2025年1月31日更新

リーマス・ルーピン先生が狼男になった理由は?かっこよすぎる優男の正体に迫る【ハリー・ポッター】

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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
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「ハリー・ポッター」シリーズの登場人物のなかでも、人気の高いリーマス・ジョン・ルーピン。 ルーピン先生は優しく穏やかな性格で、ハリーたちとともにヴォルデモートやその部下であるデスイーターたちと戦った仲間のひとりです。 また大きな秘密を抱えながらも、教師としてホグワーツにやってきて生徒から好かれる良い先生でした。しかしそれだけではないさまざまな要素から、原作・映画版ファンを問わず多くの人に愛されています。 この記事では、そんなルーピン先生の魅力に迫っていきましょう!

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リーマス・ルーピン先生ってどんな人?

年齢 38歳(「死の秘宝」時)
別名 ムーニー , ルーピン先生 , ロムルス
家族 ニンファンドーラ・トンクス (妻) , ブラック家(義理)
種族 狼人間

ルーピン先生が初めて登場したのは、「ハリー・ポッター」シリーズ3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)です。「闇の魔術に対する防衛術」の先生としてホグワーツにやってきました。 学生時代は、ハリーの父・ジェームズとシリウス・ブラック、ピーター・ペティグリューらと仲が良く、何かとハリーを気にかけています。「アズカバンの囚人」では、人の魂を吸うディメンターに対抗する守護霊呪文をハリーに教えますが、その正体は狼人間。 その後もシリーズ5作目「不死鳥の騎士団」、6作目「謎のプリンス」に登場し、ハリーを陰ながら支え続けています。 そして最終章である「死の秘宝 Part 1・2」では、騎士団のメンバーであるニンファンドーラ・トンクスと結婚。ハリーたちとともにヴォルデモートとの戦いに挑みますが、生まれたばかりの息子を残し、夫婦ともに死喰い人に破れ、亡くなりました。 残された息子は、ハリーと、ニンファンドーラ・トンクスの祖母に育てられることに。

ルーピン先生の正体は?狼男になった理由

穏やかな性格のルーピン先生ですが、実は魔法界で忌み嫌われる狼男でした。彼は子供の頃にあることが原因で、狼男になってしまいます。 彼が5歳になる直前、魔法省に勤務していた父ライアルは、狼男のフェンリール・グレイバックをある殺人事件の容疑で尋問しました。その際ライアルが狼男を侮辱する発言をしたため、グレイバックは復讐にリーマスを咬み、狼男にしてしまったのです。 リーマスは、狼男であることを隠すため他の子供と遊ぶことを禁じられ、孤独な少年時代を過ごしました。 しかしダンブルドアの尽力でホグワーツへの入学を認められ、以来ダンブルドアには絶大な信頼と感謝を寄せています。ホグワーツで教鞭を取っていた間は、スネイプ先生に月に1度「脱狼薬」を作ってもらっていました。

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ハリーの父親・ジェームズと親友だった!

リーマス・ルーピンは、ホグワーツ在学中はグリフィンドール寮に所属し、同じ寮生だったジェームズ・ポッター、シリウス・ブラック、ピーター・ペティグリューと親友になりました。ホグワーツにいる人の居場所がわかる「忍びの地図」もこの4人が作ったものです。 親友を失うことを恐れて、リーマスは狼男であることを隠していましたが、2年生のときに3人にそれを知られてしまいます。それでも彼を受け入れた3人は、数年がかりでアニメーガス(動物もどき)になり、さらに友情が深まりました。 しかしリーマスは、ジェームズとシリウスによるスネイプに対するひどい「イタズラ」はよく思っていなかったようです。

ルーピン先生は「不死鳥の騎士団」の創立メンバーでもあった!

最初にヴォルデモートが魔法界を支配した時に、彼とその一味と戦うためダンブルドアが結成した「不死鳥の騎士団」。 リーマス・ルーピンはその創立メンバーの1人です。 その他にはハリーの両親であるリリーとジェームズをはじめ、シリウス・ブラックや映画4作目で「闇の魔術に対する防衛術」教授として登場したアラスター・ムーディー、そして後に裏切り者となるピーター・ペティグリューなどがいました。 リーマスは、シリウスとともにハリーが結成した第2期「不死鳥の騎士団」にも参加しています。

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秘めた想いが実を結んだ!奥さんはどんな人?

後にリーマスと結婚することになるニンファドーラ・トンクスは、ホグワーツ在学中はハッフルパフ寮に所属し、卒業後は3年間の訓練を経て闇祓いになった優秀な魔女です。最強の闇祓いだったアラスター・ムーディにも気に入られ、指導を受けていました。 リーマスとニンファドーラは、ハリーたちが「不死鳥の騎士団」を再結成した時に出会い、惹かれ合うようになります。リーマスは、自分が狼男であるという引け目からその想いを押し殺していましたが、ニンファドーラは当初から彼の想いに気がついていたようです。 いくつかの戦いを共にした後、ニンファドーラはリーマスが狼男であっても彼女の愛は変わらないと告げ、ようやく結婚しました。その翌年には、テディ・エドワード・ルーピンを出産しています。

リーマス・ルーピン先生はなぜ死亡した?悲しすぎる最後とは

優しく、ハリーを気にかけ続けたルーピン先生。実はシリーズ最終作である「死の秘宝 part2」で亡くなっています。 「死の秘宝 part1」の冒頭、「7人のハリー・ポッター」作戦のシーンでは、トンクスと結婚し、妊娠している様子が描かれていました。2人は、その後、男の子を授かりますが、幼い息子を預け、「死の秘宝 part2」でのホグワーツの戦いに臨みます。 映画では、2人が誰に殺されたかはわからず、痛々しい遺体が描かれたのみ。ですが、原作では、妻トンクスはベラトリックス・レストレンジに、ルーピン先生はアントニン・ドロホフという死喰い人に殺されたことが描かれています。「死の秘宝 part2」の終盤では、甦りの石によってハリーの前に姿を現しました。 幼い息子を残して亡くなった2人ですが、「息子も大きくなったら、両親が何のために戦ったのかわかるだろう」という言葉を残しています。

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ルーピン先生を演じたのは、英国俳優のデヴィッド・シューリス

リーマス・ルーピンを演じたのは、イギリス・ブラックプール出身のデヴィッド・シューリスです。 シューリスはミュージシャンになるためロンドンに出てきましたが、その後ギルドホール音楽演劇学校に入学し、演劇を学びました。 卒業後数年は、テレビドラマや映画に端役で出演していましたが、1993年に『ネイキッド 快感に満ちた苦痛』で主演を務めます。 この役でシューリスは、カンヌ国際映画祭男優賞や全米批評家協会賞主演男優賞など数々の賞を獲得しました。

デヴィッド・シューリスのその他の出演作には、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997年)や『縞模様のパジャマの少年』(2004年)、『博士と彼女のセオリー』(2014年)、『ワンダーウーマン』(2017年)などがあります。

「ハリー・ポッター」シリーズで愛され続けるリーマス・ルーピンの秘密

優しく穏やかな性格ながら、狼男であるというギャップを持つリーマス・ルーピン。ハリーの父・ジェームズやシリウスと厚い友情を交わした彼は、親友の忘れ形見であるハリーを気にかけていました。 教師となってからは多くの生徒に好かれ、同僚からの評判もいい先生でしたが、狼男であることが明るみに出るとホグワーツを追い出されてしまいます。 さらにじれったいニンファドーラとの関係やその後の幸せには、ファンも喜んだことでしょう。 ヴォルデモートとの最後の戦いでも勇敢な姿を見せたリーマス・ルーピンは、その多面性から、私たちの心を掴んだのではないでしょうか。