2017年12月25日更新

2017年話題になった映画を総ざらい!あなたは何本チェックした?

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2018年は目前!2017年の話題作を総ざらいしよう!

シング sing
(C)Universal Studios.

2018年が目前に迫り、次々と魅力的な映画が公開された2017年も終わりに近づきましたが、ciatr読者の皆さんのお気に入りは見つかりましたか? 特に上半期は、歌が作品を彩るミュージカル映画が話題となり、明るく楽しいストーリーの中に胸に迫る要素を含んだ作品が話題に……。反対に下半期はシリアスで重厚なドラマと、ヒーローもののシリーズ続編が注目を浴びた印象が強かったように思われます。 本記事では各月ごとに、話題になった作品を総ざらいしてご紹介します。映画とともに、今年1年を振り返ってみるのはいかがでしょうか!

1月:マーティン・スコセッシ監督が28年越しの思いを込めた歴史大作

遠藤周作が「信仰」をテーマに、"信じること"や"生きること"など人間の本質に深く迫った、戦後日本文学の金字塔『沈黙』。28年前の1988年、マーティン・スコセッシ監督が原作と出会い、熱望した映画化が実現された渾身の歴史ドラマです。 17世紀、江戸時代初期の日本。師が幕府のキリシタン弾圧に屈して棄教したと聞き、長崎に潜入したポルトガル人宣教師の極限の中の信仰心と葛藤が描かれます。 主演はアンドリュー・ガーフィールド、浅野忠信、窪塚洋介ら日本人俳優も名を連ねました。 アメリカのニュース雑誌『タイム』の企画「Top 10 Everything of 2016」にて、「2016年に公開された映画のトップ10」第5位に輝いています。また、第89回アカデミー賞では撮影賞にノミネートされ、受賞こそ逃したものの高い評価を得ました。

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2月:誰もが恋に落ちた!2017年最もロマンチックなミュージカル映画

第89回アカデミー賞にて、史上最多タイの14ノミネートを受け、監督賞、主演女優賞、撮影賞、作曲賞 、美術賞、歌曲賞(「City Of Stars」)の6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』! 夢を抱いてLAにやって来た女優志望のミアと、ジャズピアニスト・セバスチャンのほろ苦い恋の行方を描く、ロマンチック・ラブストーリーです。華麗なミュージカル・ナンバーに乗せて綴られる、アーティストとして、男女としての悲哀が胸を打ちます……。 本作は国際的映画賞で次々とノミネート、受賞を果たし、批評家協会賞で最も歴史のあるニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞も受賞。評論家からは、監督と脚本のデイミアン・チャゼル、主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの演技や音楽が賞賛されました。

3月:歌の魅力がたっぷりつまったミュージカルアニメ映画

3月は『ラ・ラ・ランド』に続いて、ミュージカル・アニメーション映画『SING/シング』が話題に!『ミニオンズ』などのイルミネーション・スタジオが手がけた作品です。すでに続編の制作が決定しており、2020年12月25日に全米で公開予定と発表されました。 動物たちの世界を舞台に、華やかだった頃の劇場を取り戻すため、コアラのバスター・ムーンが開催する歌唱コンテストの模様が描かれます。複雑な伏線も社会風刺も無いからこそ、歌を歌うこと、歌を聞くことの喜びを真っ直ぐに感じられる作品です。 作品を彩る85曲もの楽曲には、ビートルズなど有名アーティストの曲が使用されています。 また日本では、内村光良、MISIA、長澤まさみ、坂本真綾など幅広いキャストが吹き替え版に参加し、ハマり役だと絶賛されました。

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4月:ディズニー不朽の名作が壮麗なビジュアルで実写映画化!

4月もミュージカルブームは終わらず、アニメーションとしてアカデミー賞作品賞に初ノミネートされた、ディズニー不朽の名作が映画化。主演のエマ・ワトソンは『ラ・ラ・ランド』でミア役のオファーを辞退した経緯があり、そうした意味でも注目を集めました。 "真実の美は内面に宿る"をテーマに、魔女の呪いで野獣に変えられた王子と、現代的で心優しいヒロイン・ベルの愛の物語が紡がれます。アカデミー賞、グラミー賞などを総なめにしたオリジナル版のミュージカルナンバーに加え、新曲4曲が書き下ろされました。 ベルと野獣のダンスシーンを始め、現代のCG技術で再現された名シーンの幻想的なビジュアルは、洋服の色ひとつにしても息をのむ美しさです。

5月:お尋ね者たちが銀河を救うSFアクション・シリーズ第2弾

1970年代中心のヒット・ナンバーに乗せ、なりゆきで結成された異色ヒーロー集団の戦いを描く、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ第2作。自称スター・ロードのピーター・クイル、美しき暗殺者ガモーラなど、個性豊かな面々が再び大暴れします! 3年ぶりの続編となる本作では、キャラクターそれぞれの出自や葛藤といった、内面を深く掘り下げるエピソードが描かれました。特に主人公のピーターと行方知れだった父親エゴの再会が軸になり、銀河を巻き込んだ大混乱へと発展していくのです。 前作の雰囲気はそのままに、チームの絆やファミリーといったテーマが織り交ぜられ、笑って泣けて心温まる作品にスケールアップしました。

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6月:ラストの衝撃的などんでん返しに騙される!!

2012年に韓国で公開された映画『殺人の告白』を、入江悠監督がメガホンを取り、藤原竜也と伊藤英明のW主演でリメイクしました。 本作は時効を迎えた連続殺人事件の犯人を名乗る男が手記を出版し、被害者遺族、警察をも巻き込んだ一大事件に発展する過程を描くクライム・サスペンス。ラストのどんでん返しが話題となり、同日に公開された映画『昼顔』をおさえ、2週連続で動員数ランキングで1位を記録しました。 美しき殺人犯・曾根崎雅人役の藤原竜也の圧倒的な存在感と熱演にも注目です! 日本ならではの時事性も加えられており、衝撃の結末は日本版のオリジナルだそうなので、韓国版と比べてみるのも面白いかもしれません。

7月:世界的ヒット海洋ファンタジー・アドベンチャーシリーズ第5弾

ジョニー・デップ主演による「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ第5作。ジャック・スパロウと、全海賊の滅亡を画策する海の死神サラザールの戦いが描かれます。 さらに本作では、ジャックへの復讐に燃えるサラザールだけでなく、宿敵バルボッサも参戦して三つ巴のバトルが展開されました。伝説の秘宝「ポセイドンの槍」を巡り、新たに加わったウィルの息子ヘンリー、女天文学者カリーナたちの運命が交錯します。 シリーズおなじみのキャストが再結集し、サラザール役にハビエル・バルデム、ヘンリー役にブレントン・スウェイツ、カリーナをカヤ・スコデラーリオが演じています。 孤高の海賊とよばれる前、ただのジャックだった海賊が才覚を発揮していき、「ジャック・スパロウ」誕生の秘密が明かされるシーンは見逃せません!

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8月:初々しい新ヒーロー!最年少スパイダーマンがデビュー!!

同じ世界観の中に、マーベルヒーローたちが存在する「マーベル・シネマティック・ユニバース」作品の一つで、「スパイダーマン」シリーズ第6作。ただしこれまでの「スパイダーマン」作品の続編ではなく、設定やストーリー、キャストが一新された新シリーズの第1作目になります。 主人公は校内一の美女リズに淡い恋心を抱く、ごく普通の高校生ピーター。アイアンマンに憧れ、アベンジャーズ入りを夢見る青年の成長を描いた青春アクションです。 トム・ホランドを主演に迎え、アイアンマン役でお馴染みのロバート・ダウニー・Jrや、バルチャー役のマイケル・キートンらが共演しました。ピーターの成長ぶりはもちろん、最凶ヴィランと化した翼の怪人、バルチャーとの死闘から目が離せません!

9月:クリストファー・ノーラン監督が初めて実話をモチーフに描いた戦争映画

新時代の巨匠と称されるクリストファー・ノーランがメガホンを取った、イギリス、オランダ、フランス、アメリカの4ヶ国合作映画です。第2次世界大戦における史上最大の救出作戦、ダイナモ作戦をモチーフに、実際に起きた奇跡の救出劇が映画化されました。 1940年、ドイツ軍の猛攻によってフランス北端の町ダンケルクに追い詰められたイギリス、フランスら連合軍の兵士40万人。生き延びようとする兵士たちと、軍だけでなく、イギリスの民間船までも動員して救出に挑んだ人々の運命が描かれます。 撮影は実際に「ダンケルクの戦い」の地となったダンケルク、イギリス、オランダなどで行われており、圧倒的なスケールの戦闘シーンに引き込まれます!

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10月:カルト的人気を誇る名作SF映画の35年ぶりの続編

1982年にリドリー・スコット監督により、フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が映画化された『ブレードランナー』。そんな名作SFの続編が35年ぶりに公開されました。続編ではスコット監督は製作総指揮に回り、カナダ出身のドゥニ・ビルヌーブがメガホンを取りました。 前作から30年後、荒廃した2049年。ロス市警のKは違法レプリカント(人造人間)を取り締まる捜査官「ブレードランナー」として、30年前に行方不明となった同じくブレードランナーのリック・デッカードを捜していました。その後Kは、レプリカントを巡る重大な秘密を知ってしまい……。 新旧のブレードランナーを、『ラ・ラ・ランド』でも話題のライアン・ゴズリングと、前作からの続投のハリソン・フォードが演じました。

11月:DCコミックスが誇る人気スーパーヒーローが総出演!!

映画『ジャスティス・リーグ』は、DCコミックス原作の実写映画がクロスオーバーした、「DCエクステンデッド・ユニバース」作品の一つです。 本作の舞台は2016年公開の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』後、命がけで地球を救ったスーパーマンの亡き世界。人類への信頼を取り戻したバッドマンが、ワンダーウーマンと共に仲間を集め、ヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」として活躍します。 単独映画作品のないアクアマン、フラッシュ、サイボーグも、メインのバッドマンとワンダーウーマンに劣らない見せ場がたっぷり!ダイナミックな映像描写と、強大な敵を倒すため集まったヒーローがチームと共に成長していく熱い王道ストーリーに注目です。

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12月:SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」サーガ続3部作の第2弾

2017年最後を飾るのが、12月15日公開の『スターウォーズ/最後のジェダイ』。新シリーズにして「続3部作」の第2作目で、2015年の「フォースの覚醒」の続編です。 主人公レイと伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを中心に、ルークの空白期間やファースト・オーダー、レジスタンスの戦いの行方が描かれます。本作は2016年12月27日に死去した、レイア役のキャリー・フィッシャーの遺作となりました。 レイ役のデイジー・リドリー、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、そしてルーク役にマーク・ハミルらお馴染みのキャストが再集結。ルークが語る衝撃の真実、ダースベイダーを受け継ぐカイロ・レンなど、ファン必見の見どころが詰まった一作です。 また、次回作の「エピソード9」も始動しているので、続報をチェックしましょう! 2017年の話題作をまとめましたが、皆さんは何本ご覧になりましたか?さっそく円盤の発売、配信が開始された作品もあるので、未視聴の方はぜひチェックしてみてください!