2019年2月15日更新

アントマンが「アベンジャーズ」シリーズの鍵を握る!知っておきたい7のこと

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アントマン
©DISNEY

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アントマンの知られざる逸話を紹介!

2015年に単独映画が公開され、その後『キャプテン・アメリカ/シビルウォー』で登場したアントマン。2018年には第2弾となる単独映画『アントマン&ワスプ』が公開されるなど、その勢いは衰えることを知りません。さらに、MCUの集大成『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』の予告編にも登場していることから、かなり重要なキャラクターであることが伺えます。 そんなアントマンについて、知られざる7つのことを本記事で紹介します!

※本記事には『アントマン』以降のMCU作品のネタバレが含まれます

1.アントマンとは

アントマンとは、文字通り「蟻」のように小さく縮小するマーベルのヒーロー。それだけでなく、蟻を従えることもできます。もともとはS.H.I.E.L.D.のエージェントだったハンク・ピムがスーツを開発し、初代アントマンとして様々な任務に当たっていました。 実際、アントマンとはピム粒子を利用し物体縮小技術を駆使して作られたスーツを着てヒーローになるもの。そのため、中身は普通の人間であり、これまで色々な人がアントマンになっています。 アントマンには、相棒であるワスプがいます。ワスプもまた、同じように特殊スーツを着て自身の体や身の回りのものを縮小する能力を持ちます。彼らの能力はそれ以外にも、スーツやテクノロジーのアップデートによって、巨大化できるようにもなりました。

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2.これまでアントマンが登場したMCU映画作品

『アントマン』

記念すべき、アントマン初登場となった単独作品。刑務所から出所したダメンズ、スコット・ラングは元犯罪者ということで定職につくこともできず、離婚した妻の再婚相手からも非難される負け犬。愛する娘にも会わせてもらえなかった彼は、ある日昔の泥棒仲間のルイスと再会することで、再び犯罪に手をかけてしまいます。 しかし、彼がその日の依頼で盗んだものはヘンテコなスーツ。試しに着用すると、蟻サイズに縮小してしまったスコット!これが、MCUのアントマン誕生の瞬間でした。そして、スーツの開発者であるハンク・ピムや彼の娘、ホープ・ヴァン・ダインと出会い、スーツ技術を悪用しようとする悪者と戦うのです。

『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』

アイアンマンとキャプテン・アメリカがソコヴィア協定、そしてバッキーを巡って対立した、『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』。本作ではアントマンは、キャップ側につくように声をかけられます。実は、『アントマン』で遭遇したファルコンことサム・ウィルソンに一目置かれ、その後捜索されていたのです。 ドイツの空港で、アントマンはアイアンマン側のチームと戦闘。ここで初めて新機能の「巨大化」を使い、相手を圧倒しました。しかし、同じ新人のスパイダーマンによって動きを封じられてしまいます。

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『アントマン&ザ・ワスプ』

単独映画、第二弾。時系列は「シビル・ウォー」から2年後のこと。空港の戦闘で、キャップ側についていた“反乱者”たちは、その後水中刑務所に投獄されるもキャップによって脱獄していました。 しかし、スコットとクリント・バートンのみ、自ら出頭しソコヴィア協定に署名。また水中刑務所に投獄されることなく、軟禁を条件に自宅に帰ることができました。 そしてついに、軟禁の期限があと数日で解けそうだという時、再びスコットは事件に巻き込まれます。彼の夢に、かつて粒子の世界に行ったきり戻ってこなかった、ピムの妻でありホープの母親、初代ワスプのジャネットが出てきたのです。そのことを絶縁状態だったピムたちに連絡すると、彼らはジャネットを救うためにスコットに協力してもらうことに。 前回にまして娘のことが大好きなスコットは、家族とまた自由に外に出られる未来を壊したくない一方で、ヒーローとして求められる難しい局面に直面するのです。

3.「アントマン」シリーズに登場する重要なキャラ

ハンク・ピム

ハンク・ピムはアントマンのスーツ発明者であり、初代アントマン。天才科学者であり、S.H.I.E.L.D.のエージェントとして活躍していた過去が。蟻がスーツのモチーフになったのは、彼が昆虫研究家であったことに由来しています。 妻ジャネットを過去のミッションで失ってからというもの、彼女を救出するために量子トンネルを開発しています。

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ホープ・ヴァン・ダイン

ハンク・ピムの娘であり、2代目ワスプ。一作目では、へなちょこだったスコットに戦闘技術を教えます。母親のことで、父ハンクと確執がありましたが、イエロージャケットとの戦いを経て仲直り。二作目では相棒として共に量子トンネルの開発を行います。彼のラボで一緒に働くことから、彼女も相当知能が高いことが伺えますね。 守ってもらうよりは、守る。美しいだけではなくダメンズヒーローを守るヒロインとして、活躍します。

イエロージャケット

イエロージャケットことダレン・クロスは、一作目のヴィラン。ピムの元弟子・助手だった彼は、アントマンスーツを模倣して、イエロージャケットを作り、そのテクノロジーを軍事利用しようとしていました。 ピム・テックCEO兼科学者だった彼は、自分で実験を重ねるにつれて脳が悪影響を受け、殺人を厭わないほど凶暴な性格へと変化していきました。スコットを抹殺しに、娘のキャシーがいるパクストンの家に侵入しますが、スーツを破壊されて消滅してしまいます。

ジャネット・ヴァン・ダイン

ミシェル・ファイファー
©JOHN ANGELILLO/UPI/Newscom/Zeta Image

ピムの妻、ホープの母であり初代ワスプ。1978年にソ連の核ミサイルを止めるミッションにピム(アントマン)と共に挑んでいましたが、彼のスーツの縮小機能が壊れてしまい、代わりに自分がミサイルの内部に限界まで縮小して潜り込み行方不明になりました。量子世界に閉じ込められて、戻ってこれなくなったのです。 二作目では、前作で量子世界に一瞬足を踏み入れたスコットにテレパシーを送ったり、彼の身体を使ってピムやホープとコミュニケーションをとって、自分の居場所を知らせます。彼女を救うために量子世界に行ったピムと、無事再会を果たします。しかし、長い間むこうの世界にいたせいで量子エネルギーを体内に蓄え、超人的な存在になっていました。

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ゴースト

エイヴァことゴーストは、二作目のヴィラン。ピムの研究室を狙ってホープやスコットの前に現れますが、その正体はハンクのS.H.I.E.L.D.時代の同僚の研究者の娘でした。ある日起きた研究所の事故によって両親を失い、巻き込まれた彼女は全身に浴びた放射能のせいで身体が常に量子フェージング状態になってしまったのです。 その身体を治療することを交換条件に、以前S.H.I.E.L.D.の秘密行員として働いていました。しかし、彼らは彼女を治す気がなく暗殺者として、兵器として扱うだけでした。

4.原作でのアントマンは、ハンク・ピムだった?

MCUでのアントマンは、2代目であるスコット・ラングをアントマンとして描いています。しかし、本来は初代アントマンのハンク・ピムを主役とした映画になる予定でした。 しかし、ハンク・ピムはDVをするなど精神的に不安定で家族向きではないと判断されたため、スコット・ラングを主役にした映画が製作されることになったそうです。 ちなみに、マイケル・ダグラスがピム博士の役を引き受けた理由は、子供達のためだと言っています。彼には、妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズとの間に一男一女の子供がいます。彼が過去に演じた多くの作品は、幼い子供たちにはまだ早すぎる内容のものばかりでした。 しかし『アントマン』でピム博士役のオファーを受けた時は、胸を張って子供達に報告できたそうです。当時、14歳と12歳だった子供達も、「パパ、かっこいい!」と大喜びだったとか。 追い追い、パパの他の出演作も楽しめるようになるといいですね。

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5.エドガー・ライトが監督を務める予定だった

エドガー・ライト ゼータ
©Lia Toby/WENN.com

当初の予定と変わったのは、主演だけではありません。本作を監督したのは『イエスマン “YES”は人生のパスワード』で知られるペイトン・リードですが、元々はエドガー・ライトが監督を務める予定でした。 もともとは彼が、アントマンの映画化を企画し、マーベルに提案をしていたのです。 原作の大ファンでもあったライトは、2003年に企画を立案。その後も撮影テストやキャスティングなど、撮影に向けて準備を進めていました。しかし、2014年に“お互いの映画に対するビジョンの違い”を理由にライトは降板してしまいます。 実はライトは『アントマン』を、他のマーベル作品と全く関連性のない独立した作品にしたかったそうです。ですがこの考えは、マーベルが臨む世界観とは違っていました。 結果、映画『アントマン』はペイトン・リードが監督となり公開されましたが、ライトの名前は原案・脚本でクレジットされています。

6.「インフィニティ・ウォー」に登場しなかった理由

「インフィニティ・ウォー」公開時、アントマンが登場しないことが話題になりました。しかし『アントマン&ザ・ワスプ』の出来事が「インフィニティ・ウォー」と同じタイミングで起きていることが明かされました。ワカンダで他のヒーローたちが戦っていた時、彼はゴーストと戦っていたのです。 それに「インフィニティ・ウォー」でサノスの刺客が地球にやってきたのはニューヨーク。スコットはサンフランシスコにいたので、地理的にも距離があり、何が起きているのか気づけなかった可能性も考えられますね。そして、『アントマン&ザ・ワスプ』のエンドロールでは「インフィニティ・ウォー」で起きた“ラスト”が描かれ、スコット組のその後も描かれていました。

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7.アントマンがアベンジャーズのカギを握る?

アントマン&ワスプ
©MARVEL STUDIOS

先述のラストでは、スコットが量子世界に行く実験中に現実世界でピム博士、ホープ、ジャネットの三人が消えてしまった様子が描かれていました。スコットは塵にならず、量子世界に閉じ込められてしまったのですが、なんと『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』の予告編で戻ってきているのです! 一体誰が、彼を量子世界から連れ戻したのでしょうか?そして、量子世界こそが今後のMCU作品において重要になるとピム役のマイケル・ダグラスが明かしています。つまり、そこからどうにかして戻ってきたアントマンこそ、アベンジャーズの未来において重要な鍵を握る人物ということなのです。

「エンド・ゲーム」のアントマンの活躍に期待!

「ここを開けてくれよ!」と、突然アベンジャーズ本部に姿を現したスコット。頭を抱えるブラック・ウィドウやブルース・バナー、キャプテン・アメリカの救世主のような登場の仕方に、思わず彼が全てを解決してくれるのかもと、期待して仕方ありません。 真相はいかに?『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』は2019年4月末公開予定です。