2017年10月20日更新

ワームテールで知られるピーター・ペティグリューは本当にクズなのか?【ハリポタ】

ハリーポッター ピーターペティグリュー

「ハリポタ」シリーズ全8作品に登場するキャラクター、ねずみ男ことピーター・ペティグリュー。一見小柄でひ弱に見えますが、ポッター夫妻殺害やヴォルデモートの復活に関与するなど、なかなかな曲者です。彼がやってきた極悪非道な行いを徹底調査し、そのクズっぷりを考察していきます!

目次

ヴォルデモートの子分ピーター・ペティグリューってどんなやつ?

『ハリーポッターとアズカバンの囚人』から登場するピーター・ペティグリュー。小柄・とがった鼻・出っ歯という人相は、ネズミを連想させます。 主人公ハリーの父ジェームズの学生時代からの友人で、不死鳥の騎士団メンバーです。その反面、デスイーターのメンバーでもあり、ヴォルデモート復活の立役者という裏の顔も持っていました。 作中では、小心者で、常に強い者の後ろに付こうとする腰巾着なキャラとして描かれ、数々の裏切り行為を働き「クズっぷり」を披露しています。 今回は、ピーター・ペティグリューにまつわるトレビアを紹介しながら、本当に彼は救いようのない「クズ」なのか、それとも、イメージを払しょくさせる善行も行ったのか?について考察したいと思います。

2.ピーター・ペティグリューを演じたのは英俳優・ティモシー・スポール

ティモシー・レオナルド・スポールは1957年2月27日生まれの現在60歳(2017年)。イギリス映画を中心に幅広い役を演じ、多くの賞にノミネートされています。 姑息で卑劣なピーターの役を映画では見事に再現し、観る人々に嫌悪感さえ抱かせるのは彼の演技があってこそでしょう。 2001年公開のトム・クルーズ主演映画『バニラ・スカイ』からハリウッド映画にも進出し、2003年には、日本でも大ヒットした『ラスト・サムライ』にも出演しています。 その高い演技力が評価され、2014年公開映画『ターナー 光に愛を求めて(原題:Mr. Turner)』では、第67回カンヌ国際映画祭で、最優秀男優賞を受賞している実力派俳優です。

ピーター・ペティグリューのあだ名「ワームテール」の名前の由来は?

ネズミ

ヴォルティモートがピーター・ペティグリューを呼ぶときに使うあだ名「ワームテール」。この二つの名が同一人物を指していると知らない人もいるのではないでしょうか。 この「ワームテール」というあだ名、実はピーター・ペティグリューがホグワーツの学生時代に、仲間たちとやったアニメ―ガス(動物もどき)の時に出てきます。 その時、ピーターはねずみになったので、ワーム(worm=虫、ミミズ)のようなテール(tail=尻尾)を持っていることからこのあだ名「ワームテール」で呼ばれることとなりました。

ピーター・ペティグリューが犯した大きな2つの裏切り行為

ピーター・ペティグリューのクズっぷりを証明する、彼がしでかした大きな二つの裏切り行為を紹介します。

その1.ポッター一家をヴォルデモートへ売り渡す!

ピーター・ペティグリューは、第一次魔法戦争中、不死鳥の騎士団に所属する傍らヴォルデモートを支持する死喰い人にも所属していました。セブルス・スネイプも同じく二つの団体に属していましたが、ピーターの場合は、結局、ヴォルデモート側に寝返り、ポッター一家の居場所をばらしてしまいます。 彼のこの裏切り行為により、ハリーの両親は殺されてしまいます。保身の為には、旧友をも売る冷酷さが垣間見えますね。

その2.デスイーター(死喰い人)から追われ、かつての親友シリウスへ殺害の罪をなすりつける!

ポッター一家を売り渡した後も、裏切り行為は続きます。ポッター一家の襲撃に貢献するものの、結果、ヴォルデモートは敗北。その為、仲間であるデスイーターからは「敗北の元凶」と見なされ、裏切り者として追われる羽目に。 そして、不死鳥の騎士団とデスイーターからの追っ手から逃れるために、12人のマグルを殺し、ポッター夫妻殺害の罪を友人だったはずのシリウスに擦り付けています。そしてピーター自身は、自らの小指を切り落とし、死亡したと見せて、逃亡。 再会したシリウスには、嫌悪と軽蔑の意を込めて「お前のような弱虫の、能無し」と罵られるシーンも。確かに、ここまでは本当に極悪非道な「クズ」っぷりですね。

実はロンのペットのねずみに化けていた!

不死鳥の騎士団とデスイーターそれぞれから追われる身となったピーター・ペティグリューが逃走時に化けた動物と言えば……そう、ねずみ! ウィーズリー家のペット・スキャバーズとして当初パーシー・ウィズリーに飼われていましたが、弟のロンがホグワーツへ入学してからは彼が飼い主となりました。 ねずみ時代は、ペットとしてロンに可愛がられていただけに、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で正体が暴かれ、突然ねずみ顔の小太りな男に戻った瞬間は、「誰だこいつは??」と多くの人が驚いたことでしょう。

映画と原作では全く違うピーター・ペティグリューの最後とは?

実は、ピーター・ペティグリューの末路が、映画と原作では全く異なる描き方をされてます。 映画では、『ハリー・ポッターと死の秘宝パート1』で、ドビーに気絶させられたところで、その後の消息は不明となっていますが、原作では壮絶な死を遂げています。 原作の『ハリー・ポッターと死の秘宝パート1』では、ピーター・ペティグリューは、マルフォイ邸にてハリー達と戦闘になります。そしてこの時、ピーターは、ハリーの殺害を躊躇したため、ヴォルデモートから与えられた銀色の手に首を絞められて死亡という悲惨な結末を迎える羽目に。 「ハリポタ」シリーズには、登場人物1人1人に細かい伏線があり、それらを映画で全て描写するのは不可能な為、映画ではやむを得ずカットされたと考えられます。

結局のところ、ピーター・ペティグリューはやはりクズなのか?

ピーター・ペティグリューが犯してきた数々の裏切り行為や保身の為には殺人も厭わないその残忍さを見る限り、彼を「クズ」と断定しないわけにはいかないでしょう。 ただし、死の直前、自分の命を救ったハリーの殺害を躊躇したというところで初めて彼の心に良心の呵責が生まれたように思います。「善行」と呼ぶまでには至らないものの、クズな彼にも、命の恩人に恩義を感じる心くらいは残っていたようですね。