2018年7月17日更新

Netflixオリジナル「オルタード・カーボン」の魅力とは?【ネタバレ注意、用語解説も】

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未来社会を描いたSFアクション!『オルタード・カーボン』

『オルタード・カーボン』の舞台は今から300年後の未来。地球から遠く離れた植民星で人々はデジタル化されており、裕福な人たちは何度も生き返りが可能である一方、貧しい人たちは生き返ることができないという弱肉強食の社会となっています。また植民星も保護国と呼ばれる統治期間に完全に支配されています。 本作はその社会で生きるエリート兵士タケシ・コヴァッチの活躍を、華麗なアクションを巧みに織り交ぜながら描いた作品です。 この記事では、同作のあらすじや魅力をネタバレ込みで紹介していきます。ネタバレを避けたい方は、注意して下さいね!

イギリス人作家リチャード・モーガンのSF小説の映像化作品

『オルタード・カーボン』はイギリス人作家リチャード・モーガンのSF小説を原作としており、現在配信中のシーズン1は10エピソードで構成されています。 原作は『オルタード・カーボン』、『ブロークン・エンジェル』、『ウォークン・フェアリーズ』の3部作となっており、シーズン1は第1部にあたる『オルタード・カーボン』の映像化となっています。『ブロークン・エンジェル』、『ウォークン・フェアリーズ』の映像化についてはまだ情報は入って来ていませんが、シリーズ化される可能性は高いと言えるでしょう。

スウェーデン出身の演技派俳優ヨエル・キナマンが主役を演じる!

主役タケシ・コヴァッチを演じるのはスウェーデン出身の俳優ヨエル・キナマン。母国スウェーデンで俳優としてのキャリアをスタートさせ、2010年公開の『イージーマネー』で世界中の注目を集めます。 その後アメリカのエージェントと契約を結び、ハリウッド映画への進出を果たします。そして2014年には『ロボコップ』で主役を務め、2015年には『聖杯たちの騎士』でクリスチャン・ベールと、2016年公開の『ラン・オールナイト』ではリーアム・ニーソンと、など大物俳優とも次から次へと共演を果たしています。 映画のほかドラマでも活躍しており、2016年からNetflixで配信されている『ハウス・オブ・カード 野望の階段』に共和党大統領候補で出演するなど、現在世界中から注目を集める俳優であることは間違いありません。 本作ではそのイケメンぶりに加え、見事な肉体も披露しており、新たなファンが増えることは間違いないでしょう!

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難解な用語を解説!

本作にはSF作品ならではの難解な専門用語が多数登場します。これらの用語を理解することによって、より作品を楽しむことが可能となります。今回は本作に登場する専門用語のうち、「スリーヴ」、「メト」、「スタック」、「二重スリーヴィング」を解説していきます。 「スリーヴ」は人間の記憶を移すことのできる新しい肉体のことです。つまり定期的に心をバックアップすれば、人々は死を回避できるということになります。 「メト」はスリーヴの購入を続け、不老不死となっている大富豪のことです。つまりスリーブは高額であり、貧しい人たちはスリーヴを繰り返し購入できないため、不老不死になれるのは大富豪層のみとなっています。 「スタック」は人間の記憶がデジタル保存されるものを示します。つまりスタックをコピーしたり、新たなスリーヴにインストールすることにより、不老不死となることが可能ということです。 「二重スリーヴィング」はひとつのスタックをコピーして複数のスタックにインストールすることです。電子化された記憶はコピーが可能なため、二重スリーヴィングが可能となっていますが、原則的には禁止の行為とされています。

250年後に生き返る主人公タケシ・コヴァッチ

日本人と東ヨーロッパ人が植民した惑星ハーランズ・ワールド生まれのタケシ・コヴァッチ。反乱軍のメンバーとして特殊訓練を受けるも反乱軍は絶滅し、タケシのみが生き残り、保存刑を受けることになってしまいました。 保存刑を受けたタケシは250年後に見知らぬスリーヴで目覚め、徐々に記憶を取り戻していきます。さらにスリーヴが大富豪バンクロフトの所有する会社からリースされたものであることが告げられます。 そしてバンクロフトから自身の殺人事件の解決を依頼されます。自由とお金という夢のような報酬が用意されていたにも関わらず、タケシは依頼を一旦は断ってしまいました。 しかし夜の街を歩きながら考え直したタケシはその依頼を受けることに決めたのです。

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メトのパーティー

タケシはバンクロフト殺害事件の真相の解明に乗り出し、バンクロフトを脅迫していた元兵士のヴァーノン・エリオットの尋問を始めました。 そしてバンクロフトがメトを集めたパーティーに招かれ、娘のリジーの安全を守ることを約束にヴァーノンを相棒にしてパーティーに参加をします。 しかしパーティーで特に有益な情報も得られず、メトも怪しげな人ばかりで、タケシはうんざりしていた上に、余興である無理やり無重力格闘に参加させられるはめに。 その後無事パーティーを抜け出すもリジーの働いていた売春宿を再び訪れたタケシは売春婦たちに薬を盛られてしまいます。

タケシのスリーヴの実態が判明

その後タケシは病院のような施設に搬送され徐々に意識が戻っていきます。しかし助かったわけではありませんでした。 二重にスリーヴしたギャングのディミトリ2に拷問され、さらになぜかライカーと呼ばれるのです。しかし過去に体験した訓練を思い出し、ディミトリ2を殺害して脱出に成功します。 さらにタケシの現在のスリーヴが保存刑服役中で、バンクロフト殺害事件は自殺であると信じているクリスティン警部補の恋人である元同僚であるライカーのものであり、それはクリスティンを苦しめることを目的にバンクロフトが買い取ったものだったと判明するのです。

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過去のタケシが明らかに!

タケシのスリーヴの実態が明らかになり、次にタケシの過去が明らかになっていきます。 250年前、タケシの母はタケシの父によって殺されており、妹レイリーンも暴力を振るわれていました。妹を守るためにタケシは父を殺し、そしてCTAC(植民地戦術強襲部隊)にスカウトされ入隊します。 そんなタケシはヤクザを殺す任務の遂行中にレイリーンと再会し、お互いを守るためにヤクザ、CTACの両方を皆殺しにします。そしてタケシはレイリーンとともに反乱軍に入隊し、エンヴォイ(外国特殊部隊)として特殊な訓練を受けていたのです。

告白

タケシの妹レイリーンはその後メトとなっており、バンクロフト殺人事件の終結を目的とし、手下にタケシを監視させます。 そんな中クリスティン警部補はレイリーンのクローンを見つけるも多数のクローンに襲われてしまいます。そしてクリスティンのスリーヴにレイリーンが入り込み、兄であるタケシに対して持つ歪んだ愛情を告白します。そしてタケシは自身のクローンを育て二重スリーヴとします。 そしてタケシ1がレイリーンに全ての自白を迫り、様々な真相が明らかとなっていくのです!

シーズン2の期待が高まる!!

タケシはレイリーンと戦い、レイリーンを殺害して心中を覚悟するもスタックが回収され、二重スリーヴであったタケシの一方が生き残り、ライカーにスリーヴを返却、さらにバンクロフトの悪事を暴いたところで物語が終了します。 ストーリーはシーズン1で完結のようにも見えますが、シーズン1で決着がついていない点も様々あり、シーズン2への期待が高まります。 2018年7月現在、まだシーズン2、シーズン3製作の話は聞こえてきませんが、そのニュースが飛び込んでくる日もそう遠くはないかもしれません!