シンビオート&ヌルを完全解説!種類や「ヴェノム3」で初登場した創造主の強さに迫る【マーベル】
【マーベル】シンビオートとはなんなのか?
シンビオートは地球外から来た寄生生物。“寄生した宿主と相互作用が働いて性質が変化する”という特徴があります。善良な人物に寄生すれば善良に、悪い人物に寄生すれば凶悪になるのです。 例えば、シンビオートの「ヴェノム」は善・悪両方の性質を持つエディ・ブロックに寄生したため、善と悪の両方を持つアンチヒーローになりました。またコミックでは、正義のヒーローとして活躍したシンビオートもいます。 しかし、シンビオートは宿主と感情や欲求が一致すると、より深い結合が生じて強い共生体になります。そのため、「カーネイジ」が極悪な連続殺人犯クレタス・キャサディに寄生した際、その相性の良さからヴェノムを圧倒する戦闘力を持ってしまいました。
シンビオートの強さ・能力
シンビオートの能力は個体や寄生する人物などによっても異なりますが、基本的に超人的能力を持ち、強力な腕力や攻撃力、回復力があります。多くが擬態能力や変形する力を持っており、個体によっては身体の一部を武器に擬態して攻撃したり、髪の毛を武器として操ったりするものもいるんです。 寄生された人物はこれらの能力を使えるようになり、また、シンビオートと精神を共存させて意思疎通が可能になります。カーネイジのように相性が良いと、完全に一体化することも。 ちなみにコミック版「ヴェノム」は、初めにスパイダーマンに寄生したため、そこでスパイダー・ウェブ(クモの糸)を出したり壁にへばりついたりといったスパイダーマンの能力を手に入れました。 ほとんどのシンビオートの弱点は「高温(熱)」と「超音波」です。
創造主ヌルが「ヴェノム3」で初登場!マーベルの大物ヴィラン
ヌル(Knull)は宇宙が創生する前に深淵で生まれた虚無の邪神で、「キング・イン・ブラック」などの異名を持ちます。「光」や「命」を毛嫌いしており、これらを作り出したセレスティアルズと対立し、「光」の破壊を目的にしています。殺戮を求める残虐な性格です。 見た目は、真っ白な肌とグレーの長い髪を持ち、黒いコスチュームの胸元には赤いドラゴンのシンボルが描かれています。 そんなヌルはシンビオートたちの創造神。敵対するセレスティアルズと戦うために、闇から彼らを自在に生み出しました。また、シンビオートたちにさまざまな影響を及ぼすことができ、無理やり従わせることも可能です。 「ヴェノム3:ザ・ラストダンス」でも登場するヌルですが、実は『ソー:ラブ&サンダー』の敵・ゴアが扱う漆黒の剣はヌルが初めて創ったシンビオート「オール・ブラック」という設定があります。
「ヴェノム3」でヌルはなぜ閉じ込められていた?
世界の支配を望んだヌルは、シンビオートの大軍団を組織して地球にも乗り込みますが、ソーに敗れてしまいます。ヌルが敗れたことで、ヌルとのつながりを失ったシンビオートは暴力に満ちた己の過去を恥じ、「クリンター(籠)」と自称するようになりました。 そして、シンビオートたちは創造主であるヌルへ反逆、母星をヌルを閉じ込めるための籠としました。彼らはより高潔な精神をもった者と共生することを望んでおり、あくまでも気高い戦士として生きようとしたのです。 ところが、「クリンター」のなかにも堕落した異端の存在が生まれ始めます。そうした個体は群を離れ、人間に寄生して邪悪な共生体を生み出してきました。クリンターの意図とは裏腹に、シンビオートは暴力的だという悪評が定着してしまうのでした。 映画1作目で、ヴェノムはライフ財団に捉えられたシンビオートの1体とされていたので、堕落していない群にいた個体だったと思われます。当初は暴力的だったヴェノムですが、エディと共生するようになってから、アンチヒーローとして活躍するようになりました。
「ヴェノム3:ザ・ラストダンス」でのヌルの活躍
「ヴェノム3」で登場したヌルはすでにクリンター星に幽閉されており、その籠から脱出するための鍵であるコーデックスを唯一持つヴェノムを追って手下であるゼノファージを地球に送り込んできます。 本作ではヌルの活躍は大きく扱われませんでしたが、ヴェノムを追跡するゼノファージたちの強さは段違いで、ヴェノムたちは苦戦を強いられることに。手下であるゼノファージの強さを踏まえると、ヌル自体の強さは底が知れないものになりそうです。 さらに、ミッドクレジットシーンではヌルが再び登場。コーデックスが消滅したにもかかわらず、「黒の王」の復活を宣言する姿が映されました。 「黒の王」とは暗黒世界の支配者であるヌルの別名で、今後のSSU世界においてヌルが世界を再び闇で覆おうと画策する可能性が高そうです。
【種類】「ヴェノム3」までに登場したシンビオートを解説!
ヴェノム
【映画版】
2018年に公開された映画『ヴェノム』でも、強いパワーや形態変化、治癒能力など多くの能力を持っていました。しかし、スパイダーマンに寄生した経歴を持たないためスパイダーマンの能力はありません。胸元のクモマークもなく、黒い体に血管のような白い模様がデザインされました。 宿主のエディ・ブロックを演じたのは、映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)のトム・ハーディです。凶暴ながらも人間臭いヴェノムとしてとても魅力的に実写化されていました。
【コミック版】
コミック版のヴェノムは、強いパワーや変形など数多くの能力を持っています。また、スパイダーマンの能力を完全にコピーしているうえ、スパイダー・センス(スパイダーマンの予知能力)を無効化できるようにもなりました。真っ黒な身体に、胸元に白いクモのマークがあるのが特徴的です。 スパイダーマンの次に記者のエディ・ブロックに寄生したヴェノムは、エディがボディビルダーでもあったためムキムキな姿に。その後、マフィアのボスの息子や、映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)にも登場したヴィランのスコーピオン、パーカーの同級生フラッシュにも寄生しています。
【ヴェノム3】トキシン
【映画版】
カーネイジとの対決の際に死亡したとされていたマリガン刑事は、エリア51に囚われシンビオートに寄生されていました。コミックと色が違い、作中で名前は明言されませんでしたが、マリガンが寄主なので、シンビオート共生体はトキシンであると考えられます。 トキシンはエディにヌルの手下であるゼノファージが迫っていることを知らせ、絶対にコーデックスを渡してはいけないと忠告します。しかし彼はその後、ゼノファージの襲撃によって命を落としてしまいました。
【コミック版】
カーネイジが生んだ新しいシンビオート、トキシン。警察官のパトリック・モリガンに寄生します。 パトリック・モリガンは正義感の強い男で、妻子とともに幸せに暮らしていました。シンビオートに寄生され自分の能力が向上したことを知ると、トキシンとして悪と戦います。 カーネイジの子に寄生されながらもパトリックの正義感の強さのため、トキシンはヴィランとなることはありませんでした。 妻子が危険にさらされることを恐れた彼は、自分の正体を告げることなく家族のもとを去り、正義の味方として活動を続けます。
【ヴェノム3】ラッシャー&アゴニー
【映画版】
(画像右:シーヴェノム、左:アゴニー) 「ヴェノム3」では、5体のシンビオートがエリア51に囚われていました。ゼノファージとの戦いにあたって、研究員のセイディ・クリスマス(クラーク・バッコ)が彼らを解放し、それぞれ一時的に研究員たちに寄生。ヴェノムとともにゼノファージに立ち向かいます。 彼らの名前は不明ですが、体の色からクリスマスに寄生した深緑色のシンビオートがラッシャー、ペイン博士(ジュノー・テンプル)に寄生した紫色のシンビオートがアゴニーと考えられます。
【コミック版】
ライフ財団がヴェノムから作り出した5体のうち、緑色の身体を持つラッシャー、ダークブルーのライオット、オレンジのファージ、紫色のアゴニーの4体は、残りの1体であるスクリームに宿主を殺害されました。 4体のシンビオートは、アフリカ系アメリカ人のスコット・ワシントンに寄生して「ハイブリッド」という強力な共生体に。しかし、スコットも最後はヴェノムに殺され、4体はアメリカ軍に取り押さえられて生物兵器になりました。
【ヴェノム2】カーネイジ
【映画版】
2021年公開の映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のメイン・ヴィランとして登場するのがこのカーネイジです。宿主となる連続殺人鬼のクレタス・キャサディを、「ハンガー・ゲーム」シリーズのウディ・ハレルソンが演じます。 全身が真っ赤で凶悪な見た目や、身体の一部を武器に変形させて戦う点などは原作によく似ています。攻撃力でもヴェノムを上回り彼らは苦戦していました。
【コミック版】
カーネイジは、真っ赤な身体に黒い血管のような模様があり、紳士的な一面を持っていたヴェノムと異なり殺戮を好む凶暴性を持っています。 エディ・ブロックが刑務所に入れられたとき、同室にいたのが連続殺人の罪で服役していたクレタス・キャサディという男。幼い頃に実の母や祖母を殺した、生まれながらのサイコキラーであるキャサディに、ヴェノムから分裂したシンビオートの一部が寄生したことで生まれたのがカーネイジでした。 スパイダーマンとヴェノムの能力を受け継いでいでいるほか、身体の一部を斧や鞭に変形させて戦うことが可能で攻撃力が高いです。
【ヴェノム1】ライオット
【映画版】
2018年公開の映画『ヴェノム』にて、メイン・ヴィランとして描かれたのがライオットです。身体はグレーのような色で、ヴェノム より大きく、頭のてっぺんにヒビのような模様があるのが特徴でした。 強いパワーや回復力などの超人的能力に加え、身体の一部を武器に変形して戦っていましたが、原作と違って鈍器を好んでいるわけではなさそうです。 また、宿主が原作とは異なり、ライフ財団のCEOであるカールトン・ドレイクに変更されていました。演じたのは「サウンド・オブ・メタル」(2019年)のリズ・アーメッドです。
【コミック版】
ライオットは、ライフ財団がヴェノムから抽出したシンビオートから作り出した5体のうちの1体。ダークブルー色の身体が特徴です。スパイダーマンやヴェノムの能力を引き継いでいます。また、体の一部をハンマーなどの鈍器に変えて戦うことが多いです。 宿主になったのは、ライフ財団のトレヴァー・コール。5体は一緒にスパイダーマン&ヴェノムのコンビニ挑むも、敗北しました。 その後も生きていましたが、仲間の一体であるスクリームに宿主が殺害されてしまいます。 ※ライフ財団というのは、資産家たちの盲信によって設立された組織。冷戦が核戦争をもたらすと信じた彼らは核シェルターを建設、そのシェルターの護衛用にシンビオート共生体を作ったのでした。
「黒の王」ヌル復活後はどうなる?コミックでの活躍をネタバレ
永い時を経て深い眠りから目覚めたヌル。かつて地球でソーに敗れたシンビオート・ドラゴン「グレンデル」の破片とクレタス・キャサディの死体を結合させて生まれた新たなカーネイジなどを使って、邪神はついに封印を解きます。 ヌルは今度こそすべてを破壊し尽くそうと、かつて辱めを受けた地球に真っ先に向かいました。地球に到着すると、ヌルは地球全体をシンビオートで覆い太陽の光を遮ります。手駒にしたセレスティアルズで地上を蹂躙し、ヒーローたちの半数以上を手駒にしました。そして因縁の相手であるエディ・ブロックを殺害しました。 その後ヌルはヴェノムの息子ディラン・ブロックに興味を持ち、彼を手中に収めようとします。しかしディランに反撃され、ソーも戦いに加わったことで劣勢に。 シンビオートの集合意識への支配が崩れたところに、光の神であるエニグマ・フォースが現れます。「闇」の反転存在であるキャプテン・ユニバースによって蘇ったエディと対峙するヌル。しかしソーとシルバーサーファーから力を借りた「光の化身」に敗北。ヌルは完全に滅ぼされました。
原作コミックのシンビオート5種類を解説
オールブラック
オールブラックはヌルが最初に生み出したシンビオートで、「神殺しの黒剣」として知られています。手にした者は神をも超える力を持ち、暗黒を自在に操ることができるようになります。 言い伝えによると、オールブラックはそれ1つで世界中をその深淵に飲み込むことすら可能だとか。 ソーと戦ったゴアなど悪役が持つ武器と思われがちですが、それ自体はれっきとしたシンビオートであり、生きています。
アンチヴェノム
アンチヴェノムは、白い身体に黒い血管のような模様という、ヴェノムを反転したような見た目をしています。 シンビオートと分離したのちに病に侵されていたエディ・ブロックが、死の寸前に投与された薬の影響で、体内に微かに残っていたシンビオートが変質して生まれた共生体です。 この頃のエディはもうピーターに恨みを抱いていなかったため、完全な正義のヒーローとして活動しました。ヴェノムの持っていた能力に加え、人の病気を治癒し、放射能や薬物、寄生したシンビオートなどを取り除く能力があります。また、熱や超音波にも強いです。
スクリーム
スクリームは、ライフ財団がヴェノムから抽出したシンビオートから作り出した5体のうちの1体。ライフ財団のドナ・ディエゴという女性に寄生して共生体となりました。黒い顔と、黄色い髪&コスチューム、頭頂部の赤色が特徴です。 髪を操って攻撃するほか、シンビオートが苦手な音波を発するソニックナイフが主な武器です。。またドナ自身が高い戦闘能力を持っていたことから、戦闘に特化したシンビオートでした。 シンビオートの宿主たちを次々と殺しており、ライオットも圧倒しています。最後はヴェノムに殺されていますが、復活し新たな宿主に寄生しました。
スコーン
スコーンはシンビオートと精神科医タニス・ニーヴスの共生体です。 2010年から2011年に刊行されたスパイダーマンのスピンオフ『Carnage』で初登場しました。残虐な衝動に負けずヒーローとなったスコーンは、ほかのシンビオートにはない「テクノハイブリット」という能力を持っており、機械を取り込んで武器を作りだせます。
エージェント・ヴェノム
フラッシュ・トンプソンがシンビオートと結合し、政府のエージェントとなったのがエージェント・ヴェノムです。 フラッシュはピーター・パーカーの高校の同級生で、当時は彼をいじめていましたが、後に和解して親友に。 ベトナム戦争で従軍後、体育教師をしてい彼は、イラク戦争で軍に復帰。仲間を救うために自らを犠牲にし、両足を失ってしまいます。その後これまでの功績が認められ、政府のスペシャルエージェントとしてヴェノムと結合しました。 エージェント・ヴェノムは、これまでのヴェノムと違い、銃器を使うヒーローです。
シンビオートはなぜ宿主が必要?生態を解説
脳内物質と関わりがある
シンビオートは宿主の脳内で分泌される「アドレナリン」を主なエネルギーとしています。また、寄生している間は宿主の「ドーパミン」の発生を促すことができるようです。どちらも脳や体が興奮状態の時に分泌される脳内物質であり、ドーパミンはアドレナリンの前駆体(前の段階の物質)ですね。 また、シンビオートは脳にある神経伝達物資「フェネルチルアミン」が好物で、それゆえ人間の脳を食べたがるものもいます。ヴェノムが映画でチョコレートを食べたがっていたのは、チョコレートにもフェネルチルアミンが含まれているからなのです!
シンビオートの遺伝と生殖
シンビオートは遺伝によって知識や記憶を子孫と共有します。記憶にある思考を真似ることもできるようです。そのため、コミックの「ヴェノム」の子孫たちはスパイダーマンの能力を受け継ぎ、スパイダーマンの思考を真似ることも可能でした。 また、シンビオートは性別を持っておらず、無性生殖で1体につき生涯で1体の子を残します。ただし、「ヴェノム」にはライフ財団が強制的にシンビオートを抽出して培養し、5体のシンビオートを作り出したため、5体の子がいました。
地球にシンビオートが持ち込まれた理由
【映画版】宇宙開発を手がけるライフ財団が持ち込んだ?
映画『ヴェノム』(2018年)では、記者のエディ・ブロックがライフ財団の非人道的な実験の実態を暴こうとするところからスタートします。 エディ・ブロックがライフ財団の内部に潜入すると、そこではシンビオートを人間に寄生される実験が行われていました。助けようとしたエディは、その場でシンビオートに寄生されてしまうのです。 ライフ財団がシンビオートを地球へ持ち込んだ経緯は詳しく描かれていませんが、宇宙開発を手がける財団が独自に入手しました。 コミックと映画の大きな違いは「スパイダーマンが関係ない」こと。MCUではない映画『ヴェノム』はスパイダーマンを登場させられないため、このような誕生経緯が描かれたのではないでしょうか。ちなみに、映画『スパイダーマン3』(2007年)ではコミックス版に近い誕生経緯が描かれました。
【コミック版】スパイダーマンが地球に持ち込んだ
シークレット・ウォーの最中、コスチュームにかなりのダメージを受けていたスパイダーマンは応急処置としてシンビオートをまといました。シークレット・ウォーというのは、マーベルのスーパーヒーローたちとスーパーヴィランたちが集結した大決戦のことです。 シンビオートのブラックスーツはスパイダーマンにとっても大変便利なものでした。なぜなら彼本来の身体能力が増強されるだけでなく、スーツそのものからスパイダーウェブを噴射できたから。スパイダーマンは地球にシンビオートを持ち帰り、悪と戦うときに度々シンビオートを身に付けるようになりました。
スパイダーマンが捨てたシンビオートから生まれたヴェノム
やがてスパイダーマンは持っていたシンビオートを捨てました。ミスターファンタスティックことリード・リチャーズによってシンビオートのコスチュームの危険性が明かされたからです。 捨てられたシンビオートの次なる宿主となったのがエディ・ブロック。これがヴェノムの誕生でした。そのため、最初の宿主スパイダーマンの能力を受け継いでいるのです。 エディーの母は彼を出産した際に亡くなっていました。それが発端で彼の父は息子を憎み、エディーは親の愛に飢えて成長します。新聞記者としての才能を発揮するも、やはり父は無関心なのでした。 ある日彼はスパイダーマンに関する誤った記事を書いたせいで、お笑いぐさにされてしまいます。そのことを一方的に恨んでいるエディーは、ヴェノムになった後もスパイダーマンとよく対立します。
シンビオート&ヌルの「ヴェノム3」での活躍を見逃すな
今回紹介したシンビオートはほんの一部。たとえば、人造シンビオートが合体して生まれたハイブリッド、ピーター・パーカーの親友フラッシュ・トンプソンに寄生したエージェント・ヴェノム、ペイバックやスコーン、マニアなど女性を宿主とするシンビオートも存在します。