2017年7月6日更新

海外ドラマ『TABOO』の製作・キャスト陣がすごい!ストーリーも紹介【トム・ハーディ主演】

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taboo トム・ハーディ
(C) Taboo Productions Limited 2017

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トム・ハーディ主演、リドリー・スコット製作の海外ドラマ『TABOO』

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を主演したトム・ハーディと『ブレードランナー』を監督したリドリー・スコットがタッグを組んだ新作が登場です。 はてさてどんな映画かと思いきや、なんとテレビドラマだというから驚きです。リドリー・スコット自身が新しく立ち上げたプロダクションにて製作されたハイクオリティドラマ、『TABOO』についての気になる情報をお届けします。

『TABOO』のあらすじは

taboo
(C) Taboo Productions Limited 2017

ドラマの舞台は18141年のロンドン。この街に死んだとされていたジェームズ・キザイア・ディレイニーという男が現れるところから物語は始まります。彼は父親を殺した相手に復讐するため、アフリカから不正にダイアモンドを入手して帰国してきたのでした。 ジェームズが戦いを挑んだ相手はイギリス東インド会社です。同社は、ジェームズの父が北アメリカに保有していた土地の価値を知り、ジェームズの異母妹であるジルファから土地を売却しようとしているところでした。しかし、イギリス東インド会社だけでなく政府までもが、ジェームズの財産をねらって手段を選ばず仕掛けてきます。 そしてジェームズ自身も誰にも明かすことできない秘密を抱えていました。

『TABOO』を彩る豪華な出演者たち

ジェームズ・キザイア・ディレイニー/トム・ハーディ

本作の主人公で、父の復讐に燃える男、ジェームズを演じるのはトム・ハーディです。ジェームズは、イギリス東インド会社に、保有する土地を狙われて殺された疑いのある父の復讐に燃える男です。ワイルドな魅力には定評があるトム・ハーディが、どんな風にジェームズを演じるのか??は見所の一つでしょう。 トム・ハーディが映画デビューを果たした作品は、実は2001年にリドリー・スコットが監督した『ブラックホーク・ダウン』でした。以降、映画の他にも舞台俳優としても活動してきましたが、2010年『インセプション』に出演したことで国際的にその名を知られるようになります。 2015年、暴走族がはびこる近未来を舞台にした人気アクション映画『マッドマックス』シリーズの最新作である『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では主人公マックス役を熱演しています。

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スチュアート・ストレンジ/ジョナサン・プライス

イギリス東インド会社の幹部、スチュアートを演じたのはジョナサン・プライスです。スチュアートはロンドン、そして海外で自分の欲望を全て叶えてきた男です。そして、自身の帝国を築くという野望に燃えていますが、その目標はジェームズの登場によって大きく揺れ動くこととなります。 舞台俳優としてキャリアをスタートしたプライスは、1977年にブロードウェイデビュー、数々の賞を受賞し、俳優として注目されるようになります。1976年に『さすらいの公開』で映画デビュー。映像分野に活動の幅を広げるようになりました。 1985年に、情報統制が徹底された架空の世界を舞台にしたSFカルト映画『未来世紀ブラジル』で主演を務め、その演技が国際的に評価されました。 2009年には、大英帝国勲章コマンダーを送られたジョナサン・プライス。イギリスを代表する名優として現在も活躍しています。

ブレイス/デヴィッド・ヘイマン

ディレイニー家の下男、ブレイスを演じるのはデヴィッド・ヘイマンです。ジェームズ、そして彼の父にも忠実に使えていた下男で、幼いジェームズと遊んでいた際に右膝を負傷しており、その傷は今でも癒えていません。ディレイニー家に隠された秘密を固く守っている存在でもあります。 ヘイマンの代表作としては1986年の『シド・アンド・ナンシー』、1987年の『戦場の小さな天使たち』での演技などが有名でしょう。2008年には、ユダヤ人の強制収容所をテーマにした映画『縞模様のパジャマの少年』にパヴェルというユダヤ人の役で出演しました。 俳優のジェームズ・マカヴォイが才能を発掘したこともよく知られているヘイマン。マカヴォイが通っていた学校でたまたまヘイマンが講義を行っていて、彼の経歴に興味を持ったマカヴォイが1995年の『ザ・ニアー・ルーム(原題)』のオーディションを進めたそうです。

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ジルファ・ギアリー/ウーナ・チャップリン

ジェームズの異母妹、ジルファを演じるのはウーナ・チャップリンです。ジルファはジェームズの父親が二度目の結婚の際に授かった子供です。自身の美しさを引き立てるような衣装に身を包み、貞淑な妻を装っていますが、その実悪魔のような激しい本性を隠している女性でもあります。 スペイン出身の女優である彼女は、その名前からわかるように、伝説のコメディアン、チャーリー・チャップリンの孫にあたります。また、彼女はアメリカの劇作家ユージン・オニールの曾孫でもあるという芸術一族の生まれでもあり完全なサラブレッド女優と言えますね。 2007年にイギリスの王立演劇学校を卒業した彼女は、短編映画やテレビドラマを中心に活動していました。2012年に、人気ファンタジードラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』にタリサ・マイギア役で出演し、国際的にも注目を浴びるように。

ダムバートン/マイケル・ケリー

医師ダムバートン役を演じるのはマイケル・ケリーです。ダムバートンは、銀縁の丸メガネをかけた医師ですが、実は大戦当時のイギリスとアメリカの命運を握る存在であったスパイ達のネットワークに通じている重要存在。 俳優、そしてミュージシャンとしての側面も持っているケリーは、数々の映画やテレビドラマに出演しています。中でも彼の代表作といえば、2013年から続いている人気ドラマシリーズ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』でしょう。 『ハウス・オブ・カード』でのマイケル・ケリーは、ケヴィン・スペイシー演じる目的のためには手段を選ばない議員・フランクの右腕で、彼のためには殺人すらも厭わない第一秘書・ダグラスを演じていて、物語に欠かせない存在感を発揮しています。

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『TABOO』の監督を務めるのはリドリー・スコット

本作で監督を務めるのは、なんとあのハリウッドの巨匠リドリー・スコット。 テレビディレクター、CMディレクターとしての経歴を経て、映画業界に進出したリドリー・スコットは、1977年に『デュエリスト/決闘者』を制作。デビュー作でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞します。 1982年の『ブレードランナー』では、映像化不可能と言われた原作のSF世界を見事に表現し、SF映画の金字塔と呼ばれる作品に仕上げました。 2000年には、巨額の制作費と宣伝費をかけ、古代ローマの健闘士をテーマにした『グラディエーター』を監督。その年のアカデミー賞で作品賞を受賞しています。 そんな彼は2003年にナイトの称号も与えられており、映画監督としては不動の地位を築いた存在です。 映画一筋のリドリー・スコットがドラマを監督するなんて、今現在の海外ドラマの注目度の高さを証明する事件でしょう。 イギリス初のハイクオリティドラマを制作するために自ら立ち上げた制作会社で制作し、駆け出しの彼がセット・デザイナーとして入社したBBCで放送された本作は見逃すことができない一作です。

ストーリーの鍵となっているイギリス東インド会社とは?

イギリス東インド会社とは、17世紀から19世紀半ばにかけて、アジア地域との交易を行っていた会社です。一企業にも関わらず、アジア貿易の独占権を認められていたことで知られています。 ドラマ中で東インド会社は、ジェームズが敵対する巨大組織として、そして当時の社会にはびこる凶悪な存在として描かれています。本作が人気を博すことで、「イギリス東インド会社のネガティブなイメージを大衆に植えつけてしまうのではないか?」と危惧している経済学者や歴史学者もいるようです。

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『TABOO』日本での放送・配信は?

taboo
(C) Taboo Productions Limited 2017

ドラマ『TABOO』は2017年四月より、スターチャンネルで日本国内の放送がスタートします。字幕版は4月25日より、吹き替え版は5月4日から放送開始です。 有料チャンネルでの放送になりますが、初回1話は無料視聴が可能なのでぜひチェックしてみてください。

すでにシーズン2が制作決定!

すでにアメリカとイギリスでは全8話で構成されているシリーズ1の放送が終了しています。その反響は大きく、熱狂的なファンを生み出しました。 BBCと共同でドラマを制作しているアメリカのFX局によると、初回放送の視聴者数は343万人に至ったそうです。 すでに第二シリーズの制作は発表されていますが、脚本家であるスティーブン・ナイトは第三シリーズまでを想定しているらしく、さらなる続編も期待できそうです。