2020年11月6日更新

「ハリー・ポッター」シリーズの裏切り者!ピーター・ペティグリューはどれだけ卑怯者なのか?

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 ピーター・ペティグリュー
© Warner Bros

「ハリポタ」シリーズに登場するピーター・ペティグリュー。一見小柄でひ弱に見えますが、ポッター夫妻殺害やヴォルデモートの復活に関与するなど、なかなかの曲者です。彼がやってきた極悪非道な行いから、その卑怯さを考察していきます!

目次

ピーター・ペティグリューはどれだけ卑怯もの?数々の裏切り行為を振り返る

『ハリーポッターとアズカバンの囚人』から登場するピーター・ペティグリュー。小柄な人物で、彼のとがった鼻や出っ歯は、ネズミを連想させます。 ハリーの父であるジェームズとは学生時代からの友人で、不死鳥の騎士団メンバーでもありました。その反面、デスイーターのメンバーでもあり、ヴォルデモート復活の立役者という裏の顔も持っています。 作中では小心者で、常に強い者の後ろに付こうとする腰巾着なキャラとして描かれ、数々の裏切り行為を働き「卑怯っぷり」を披露したピーター。 この記事では、ピーター・ペティグリューにまつわるトリビアを紹介しながら、彼の本性について考察していきます!

ピーター・ペティグリューを演じた俳優は、ティモシー・スポール

ティモシー・レオナルド・スポールは1957年2月27日生まれの英国俳優です。イギリス映画を中心に幅広い役を演じ、多くの賞にノミネートされています。 「ハリー・ポッター」シリーズでは姑息で卑劣なピーターの役を見事に再現し、観る人々に嫌悪感さえ抱かせたのは、彼の演技があってこそでしょう。 2001年公開のトム・クルーズ主演映画『バニラ・スカイ』からハリウッド映画にも進出し、2003年には、日本でも大ヒットした『ラスト・サムライ』にも出演しています。 その高い演技力が評価され、2014年公開映画『ターナー、光に愛を求めて』では、第67回カンヌ国際映画祭で、最優秀男優賞を受賞しました。

あだ名となった「ワームテール」の由来は?

ヴォルティモートがピーター・ペティグリューを呼ぶときに使うあだ名「ワームテール」。この2つの名が同一人物を指していると、知らない人もいるのではないでしょうか。 このあだ名は彼がホグワーツの学生時代に、仲間たちとアニメ―ガス(動物もどき)をやったときの出来事に由来しています。 ピーターはねずみに変身したので、ワーム(worm=虫、ミミズ)のようなテール(tail=尻尾)を持っていることからこのあだ名「ワームテール」で呼ばれることとなりました。

ピーター・ペティグリューが犯した大きな2つの裏切り行為

彼の卑怯っぷりを証明する、彼がしでかした大きな2つの裏切り行為を紹介します。

その1.ポッター家をヴォルデモートへ売り渡す!

ヴォルデモート
© Warner Bros.

ピーター・ペティグリューは、第一次魔法戦争中、不死鳥の騎士団に所属する傍らヴォルデモートを支持する死喰い人にも所属していました。 セブルス・スネイプも同じく2つの団体に属していましたが、ピーターの場合は、結局ヴォルデモート側に寝返り、ポッター家の居場所をばらしてしまいます。 彼のこの裏切り行為により、ハリーの両親は殺されてしまいます。保身の為には、旧友をも売る冷酷さが垣間見えますね。

その2.デスイーターから追われ、かつての親友へ罪をなすりつける!

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 シリウス・ブラック
©︎WARNER BROS

ポッター家を売り渡した後も、裏切り行為は続きます。ポッター家の襲撃に貢献するものの、結果ヴォルデモートは敗北。その為、仲間であるデスイーターからは「敗北の元凶」と見なされ、裏切り者として追われる羽目になります。 そして不死鳥の騎士団とデスイーターからの追っ手から逃れるために、12人のマグルを殺し、ポッター夫妻殺害の罪を友人だったはずのシリウスに擦り付けています。そしてピーター自身は、自らの小指を切り落とし、死亡したと見せて逃亡。 再会したシリウスには、嫌悪と軽蔑の意を込めて「お前のような弱虫の、能無し」と罵られるシーンも。かなりの卑怯ものっぷりがうかがえますね。

実はロンのペットのねずみに化けていた!

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』ルパート・グリント(ロン・ウィズリー)
©︎ WARNER BROS./zetaImage

不死鳥の騎士団とデスイーターそれぞれから追われる身となったピーター・ペティグリューは、逃走時にねずみに化けていました。 その後はウィーズリー家のペットとして当初パーシー・ウィズリーに飼われていましたが、弟のロンがホグワーツへ入学してからは彼が飼い主となります。 ねずみ時代はペットとしてロンに可愛がられていただけに、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で正体が暴かれた瞬間には多くの人が驚いたことでしょう。

映画と原作では全く違うピーター・ペティグリューの最後とは?

実はピーター・ペティグリューの末路は、映画と原作では全く異なる描き方をされています。 映画では『ハリー・ポッターと死の秘宝パート1』でドビーに気絶させられたところで、その後の消息は不明となっていますが、原作では壮絶な死を遂げているのです。 原作の『ハリー・ポッターと死の秘宝パート1』では、ピーター・ペティグリューはマルフォイ邸にてハリー達と戦闘になります。そしてこの時ピーターはハリーの殺害を躊躇したため、ヴォルデモートから与えられた銀色の手に首を絞められて死亡するという悲惨な結末を迎える羽目に。 「ハリー・ポッター」シリーズには登場人物1人1人に細かい伏線があり、それらを映画で全て描写するのは不可能な為、やむを得ずカットされたと考えられます。

結局のところ、ピーター・ペティグリューはやはり卑怯ものなのか?

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 ピーター・ペティグリュー
© Warner Bros

ピーター・ペティグリューが犯してきた数々の裏切り行為や、保身の為には殺人も厭わないその残忍さを見る限り、彼を「卑怯もの」と断定しないわけにはいかないでしょう。 ただし死の直前、自分の命を救ったハリーの殺害を躊躇したというところで初めて彼の心に良心の呵責が生まれたように思います。「善行」と呼ぶまでには至らないものの、彼にも命の恩人に恩義を感じる心はあったようですね。