『ゆとりですがなにか』をもう1度観たくなるトリビア6選【クドカン脚本・岡田将生主演】

2018年1月1日更新

岡田将生主演、松坂桃李、柳楽優弥共演の日曜ドラマ『ゆとりですがなにか』。ゆとり世代を卑下する世の中の風潮に一石を投じた、クドカン渾身の社会ドラマの魅力を徹底解剖しまとめました!

現実的かつ非現実的でもあるリアルな現代を描いた『ゆとりですがなにか』

2016年4月から日本テレビ系で放送された連続ドラマ『ゆとりですがなにか』。ゆとり世代の青年たちが社会や恋愛に奮闘する物語で、平均視聴率は8.4%とあまり伸びませんでしたがTwitterを中心にゆとり世代もそうでない世代も共感できる内容だという声で話題を呼びました。 岡田将生や松坂桃李、柳楽優弥の3人の主要キャストに加え、ヒロインに安藤サクラ、吉田鋼太郎や太賀、吉岡里帆など豪華な俳優陣が集結。それぞれのキャラクターの濃さや絶妙な配役など、ドラマの内容だけでなく幅広い面でも高評価を得ています。 そんな『ゆとりですがなにか』がもう一度観たくなる事間違いなしの、ドラマの魅力をご紹介します!

1.『ゆとりですがなにか』主要キャスト3人の役どころが適役すぎる!

岡田将生演じた坂間正和は、酒蔵を営む実家に住む平凡なサラリーマン役を、松坂桃李演じた山路一豊は、女性経験ゼロの真面目な小学校教師を、柳楽優弥演じた道上まりぶはエリート一家に生まれるも受験に失敗しその後転落の一途を辿るフリーターを演じています。 その3人の役どころはまさにぴったり!との声が多く、どの1人も欠くことのできない重要な役割を務めました。特に柳楽演じたまりぶというキャラクターは視聴者にとても好評で、今作のMVPともいえるはたらきをしたといえるでしょう。

2.納得!天才・クドカンの「ゆとり」の定義

これまでコミカルでギミック溢れる作品を多く世に出してきたクドカンこと宮藤官九郎が、45歳にして初めて挑んだ社会派ドラマならぬ「社会ドラマ」だ、という今作。 1987年生まれ以降の若者が「ゆとり世代」と勝手にくくられ、社会から勝手に悪いイメージを植えつけられる現代の世の中を見事に表した描写が、ドラマ内に所々で散りばめられています。 このドラマのテーマは「ゆとり」。宮藤自身が若い世代と接した際に何とも言えない怖さを感じ、そんな若者を理解しようとした時「ゆとり」という言葉が便利だと気付いたことが、このテーマの脚本を務めた理由なんだそう。「ゆとり」などとくくり分かった気にならないと怖かったのかも、と語りました。 要は、上の世代が若者たちに勝手に貼ったレッテルが「ゆとり」というもので、本質的にはゆとりもその他の世代も変わらないのだという事を伝えたかった為、ゆとり世代以外の人物の悪い面も描いたのだと語っています。

3.レンタルおじさんはまりぶの実父だった!【ネタバレ注意】

第1話から正和や山路の相談役として登場していた吉田鋼太郎演じるレンタルおじさん、麻生厳。この麻生がドラマ終盤で、まりぶの実父である事が判明しました。 本姓はまりぶと同じ道上ですが、息子に迷惑がかかると思い離婚した後も元妻の姓・麻生を名乗っていたのです。ちなみに麻生はまりぶの母親の他に結婚離婚を4,5回繰り返しており3歳の息子のパパでもあります。 スペシャルドラマでは道上姓に戻り、不動産コンサルティングマスターとして坂間家に物件を紹介しました。

4.圧倒的存在感を魅せた「ゆとりモンスター」山岸

柳楽優弥演じたまりぶと同様かそれ以上に存在感を示したのが、この太賀が演じた「ゆとりモンスター」こと山岸ひろむです。 得意先に遅刻した際に放った「道分からなくて駅からタクっちゃいました」や、飲み会に誘われた際の「それって強制っすか?強制じゃないなら不参加で」など、山岸は今作に数々の名言を残しています。 そのマイペースすぎる言動は面白おかしく描かれているものの演じた太賀の演技が良い為か、ときには自己中すぎると視聴者を苛立たせる事も。 鳥の民の常連だったまりぶから恫喝を受けて以降多少は大人しくなりましたが、その濃すぎるキャラクターは最後まで存在感があり、最終的には憎めない愛されキャラとして確立しています。人気の余り、山岸主演のスピンオフドラマ『山岸ですがなにか』がHuluで配信もされました。

5.まりぶの妻役の女優は日本人だった?!

道上ユカは、片言の日本語と流暢な中国語を話すまりぶの妻として登場。まりぶは妻について「日本人で名前はユカ」と話していましたが、実はユカという名は偽名で元々は爆買いツアーで日本に来た中国人でした。 パスポートの期限が切れオーバーステイしており、本来日本で出産し正式な手続きを取れば滞在し続けられるものの、それを知らなかった為入国管理局から逃げる場面もあります。 そんなまりぶの妻を演じた女優・瑛蓮(えれん)は、京都府生まれの日本人です。作中の流暢な中国語と片言の日本語が上手かった事から、本当に中国人なのでは?と噂されていましたが、他作品では流暢に日本語を話しています。特技に中国語を挙げており、漢方養生指導士の資格も持っている事からかなりの中国通なのでしょう。

6.『ゆとりですがなにか』最終回から1年後を描いたスペシャルドラマも面白い!

2016年6月に放送が終了した『ゆとりですがなにか』の続編となるスペシャルドラマ『ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編』が、2017年7月に2週に渡り放送されました。 連続ドラマでは、それぞれが未来に向かって歩み始める最終回を迎えましたが、スペシャルではそれから1年後の登場人物たちの成長や後退が描かれています。蒼井優が山路の同級生役、清野菜名が人材派遣会社の営業役として登場し世界観はそのままに、新たな風を送り込んでいます。