2017年10月6日更新

映画『アンフェア the movie』のあらすじネタバレ・キャストの紹介

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アンフェア

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「アンフェア」シリーズ初の映画化となった『アンフェア the movie』

篠原涼子扮するクールビューティーな女刑事・雪平夏見が活躍する本格サスペンス「アンフェア」シリーズ。2006年放送のドラマが好評だったために翌年公開された『アンフェア the movie』は、興行収入27億円を記録するヒット作となりました。 今回雪平が立ち向かうのは警察の裏金を狙うテロリスト軍団。相変わらず内部の人間も信用できず、最後まで誰が敵で誰が裏切り者か分からない手に汗握る展開となっています。 ここでは、『アンフェア the movie』に出演していたキャストやネタバレありのあらすじなどを紹介していきます。

「アンフェア」シリーズとは

『アンフェア』は2006年に放送されたフジテレビの連続ドラマです。 バツイチ子持ち、大酒飲みで無愛想であるものの検挙率No.1の美人刑事・雪平夏見が、次々と発生する凶悪事件に果敢に立ち向かって行くストーリー。 「アンフェアなのは誰か?」というテーマが物語の核となっており、裏切りや陰謀、復讐劇が渦巻く予測不可能な展開と、容赦なく人が死んでいくハードボイルドな世界観、そして篠原涼子のポーカーフェイスを貫く美しくも格好良い刑事役が多くの人に支持され、その後10年にわたって続編の単発ドラマや映画、スピンオフドラマが製作されました。

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ネタバレなしの『アンフェア the movie』のあらすじ

ネタバレは記事の後半で紹介!

警察内部の不正が暴かれるであろう極秘文書を追っていたシングルマザーの刑事・雪平夏見。 ある朝、一人娘の美央を乗せようとした車が爆発し、幸い命に別状はなかったものの、娘が運び込まれた警察病院で今度はテロが起きてしまいます。警察庁長官を人質に取り病院を占拠したテロリストの要求は、警察庁が不正に手に入れた裏金80億円を支払えというもの。 警察とテロリストとの緊迫した攻防戦が始まる中、雪平は一人、娘を救出するため病院に潜入します。

主役の女刑事・雪平夏見を演じるのは篠原涼子

死と隣り合わせの常に緊迫した現場を渡り歩くためモノトーンの服とポーカーフェイスで武装する敏腕刑事・雪平夏見を演じるのは、篠原涼子。「アンフェア」シリーズのクールな美人刑事がハマり役となり、今作で映画初主演を射止めました。 篠原涼子は1973年8月13日生まれの女優です。1991年よりレギュラー出演したバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』での体当たりの振る舞いが注目を集め、歌手としては1994年に小室哲哉プロデュースによるシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超える大ヒット。紅白歌合戦にも出演し、ブレイクを果たします。 その後は女優活動を中心に数々のドラマや映画に出演。2001年の蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』での共演が縁となり、24歳年上の市村正親と2005年にゴールインし、2児の母親となりました。

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『アンフェア the movie』に出演しているその他のキャストの紹介

斉木陣/江口洋介

江口洋介演じる斉木陣は、雪平の上司で冷静沈着で頭のキレる有能な刑事。自分を狙った爆破事故に婚約者が巻き込まれ、大火傷を苦にし自殺してしまうという悲しい過去を持っています。

後藤国明/椎名桔平

椎名桔平演じる後藤国明はテロリスト集団のリーダー。かつてはSATの名指揮官でしたが、内部告発を阻止され無実の罪で8年投獄されたことから警察に強い恨みを持ち、今回のテロを画策します。

戸田/成宮寛貴

2016年に芸能界を電撃引退した成宮寛貴演じる戸田は、テロリスト集団の若手メンバー。リーダーの後藤を崇拝しており、後藤の言葉は信じて疑わぬ純粋な一面を持っています。

小久保祐二/阿部サダヲ

阿部サダヲ演じる小久保はかつての雪平の上司でした。出世欲の強い組織型の人間で、自分の正義のためなら規律を乱し単独行動も辞さない雪平を苦々しく思っています。

蓮見杏奈/濱田マリ

濱田マリ演じる蓮見は、元同僚の雪平とはかつて親友とも言える間柄でした。しかし金以外の物は一切信じておらず、コンピューターを自在に操るずば抜けた情報解析能力を武器にテロリスト集団と共謀し、大金をせしめようとします。

三上薫/加藤雅也

加藤雅也演じる三上薫は、鑑識課検視官の警視です。飄々としていながらも鋭い洞察力を持ち、雪平の捜査に協力したり危機を何度も救ったことから、雪平からも「薫ちゃん」と呼ばれ信頼されています。

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山路哲夫/寺島進

寺島進演じる山路は、捜査一課特殊班管理官の警視。今回のテロ事件の陣頭指揮を執ります。蓮見の愛人でもあります。

佐藤美央/向井地美音

AKB48チームKのメンバーである向井地美音が子役時代に演じた佐藤美央は、雪平の一人娘。最愛の娘を救い出すべく、凶悪なテロリストの占拠する病院へと雪平は単独で乗り込みます。

映画『アンフェア the movie』の黒幕の正体【ネタバレ注意】

テロ事件の顛末

警察に強い恨みを持った元SAT隊員の後藤が起こした今回の病院占拠テロ事件。警察の裏金80億を請求するも不正を認めようとしない次長に業を煮やした後藤は人質の長官をあっけなく射殺し、今度は何千万という民間人が犠牲になるであろう細菌テロを行うと宣告します。 その頃、娘の美央を救うため単独で病院に潜入していた雪平に斉木が合流。かつて自分を狙った爆破事件により婚約者を失ったことがあると吐露した斉木。斉木と雪平は協力し、すんでのところで細菌装置の解除に成功、血清を手に入れた雪平は細菌に犯されていた美央を救い出します。 そして山路率いるSATがテロリストリーダーの後藤を射殺、細菌の入った容器も無事回収し、事件は終わったかのように見えました。 しかし、テロ事件の真の犯人は斉木だったのです。機密文書を世間に公表し、警察庁上層部の総退陣と謝罪を要求し、真の正義による理想の警察を作るため、後藤と共謀していたことを雪平は知ります。

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そしてラスト

ビルの屋上で対峙した雪平と斉木は、お互いに拳銃を突きつけ合います。 「警察のアンフェアを正すために行った最後のアンフェア」と言う斉木を、「あなたのやり方は復讐の連鎖を生むだけ」と咎める雪平。しかし雪平ではなく顔の見えない第三者の銃弾によって、斉木は息絶えます。 最期に不正の証拠となるUSB端末を斉木から託された雪平は、まだ闘わねばならない強大な敵の存在を知るのでした……。

その後の「アンフェア」シリーズ

衝撃の結末で幕を下ろした「アンフェア」シリーズ映画化第一弾。シリーズはこの後、2011年の映画 『アンフェア the answer』、2015年の映画 『アンフェア the end』と続きます。 雪平へと渡った警察の不正の証拠となる機密文書の入ったUSBメモリを巡り、またも数々の陰謀が巻き起こります。雪平は黒幕を暴くため、笑顔を封印し再び血生臭い闇の組織に一人立ち向かっていくのでしたーー。