吉良吉影、平穏を好む「ジョジョ4部」の殺人鬼の正体とは?

2017年7月31日更新

「ジョジョ」シリーズと言えば一味違った敵キャラにシビれるのも醍醐味の一つです。「ジョジョ4部」に登場する吉良吉影もまた、カッコいいスタンド、印象的な名言と人気が高い敵キャラでしょう。今回は吉良のに関するあれこれをご紹介します。

吉良吉影、同僚からも評価されるサラリーマン、その正体は!?

吉良吉影は「ジョジョ第4部」に登場するスタンド使い。杜王町に住む33歳のサラリーマンで、仕事の能力も高く、周囲からの評判も上々。ですが、その正体は15年前の杉本鈴美の事件から始まった杜王町連続殺人事件の犯人でした。

モナリザで興奮するヤバイやつ、吉良吉影

吉良は女性のきれいな手にフェティシズムを持っており、作中では同僚の誘いを断って被害者女性の手首と昼食をとるというおぞましいシーンも描かれています。また、初めてモナリザを鑑賞したとき、その美しい手を見て勃起したというエピソードも本人の口から語られています。

「吉良吉影は静かに暮らしたい」で描かれた殺人鬼の意外な一面

吉良は異常な性癖を持ち、欲求のためには殺人を厭わないサイコキラーですが、それ以外の部分では杜王町での普通の生活を愛し、心の平穏を求める男です。事件が解決に向けて動き出すエピソードは「吉良吉影は静かに暮らしたい」と題され、そんな吉良の人物像が徐々に明らかになっていきました。 このシンプルかつ核心を突いたタイトルはジョジョ読者に親しまれ、「○○は静かに暮らしたい」としばしばパロディに使われています。

「川尻浩作」として潜り込んだ偽物の家族

吉良は承太郎たちに連続殺人犯であることを見抜かれ、逃亡生活を余儀なくされます。その道中、自分と背格好が近い川尻浩作を捕まえ、顔を入れ替える能力のスタンド使い辻彩を脅迫して浩作に成りすまします。浩作には家族がいたため、妻のしのぶと息子の早人と偽物の生活を続けることになります。 結果的には、息子の川尻早人がいち早く偽の父親であることを見抜き、鉄壁に思われた第三の爆弾「バイツァ・ダスト」を破られるきっかけになりました。

「ジョジョ4部」屈指の強力なスタンド・キラークイーン

【破壊力 - A / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - A】(コミックス出典) 猫のような顔をした人型のスタンドで、三つの爆弾の能力を使いこなします。自身の近接戦闘能力も高く、仗助のクレイジーダイヤモンドと渡り合うほど。敵スタンドながらデザインが秀逸で、背中を反らせながら指を突き上げるポーズはジョジョ立ちの中でも人気があるのではないでしょうか。 スタンド名の「キラークイーン」とその能力名の由来はそれぞれ、イギリスのロックバンドクイーンの楽曲名。

触れたものを爆弾に変える第一の爆弾

第一の爆弾はキラークイーンの手に触れたものを爆弾に変える能力。指先のスイッチを押すことで自在に爆発させる、あるいは、爆弾に触れた人物を爆破するトラップに使うこともできます。1つずつしか爆弾にできないという欠点がありますが、一瞬で勝負を決めることができる強力な能力です。

左手から射出する第二の爆弾「シアーハートアタック」

【破壊力 - A / スピード - C / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - A】 殺人犯であることを突き止められ、承太郎たちと対峙したときに登場したのが第二の爆弾「シアーハートアタック」。前面にドクロをあしらった小型の戦車のような見た目で、キラークイーン本体の左手から射出する遠隔操作型のスタンド。熱を探知して対象を自動追尾し、触れたものを爆発させます。

追い詰められて新たに発現した第三の爆弾「バイツァ・ダスト」

【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - A】 何とか逃げ延びた吉良はその姿を川尻浩作に変えますが、さらに追い詰められていきます。そんな時、ひとりでに動き出したスタンド使いを生み出す矢に再び貫かれ第三の爆弾「バイツァ・ダスト」が発現します。 バイツァ・ダストは吉良の情報や正体を知るスタンド使いではない人間に憑依させることで、その人物から情報を得ようとする者、あるいは、憑依したキラークイーンの姿を見た者を爆殺します。そこから時間を1時間ほど巻き戻し、対象者の爆死以外のあらゆることをなかったことにする能力です。 息子の早人から情報を引き出そうとした岸辺露伴は、一度はバイツァ・ダストの餌食になってしまいました。

意外と汎用性が高い? 殺人鬼・吉良吉影の名言

「わたしは人を殺さずにはいられないというサガを背負ってはいるが……幸福に生きてみせるぞ!」

吉良吉影のキャラクターがよく出た名言。広瀬康一のスタンドエコーズとの闘いの最中、その心情を吐露したセリフです。吉良は殺人をするという欠落がありながらもそれをポジティブに捉えていることが魅力です。

「質問を質問で返すなあーッ!!」

浩作として大人しく生活している間、殺人衝動を抑えきれなかった吉良は電車で会ったカップルの彼氏を爆殺してしまいます。吉良は殺人の直後、彼女に名前を聞くという吉良の支離滅裂な行動をとります。動転した彼女は「あたしの彼を…いったい?」と聞き返し、それに激高した吉良のセリフがこのセリフです。 吉良のような殺人鬼のセリフですが、日常でも使いたい時がありそうな名言です。

吉良吉影は4部以外にも登場!

杜王町パラレルワールドの第8部『ジョジョリオン』

杜王町を舞台にしたパラレルワールドである第8部にも吉良吉影の名前で登場します。29歳の故人で、自分の美しい手に執着する船医として描かれています。 スタンドも同じくキラークイーン。8部ではシアーハートアタックと触れると爆発するシャボン玉を飛ばすという二つの能力を持っていました。

荒木飛呂彦の短編集に収録「デッドマンズQ」

荒木飛呂彦の短編集『死刑執行中脱獄進行中』に収録されているジョジョシリーズ外伝「デッドマンズQ」では吉良吉影の霊が主人公。スタンド能力と記憶を失った吉良の幽霊が、4部同様心の平穏を求めて暮らすさまが描かれています。

アニメ版吉良吉影を声優・森川智之が熱演!

吉良を演じた森川智之は『戦国BASARA』の片倉小十郎、『ONE PEACE』では魚人族のはっちゃんと神エネルを演じています。2016年には病気療養中であった藤原啓治の代役として、『クレヨンしんちゃん』野原ひろし、『交響詩篇エウレカセブン』のホランドの役も受け持ちました。洋画の吹き替えも務めている経験豊富なベテラン声優です。 吉良役では狂気を狂気と思わない吉良の異常性が見事に再現されており、その悪役っぷりが光ります。

「吉良吉影を実写化するなら北村一輝しかいない!」との声多数

「ジョジョ4部」といえば2017年に『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』と題して実写映画が公開されていますが、続編となれば一章では登場しない予定の吉良吉影にも出番があるかもしれません。そんな吉良役には「北村一輝がいい」という声が多いようです。彫りの深い端正な顔立ちはそれこそ「ジョジョ」シリーズに登場しそうです。

今回は「ジョジョ」シリーズを代表する名悪役のひとり、吉良吉影を紹介しました。実写で吉良を見るためにも、まずはファンとしてジョジョの映画を盛り上げていきましょう!