2020年2月25日更新

「ジョジョ 4部」吉良吉影を解説!平穏を好む殺人鬼の正体とは

ジョジョ 吉良吉影 サムネイル

「ジョジョ」シリーズと言えば一味違った敵キャラにシビれるのも醍醐味の1つです。「ジョジョ4部」に登場する吉良吉影もまた、人気が高い敵キャラでしょう。今回は彼について、名言やスタンド能力、第8部についてなど徹底解説します。

目次

『ジョジョの奇妙な冒険』吉良吉影は同僚からも評価されるサラリーマン!その正体は!?【ネタバレ注意】

吉良吉影は『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使い。杜王町に住む33歳のサラリーマンで、仕事の能力も高く、周囲からの評判も上々。ですが、その正体は15年前の杉本鈴美の事件から始まった杜王町連続殺人事件の犯人でした。 本記事ではそんな杜王町のサイコキラー、吉良吉影について徹底解説します。 ※本記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

異常性癖を持つ吉良吉影、モナリザを鑑賞して興奮!?

吉良は女性のきれいな手にフェティシズムを持っており、作中では同僚の誘いを断って被害者女性の手首と昼食をとるというおぞましいシーンも描かれています。 また、初めてモナリザを鑑賞したとき、その美しい手を見て勃起したというエピソードも本人の口から語られました。

サイコキラーの吉良吉影は、杜王町での静かな暮らしを追い求める

吉良は異常な性癖を持ち、欲求のためには殺人を厭わないサイコキラーですが、それ以外の部分では杜王町での普通の生活を愛し、心の平穏を求める男です。 事件が解決に向けて動き出すエピソードは「吉良吉影は静かに暮らしたい」と題され、そんな吉良の人物像が徐々に明らかになっていきました。 このシンプルかつ核心を突いたタイトルはジョジョ読者に親しまれ、「○○は静かに暮らしたい」としばしばパロディに使われています。

一家の父を殺して入れ替わり、偽物の家族を演じる!

吉良は承太郎たちに連続殺人犯であることを見抜かれ、逃亡生活を余儀なくされます。その道中、自分と背格好が近い川尻浩作(かわじりこうさく)を捕まえ、顔を入れ替える能力のスタンド使い辻彩(つじあや)を脅迫して浩作に成りすましました。浩作には家族がいたため、妻のしのぶと息子の早人(はやと)と偽物の生活を続けることになります。 結果的には、息子の早人がいち早く偽の父親であることを見抜き、鉄壁に思われた第三の爆弾「バイツァ・ダスト」を破られるきっかけになりました。

吉良吉影が操るスタンドはキラークイーン!対象を爆弾に変える強力な能力

【破壊力 - A / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - A】(コミックス出典) 猫のような顔をした人型のスタンドで、3つの爆弾の能力を使いこなします。自身の近接戦闘能力も高く、仗助のクレイジーダイヤモンドと渡り合うほど。敵スタンドながらデザインが秀逸で、背中を反らせながら指を突き上げるポーズはジョジョ立ちの中でも人気があるのではないでしょうか。 スタンド名の「キラークイーン」とその能力名は、イギリスのロックバンド、クイーンの楽曲名が由来となっています。

触れたものを爆弾に変える第一の爆弾

第一の爆弾はキラークイーンの手に触れたものを爆弾に変える能力。指先のスイッチを押すことで自在に爆発させる、あるいは、爆弾に触れた人物を爆破するトラップに使うこともできます。 1つずつしか爆弾にできないという欠点がありますが、一瞬で勝負を決めることができる強力な能力です。

左手から射出する第二の爆弾「シアーハートアタック」

【破壊力 - A / スピード - C / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - A】 殺人犯であることを突き止められ、承太郎たちと対峙したときに登場したのが第二の爆弾「シアーハートアタック」。 前面にドクロをあしらった小型の戦車のような見た目で、キラークイーン本体の左手から射出する遠隔操作型のスタンド。熱を探知して対象を自動追尾し、触れたものを爆発させます。

追い詰められて新たに発現した第三の爆弾「バイツァ・ダスト」

【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - A】 何とか逃げ延びた吉良はその姿を川尻浩作に変えますが、さらに追い詰められていきます。そんな時、ひとりでに動き出したスタンド使いを生み出す矢に再び貫かれ第三の爆弾「バイツァ・ダスト」が発現します。 バイツァ・ダストは吉良の情報や正体を知るスタンド使いではない人間に憑依させることで、その人物から情報を得ようとする者、あるいは、憑依したキラークイーンの姿を見た者を爆殺します。そこから時間を1時間ほど巻き戻し、対象者の爆死以外のあらゆることをなかったことにする能力です。 息子の早人から情報を引き出そうとした岸辺露伴は、一度はバイツァ・ダストの餌食になってしまいました。

第8部『ジョジョリオン』に登場する吉良吉影は何者?

「ジョジョ」シリーズの8部にあたる作品『ジョジョリオン』にも、吉良吉影の名を持つキャラクターが登場します。しかし、遺体として発見されるのが初登場であり、既に故人です。 『ジョジョリオン』の吉良吉影は1982年生まれの29歳で、船医でした。人をそそのかして奇行に走らせるといった、人を従わせる力を持っています(スタンド能力ではなく、人格による説得力や迫力に近い力)。 性格は自己愛が強く、自分の美しい手に非常に執着心がありました。母が吉良・ホリー・ジョースターで、妹は虹村京です。7部『スティール・ボール・ラン』の主人公ジョニィ・ジョースターの子孫であるため、東方家とは遠い親戚にあたります。

「ジョジョ 4部」の吉良吉影との違いは?

4部吉良吉影との違いは多々あります。名前とスタンドは同じですが、性格や容姿や社会的ステータスは大きく異なります。 まず、職業が異なります。8部の吉良は船医だったので、文学部を卒業してサラリーマンだった4部の吉良とは大学での専攻も異なっていました。また、善良さの度合いも差があります。自分のための殺人を全く厭わなかった4部の吉良に対して、8部の吉良はスタンド能力を使って他人を治療する場面もありました。 そして、主人公たちと血縁や親交があったかどうかが大きな違いです。4部の吉良は仗助たちと血縁でも交友関係でも繋がっていませんでしたが、8部の吉良は先述の通り、東方家と血縁関係にあります。

東方定助とは「半分本人」という奇妙な関係!?

東方定助は、空条仗世文の体に8部の吉良吉影の体が半分混ざった状態の人物です。ですから、東方定助と8部の吉良吉影の「関係」は、「半分は本人」だといえます。 空条仗世文は、過去に吉良吉影の治療によって助けられた少年でした。吉良吉影は病気の母を助けるために有効なロカカカの実を求め、吉良に感謝していた仗世文は彼に協力します。2人は戦いを経てロカカカの実を手に入れました。 そして実を食べた効能と、大地震で地面に飲み込まれた部分の「壁の目」の力によって、2人の体は合体してしまいました。 東方定助は、記憶が戻っていない状態でも吉良吉影の意思を受け継いでいました。東方仗助の中には吉良吉影と空条仗世文の2つの肉体と精神が宿っています。

意外と汎用性が高い? 殺人鬼・吉良吉影の名言

「わたしは人を殺さずにはいられないというサガを背負ってはいるが……幸福に生きてみせるぞ!」

吉良吉影のキャラクターがよく出た名言。広瀬康一のスタンドエコーズとの闘いの最中、その心情を吐露したセリフです。吉良は殺人をするという欠落がありながらもそれをポジティブに捉えていることが魅力です。

「質問を質問で返すなあーッ!!」

浩作として大人しく生活している間、殺人衝動を抑えきれなかった吉良は電車で会ったカップルの彼氏を爆殺してしまいます。 吉良は殺人の直後、彼女に名前を聞くという吉良の支離滅裂な行動をとります。動転した彼女は「あたしの彼を……いったい?」と聞き返し、それに激高した吉良のセリフがこのセリフです。 狂った殺人鬼のようなセリフですが、日常でも使いたい時がありそうな名言です。

荒木飛呂彦の短編集に収録「デッドマンズQ」では主人公

荒木飛呂彦の短編集『死刑執行中脱獄進行中』に収録されているジョジョシリーズ外伝「デッドマンズQ」では吉良吉影の霊が主人公。 スタンド能力と記憶を失った吉良の幽霊が、4部同様心の平穏を求めて暮らすさまが描かれています。

アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』で吉良吉影を演じる声優は森川智之(もりかわとしゆき)

吉良を演じた森川智之(もりかわとしゆき)は『戦国BASARA』の片倉小十郎、『ONE PEACE』では魚人族のはっちゃんと神エネルを演じています。2016年には病気療養中であった藤原啓治の代役として、『クレヨンしんちゃん』野原ひろし、『交響詩篇エウレカセブン』のホランドの役も受け持ちました。洋画の吹き替えも務めている経験豊富なベテラン声優です。 吉良役では狂気を狂気と思わない吉良の異常性が見事に再現されており、その悪役っぷりが光ります。

「ジョジョ 4部」吉良吉影は全てを兼ね備えた名悪役!魅力はいつまでも色褪せない

今回は「ジョジョ」シリーズを代表する名悪役のひとり、吉良吉影を紹介しました。『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』がシリーズの中でも特に評価されている理由の1つは彼の存在があるのでしょう。 悪役ながら、高いカリスマ性、突出したヴィジュアルの良さ、絶望的な強さなど人気キャラに必要な素養を全て備えた吉良吉影。 ラスボスとしてこれ以上ないくらい仕上がった彼にはいつまでも色褪せない魅力があります。