2018年5月16日更新

「シグナル」の色味の違いに気づいた?ドラマがもっと面白くなる8の魅力【韓国ドラマ原作】

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坂口健太郎(シグナル/プレス)

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坂口健太郎初主演ドラマ「シグナル」をもっと楽しむ8の魅力

坂口健太郎の初主演ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』。本作は無線機が過去と現在を繋ぎ、未解決事件の謎と真相を究明していくヒューマンサスペンスドラマです。 坂口健太郎の鬼気迫る演技やスピーディな展開が早くも評価されている「シグナル」ですが、他にも映像や展開にさまざまな工夫が施されているのをご存知ですか? これを観ればドラマがもっと面白くなる、「シグナル」の魅力8つをご紹介していきます!

ドラマ「シグナル」の各話ネタバレはこちらから!

1.海外ドラマ風の見応えのある展開

日本のテレビドラマ、主に刑事ものでは話が分かりやすく途中から観てもついていけるよう、一話完結の構成が主流になっています。しかし「シグナル」は、第1話の事件の犯人がいよいよ逮捕か、というところで翌週に持ち越され、第2話の半ば頃事件が終息しました。 これはクリフハンガーと呼ばれ、近年多くの海外ドラマで使用されている作劇手法のひとつです。一話完結型の方がリアルタイムの視聴率が上がり易いといわれていますが、録画機能やインターネット配信などが充実している現代では必ずしもリアルタイムに観る必要がありません。 2桁もあれば高視聴率ドラマと言われ、満足度が高くてもリアルタイムの視聴率が上がらない昨今。ドラマの満足度を重視させる為には、見応えのある展開で視聴者を引き込むこの手法の方が効果的なのかもしれません。

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2.本編に繋がるチェインストーリーが面白い!

ドラマ「シグナル」の本編終了後、翌週に繋がるもう一つのドラマ「チェインストーリー」が、GYAO!で独占配信されています。 第1話放送終了後に配信された第1.5話では、木村祐一演じる刑事の山田と池田鉄洋演じる鑑識官の小島が、第1話の事件のヒントや犯人や主人公の三枝について語っている貴重な回となっていました。 登場人物たちのキャラクターはそのままに、本編では描かれなかった登場人物の会話や過去、隠された秘密などが描かれていおり、どれも本編に密接に関わっている重要なストーリーとなっています。 さらに公式Twitterではドラマグッズが当たるプレゼントクイズが実施されているので、「シグナル」ファンにはチェインストーリーと合わせてお薦めです。

3.ドラマ『アンナチュラル』の犯人がまたもや犯人役に!?【ネタバレ注意】

第2話の終盤から第4話まで描かれた、20年前の連続女性殺人事件。紆余曲折あり主人公の三枝たちは、一連の事件の犯人を突き止めることに成功しましたが、その犯人役を演じていたのは、前クールのドラマ『アンナチュラル』でも犯人役を演じていた尾上寛之でした。 2018年1月から放送されたドラマ『アンナチュラル』は、石原さとみ演じる法医解剖医の三澄ミコトらが、死体の解剖により事件の謎や犯人を突き止めていく連続ドラマです。第8話から登場し、最後の事件の真犯人として出演していたのが尾上寛之で、26人もの連続殺人を実行した気味の悪い殺人犯役を好演していました。 テレビ局、スタッフなどに共通点は無いため単なる偶然だと思われますが、『アンナチュラル』では印象的な犯人だった為「あれ?犯人またこの人?」と思った方も多いのではないでしょうか?今回も7人の女性に手をかけた一癖ある犯人役を熱演していました。

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4.色味を抑えた映像技術でまるで映画のような雰囲気に!

ドラマ「シグナル」にはカラーグレーディングと呼ばれる映像加工が施されています。これは映像の色味を調整する事で鑑賞者の心情を誘導する効果があり、ハリウッド映画などでもよく多用されている映像技術です。 本作ではこれを暗めに設定し色味を抑える事でシリアスな空気感を生み、映画のような雰囲気を作り出しています。日本の民放ドラマでは2009年の『MR.BRAIN』が初めて、全編ノンリニアカラーグレーディングを行い注目を集めました。 「シグナル」は現在と過去が無線機で繋がるというSF的要素を含んだ作品の為、写真から人物がいなくなったりノートに書いた文字が動き出したりもしますが、そのような非現実的な描写もCGでリアルに表現するなど、映像にはとても力を入れているようです。

5.主題歌は大人気のBTS!挿入歌にはあの楽曲も

韓国のドラマが原作となっている本作では、日本でも大人気の韓国アイドルグループ“BTS(防弾少年団)”の「Don't Leave Me」が主題歌に起用されています。 オープニングとエンディングで流れ、ドラマの雰囲気を高めるのに一役買っていますが、さらに第5話ではBTSの代表曲「DNA」も挿入歌として起用されていました。 主人公の三枝が捜査の為に訪れたキャバクラの店内BGMに使用されており、「DNA」は2017年末の紅白歌合戦でも披露された楽曲の為気付いた方も多かったのではないでしょうか?韓国好きの方やBTSファンにも嬉しいサプライズ演出でした。

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6.視聴率も順調!?関西では高視聴率を継続

ドラマ「シグナル」は初回視聴率9.7%でスタートし、その後8.4%、8.3%、7.9%、6.7%と推移しています。 現在と過去が交差する物語の設定上、少し目を離すと話について行けなくなるので、ある程度の視聴率低下はやむをえないですが、この視聴率はあくまで関東地区での数字。関西方面では高視聴率を記録しているのです。 本ドラマの制作は関西テレビで行われており、その放送地区である関西での視聴率は初回が12.9%、第5話も11.6%と5話連続で2桁をキープしています。 同枠前クールの亀梨和也主演ドラマ『FINAL CUT』は、初回視聴した7.2%でスタートし、その後最終回まで6~7%台を前後した結果に終わりました。関西地区での視聴率も、初回が10.7%、最高が11.4%だったので比較すると高い数字を記録していることが分かります。

7.ドラマ「シグナル」は最高傑作と称された韓国ドラマが原作

ヒューマンサスペンス史上最高傑作と称された原作の『シグナル』は、2016年に韓国で放送された全16話の連続ドラマです。 『Bleak Night』や『高地戦』、『建築学概論』に出演したイ・ジェフンが主演を務め、その他キム・ヘスやチョ・ジヌンが出演。韓国のゴールデン・グローブ賞と呼ばれる権威ある百想芸術大賞をはじめ、数々の賞を受賞した大ヒットドラマとなりました。 1話あたり60分超えの全16話なので長すぎるかと思いきや、緻密に構成された伏線の数々がスピード感を感じさせるほど。様々な工夫がされているリメイク版ですが、原作も脚本や映像のクオリティなどが高く評価されているので、見比べてみるのも面白いでしょう。

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8.韓国版『シグナル』では波乱続きの結末が衝撃!【ネタバレ注意】

主人公の三枝は、実の兄が冤罪によって逮捕され自殺しているという悲しい過去を持っている日本版「シグナル」ですが、原作では一連の事件が波乱の展開を迎えています。【以下ネタバレ注意】 (原作のストーリーに日本版のキャスト、地名を合わせています。) 過去にいる大山(北村一輝)とともにこの事件を捜査することになった主人公の三枝(坂口健太郎)は、調べていくうちに真犯人が同じ高校に通う生徒会員の7人だということ、それを警察幹部の中本(渡部篤郎)が隠蔽していたことを知ります。 中本は真犯人の生徒の中に居た大物議員の甥を助ける為、証拠を掴んでいた三枝の兄を自殺に見せかけ殺害していました。さらに中本に脅されていた岩田係長(甲本雅裕)が、過去に大山を殺していた犯人だということも判明。しかし中本により岩田係長も殺され、第一発見者である三枝が容疑者扱いされてしまいます。 一方で三枝が持っていた無線機が大山の物で、過去の大山と繋がっていると知った桜井(吉瀬美智子)は、半信半疑ながらも殺害現場となった谷原記念病院に行かないでほしいと大山に伝えました。 この助言を受けた大山は死を回避し、さらに三枝の兄が持つ証拠を受け取り大物議員の甥の逮捕に成功します。岩田係長の命も助かり、三枝の容疑も晴れて万事解決と思いきや、議員の甥の事件隠蔽に失敗した中本は議員の手下により殺害され、その犯人に大山が仕立て上げられていました。 容疑者となった大山は姿を消し、現在も行方不明のまま。しかしある日桜井のもとに大山と思われる人物からメールが届き、三枝と桜井は大山が潜伏しているであろう場所に向かうところで物語は幕を閉じます。

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最後の最後はご想像にお任せ

いかがでしたか?最後は中本以外全員の命が助かったものの、大山の無実が晴らせるかどうかは不明のまま終わりました。過去を変えても全て解決する訳ではなく、悪とは闘い続けなければいけない、という製作者側の思いが込められているのかもしれません。 日本版の結末が原作と同じとも限らないので、原作を観た方もそうでない方も、日本版「シグナル」の結末は一体どうなるのか、要注目です!