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「国民の弟」の異名を持つ、ユ・スンホの全て【おすすめドラマ・映画】

2018年8月21日更新

2002年の映画『おばあちゃんの家』で天才子役として名を馳せたユ・スンホ。そのキャリアは若くしてすでに長く、軍隊除隊後の現在も第一線で活躍中!今回はそんなユ・スンホのプロフィールとおすすめの作品を紹介します。

ユ・スンホ、「国民の弟」と呼ばれて〜天才子役から大人の俳優へ

1999年から芸能界活動を始めたというユ・スンホは、1993年に韓国の仁川で生まれました。2000年にはテレビドラマ『カシコギ』で俳優デビューを飾り、その2年後には『おばあちゃんの家』のサンウ役で国民的な人気を得ます。 その後も着実にキャリアを積み、さまざまな作品に子役として出演。特に2005年のドラマ『悲しき恋歌』ではクォン・サンウ演じるジュンヨンの子供時代を演じたことで有名に!2007年のドラマ『太王四神記』ではペ・ヨンジュンの幼少期を務めました。 2009年のドラマ『善徳女王』では金春秋役を演じ、子役から卒業。いよいよ大人の俳優の仲間入りを果たします。2013年には自身のファンにだけひっそりと軍入隊を告げ、2年間は俳優活動を休止しました。2014年に除隊した後からすぐに芸能界に復帰し、ドラマに映画に大活躍中!

奥ゆかしい性格?熱愛報道が皆無?!

ユ・スンホ
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軍に入隊するのも大々的に報道もせず、ファンだけにこっそり知らせるとはなんと奥ゆかしい性格。しかも2011年に高校を卒業した後には、韓国内の有名大学に特例入学の誘いを受けていたようですが、演技に専念するため進学を選ばずに若いうちに入隊したとのこと。そんな真摯な姿勢も実に謙虚で好感が持てますね。 そんなユ・スンホには、どうやらこれまでまったく熱愛報道がなかったようです。それもおそらくは天才子役として活動し「国民の弟」と呼ばれて親しまれてきたため、なかなか共演者からも恋愛対象には見られずにいたとか。 軍隊での経験もしっかりと人生の糧となったようで、すっかり子役から脱却し大人の男性に。これからはもう国民の弟と呼ばれることもなく、男らしい大人の俳優として今後の活躍が期待されています。

ユ・スンホの主な出演ドラマ

数々のドラマで子役として活動してきたユ・スンホも、今やすっかり大人の演技派俳優として成長!2017年5月からは『君主〜仮面の主人〜』で、同年12月からは『ロボットじゃない』で主演を務めています。

『悲しき恋歌』でクォン・サンウの幼少期を熱演

ユ・スンホが日本でも認知され始めたのは、やはりクォン・サンウの幼少期を演じた『悲しき恋歌』から。クォン・サンウ演じる主人公ジュンヨンの子供時代が描かれる第1話に登場します。 親友との切ない三角関係を描いたラブストーリーで、ジュンヨンはヘインという盲目の少女と幼少期に運命の出会いをします。ヘインとの思い出が詰まった第1話のみで、強い印象を残しているのはさすがですね。

子役時代最後の作品となった『王と私』

2007年のドラマ『王と私』では、コ・ジュウォン演じる成宗王の幼少期を担いました。このドラマは朝鮮王朝の宦官である内侍(ネシ)を描いた作品で、実在した内侍キム・チョソンの人生にスポットを当てています。 ユ・スンホが幼少期を演じた成宗王は、後の李氏朝鮮の第9代国王となる人物。主人公のキム・チョソンとは幼少期から身分を超えて友情を育んできた関係です。チョソンが内侍として仕え、成宗王を支えました。

大ヒットドラマ『善徳女王』に出演

2009年にMBSで放送されたドラマ『善徳女王』では、後の新羅第29代国王である武烈王の幼少期を演じました。朝鮮初の女性統治者として歴史上有名な、新羅第27代国王の善徳女王の生涯を描いた作品です。 この作品は韓国内で視聴率40%を上回り、放送回数も延長された大ヒットドラマでした。2009年のMBS演技大賞の各賞を総なめし、ユ・スンホも金春秋役で新人賞を受賞しています。

ユ・スンホは『美男〈イケメン〉ですね』にカメオ出演していた!

『善徳女王』と同じ2009年には、もう一つの大ヒットドラマ『美男ですね』にカメオ出演しています。出演したのは第9話で、コンビニの客として登場!このドラマは2010年に日本でも放送され、2011年には日本リメイク版が制作されたことでもよく知られていますね。 大人気のイケメンバンド「A.N.JELL」に、双子の兄ミナムの代わりに加入した妹ミニョ。女であることを隠して活動するうちに、バンドリーダーのファン・テギョンに恋してしまいます。テギョンを演じたのが、当時この作品で人気に火がついたチャン・グンソクです。

『ドラゴン桜〈韓国版〉』で反逆児を好演

2010年には『ドラゴン桜〈韓国版〉』にファン・ベクヒョン役として出演しました。この作品は、日本の漫画「ドラゴン桜」を原作とした阿部寛主演の同名ドラマの韓国版です。ベクヒョンは反逆児というキャラクターで、それまで演じてきた役柄や自身の性格とは正反対! 落第寸前の生徒たちが韓国の大学の最高峰である「天下大学」に合格することを目指すドラマです。日本版では実在する東京大学を目指しますが、天下大学は架空の大学。ベクヒョンは「特別進学クラス」の中でも問題児で、特進クラスを創設したカン・ソクホと衝突してしまいます。 ベクヒョンは日本版の矢島勇介に当たるキャラクターで、矢島は山下智久が演じていました。ユ・スンホにとってベクヒョンという役柄は、子役と大人の役の間をつなぐ架け橋のような役割を果たしたようで、年齢的にもちょうどぴったりだったそうです。

ユ・スンホ、大人の俳優へ〜『欲望の炎』

『欲望の炎』は全50話の連続ドラマで、2010年から2011年にかけて放送されました。財閥一族の愛と憎しみを描いたドラマで、ユ・スンホは一族の跡取り息子ミンジェを演じ、ついに大人の俳優の顔を見せることになりました。 自分の欲望に忠実なナヨンは、玉の輿に乗って大企業の御曹司であるヨンミンと結婚します。しかし夫はそんな妻の本性を見抜き、夫婦間に亀裂が。そんな中息子のミンジェはスキャンダル女優インギに一目惚れしてしまい……。 ミンジェは冷酷な母ナヨンとは違って、純真無垢で温かい性格。インギへの想いも一途で、あまり会社の事業には関心がないというキャラクターです。そんな御曹司ミンジェを演じているユ・スンホの大人の顔が新鮮で、この作品の見どころとなっています。

華麗なアクションで魅せた『ペク・ドンス』

2011年にSBSで放送されたアクション時代劇『ペク・ドンス』。『笑ってトンヘ』のチ・チャンウクが主人公の実在の護衛武官ペク・ドンスを演じ、ユ・スンホはドンスの親友ヨ・ウン役で共演しています。舞台は李氏朝鮮の後期、第22代国王イ・サン(正祖)の護衛武士と刺客たちの戦いを描いた作品です。 ヨ・ウンとペク・ドンスは幼いころから王の護衛隊に入るべく一緒に修行していた良きライバル。しかし実は殺人集団の刺客として育てられたスパイであるヨ・ウンは、正祖暗殺の刺客として生きるべきか悩み始めます。やがて二人は対立し剣を交えることに……。 見どころはチ・チャンウクとユ・スンホの華麗なるアクション!そしてその二人の友情と使命の板挟みの中の戦いです。なんといっても、悲しき刺客ヨ・ウンを演じたユ・スンホの憂いの表情は見逃せません。

『プロポーズ大作戦〜Mission to Love』でユ・スンホがラブコメに挑戦

2012年の『プロポーズ大作戦〜Mission to Love』では、タイムスリップして初恋を成就させようとする主人公カン・ベコを演じました。2007年に山下智久が主演した日本のドラマ『プロポーズ大作戦』のリメイク版です。 初恋の幼なじみハム・イスルに20年間も告白できずにいたカン・ベコ。結局イスルはベコの先輩と結婚してしまいます。悔やんでも悔やみきれないベコの前に、「タイム・コンダクター」と名乗る不思議な人物が現れて……。 ユ・スンホのキャリア初の本格的な恋愛ドラマとあって、共演者にも興味津々!ヒロインのイスルには、清純派女優パク・ウンビンがキャスティングされました。同じく子役出身のウンビンは、これまでも『太王四神記』や『善徳女王』で共演しています。

主人公のライバル役を演じた『会いたい』

2012年から2013年にかけてMBSで放送されたラブストーリー『会いたい』には、主人公のライバルとなるハリー役で出演しています。このドラマは『屋根部屋のプリンス』のパク・ユチョンと『私に嘘をついてみて』のユン・ウネ主演の純愛物語です。 孤独な少女スヨンと偶然出会ったアメリカ帰りの少年ジョンウ。二人は惹かれ合っていきますが、ある事件でスヨンが行方不明に。14年後に刑事となったジョンウの前に、「ジョイ」と名を変えてパリでデザイナーとなっていたスヨンが現れます。しかもその横には恋人のハリーがいて・・・。 ユ・スンホが演じているハリー・ボリソンは莫大な資産を持つ投資家で、韓国名カン・ヒョンジュン。穏やかに見えて実は嫉妬深い一面もあるという役柄です。『ペク・ドンス』のヨ・ウンのような、主人公と敵対する悪役に近いキャラクターを再び演じています。

『リメンバー〜記憶の彼方へ〜』で若き弁護士役に

2015年には除隊後初となるドラマ『リメンバー〜記憶の彼方へ〜』で主演を務めています。父親の冤罪を晴らすために奮闘する若き弁護士ソ・ジヌ役で、共演は『栄光のジェイン』のパク・ミニョン。『匂いを見る少女』のナムグン・ミンが究極の悪役に挑んでいます。 父子家庭で育ったジヌは、天才的な記憶力の持ち主。ある日父ジェヒョクが殺人犯として逮捕されてしまいますが、無実であることがわかります。父の冤罪を晴らすために弁護士となったジヌは、父に罪をかぶせた財閥御曹司ギュマンに復讐心を燃やしていきます。 ヒューマン・ラブサスペンスという特殊なジャンルの作品で、愛と裏切り、さらなるどんでん返しにハラハラする展開!復讐劇であり法廷劇としても見応えあり、ユ・スンホの新しい魅力も全開です!

ユ・スンホの主な出演映画

『おばあちゃんの家』で映画デビューし、天才子役として人気者になったユ・スンホ。その後も『非日常的な彼女』(2005)、『マウミ…』(2006)、『ソウルが見えるか』(2008)、『父、山』(2009)とドラマ同様着実に映画界でもその存在を示していきます。

『おばあちゃんの家』で映画デビュー!

ユ・スンホを国民的人気を誇る子役に押し上げた映画『おばあちゃんの家』。わがままな孫サンウと山村に生活する祖母とのひと夏の思い出を描いた作品です。 サンウのおばあちゃん役を演じたのはキム・ウルブンで、なんと実際にロケ地の山村に住んでいた村人!ほかの村人たちもロケ地に住む人々がキャスティングされているそうです。

40分で犯人探し?『40minutes』での初々しい高校生役

2009年に製作されたサスペンス映画『40minutes』では主演を務め、学校で謎解きを迫られる高校生ジョンフンを演じました。 体育の時間に起こった誰もいない教室でのクラスメイト殺人事件。ライバルだったテギュの死体を発見したジョンフンは、第一発見者でもある自分が容疑者になると思い、授業時間の40分の間に何とか真犯人を探し出すことに。 まだ子役から巣立とうとしているころの初々しいユ・スンホが見られます。この年に『善徳女王』、翌年に『ドラゴン桜』に出演しており、少年から青年へ成長していく過渡期を目の当たりにすることができる作品です。

ユ・スンホ、『ブラインド』でキム・ハヌルと共演

韓国では2011年製作、日本では2014年に公開されたスリラー映画『ブラインド』。主演は『きみはペット』のキム・ハヌルで、盲目の女性スアを演じています。ユ・スンホはスアとともに犯人に命を狙われてしまう青年ギソプ役で出演しました。 ひき逃げ事件を起こしたタクシーにたまたま乗っていた警察大学の学生スア。運転手は逃走してしまいます。ひき逃げ現場を目撃していた青年ギソプとともに捜査に協力する一方、犯人に追われることに。スカジャン姿のちょいワルな役柄でスリラー作品に挑んだユ・スンホの演技にも注目です。

女優ク・ヘソン監督作『記憶の欠片』に出演!

軍入隊直前の2012年、韓国で公開された短編映画『記憶の欠片』でも主演を務めています。この映画は女優のク・ヘソンが監督し、高画質4Kで撮影された3D作品。大切な記憶の欠片たちを表現した映像に、ユ・スンホがその象徴として現れます。この年に堤川国際音楽映画祭でも特別上映されています。

『朝鮮魔術師』で美しい見せた美しい長髪姿

軍除隊後に初主演した映画『朝鮮魔術師』では、長髪の天才魔術師ファニを演じました。共演はAra名義で日本映画『蒼き狼 地果て海尽きるまで』や『昴 スバル』にも出演しているコ・アラ。ファニと恋に落ちる朝鮮の王女を演じています。 天才魔術師として名を馳せたファニは、ある晩助けた見知らぬ女性と恋に落ちます。実は彼女は清国へ向かう途中の朝鮮の王女で、政略結婚のため嫁がされる運命にありました。惹かれ合う二人は運命から逃れることができるのでしょうか? 時代劇とファンタジー、そしてラブストーリーが絡み合う不思議なジャンルの作品ですが、長髪イケメンの魔術師ファニを演じるユ・スンホにドキドキすること間違いなしです!韓国では2015年に製作、日本では翌年2016年に公開されています。

ユ・スンホが伝説の詐欺師役!『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』

韓国で2016年に製作され、日本で2017年1月20日に公開された『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』では、映画初出演となるK-POPグループ「EXO」のシウミンと共演し、主役のキム・ソンダルを演じました。キム・ソンダルは韓国ではよく知られた伝説の詐欺師。李氏朝鮮時代を舞台にした時代劇で、ソンダルと仲間の詐欺師3人の一世一代の大博打の物語です。 神出鬼没に現れては大胆な手口を誇るソンダル率いる詐欺集団は、国中にお尋ね者として手配されていました。そんな中誰のものでもない「大河を売る」という詐欺を思いついたソンダル。ここに国家を巻き込んだ大博打が繰り広げられます! 説話上のソンダルは実は老詐欺師として有名ですが、この作品ではユ・スンホ演じる若く美しいソンダルに大胆にアレンジされています。権力者からしか金品を騙し取らないという義賊的なキャラクターは、ユ・スンホに新たに役柄の幅をもたらしたようです。 2017年時点ではまだ24歳だったユ・スンホ。子役出身の若手俳優の一人として、これからの活躍もますます楽しみなところです!