『ホタルノヒカリ』がもう一度観たくなる6つのこと【干物女に共感!蛍とぶちょおに胸キュン!】
『ホタルノヒカリ』の魅力を深掘り!
ドラマ『ホタルノヒカリ』は、ひうらさとるによる同名マンガを原作とした作品で、2007年に放送されました。この作品で連続ドラマ単独初主演となった綾瀬はるかが「干物女」を好演。はまり役として話題になり、ドラマも大ヒットとなりました。 2010年にドラマ『ホタルノヒカリ2』が放送され、さらに2012年には『映画 ホタルノヒカリ』が公開。ともに高視聴率、高興行収入を記録しています。 綾瀬はるかと藤木直人が演じる蛍とぶちょおのもどかしい恋模様を描く恋愛要素だけでなく、ギャグドラマとしても楽しめるテンポのいいストーリー展開が魅力の作品です。 放送から時間が経った今、また新鮮な気持ちで同作を観てみると、忘れていた気持ちを思い出したり、当時とは違った感想を抱くかもしれません。ここでは、ドラマ『ホタルノヒカリ』がまた観たくなる、その魅力について掘り下げていきます。
1.『ホタルノヒカリ』によって暴かれた!干物女の実態に共感の嵐!
干物女である蛍の暮らしぶりは、多くの女性の共感を呼びました。仕事を終えて帰宅したら、すぐにゆるいジャージに着替え、手酌でお酒を飲みながら縁側で寝そべってダラダラと過ごす。休みの日は、いつまでもゴロゴロと布団から出ない。他人には言いづらい姿ですが、実は隠れ干物女という女性は多いものです。 あるあると思わず頷いてしまうシーンが多いため、視聴者は蛍に自分を重ねてドラマを観ることができます。干物女である蛍が、久々に恋をしようと奮闘している姿に、恋から距離を置いてしまっている女性も勇気をもらうことができる作品なのです。
2.蛍とぶちょおの関係は理想の恋人像
ひょんなアクシデントから蛍と同居することになったぶちょおこと高野部長と蛍の関係性は、干物女でなくても憧れるものでした。 ドラマ1作目の最終回で、蛍とぶちょおはようやく恋人になります。傍からみるとお似合いの蛍とぶちょおがなかなかくっつかない展開はもどかしくもありますが、恋人ではないからこそ、あの2人は飾らない本当の姿をお互いに見せ合うことができたといえます。 蛍の干物女な部分を知ったうえで、恋人として蛍を選んだぶちょおは、まさに女性の憧れる上司であり恋人像ではないでしょうか。
3.プライベートでも「ぶちょお」呼び!共演5年の2人の溢れる夫婦感
みなさまのおかげで無事にイベント終了!雨はイベント中だけ上がるという奇跡がっ!!
— 映画 ホタルノヒカリ (@himono_movie) June 11, 2012
お集まりいただいた皆様、雨の中、本当にありがとうございます。遠方よりお越しいただいた方もいたようで、本当に愛されているんだなぁと感激しました。 pic.twitter.com/2oxudLzV
ドラマから映画公開まで、およそ5年間に渡って蛍とぶちょおを演じた綾瀬はるかと藤木直人の息はぴったり!ドラマから5年経った映画公開時のインタビューでは、綾瀬が藤木のことを日頃から「ぶちょお」と呼んでいることが明らかになるなど、現場がとてもいい雰囲気だったことがうかがえます。 藤木は彼女の天然っぷりにも慣れた様子で対応しており、インタビューなどでのやり取りは長年連れ添った夫婦感がにじみ出ています。そんな2人を思い浮かべながらドラマを観返してみると、より胸キュンを味わえそうです。
4.『ホタルノヒカリ』の主人公・雨宮蛍の魅力はいまも色褪せない
外ではしっかり家では干物女
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— 映画 ホタルノヒカリ (@himono_movie) May 14, 2012
会社ではそつなく仕事をこなすOL、一方家ではぐーたら過ごして恋も面倒臭がってご無沙汰になっている。そんな主人公・蛍を形容する「干物女」という言葉がドラマをきっかけに流行語にもなりました。一種のブームのようになりましたが、干物女自体はいつの時代でも変わらず存在するものです。 蛍のすごいところは、オフモードのときはまるでおじさんのように過ごしているのに、会社ではきちんと仕事をこなしているところ。キャリアを着実に積みながらも、家では自分らしく好きに過ごす潔さは、見習うべきところがあるかもしれません。
飾らない、媚びない、まっすぐ一生懸命
蛍はちょっと抜けている部分もありますが、とにかく一生懸命です。仕事も恋も、不器用にみえるほどまっすぐ。その姿は、雑誌で特集されるようなキラキラしたモテ女子とは違いますが、幸せになって欲しいと応援したくなる女性像です。 自分を飾りすぎず周囲に媚びないで生きている蛍の生き方は、とても魅力的です。 周囲の目を気にしすぎていたり、自分磨きを頑張りすぎて疲れていませんか?そんなときこそ、蛍のまっすぐな生き方に癒やされたり、元気をもらえるでしょう。
綾瀬はるかがとにかくかわいい
蛍役をきっかけに綾瀬はるかを好きになった視聴者も多いのではないでしょうか。変顔やどじょうすくいすらも、とにかくかわいいの一言です。 『ホタルノヒカリ』以前に出演したドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』では、病魔に冒されていくヒロイン・廣瀬亜紀を熱演。同作では、シリアスな演技で視聴者を魅了しましたが、一転、『ホタルノヒカリ』ではコミカルで愛らしい演技が印象的です。 いまや日本を代表する女優へと成長した彼女の、まだフレッシュさ溢れる演技を楽しむのも、この作品の楽しみ方のひとつです。
5.なかなか登場しない蛍とぶちょおのキスシーン
蛍とぶちょおが恋人となるのは、前述通りドラマ1作目の最終回です。主人公たちのキスシーンで最終回を迎える恋愛ドラマが多いなか、この2人のキスシーンは『ホタルノヒカリ2』までおあずけとなります。 2作目に入ってもなかなかキスシーンは登場せず、結婚の話も出てくる第9話「チューは突然やってくる!」でようやく2人のキスシーンを観ることができます。2人のやり取りに胸キュンさせられるシーンは多いのに、なかなか恋人として進展しないもどかしさも、この作品の魅力として楽しめる部分です。
6.ぶちょおだけじゃない!モテる干物女に女性は夢をみる!?
愛嬌があり少しドジな一面もある蛍は、女性だけでなく男性からも支持されるキャラクターです。外では干物女を封印していることもあり、意外にもモテます。 家に帰れば干物女でダラダラしている蛍がモテる、という描写は、フィクションと分かっていても、リアルな干物女たちに夢を与えてくれます。干物女だからモテない!という作品ではなく、干物女でも本人のやる気や魅力次第でモテるという展開は、蛍に自分を重ねる視聴者にとって希望のもてるストーリーといえます。
7.意外と違う!?『ホタルノヒカリ』原作とドラマの違い
大きく違うのは、年齢設定です。蛍は27歳から24歳へ、ぶちょおは41歳から37歳へと変更されています。 原作では、蛍は片想いをしていたマコトと付き合えたものの、結婚について焦ってしまいます。そのせいで、マコトとの温度差が生じてしまうという描写があります。30歳を控えた設定ならごく自然な感情ですが、ドラマでは蛍はまだ24歳の設定だっため、一連のシーンは変更となっていました。 ドラマ放送時は未完結だった原作は、2009年に完結しています。一度原作を読み直して、改めてドラマや映画を観てみると、新しい発見や感動がありそうです。ドロドロとした人間関係もないので、まるで縁側でくつろいでいるような気分で、ぜひもう一度この作品を楽しんでみてください。