2018年8月31日更新

第2弾『アントマン&ワスプ』の魅力的なトリビア14選【ネタバレ注意!】

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ネタバレ注意!『アントマン&ワスプ』のトリビアをご紹介!

2018年7月6日に全米公開された『アントマン&ワスプ』は、週末の興行ランキングで初登場1位を獲得。好調なすべり出しを見せています。 日本では8月31日公開となる本作に、ファンの期待は高まるばかり。今回は、そんな注目作『アントマン&ワスプ』のトリビア、イースターエッグなどをご紹介します。 『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』(2018)には参加していなかったアントマン。あの壮絶な戦いや、今後のアベンジャーズシリーズと本作のつながりはあるのでしょうか? ネタバレと捉えられる可能性のある内容ですので、本編未見の方はご注意ください!

1.ゴライアスの名前は『アイアンマン2』ですでに出ていた!?

アントマンを巨大化させる技術「ゴライアス」の名前は、実は2010年の『アイアンマン2』ですでに言及されています。 アーク・リアクターの影響で体調を崩していたトニー・スタークは、その問題を父ハワードがかつて研究していた新元素で解決できると確信し、ジャービスにペガサス、エクソダス、そしてゴライアス計画のすべての情報を探すよう指示しました。 ハワード・スタークが成し遂げられなかった新元素の発明に、ピム博士は成功していたのですね。

2.若きフォスター博士を演じたのは……。

ローレンス・フィッシュバーン
Brian To/WENN.com

本作では、CGでマイケル・ダグラス演じるピム博士の若い頃が表現されました。一方で、ローレンス・フィッシュバーンが演じたピム博士の元同僚、ビル・フォスター博士の若い頃は別の俳優が演じています。 若き日のフォスター博士を演じているのは、なにを隠そうローレンス・フィッシュバーンの息子、ラングストン・フィッシュバーン。 ローレンス・フィッシュバーンの息子が父の役の若い頃を演じるというのは、賛否両論あるでしょう。しかしこのキャスティングを知っていると、フィッシュバーン親子がどのくらい似ているのか見比べたくなってしまいますね。

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3.ハンク・ピムのホットウィールコレクション

天才科学者であるハンク・ピム博士は、自身が発明したピム粒子の技術を使って、研究所をはじめ様々なものを小さくして持ち運んでいます。 なかでも面白いのは、アメリカの人気ミニカーシリーズである「ホットウィール」のタイヤ型のケースに、小さくした車を入れて持ち歩いている点ではないでしょうか。 特に印象的なのは、紫色のボディにホットウィールらしい炎のペインティングが施されたヒュンダイのヴェロスター。しかし、映画で使われていたヴェロスターのミニカーは、ホットウィールではなく、タカラトミーのトミカのものだったようです。

4.ナイス改変!X-CONセキュリティ・コンサルタンツ

本作では、前作『アントマン』(2015)に登場したスコットの泥棒仲間、ルイスとデイヴ、カートが再登場しました。彼らは、自分たちのスキルを活かして「X-CONセキュリティ・コンサルタンツ」というセキュリティ会社をスコットとともに設立しています。 実は、コミックでもアントマンことスコット・ラングはセキュリティ会社を経営しており、その名前は「アントマン・セキュリティ・ソリューションズ」。従業員は、彼にマイアミで出会い、改心したスーパーヴィランたち。 しかしこの改変によって、映画オリジナルキャラクターである彼らが再び登場してくれたのはうれしい驚きでした。

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5.ホープ・ヴァン・ダインはワスプじゃない!?

マーベルコミックの正式な歴史では、ハンク・ピムとジャネット・ヴァン・ダインの間に子供はいません。しかし、MC2と呼ばれるユニバースでは、有名ヒーローの子供たちが活躍しています。 ホープはこのシリーズに登場しますが、人間としての名前はホープ・ピムで、その役回りはなんと「レッド・クィーン」という名前のヴィラン。双子のヘンリー・ピム・Jr. (ビッグマン)とともに、父が死んだのはアベンジャーズのせいと思い込み、復讐を企んでいます。 一方で、正式なマーベルユニバースでは2代目のワスプが誕生しますが、彼女はピム博士と最初の妻(ジャネットは2人目)の娘で、名前はナディアです。 「アントマン」シリーズはMCU作品のなかで、原作からの大胆な改変がもっとも多い作品かもしれません。

6.FBI捜査官ジミー・ウーは実はS.H.I.E.L.D.S.のエージェント!?

本作で自宅軟禁中のスコットを監視しているFBI捜査官ジミー・ウーは、コミックではS.H.I.E.L.D.S.のメンバーとして登場しています。 正確には、マーベルの前身アトラスコミックが1956年に出版した『The Yellow Claw (原題)』で、スーバーヴィラン、イエロークロウを捕まえるためのエージェントとしてはじめて登場しました。 その後、マーベルコミックの世界でS.H.I.E.L.D.の一員となり、後に「エージェント・アトラス」というヒーローチームのメンバーになります。 2013年には、スーパーパワーを持つアジアの子供たちのための学校「Pan-Asian School For The Unusually Gifted」をムンバイに設立しました。

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7.アントマンとジャイアントマン

身長約1,5cmのアントマンですが、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』からは巨大化もできるようになりました。 その詳細は本作で描かれており、彼の身長は約200mまで拡大。大きくなったことで世間の注目を集め、はじめて「ジャイアントマン」というニックネームをつけられ、テレビなども共通してその名前を使い始めます。 コミックのアントマンであるハンク・ピムもジャイアントマンとして活躍していますが、ジャイアントマンのときの彼は拡大するのみ。アントマンとは別のヒーローになりました。 映画版の主人公であるスコットは、大きくなったり小さくなったりするヒーローなので、アントマンでありジャイアントマンであるという、矛盾を抱えるようになりますが、これがMCUのなかで変わることは、おそらくないでしょう。

8.【ネタバレ注意】スタン・リーの登場シーンとセリフの意味は?

2018年現在95歳の高齢となったスタン・リーは、すべてのマーベル映画にカメオ出演することが難しくなってきたのでしょうか。 『デッドプール2』(2018)では、スタン・リーのカメオ出演はティーザーがメインで、本編では胸像や壁画だけでした。 しかし、本作でリーが登場したのはなんとカーチェイスのシーン。ワスプが誤って小さくしてしまった車に乗ろうとしていた彼は、「60年代はよかった!」と叫びます。 ちなみに60年代はアントマンが誕生した頃で、リーとともに数多くのヒーローを生み出したジャック・カービーを思い起こさせるセリフでもあります。

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9.【ネタバレ注意】ゴーストのトリビア!

MCUのキャラクターとの共通点が多数!

本作のヴィラン、ゴーストは映画オリジナルキャラクターと言ってもいいほどにコミックとは異なっています。しかし彼女には、これまでMCUに登場したさまざまなキャラクターたちと共通点があることにも注目です。 まず、コミックのゴーストは男性であり、映画化の際に男性から女性に変更されたのは『ドクター・ストレンジ』(2016)のエンシェント・ワンと同じ。女性のメインヴィランは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のヘラにつぐ2人目です。 また、ヴィランから改心したのは、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズと同じですね。

原作ではアントマンと戦っていない!

映画では、ピム博士のポータブルラボを奪い、アントマンと戦って活躍したゴースト。しかし、原作コミックの中では一度もアントマンと対峙したことはないそうです。

ゴーストのあだ名は?

エイヴァは自分を無形にして、壁をすり抜ける能力を持っています。しかし、自分でその力をコントロールすることが出来ないので、お化けのような仮面とスーツによって力を制御しています。 その名前と仮面、そしてバイクに乗ることから、ファンの間で彼女は“仮面ライダーゴースト”と呼ばれていたそうです。

10.親娘で違った理想の母親役

『アントマン&ワスプ』では、ピム博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが二代目ワスプを継承し、スーパーヒロインとして活躍します。 初代ワスプは、博士の妻であり、ホープの母であるジャネット・ヴァン・ダイン。ある任務の遂行中に消息不明になってしまうジャネットを、映画では『危険な関係』などで知られるミシェル・ファイファーが演じています。 この配役に関して、ホープ役のエヴァンジェン・リリー はミシェル・ファイファーのキャスティングを望んでいました。しかし、夫であるピム博士役のマイケル・ダグラスは、密かに自分の妻役はキャサリン・ゼタ=ジョーンズがいいと望んでいたとか……。

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11.アントマンとワスプ、幻の口論シーン

『アントマン&ワスプ』の予告編には幻のワンシーンが含まれています。 そのシーンとは、アントマンとワスプが敵と対峙した際に口論するシーンです。二人は、どちらが上から攻めるかで言い争いをしており、ワスプは自分に羽があるのだから自分が上から行くべきだと主張しています。 該当シーンは日本版本予告の後半にも含まれています(字幕では、「ここは俺に任せろ」というアントマンに対し、ワスプが「アリは飛べないでしょ?」と返しています)。 しかしこのシーンは本編には登場せず、口論の結果がどうなったのか観客は知ることができませんでした。

12.アントマン娘もスーパーヒロインだった

アントマンことスコット・ラングには別れた妻との間にキャシーという娘がいます。劇中で、キャシーが父親のパートナーになりたいと言うシーンが登場しますが、コミックではキャシーもスーパーヒロインとして登場します。 コミックでキャシーが変身するのは、父親と同じく体のサイズを変えることができるスタチュアです。スタチュアはティーンエイジャーによるヒーローチーム、ヤングアベンジャーズにも所属しています。ヘルメットは着用していないので、父アントマンとは違ってアリを操る能力はないそうです。

13.あのヴィランがゴーストの父親!

『アントマン&ワスプ』のキャストリストに名前があがった直後にも話題になったキャラクター、エリハス・スター。エリハスはその卵のような頭の形から、通称“エッグヘッド”と呼ばれ、「アントマン」シリーズに登場するヴィランの一人です。なんと劇中で、エリハスは本作のヴィランであるゴーストの父親であることも明らかになりました。 原作コミックでエッグヘッドは、アントマンに対抗するため自身もアリと交信できる装置を開発し、アントマンに挑みます。しかし固い絆で結ばれたアリたちとアントマンには叶わず、無様な敗北を味わっています。 「アントマン」シリーズに続編があるとすれば、次回のヴィランはこのエッグヘッドである可能師が高いのではないでしょうか。実写版ではどうやってアントマンと戦うのか、今後に期待したいところです。

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14.【ネタバレ注意】エンドロール中のシーンに『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』の影響が!?

『アントマン&ワスプ』のストーリーは、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)でスコットがソコビア協定反対派としてキャプテン・アメリカ陣営に加わったことに大きく影響を受けており、『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』と同じ日に終わっています。 ということは、本作の物語は「インフィニティ・ウォー」と同時進行していたということになります。 エンドロール中のシーンで量子世界に入ったスコットは、ピム博士やジャネットたちと通信できなくなってしまいましたが、これはどうしてだったのでしょう。 サノスがインフィニティガントレットを使って宇宙の半分を消滅させた影響で、ピム博士やジャネットらも消滅してしまったのでしょうか。

『アントマン&ワスプ』のトリビアやイースターエッグはまだまだあるかも!?

いかがでしたでしょうか。『アントマン&ワスプ』のトリビアやイースターエッグ、コミックとの関わりをご紹介しました。 『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の死闘が繰り広げられている間、アントマンは別の戦いをしていたのですね。しかしもちろん、MCUは次第に関わりながら物語の世界を広げています。特に今回のエンドロール中のシーンは、直前に公開された同シリーズの影響を直接受けていると見られ、この後に控えている作品への期待も高まります。 この記事で紹介した他にも、トリビアやイースターエッグはまだまだあると思いますので、ぜひ探してみてください!