現代が生んだ怪物たち。「相棒」最凶の敵6選

2018年1月24日更新

2018年現在、シーズン16が放送されている大人気長寿シリーズ「相棒」。これまで、特命係には、たくさんの強敵が登場しました。その中でも凶悪さや異常性、そして社会への影響力などが際立っている敵6人をご紹介します。

シーズン16に突入の長寿シリーズ「相棒」!最凶の敵は?

2000年から放送開始され、2018年現在でシーズン16に突入している「相棒」シリーズ。右京と歴代の相棒たちとのコンビネーションやコミカルな掛け合いもさる事ながら、毎回難解な事件や問題を起こす犯人からも目が離せません。 右京が所属する特命係には、警察内部にも密かな敵が存在し、彼らは特命係の行動にいつも目を光らせているのです。 18年続く大人気シリーズ「相棒」の登場人物の中でも特に印象深く、凶悪で手ごわい敵、6選をご紹介します。 この記事はネタバレを含めます。

1. 現代の悪魔崇拝者・村木重雄

「相棒」のシーズン4、第4話「密やかな連続殺人」で登場する村木重雄。小日向文世が演じています。元予備校講師でありながら、悪魔崇拝の連続殺人鬼、それが村木重雄です。10件の殺害事件が起き、その捜査に当たる特命係の右京と亀山でしたが、最初の事件の加害者として浮上したのが村木でした。 村木は13年前の殺人事件の被疑者として捜査上に浮上し、それがきっかけで当時人気予備校講師であったのに、その立場を追われる身となりました。村木の妻は、警察に対して強い恨みを持ち、また、村木に対しても暴力的な行いをしています。凶暴な妻に従う気弱な夫、という関係性にしか見えない村木夫妻ですが、右京は村木への疑いが捨てきれませんでした。 連続殺人事件の被害者は皆女性で、片耳のピアスを無くしていました。中世では、ピアスは魔除けを意味するもの。村木は、殺害した女性のピアスを片方持ち去ることで、悪魔を入り込ませ、自分の支配下に置こうとしていたのです。

2. 哀しきテロリスト・本多篤人

過激派組織の「赤いカナリヤ」の主要人物である、古谷一行扮する本多篤人。テロリストとして犯行を重ね、長い間国外逃亡をしていましたが、シーズン8第1話「カナリアの娘」で極秘帰国します。本多が帰国したのは、爆弾テロを起こすためでしたが、彼は、娘を人質に取られ、脅迫されていたのでした。 本多の娘茉莉は、幼いころから父がテロリストであることで周囲から嫌がらせを受けていました。茉莉誘拐事件は、実は茉莉の狂言であり、父・本多に恨みを晴らすために計画されたことだったのです。全てを知り、自ら逮捕される本多には、死刑判決が下りました。

3.快楽殺人鬼・北一幸 

猟奇的な手口で女性を死に至らしめる、快楽殺人鬼、連続殺人鬼の北一幸。演者はユニークな役柄の多い野間口徹。彼が相棒に初登場したのは、シーズン14第12話「陣川という名の犬」です。数年前に発生していた、殺害した女性の顔を切り刻むという猟奇事件と似た手口の事件が発生。北一幸は、捜査線上に浮上し、あっさりと自身の犯行を認めます。 実は、北は末期ガンに侵されており、余命2ヶ月の宣告を受けていたのでした。北の逮捕のきっかけとなった、7件目の殺害事件には別の真犯人がおり、死ぬ前の最初で最後の人助けにと、北は自分の犯行に見せかけ罪を被ったのです。これまで女性に疎まれ続けてきた自分と同じ匂いを、北は真犯人に感じたのでした。

4. 平成の切り裂きジャック・浅倉禄郎

母親が売春を行っていたことをトラウマに持ち、売春婦を次々と殺害した浅倉禄郎は、「平成の切り裂きジャック」と呼ばれるほどの凶悪犯人です。生瀬勝久がエキセントリックな怪演を見せています。優秀な検事として活躍し、亀山とは大の親友であった浅倉。特命係となった亀山と再会し、右京とも出会います。 浅倉禄郎は、「相棒」プレシーズンの第2話「平成の切り裂き魔連続殺人」で初登場し、その後も何度となく登場します。死刑判決を受けて収監されてからも二度脱獄しており、右京にある事件の捜査を依頼したり、亀山の捜査に協力したりしていました。 その後に投身自殺の末、記憶喪失となり行方をくらました浅倉は、ホームレスとなって発見されます。緊急逮捕され、再び拘置所に舞い戻った浅倉でしたが、そこで悲惨な最期を迎えます。

5.綺麗な花には棘がある・小暮ひとみ

薬科大学の大学院生である小暮ひとみは、自分と関係のあった男性を次々と毒殺していきます。小暮ひとみの家庭は、幼いころに父が行方不明となっており、寂しい幼少時代を送りました。父の姿を重ね合わせるかのように年の離れた男性と不倫関係に陥っては、毒殺を繰り返して来たのです。 小暮ひとみが相棒に登場したのは、シーズン2第1話の「ロンドンからの帰還 ベラドンナの赤い罠」と、第2話「特命係復活」です。右京に問い詰められ、一度は自供した小暮でしたが、自ら毒を飲み自殺を図ります。意識を取り戻すと証言を一転させ、自分の無実を主張する彼女に怒りを覚える右京。 小暮ひとみが最初に殺害したのは、実の父親でした。父は行方不明になったのではなく、父に想いを拒絶されたために、彼女が殺害してしまったのでした。小暮ひとみの別荘には、ミイラ化した父の姿が。彼女は父の面影を関係を持った男性に求め、それが叶わないために次々に毒殺していたのでした。 この難しい役柄は須藤理彩が演じています。

6. 内なる策略家・衣笠藤治

大杉漣扮する、警視総監の衣笠藤治は、シーズン15から登場しています。彼は特命係を目の敵にし、警察組織から葬り去ろうとしています。特命係と関わりが深いサイバーセキュリティ対策本部の発足には、衣笠の存在が大きく関わっており、警察や特命係に強い恨みを持っている青木年雄を特別捜査官として招き入れました。 能力がありながらも組織や権力に従わない特命係のことを疎ましく感じている衣笠は、その責任を甲斐峯秋に取らせようとします。息子・享の事件により警察内部での立場が悪くなってしまった甲斐のことも敵視している衣笠。甲斐と特命係を警察組織から抹消しようとあの手この手で策略を張り巡らせます。

「相棒」史上最凶の敵は誰?

連続殺人鬼や快楽殺人者など、エキセントリックなキャラクターの犯人は、『相棒』シリーズの犯人の中でもやはり印象に残ります。自身の出生にコンプレックスを持ち、母親の面影が感じられる売春婦ばかりを殺害した浅倉禄郎や、悪魔崇拝の思想に基づき女性を殺害し続けた、村木重雄などがそうでしょう。 また、特命係は警察内部で敵視されており、衣笠籐治は警視庁幹部としての権力を駆使して、彼らの存在を潰そうとします。権力に固執し、自身の理想と正義を貫くために手段を選ばない衣笠籐治こそ、相棒最凶の敵と言えるのかもしれません。 今後も続いていくであろう凶悪な敵達との対決が待ち遠しいです。