2018年7月10日更新

海外ドラマ『GRIMM/グリム』全シーズンのあらすじ・ネタバレ・キャスト解説

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海外ドラマ『GRIMM/グリム』全シーズンのあらすじをネタバレありで紹介!

グリム童話をベースにしたサスペンス?

グリム
©NBC

2011年から2017年までアメリカで放送された海外ドラマ『GRIMM/グリム』。全6シーズンが放送されました。 基本的に1話完結型の犯罪捜査ドラマですが、このドラマが他の刑事ドラマと決定的に異なるのは、毎回発生する事件の当事者がいずれも「ヴェッセン」と呼ばれる魔物であること。ヴェッセンは、普段は人間と同じ見た目をしていますが、ふとしたきっかけで獣のような本性を表します。 ヴェッセンたちはグリム童話に登場する動物や怪物のモデルで、グリム童話の編纂者とされているグリム兄弟たちも実はヴェッセンを見つけて狩ることのできる唯一の人間の一族の者。この世界観をベースにした本作は、ファンタジーテイストの新感覚犯罪ドラマとしてアメリカを始めとする各国で好評を博しました。 この記事では、各シーズンのあらすじをネタバレありで紹介していきます。記事後半には気になるキャスト情報も!

『GRIMM/グリム』シーズン1のあらすじ【ネタバレ】

Grimm: Aunt Marie's Book of Lore
出典 : amzn.asia

アメリカ・オレゴン州ポートランド市警察の殺人課の刑事ニック・ブルクハルトはある日、恐ろしい顔をした女性を見かけます。その時は気のせいかと思っていましたが、突然訪ねてきた叔母のマリーから、その人物の正体はヴェッセンという魔物で、自分たちグリム一族だけが見抜くことができることを知らされました。 その後、事件の捜査の過程で狼型の善良なヴェッセン「ブルットバット」のモンローと出会ったニック。モンローはヴェッセンの社会に精通していたため、ニックの手助けをするようになりました。ニックは、ヴェッセン絡みの事件にモンローと協力して挑むことになります。

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『GRIMM/グリム』シーズン2のあらすじ【ネタバレ】

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出典 : amzn.asia

ヴェッセンの存在を知ったハンクを新たな味方に加え、引き続きヴェッセン絡みの事件に挑むニックとモンロー。シーズン1で襲われ昏睡状態になっていたニックの恋人ジュリエットが、シーズン2で目を覚まします。しかし、彼女はニックの記憶を失っていたうえに、彼の上司レナード警部と恋仲になり、ニックを悩ませます。 シーズン終盤、レナード警部と離れたジュリエットがニックの記憶を取り戻し、グリムとヴェッセンの存在を知ったことで、ニックとジュリエットは元の関係に戻ろうとしますが、その矢先にニックがヴェッセンに襲われてゾンビになってしまいます。

『GRIMM/グリム』シーズン3のあらすじ【ネタバレ】

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出典 : amzn.asia

治療を受けたニックは無事人間に戻り、警察の仲間や新たな協力者と一緒にヴェッセン絡みの事件を追う日々を送ります。 その一方で、シーズン1から何かとニックと因縁のあったヴェッセンのアダリンドは、ニックに奪われた能力を取り戻しました。その後、ヴェッセン王家の血を引く子を妊娠していたアダリンドは、王家にとって特別な子供“ダイアナ”を出産。しかし、王家に対抗するレジスタンスとの争いの中で、ニックの母ケリーにダイアナを奪われてしまいます。 ダイアナを奪われた恨みの矛先をニックに向けたアダリンドは、ニックからグリムの能力を奪う復讐を企みますが、この行為がニックとの子を身籠もる結果に。アダリンドはニックの息子を、母の名からケリーと名付けます。

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『GRIMM/グリム』シーズン4のあらすじ【ネタバレ】

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出典 : amzn.asia

普通の人間となってしまったニックは、グリムとして覚醒する前の生活に戻りますが、力を取り戻すかで悩んでいました。しかし、ある事件がきっかけでジュリエットと協力してグリムに復帰。 そして、捜査中にヴェッセンを目撃して苦悩していたウー巡査部長にヴェッセンの存在を教え、グリムとヴェッセンの秘密を共有する仲間に加えます。 しかし,ニックの力を取り戻す術の副作用でヴェッセンになってしまったジュリエットは、彼を恨むようになり、ニックとジュリエットは敵対する関係になってしまいました。

『GRIMM/グリム』シーズン5のあらすじ【ネタバレ】

GRIMM/グリム シーズン5 DVD BOX
出典 : amzn.asia

ヴェッセンによる支配を目論む組織「ブラッククロウ(黒き鈎爪)」が、世界中で暴動を起こし始めます。ヨーロッパでは、ヴェッセンの統治機関「ヴェッセン評議会」が壊滅するなど、その被害はどんどん広がっていました。 ブラッククロウに対抗する秘密組織「ハドリアヌスの長城(HW)」は、ニックたちに協力を求めるなどして戦力の増強を狙います。シーズン4ラストで死んだと思われたジュリエットを、以前の記憶を持たない“イヴ”として蘇生させて仲間に加えますが、行政にまで入り込んだブラッククロウの力は強大で到底太刀打ちできません。ニックやモンローは、次第にブラッククロウに追い詰められていきます。 ブラッククロウに取り込まれたレナード警部は、ポートランド市の市長選に立候補。娘のダイアナも父レナードのもとに返されます。しかしダイアナは強い魔力を持つようになっており、レナードを操ってブラッククロウの幹部ボナパルトを殺害します。

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『GRIMM/グリム』シーズン6のあらすじ【ネタバレ】

次期ポートランド市長となったレナードはニックを追い詰めますが、グリム騎士の宝とされる杖の力で難を逃れます。一方、ニックはレナードの市長就任を阻むため策略を巡らせ、レナードが市長になることを阻止。 異界から来たドクロの男“ツェアシュテーラー”に襲われたイヴを取り戻すため、ヴェッセンが本性のまま棲む異界へ乗り込んだニック。しかしツェアシュテーラーの目的はダイアナとケリーであり、逆にこちら側の世界へ入って来てニックの大切な仲間たちをすべて殺害。そして全員を生き返らせたければ、ニックが持つ杖の破片をこちらに渡せと要求します。

杖の破片を渡そうとするニックの前に、母ケリーと叔母マリーの霊体が出現し、ともに戦ってツェアシュテーラーを倒すことに成功。そしてツェアシュテーラーの体に入口が開き、杖とともに吸い込まれたニックは時間を遡って、異界へ行く前に戻って来ることができたのでした。

ドラマを盛り上げるメインキャスト一覧

ニック・ブルクハルト役/デヴィッド・ジュントーリ

刑事であるニックは、ある日突然力が覚醒したことに戸惑いながらも、ヴェッセン絡みの事件に刑事として、また、時にはグリムとして取り組むことになります。 ニックを演じるデヴィッド・ジュントーリは、大学生の時に、MTVにスカウトされて同局のリアリティー番組『Road Rules』に出演したことをきっかけに芸能界入り。その後は、TVドラマ『コールドケース』や『プライベート・プラクティス』等へのゲスト出演を経て、ニック役として主役に抜擢されました。

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モンロー役/サイラス・ウィアー・ミッチェル

ブルットバットのモンローは菜食主義者の時計技師です。ニックと出会った当初はグリムであるニックを警戒していたものの、ヴェッセンについて何も知らなかった彼に助けを求められたことがきっかけで、ニックの裏の相棒になりました。 サイラス・ウィアー・ミッチェルは、TVドラマ『プリズン・ブレイク』のヘイワイヤー役や『マイ・ネーム・イズ・アール』のドニー役など個性的な役を演じることで知られています。

ハンク・グリフィン役/ラッセル・ホーンズビー

ハンクはニックの仕事上の相棒で、ニックの良き理解者でもあります。当初はヴェッセンの存在を知らなかったものの、ニックと共に行動するうちに、知らない間にヴェッセンと関わっていくことになります。 ラッセル・ホーンズビーは、TVドラマ『Lincoln Heights(原題)』で主人公のエディ・サットンを演じたことで知られています。本作終了後はNETFLIX制作ドラマ『運命の7秒』にレギュラー出演しています。

ジュリエット・シルバートン役/ビッツィー・トゥロック(現:エリザベス・トゥロック)

ジュリエットはニックと同棲中の恋人です。ニックとは仲睦まじかったものの、ニックが何かを隠していること気付いていたため、ニックからのプロボーズを断っています。その後、紆余曲折を経てニックを取り巻く状況を知り、グリムやヴェッセンに協力するようになります。シーズン4終盤で死亡してしまうものの、「イブ」として生き返ります。 ビッツィー・トゥロックは、数々のTVドラマや映画『アーティスト』への出演で知られています。私生活では本作のニック役のデヴィッド・ジュントーリと2017年に結婚しました。

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ショーン・レナード警部役/サッシャ・ロイズ

ニックとハンクの上司であるレナード警部は、ヴェッセン王家の王子であり、ヴェッセンと人間の間に生まれたザウバービースト。一時はジュリエットと恋に落ちますが、アダリンドとの娘ダイアナをもうけます。 サッシャ・ロイズは、イスラエル出身の俳優。カナダ・モントリオールで舞台経験を積んだ後、トロントでテレビ・映画出演を始めました。『メンタリスト』『Dr.HOUSE』『CSI:科学捜査班』など、数々のテレビドラマでゲスト出演しています。

ドリュー・ウー役/レジー・リー

ウー巡査部長は、ニックとハンクの同僚で、持ち前の情報収集能力で事件の捜査を全面的に支えています。捜査中にヴェッセンを目撃したことで精神的に追い詰められてしまいますが、真実を知ったあとは吹っ切れ、ヴェッセンに関する情報収集も積極的に行うようになります。 レジー・リーは、ブロードウェイなどの舞台で経験を積んだ後、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどに出演しています。TVドラマでは『プリズン・ブレイク』のビル・キム役などで知られています。

アダリンド・シェイド役/クレア・コフィー

レナード警部と裏で繋がっていた弁護士で、ニックが初めて目撃した魔物。実はへクセンビーストといわれるヴェッセンであり、ニックの子ケリーを産んだ後は、ニックのもとに身を寄せて愛し合うようになります。 クレア・コフィーは、アメリカ・カリフォルニア州出身の女優。5歳から演劇を始め、地元の劇団で活躍していました。ロサンゼルスに移った後は、『コールドケース』『BONES』『CSI:マイアミ』などの人気テレビドラマに出演しています。

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ロザリー・カルヴァート役/ブリー・ターナー

ロザリーはフクスバウと呼ばれる狐型のヴェッセン。兄が殺害された事件がきっかけでニックとモンローと出会います。兄のスパイス店を引き継いでからは、薬とヴェッセンに関する豊富な知識と人脈を駆使してニックの捜査に協力するようになります。モンローとは種族を超えて恋に落ち、シーズン4で結婚しました。 ブリー・ターナーは、ダンサーとして映画『オースティン・パワーズ』等に出演した経験を持っています。役者としては映画『男と女の不都合な事実』や、TVドラマ『THE MENTALIST/メンタリスト』等に出演しています。

テレサ・“トラブル”・ルーベル役 ジャクリーン・トボーニ

ヴェッセン殺しの事件で、ニックとハンクに初めて出会ったトラブル。当初は自身がグリム一族であることを知らず、ヴェッセンが見えるのは精神的におかしいからだと思っていました。ニックとともに暮らすようになり、度々彼を助けるようになります。ニックとは血の繋がった親戚。 ジャクリーン・トボーニは、アメリカ・カリフォルニア州出身の女優。イタリア系とアイルランド系の血が流れています。高校から劇団ACTの舞台に立ち、演技はミシガン大学で学びました。卒業後はニューヨークやロンドンで修行し、トラブル役を得てブレイクを果たしています。

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マーティン・マイズナー役/ダミアン・パックラー

ヴェッセン王家に対するレジスタンスの古参で、後に「ハドリアヌスの長城」にも加入。ヴェッセンとの戦いを熟知しており、複数のヴェッセンとも渡り合える力を持っています。 ダミアン・パックラーは、1972年4月10日生まれの俳優・プロデューサー。『GRIMM/グリム』で知られる他、2002年のテレビドキュメンタリー『Let’s Roll: The Story of Flight 93(原題)』や、2014年のホラー映画『Death Factory(原題)』に出演しています。

大団円な結末を迎えた「GRIMM/グリム」シリーズ!スピンオフの噂も?

一時は敵となったレナード警部、恋人ジュリエットが蘇生して復活したイヴ。そして息子ケリーをもうけて愛し合うようになったアダリンドとの関係がもつれていくのかと思いきや、最後はニックが仲間たちの元に戻って大団円を迎えた「GRIMM/グリム」シリーズ。 レナード警部とアダリンドの娘ダイアナと、ニックとアダリンドの息子ケリーも成長し、20年後にはグリム一族の末裔として、ヴェッセンとの戦いを続けている様子も描かれました。 2017年でファイナルとなるシーズン6を終了した『GRIMM/グリム』ですが、2018年にはスピンオフ製作の可能性も噂されています。新たな女性キャラクターのグリムが主人公とのこと。まだまだ『GRIMM/グリム』は終わらない!?