J・ダニエル・アトラス/ジェシー・アイゼンバーグ

第1作・第2作ともにフォー・ホースメンのリーダー、J・ダニエル・アトラスを演じたのはジェシー・アイゼンバーグ。『ソーシャル・ネットワーク』のマーク・ザッカーバーグ役の演技で、第83回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力派です。 最近では『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』でのレックス・ルーサー役で強烈な印象を与え、ウディ・アレン監督の『カフェ・ソサエティ』に主演するなど、今後も幅広いジャンルでの活躍が期待されています。

メリット・マッキニー/ ウディ・ハレルソン

フォー・ホースメンのメンタリスト、メリット・マッキニーを第1作から演じているのは、2017年に『スリー・ビルボード』のウィロビー保安官役でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたウディ・ハレルソン。 第2作では一人二役で、メリットの双子の兄弟チェイスも演じました。『シン・レッド・ライン』のケック役、『ノーカントリー』のカーソン・ウェルズ役、「ハンガー・ゲーム」シリーズのヘイミッチ役など、ちょっとクセのある個性的なキャラクターで、数々の作品に出演しています。

ジャック・ワイルダー/デイヴ・フランコ

第1作から登場するフォー・ホースメンのカード・マジシャン、ジャック・ワイルダーを演じたのはデイヴ・フランコ。第2作ではカード・マジシャンとしてもホースメンの一員としても急成長を遂げています。 チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル出演の人気コメディ『21ジャンプストリート』のエリック役で注目を浴びたデイヴ。2017年には兄のジェームズ・フランコが監督・主演を務めた『ディザスター・アーティスト』で共演もしており、注目度も上がってきています。

アイラ・フィッシャー/ヘンリー・リーブス

フォー・ホースメンの女性イリュージョニストで、アトラスの元アシスタント&彼女だったヘンリー・リーブス。演じたのアイラ・フィッシャーで、シリーズ1作目に登場し、2作目では妊娠・出産のため降板しています。 アイラ・フィッシャーは、2009年に『お買いもの中毒な私!』で主演を務めたオーストラリア出身の女優。私生活では2010年にイギリス人コメディアンのサシャ・バロン・コーエンと結婚、3人の子どもをもうけています。

ルーラ/リジー・キャプラン

第2作でアイラ・フィッシャーの後を引き継ぎ、フォー・ホースメン唯一の女性にしてイリュージョニストのルーラを演じたのは、『ミーン・ガール』で注目されたリジー・キャプランです。 第2作公開の同年、ロバート・ゼメキス監督、ブラッド・ピッド主演の戦争ロマンス映画『マリアンヌ』にブリジッド役で出演。2018年にはNetflix配信のSFスリラー『エクスティンクション 地球奪還』で、主人公の妻役を務めて活躍の幅を広げています。

その他の登場人物&キャスト一覧

ディラン・ローズ/マーク・ラファロ

第1作の追う立場から、第2作ではホースメンのメンター的存在になったFBI捜査官ディラン・ローズ。天才マジシャンのライオネル・シュライクを父に持つ、“5番目のホースメン”と呼ばれている人物です。

演じているのは「アベンジャーズ 」シリーズのハルク役で有名なマーク・ラファロ。『キッズ・オールライト』や『フォックスキャッチャー』などで数々の映画賞にノミネートされる実力派としても知られ、2015年にはアカデミー賞作品賞受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』でのマイク・レゼンデス役でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。

サディアス・ブラッドリー/モーガン・フリーマン

伝説のマジシャンにしてトリックを見破る天才、サディアス・ブラッドリー役を務めているのは、名優モーガン・フリーマン。第1作ではホースメン最大の敵として対峙し、第2作では再び彼らの前に立ちはだかりました。 『ドライビング Miss デイジー』と『ショーシャンクの空に』ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート、クリント・イーストウッド監督作『ミリオンダラー・ベイビー』のエディ役ではアカデミー賞助演男優賞を受賞。2009年の『インビクタス/負けざる者たち』では製作総指揮も務め、南アフリカ共和国大統領のネルソン・マンデラを本人かと思うほどそっくりに演じています。

アーサー・トレスラー/マイケル・ケイン

大富豪アーサー・トレスラーを演じたのは、イギリスのレジェンド俳優のマイケル・ケイン。第1作ではホースメンを支援していましたが、ホースメンによって暴かれた悪事で破滅。第2作で彼らに復讐する立場となって戻ってきました。 トビー・マグワイア主演映画『サイダーハウス・ルール』のウィルバー・ラーチ役でアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど、それまでにも数々の作品に出演。これらの功績を称えられ、英国女王エリザベス2世からナイトの称号を受けています。

ウォルター・メイブリー/ダニエル・ラドクリフ

第2作に初登場したウォルター・メイブリーはトレスラーの息子で、父のためにホースメンへの復讐を実行する天才エンジニア。演じたのは「ハリー・ポッター」シリーズのハリー役でおなじみのダニエル・ラドクリフです。 2001年から2011年の10年間をかけて、ハリー・ポッター役を務め切ったダニエル。それ以降も映画や舞台、テレビ出演など幅広く活動しており、今後も世界やジャンルを超えた活躍ぶりに期待していきたい俳優の一人です。

第1作『グランド・イリュージョン』のトリックネタバレ解説

第1作ではサディアス・ブラッドリーが、ホースメンのトリックの種明かしを担当しています。ホースメンのトリックをサディアスが詳しく種明かししてくれるので、とてもわかりやすい印象です。 最後に札になって空中に消えたホースメンのトリックは明らかにしていませんが、別の場所に瞬間移動しているように見えるので、これは事前に作った映像なのかも?しかし第1作の大ネタのトリックは実に壮大で、しかも胸がスッとするような鮮やかさがあり、これがスマッシュヒットを生み出した要因かもしれません。 それではホースメンが仕掛けた3つの大きなイリュージョンのトリックをネタバレ解説していきます。

イリュージョン①パリの銀行から金をアメリカの会場へ瞬間移動

一つ目はフォー・ホースメンとして初めて舞台に立ち、「パリの銀行から金を移動」させるイリュージョン。 客からランダムに選んだ男の銀行口座はフランス・パリの銀行で、なんとそこに男を瞬間移動させ、目の前で札束が天井に吸い上げられてラスベガスの会場の上から降ってくるのを見せるというもの。

実は、パリの銀行の金庫にあったのは一瞬で燃え尽きるフラッシュペーパーで出来た偽札。選ばれた男は事前に暗示で仕込まれており、会場の下に瞬間的に落とされただけ。予め現金輸送車の中で偽物とすり替えて盗んだ大量の札束が、そこからダクトを通じて会場の上にばら撒かれたのです。

イリュージョン②ニューオーリンズの災害被災者へ還付金をプレゼント

第2のイリュージョンの舞台はニューオーリンズ。ここでは観客たちに自分の預金残高を紙に書かせて、ライトを当てると残高が増えている!というマジックを披露します。

もちろん残高が増えているのは事前の仕込みですが、そのお金がどこから来たのかというと、ホースメンの支援者であるトレスラーの預金から。トレスラーの保険会社がニューオーリンズの災害で被災した人たちに保険支払いを拒否していた事実を暴き、彼の口座から被災者たちに預金を振り分けたのです。

イリュージョン③金庫に入った5億ドルをニューヨークの空へばらまく

ジャックが死守しようとした書類に記された「エルコーン社の金庫」には、5億ドルの金が入っていました。ホースメンはその金庫ごと盗んで、ニューヨークのファイブ・ポインツのビルの上からばらまき、自分たちも闇夜の空に消えるという壮大なイリュージョンを見せます。

FBIが駆けつけたトラックの金庫の中には大量の風船が!その間にホースメンはファイブ・ポインツのビルに向かっていました。実は盗まれたように見えた金庫の裏側には本物の金庫があり、ただ巨大な鏡で隠されていたのです。そしてそれを奪ったのは、死んだと思われていたジャックでした。

第2作『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』のトリックネタバレ解説

全米の興行収入としては前作を上回れなかった第2作。しかしマカオが前半メインの舞台でリー役を演じたジェイ・チョウが人気の中国では、大ヒットを記録しています。 日本でも前作の4億8000万円を超えて、5億5000万円の興行収入を記録した第2作ですが、イリュージョンがより派手になったというより、地道な努力による本物のマジックをこまめに見せてくれたといった印象です。第1作の物語の伏線を回収したため、ディランの父親の死や謎の組織「アイ」などのストーリー重視になったのことも一つの要因かもしれません。

イリュージョン①オクタ社からマカオへ瞬間移動

第2作ではダニエル・ラドクリフ演じる天才エンジニアのウォルターが敵役で登場。彼がCEOを務めていたオクタ社の陰謀を暴くためにプレゼンイベントを乗っ取る計画が、逆にジャックの生存やディランの正体が暴かれ、ホースメンもいきなりマカオへ瞬間移動させられてしまいます。

にわかには信じがたいマカオへの瞬間移動。これの種明かしは、別の脱出用シューターが用意され、ストロボによる「眠れ」という催眠術で眠らされてウォルターの自家用ジェットで移動しただけ。ウォルターにオクタ社のチップを盗むように命令されるホースメンですが、ダニエルが独断で引き受けてしまいます。

イリュージョン②チップ奪取のトランプマジック

ウォルターが盗まれたと主張する問題のチップは、入札を控えてマカオ科学センターに厳重に保管されていました。ちょうどトランプと同じ大きさと薄さのチップをカードの裏に貼り付け、ボディチェックを受ける間4人で巧みに受け渡していきます。 このマジックは実際に演じた俳優たちが行ったものだそうで、このためにカードの特訓も受けたとか。チップは金属で出来ているため、最後の金属探知機にはジャックの財布が戻される時に同時に飛ばすという離れ業も披露しています。

イリュージョン③ニューイヤーズ・イブのロンドンで死者を生き返らせる

ウォルターと対決するため、ロンドンでイリュージョンを行う予告を動画サイトに投稿したホースメンは、大晦日の深夜12時に「死者を生き返らせる」と明言。その前に各自がロンドンのあちこちでマジックのゲリラライブを行い、人々の注目を集めます。

ここでダニエルが披露した「雨粒を止めるイリュージョン」が大きな話題になりました。これは、ストロボライトと降雨機を使って瞬間的に止まったような目の錯覚を起こしたもの。本作でも大きな見どころの一つです。 そして最後の大仕掛は、ウォルターとトレスラーの親子を欺いて、テムズ川に集った観衆たちに彼らの悪事を明らかにすること。彼らにわざと捕まり、ジェット機で飛び立ったと思わせましたが、実は格納庫ごと飛行機をすり替えていました。“死者を生き返らせる”とは、世間に死んだと思わせ身を潜めていたウォルター自身の姿を晒すことだったのです。

続編『グランド・イリュージョン3』に関する最新情報

ジェシー・アイゼンバーグ『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』
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第2作の公開前にすでに第3作の製作が決定していたという「グランド・イリュージョン」シリーズ。第1作のルイ・ルテリエに代わって第2作でメガホンを取ったジョン・M・チュウ監督の続投が決定しています。 また、第3作でも引き続きボビー・コーエンとアレックス・カーツマンが製作を務めます。脚本は第1作と第2作を担当したエド・ソロモン、そして『カリフォルニア・ダウン』続編を手がけたニール・ワイドナーとギャビン・ジェームズの2人が執筆することが発表されました。 アイラ・フィッシャーとリジー・キャプラン以外のメインキャストは、第3作への続投が決定しているようです。公開日の正式発表はいまだありませんが、おそらく2019年後半になるのではないかという予測も。 加えて正式発表はなく噂の段階ではありますが、第3作にベネディクト・カンバーバッチの出演がささやかれているようです。ダニエル・ラドクリフのようにホースメンの敵役での出演になるのでしょうか?

「グランド・イリュージョン」シリーズはまだまだ続く!第3作に期待!

次はどんなイリュージョンで驚かせてくれるのか?

製作発表が早い段階であったものの、いまだ詳しい内容や公開日などの発表がなく焦らされている感のある『グランド・イリュージョン』第3作。しかしそれも次作のイリュージョン同様、どんなものになるのか楽しみにする期間と思えば待てるというもの! 第1作に比べて確かに興行収入の伸びがなかった第2作ですが、実際のマジックをできる限りCGなしで魅せるというチャレンジは功を奏していたように思います。ただし第3作へのプレッシャーも半端なく、第1作を上回る大ヒットが絶対条件となってしまいました。 CGありの度肝を抜くイリュージョンか、はたまたCGに頼らないリアルなマジックか、第3作の成功はそこも大きなポイントに。いずれにしもホースメンたちの新しいイリュージョンを純粋に心待ちにしていたいですね。