『仮面ライダーBLACK(ブラック)』とは?
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1981年に終了した『仮面ライダースーパー1』以来、6年の歳月を経て1987年(昭和62年)に『仮面ライダーBLACK』がスタートします。原作者の石ノ森章太郎が「仮面ライダー0号』をイメージして作り上げたヒーローです。
しかも、石ノ森章太郎は漫画も発表していますから、生前に直接関わった最後の「仮面ライダー」ものとも言えます。デザインも原点に返って、かなりバッタを意識したものになっています。
倉田てつを演じる南光太郎は本作に引き続き『仮面ライダーBLACK RX』でも主人公になったほどの人気ぶりです。いわゆる若手のイケメンを主人公に据えたのもこのシリーズからだと思われます。
『仮面ライダーBLACK RX』放映中に昭和から平成に変わりますが、本作は「平成ライダー」には数えられておらず、昭和最後のライダーという位置づけになっています。
『出典: www.amazon.co.jp』のあらすじ
仮面ライダーBLACKこと南光太郎は悪の結社ゴルゴムを倒して、心も体も傷つきながらも平穏な日々を過ごしていました。突如クライシス帝国と名のる武装集団が現れ、南光太郎を拉致します。
司令官のジャーク将軍は光太郎に人類の抹殺を要求しますが、光太郎は当然、拒否。BLACKへの変身機能を破壊されて宇宙空間へ放り出されてしまいます。
光太郎の体内に埋め込まれた「太陽の石(キングストーン)」が太陽エネルギーを吸収し、彼を仮面ライダーBLACK RXに転生させます。かくしてクライシス帝国との闘争が始まります。
登場人物とキャスト
南光太郎/倉田てつを
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『仮面ライダーBLACK』と本作の主人公です。前作で悪の結社ゴルゴムに捕らえられ、「ブラックサン」へと改造手術を施されてしまいます。
脳手術を受ける前に救出され、「仮面ライダーBLCK」としてゴルゴムとの闘争を自らの任務とします。ゴルゴム壊滅後は「仮面ライダーBLACK RX」としてクライシス帝国と戦います。
熱血漢で正に昭和の正義のヒーローという性格ですが、ほぼ同時期に放送していた、とんねるずの『仮面ノリダー』によってパロディー化されてしまったようです。
白鳥玲子/高野槇じゅん(澄川真琴)
南光太郎のガールフレンドで、カメラマン。物語中盤で光太郎がRXであることを知り、協力するようになるほど肝が据わっています。
演じるのはJAC(ジャパンアクションクラブ)出身の高野槇じゅん(澄川真琴)で、『デビルマン』のOVA作品の声優などもやっていた女優です。
佐原俊吉/赤塚真人
光太郎の叔父であり、光太郎がパイロットとして勤務する航空会社の社長です。南光太郎が仮面ライダーBLACK RXであることを知らずに、光太郎とRXを支援する、いわば「おやっさん」的存在と言えます。
演じるのは『幸せの黄色いハンカチ』、『男はつらいよ 知床慕情』などでもお馴染みの名脇役、赤塚真人です。
霞のジョー/小山力也
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クライシス帝国に改造された人間だが、過去の記憶を一切失っています。実はクライシスが放った刺客で、霞流拳法の使い手だったのです。
洗脳が解けてからは光太郎たちと仲間になり、そのひょうきんで大ざっぱな性格で場をなごませます。演じるのは『24』のジャック・バウアーの吹き替えで有名な小山力也です。
諜報参謀マリバロン/高畑淳子
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クライシス帝国の四大隊長の1人です。熟達した妖術師かつ女戦士で、ジャーク将軍から厚い信頼を受けています。
女優のみならず声優としても活躍していた高畑淳子が演じました。
歴代ライダーで最強?!仮面ライダーBLACK RXの能力と装備
太陽の石(キングストーン)
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南光太郎は身体を改造されたとき、体内に「太陽の石(キングストーン)」を埋め込まれ、それが仮面ライダーへの変身を可能にしています。
ところが、この石には、どんなときでも体力を回復させる再生能力が備わっているのです。
リボルケイン
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剣のようなスティック状の装備、リボルケインを使ったリボルクラッシュは最強の必殺技です。これで串刺しになった標的は爆死します。
マクロアイ
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BLACKのマルチアイがさらに強化されて、ほとんど透視能力を備えてしまっています。
ほとんど反則技です。
アクロバッター
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仮面ライダーBLACKの愛車であり、相棒であったバトルホッパーの後継機。生命体という設定で、感情も有しているらしいです。
これらのバイクはBLACK(RX)のヒロインとも見なされていて、ファンの間で人気も高いのです。
ライドロン
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RXはライダーですが、四輪車にも乗ります。クライシス帝国を裏切ったワールド博士の設計を基に作られたもので、光太郎=RXと会話もできるスーパーマシンです。
感情をもっているアクロバッターがこのマシンの登場に嫉妬するのも、カワイイですね。
RXの変形バリエーション
ロボライダー
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「悲しみの王子」、「炎の王子」の異名をもつRXの変形体です。佐原俊吉の娘の死を目撃した悲しみにキングストーンが呼応して、生まれた形態と言われます。
金属の装甲で覆われていて、耐久性に優れ、炎をエネルギーに変換することも可能です。
ボルティックシューターと呼ばれる銃を武器にしていますが、銃をもつライダーは歴代初になります。
バイオライダー
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「怒りの王子」とも呼ばれるRXの変形体。マリバロンの策略で、ロボライダーが電磁処刑室に閉じ籠められた際に感じた、激しい怒りにキングストーンが反応して生まれた形態です。
液状に変形することができ、物理攻撃が全く効きません。また、呪い、魔術などの精神攻撃も無効にしてしまいます。しかも、小さくなって敵の体内に入って攻撃することも可能なのです。
バイオブレードという細身の剣を武器として使用します。
異次元から現れた悪の軍団、クライシス帝国
クライシス皇帝/(声)納谷悟朗
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怪魔界を支配し、全能の神と畏怖される皇帝。最終話でその姿が初めて現れます。体中に生えた無数の棘から触手を出して相手を捕らえ、破壊光線を発します。
仮面ライダーシリーズの歴代悪の首領を担当した納谷悟朗が、声を当てています。
ジャーク将軍/(声)加藤精三(柴田秀勝)
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クライシス帝国軍の最高司令官であり、地球攻撃の責任者です。部下に対しては厳しくある反面、公正でもあり、それゆえ部下に慕われます。
四大隊長を従えますが、ダスマダー大佐が登場してからは部下たちをかばうことが多くなりました。写真最後部の黄金仮面の人物がジャーク将軍です。
ダスマダー大佐/松井哲也
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地球侵略が遅々として進まないことに業を煮やした皇帝が送り込んだ査察官。皇帝の名の下に部下を処罰する権限をもっています。
また、RXと度々直接対決しており、単なる査察官ではない面も見せていました。物語終盤で実はクライシス皇帝の分身であることが明かされます。写真最後部で剣を構えている人物がダスマダー大佐です。
四大隊長
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諜報参謀マリバロンをはじめとする地球侵攻軍の実行隊長たち。マリバロン以外のメンバーは、海兵隊長ボスガン(声:飯塚昭三)、機甲隊長ガテゾーン(声:高橋利道)、牙隊長ゲドリアン(声:新井一典)です。
功を焦って、互いに足を引っ張り合うことが多いのですが、ダスマダー大佐の登場以降は結束しました。写真手前に並んだ4人が四大隊長です。
シャドームーン
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『仮面ライダーBLACK』時代からの南光太郎のライバル。
元々は光太郎の親友であった秋月信彦でしたが、「月の石」を体内に埋め込まれ、「シャドームーン」として「ブラックサン」に敵対するように洗脳されました。
ブラックサン(=仮面ライダーBLACK)と同等の能力をもっているのですが、前作で死亡したと見なされていました。『仮面ライダーBLACK RX』第21話で復活し、再度、南光太郎と激突します。