大人気ドラマ『ザ・ホワイトハウス』のキャストは今
1999年から2006年にかけて放送された人気海外ドラマ『ザ・ホワイトハウス』。ドラマはアメリカ大統領が住むホワイトハウスを舞台に大統領と周りのスタッフたちが、現実で本当に起きそうな問題に対処していく様子を描いたものです。
ドラマが終了してから10年が経った2016年、出演キャストの現在はどうなっているのでしょうか?
ジェド・バートレット/マーティン・シーン
ドラマでアメリカ合衆国大統領ジェド・バートレットを演じたのがマーティン・シーンです。彼は1940年8月3日生まれのオハイオ州出身の俳優。
彼が一躍脚光を浴びた作品は1979年の映画『地獄の黙示録』です。フランシス・フォード・コッポラが監督を務めた今作で、彼はウィラード大尉を演じました。
そして1999年から放送が開始されたドラマ『ザ・ホワイトハウス』でスターの座を確立。2006年にドラマが終了したのちにも多数の映画作品に出演しています。2012年から開始された映画「アメイジング・スパイダーマン」シリーズでは主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン(アンドリュー・ガーフィールド)を育てる叔父ベン・パーカーを演じました。
その他にも2006年の映画『ディパーテッド』ではビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)の上司クイーナン警部役、キーラ・ナイトレイが出演したことで話題となった2012年の映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』ではフランク・ペーターセン役で出演しました。76歳を迎えた2016年も精力的に活動している俳優です。
レオ・マクギャラリー/ジョン・スペンサー
首席補佐官として大統領を支えたレオ・マクギャラリーを演じたのはジョン・スペンサー。彼は1946年12月20日生まれのニューヨーク州出身の俳優です。
元々は舞台俳優だったジョンの映画デビュー作は1983年の映画『ウォー・ゲーム』でのジェリー役。その後1989年の映画『ブラック・レイン』ではオリヴァー役で出演を果たし、佐藤浩史を演じた松田優作と共演します。
自他ともに認めるブレイク作品は1990年の映画『推定無罪』。彼はラスティ・サビッチ(ハリソン・フォード)に協力する刑事リップランザーを演じ注目を集めました。
そして1999年から放送されたドラマ『ザ・ホワイトハウス』にはメインキャストの1人としてレギュラー出演を果たします。
しかし彼はシーズン7出演中の2005年に、突然の心臓発作のためこの世を去りました。
当時シーズン7はすでに放送されていましたが、この不幸を受けてストーリーが急きょ変更されることに。ドラマでレオ・マクギャラリーはジョン・スペンサーと同様、心臓発作に見舞われ亡くなっています。
ジョシュ・ライマン/ブラッドリー・ウィットフォード
レオの部下として活躍したジョシュ・ライマンを演じたのはブラッドリー・ウィットフォード。彼は1959年10月10日生まれのウィスコンシン州出身の俳優です。
『ザ・ホワイトハウス』でジョシュを熱演したブラッドリーは2001年から2003年までゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされます。
2006年にドラマが終了した後も、映画にドラマにと大活躍。2007年の映画『アメリカン・クライム』では検察官役、2011年のホラー映画『キャビン』ではスティーヴ・ハドリー役で出演を果たしました。
さらに2013年の映画『ウォルト・ディズニーの約束』では、脚本家のドン・ダグラディ役で出演。今作でエマ・トンプソン(P.L.トラヴァース)、トム・ハンクス(ウォルト・ディズニー)と共演を果たしました。
トビー・ジーグラー/リチャード・シフ
広報部長と国内政策担当大統領補佐官のトビー・ジーグラーを演じたのはリチャード・シフ。彼は1955年5月27日生まれのメリーランド州出身の俳優です。
『ザ・ホワイトハウス』出演以前から1995年の映画『セブン』にマーク役で出演、1997年の映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』にエディ・カー役で出演を果たすなど名脇役として活躍していました。
2006年にドラマが終了しても映画・ドラマに欠かすことはできない味のある脇役として多数の作品に出演しています。2008年にはダスティン・ホフマンとエマ・トンプソン共演の映画『新しい人生のはじめかた』にマーヴィン役で出演、スーパーマンをヘンリー・カヴィルを主演に迎えて実写化した2013年の映画『マン・オブ・スティール』にはエミール・ハミルトン博士役で出演していました。
サム・シーボーン/ロブ・ロウ
広報部次長兼大統領特別補佐官のサム・シーボーンを演じたロブ・ロウは1964年3月17日バージニア州出身の俳優です。
彼は1983年の映画『アウトサイダー』でソーダポップ・カーティス役を演じ一気にスターダムへ駆けあがります。その後もドラマ・映画に出演し続けドラマ『ザ・ホワイトハウス』では大統領を支える中心メンバーの1人サムを演じました。
2006年に『ザ・ホワイトハウス』出演後も彼の活躍は止まりません。2009年には映画『ウソから始まる恋と仕事の成功術』でブラッド・ケスラー役で出演、2014年の映画『SEXテープ』ではハンク役で出演しています。その他2006年から2010年にかけて放送されたドラマ『ブラザーズ&シスターズ』に共和党の上院議員ロバート・マキャリスター役で出演もしました。
CJ・クレッグ/アリソン・ジャニー
ホワイトハウス大統領報道官としてプレス会見を行うCJ・クレッグを演じたのはアリソン・ジャニー。彼女は1959年11月19日オハイオ州出身の女優です。
1989年にデビューした彼女が一躍注目を浴びたのがドラマ『ザ・ホワイトハウス』。今作で彼女は4度もエミー賞受賞を果たしました。もちろんドラマ終了後も彼女は大活躍続けます。
2012年にはエディ・マーフィー主演映画『ジャックはしゃべれま1,000』にジャック(エディ・マーフィー)の上司サマンサ・デイビス役で出演。2014年にはヒュー・グラント主演映画『Re:LIFE〜リライフ〜』にメアリー・ウェルドン教授役で出演を果たしました。
彼女の活躍は映画だけではありません。2014年にはコメディドラマ『Mom』でボニーを好演したことが評価されエミー賞助演女優賞を受賞。また同年にドラマ『Masters of Sex』にマーガレット・スカリー役でゲスト出演し、エミー賞ゲスト女優賞を受賞しました。2015年には『Mom』で7度目のエミー賞受賞を果たします。
マット・サントス/ジミー・スミッツ
マット・サントスを演じたジミー・スミッツは1955年7月9日ニューヨーク州出身の俳優です。
彼は2002年の映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』、2005年の映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でベイル・オーガナ元老院議員を演じたことで有名です。
ドラマ『ザ・ホワイトハウス』にはシーズン6から参加。彼はアメリカ合衆国初のヒスパニック系大統領マット・サントスを演じました。実はマットはアメリカ合衆国第44代大統領バラク・オバマがモデルとなっているそうです。ドラマ終了後もジミー・スミッツは映画にドラマにと精力的に活躍しています。
2010年には映画『愛する人』にカレン(アネット・ベニング)の夫となるパコ役で出演。2012年から2014年にかけてドラマ『サン・オブ・アナーキー』にネロ・パディラ役でレギュラー出演を果たしました。