2017年7月6日更新

『デクスター 警察官は殺人鬼』についてあなたの知らない10の事実

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デクスター

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表と裏の顔を持つ警察官が主人公のサスペンスドラマ『デクスター 警察官は殺人鬼』

『デクスター 警察官は殺人鬼』
『デクスター 警察官は殺人鬼』は、2006年にシーズン1が放送開始、2013年に終了したシーズン8まで制作された人気サスペンスドラマシリーズです。 マイアミ警察で優秀な血痕鑑識官という表の顔と、殺人衝動を抑えきれずシリアルキラーとして法で裁けない犯罪者を殺害してくデクスター・モーガンを主人公に、彼の周辺人物との関係や新たに現るシリアルキラーとの対立などを描いています。 そんな人気ドラマ『デクスター 警察官は殺人鬼』をより楽しむことができる10の事実をご紹介します。

1.病気を隠して撮影をしていたマイケル・C・ホール

『デクスター 警察官は殺人鬼』
シリーズを通して主人公のデクスター・モーガンを演じたのは、俳優のマイケル・C・ホールです。 実はホールは、2010年1月に悪性リンパ腫の一種であるホジキンリンパ腫を患っていました。しかしホールはこのことを発表せずにドラマの撮影を続けており、撮影が終了してから事実をしった共演者やスタッフを驚かせたそうです。 後にマイケルはガンから完全復活し、2017年現在も俳優として活動しています。

2.兄妹の関係で結婚して離婚していた?

主人公デクスターの義理の妹でマイアミメトロの警察官であるデボラを演じたのは、女優のジェニファー・カーペンターです。 劇中では兄妹の設定でしたが、この共演をきっかけにホールとカーペンターは交際を開始し、2008年12月31日に結婚しています。しかし2年後には破局、2010年12月には離婚しています。離婚後もドラマシリーズは続行いていたので、プライベート上の出来事にもかかわらず、二人はドラマの中では兄妹を演じ続けました。

3.デクスターの船は事故にあっていた

デクスターは‟スライス・オブ・ライフ”号という船を持っています。彼はこの船を使って、殺害した人物の遺体を海に沈めて息していますが、撮影中一度この船が事故に遭ったことがありました。 運転していたデクスター役のホールが船を桟橋にぶつけてしまい、事故の損傷の修理代として8000ドル(約91万円)ほどかかったそうです。

4.デクスターの愛称に隠された秘密

『デクスター 警察官は殺人鬼』
エンジェル・バチスタは、マイアミメトロでのデクスターの同僚で、血痕鑑識官としての彼の力量を誰よりも認めている存在です。 エンジェルはデクスターのことを‟ソシオ”と呼ぶことがありますが、この言葉には2つの意味があります。スペイン語で‟ソシオ”とは、‟仲間”や‟パートナー”という意味になります。しかし英語では人格異常者を意味する‟ソシオパス”を連想させる言葉でもあるのです。

5.デクスターの名前に隠された秘密

『デクスター 警察官は殺人鬼』
主人公の名前である‟デクスター”は、ラテン語で‟右手”を意味します。そして、反対に‟左手”を意味するラテン語は‟シニスター”です。 これは、温厚な警察官であるデクスターの隠されたダークサイドである殺人者としての部分を、右手と左手を意味する言葉を使って表現している名前なのです。原作者であるジェフ・リンジーも、デクスターの名前は、普段は表に出ているシニスターの反対側を表していることから選んだと語っています。

6.ドラマの撮影はマイアミではなかった

ドラマの舞台はフロリダのマイアミという設定ですが、実際に撮影が行われた現場はほとんどカリフォルニアのロングビーチでした。 室内シーンの撮影はサンセットブルバードにあるスタジオで行われ、外観が必要な時はマイアミで別撮りされた風景を編集で付け加えて、マイアミの雰囲気を作り出していたそうです。

7.デクスターの偽名に関するトリビア

『アメリカン・サイコ』
劇中でデクスターは偽名を使うことがありますが、その名前のほとんどが作家のブレット・イーストン・エリスに関するものです。 例えば、彼が精神安定剤を購入する際に使った‟パトリック・ベイトマン”という名前はエリスの小説『アメリカン・サイコ』の主人公の名前ですし、精神科に通院したときに名乗った‟ショーン・エリス”という名前は、エリス自身の名前と、エリスの小説『ルールズ・オブ・アトラクション』の主人公の名前を組み合わせています。

8.デクスターが殺したのは何人?

シリーズを通して、デクスターが殺した人物は117人に及ぶそうです。 表の顔は血痕鑑識官であるデクスターは、殺害する際に、被害者の血液を採取してスライドにしコレクションしています。このスライドは彼の自宅のエアコンカバーに隠されており、一度は45枚ありましたが、隠し場所が破壊されてしまったため43枚に減ってしまいました。

9.デクスターに関する統計学

『デクスター 警察官は殺人鬼』
デクスターの動向をもとに計算すると、彼は平均して一ケ月に一人を殺害しています。2006年から2013年までマイアミでは年間59~79件の殺人事件が起きていたので、彼は殺人事件全体の15~20%を起こしていたことになります。 しかし、デクスターによる被害者たちのほとんどは、行方不明者として発表されています。

10.本当に警察官だったエンジェル

デクスターの同様で理解者のエンジェルを演じたのは、俳優のデヴィッド・ザヤスです。 ザヤスは若い時にアメリカ空軍に入隊しており、除隊後本当にニューヨーク市の警察官として勤務していた時代がありました。その後俳優に転身しますが、彼の警察官としての演技は実体験に基づいています。