2018年2月23日更新

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は子供から大人まで楽しめる名作だった!【キャスト・ネタバレも紹介】

宇宙戦隊キュウレンジャー 全曲集

2017年2月から1年間にわたって放送されたテレビ朝日系の特撮ドラマ『宇宙戦隊キュウレンジャー』。シリーズ初の試みも取り入れられた本作のあらすじ・キャスト・見どころを紹介します。

スーパー戦隊シリーズ第41作目『宇宙戦隊キュウレンジャー』

1974年から続くスーパー戦隊シリーズの第41作のモチーフは「宇宙」と「星座」。 “9人戦隊だからキュウレンジャー”というネーミングは、シリーズ1作目の『秘密戦隊ゴレンジャー』にちなんだものであり、初心にもどって次世代を切りひらく意味もこめられています。 40年以上続くスーパー戦隊シリーズの伝統を踏襲しつつ、様々な新しい試みも取り入れられた本作品。地球にとどまらず銀河系の宇宙全体を舞台にしたスペースオペラ的作品となった本作は、概ね好評のうちに終了しました。

『宇宙戦隊キュウレンジャー』のあらすじ

本作の舞台は遥か遠い未来。88の星座系で構成される宇宙はジャークマターという悪の組織に支配され、人々は希望を失っていました。しかし宇宙には「宇宙が心無き者の手に陥り、人々が涙するとき、9人の究極の救世主が現れ、宇宙を救う」という伝説が伝えられていました。 この伝説の救世主こそが宇宙戦隊キュウレンジャーです。 最初は3人しかいなかったメンバーが9人揃うまでのストーリーは本作の序盤で描かれ、その後はあるメンバーの因縁の相手との対決や、300年前の戦士との邂逅などの様々な出来事を経験しながら、宇宙を圧政から解放するためにジャークマターと全編にわたって対決していくことになります。

「9人の究極の救世主」とは? 個性豊かなキャラクターを紹介

シシレッド/ラッキー役:岐洲匠

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出典 : amzn.asia

ラッキーはシシ座系出身の、宇宙で1番の強運の持ち主。ピンチもチャンスと捉えるポジティブ思考で口癖は「ヨッシャ、ラッキー!」。義理人情に厚く、困っている人を見ると放っておけない青年です。 演じるのは本作が初のテレビドラマ出演となる岐洲匠。今後の活躍が期待される若手俳優のひとりです。

サソリオレンジ/スティンガー役:岸洋佑

スティンガーは銀河系最強と名高いサソリ座系出身。最初は敵組織の一員として登場します。クールで口数の少ない謎めいた青年ですが、針仕事が得意という意外な一面を持ち合わせています。 演じる岸洋佑は本作が連続ドラマ初出演でした。ボーカルオーディション番組をきっかけにシンガーソングライターとしてデビューし、その歌声は劇中でも度々披露されました。

オオカミブルー/ガル役:中井和哉

ガルはオオカミ座系の惑星出身の狼型の獣人です。敵に一族を滅ぼされてしまい、戦意を失っていましたが、ラッキーたちと出会ったことで奮起し、キュウレンジャーに加入します。 ガルのスーツアクターを務めた竹内康博の個性的な動きに声を当てているのは、アニメ『銀魂』の土方十四郎役や『ONE PIECE』のロロノア・ゾロ役でおなじみの声優・中井和哉です。

テンビンゴールド/バランス役:小野友樹

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出典 : amzn.asia

バランスはテンビン座系出身の機械生命体。お調子者かつノリのいい性格をしています。キュウレンジャーになる前には、ナーガ・レイとともにジャークマターだけを標的にした怪盗BN団として活動していました。戦隊を支えるメカニックとしての一面も持っています。 スーツアクター大林勝のコミカルな動きとマッチした声を当てているのは、アニメ『黒子のバスケ』の火神大我役や『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の東方仗助役でおなじみの声優小野友樹です。

オウシブラック/チャンプ役:大塚明夫

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チャンプはオウシ座系出身の戦闘型ロボット。キュウレンジャーとして活動しながら、自分を開発した博士の命を奪った男の行方を追っています。ロボット同士のレスリングのチャンピオンでもあります。 力強く迫力のあるベテランスーツアクター岡元次郎の動きに重厚感を与えるのは、ベテラン声優・大塚明夫。本作の中では大塚の代表作『メタルギアソリッド』シリーズのソリッド・スネークの名台詞も登場します。

ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ役:山崎大輝

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ナーガ・レイはヘビツカイ座系出身の青年。バランスの相棒で、短時間だけ敵の動きを止めることができる力を持っています。感情を持たない種族に生まれながら、感情を身につけたいと日々学んでいます。 演じるのは2.5次元舞台を中心に活躍してきた若手俳優の山崎大輝。『ミュージカル忍たま乱太郎』や舞台版『ツキウタ。』など数々の舞台に出演した経歴を持ち、本作終了後には歌手としてCDデビューします。

カメレオングリーン/ハミィ役:大久保桜子

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ハミィはカメレオン座系出身くのいち。明るく活発で好奇心旺盛で、「キタコレ」「超ウケる」といったスラングを使うイマドキの女の子。 そんなハミィを演じるのは本作が、本格的なデビューとなる新人女優の大久保桜子。2018年現在、現役大学生でもある彼女にも今後の活躍が期待されます。

ワシピンク/ラプター283役:M・A・O

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ラプター283はワシ座出身のアンドロイドです。戦士でありながら司令官の秘書役を務め、オリオン号のパイロットや機械の修理などサポート役でもあります。 スーツアクター五味涼子の可愛らしい動きによく合った、可愛らしい声を演じるのは声優のM・A・O。TVアニメ『宇宙パトロールルル子』のルル子役や、女優としての『海賊戦隊ゴーカイジャー』のルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー役でおなじみです。

カジキイエロー/スパーダ役:榊原徹士

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スパーダはカジキ座系出身の料理人。宇宙一のコックになるため各地を冒険した過去を持ち、長旅で得た知識と経験から、仲間たちから頼りにされています。何でも料理に例えて話す癖があります。 演じるのはドラマ、舞台などで経験を積んできた榊原徹士。新選組リアンの元メンバーであり、スザンヌとのユニットも話題となりました。ドラマ『新撰組PEACE MAKER』などに出演しています。

9人だけじゃない!魅力的な追加メンバー

スーパー戦隊シリーズ 宇宙戦隊キュウレンジャー Blu-ray COLLECTION 2
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宇宙を救うのは9人だけではありません。物語が進む中で仲間が増えていきます。 9人にまず加わったのは、司令官のショウ・ロンポー(声・神谷浩史/演・日下秀昭)。キリッとした外見とは裏腹に軽薄な発言も多く頼りないおじさんですが、戦力になりたいという強い願いが叶い、メンバーの一員となりました。 また、キュウレンジャーたちが立ち寄った惑星チキュウで助けた少年・佐久間小太郎(演・田口翔大)はコグマスカイブルーとして、キュウレンジャーが船の中で見つけ300年の眠りから目を覚ました伝説の戦士鳳ツルギ(演・南圭介)はホウオウソルジャーとして、キュウレンジャーの重要な戦力となっていきます。

自由すぎる?『宇宙戦隊キュウレンジャー』の合体ロボット

宇宙戦隊キュウレンジャー キュータマ合体01,03,05,07,09 DXキュウレンオー
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スーパー戦隊シリーズのお約束のひとつが「巨大ロボ」。 本作で最初に登場するロボットはその名もキュウレンオー。各メンバーが搭乗する乗り物を人型に合体させることでロボットになりますが、メンバーの組み合わせはなんと1680通り。その組み合わせはメンバーの追加で更に増えました。

子供から大人まで楽しめる世界観

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敵組織ジャークマターは自分たちのことを宇宙幕府と称しており、構成員をショーグン、ダイカーン、カローといった江戸幕府のような階級で分けています。 代官や家老といった言葉は小さい子たちには馴染みのないものでしょうが、時代劇のお約束に慣れている大人にとっては、印籠をかざすのが正義の味方ではなく悪代官というシーンにクスリで笑えたりします。 また、子供を意識しているため様々な表現が抑え気味になりつつも、親子関係や兄弟関係、友情などの人間ドラマは妥協せずにしっかりと描かれています。

戦隊史上初のスピンオフ「Episode of スティンガー」

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本作の放送中にスピンオフ『宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー』がVシネマとして発売されました。テレビシリーズを補完する作品で、スティンガーに焦点が絞られています。 スーパー戦隊シリーズの本編外の作品としては今まで、新旧の戦隊が共闘する「VSシリーズ」や、本編の後日談を描く「帰ってきたシリーズ」などがありましたが、「Episode of スティンガー」のように個人に焦点を当てたスピンオフ作品は40年以上の歴史で初めての試みでした。

『宇宙戦隊キュウレンジャー』放送中にキャスト同士の熱愛報道

本作のストーリーも終盤に入った2017年12月2日、インターネットの生放送番組「文春砲Live」にてラッキー役の岐洲匠とハミィ役の大久保桜子の熱愛が報じられました。 報道内容についてファンの中には、テレビシリーズの放映中に週刊誌報道されたことについて苦言を呈する人や当事者のSNSアカウントに非難の声も寄せた人もいましたが、2人の交際を祝福するファンも少なくはなく、また、週刊文春の行為を問題視する意見も散見されました。

子供だましではない熱いストーリーが魅力!【ネタバレあり】

放映前は9人戦隊で個々のキャラクターを立たせることができるのか疑問視する声もありましたが、本作で脚本を務めた毛利亘宏、井上テテら4人の脚本家が書いた、枠にとらわれないストーリーや演者の熱演で12人の戦士は魅力的なキャラクターに成長していきました。 12人は最初から連携が取れていたわけではありません。ことあるごとに運を口にするラッキーや、敵のボスを一度倒した経験があり自分の力量に自身のあるツルギは、仲間になった当初既存のメンバーからの反発にあいました。 また、チャンプの仇がスティンガーだと判明したり、敵の幹部である兄との戦いのせいでスティンガーの周りが見えなくなったり、途中で敵にそそのかされたナーガと敵対することになるなど、様々な困難が生じました。 困難を乗り越えて一つになった仲間で最後に勝利を勝ち取り、宇宙を解放し、伝説を実現させていく様は子供だけではなく、大人も感動しました。

『宇宙戦隊キュウレンジャー』の伝説はまだまだ続く!

テレビ放送は終了してしまいましたが、2018年3月11日までの土日祝日に本編の俳優陣も登場するヒーローショーが東京ドームシティーシアターGロッソで上演されます。ここでしか見ることのできないオリジナルストーリーが展開されています。 また、2018年3月18日から4月22日まで全国各地を回るイベント「宇宙戦隊キュウレンジャーファイナルライブツアー2018」が開催されます。このイベントでは舞台上で繰り広げられるオリジナルストーリーのほか、キャスト同士の座談会や主題歌ライブが行われます。 そして、本編の後日談となるVシネマ『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』のBlu-ray&DVDが2018年8月8日に発売されます。本作と同じく東映特撮ドラマシリーズである宇宙刑事シリーズとどのようなコラボレーションをするのか、ぜひ刮目してください。