2024年4月9日更新

「このすば」アクアは駄女神!?借金まみれのアーク・プリーストを徹底解説!

このページにはプロモーションが含まれています

AD

「このすば」アクアってどんなキャラクター?

この素晴らしい世界に祝福を このすば
©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
身長 約165cm
職業 アークプリースト
年齢 不明
正体 女神
初登場 1巻1話
声優 雨宮天

アクアは本来、若くして非業の死を遂げた若者たちを、異世界の勇者として導く崇高な女神です。彼女はアクシズ教を信仰する狂信的な信者たちに崇められています。 しかし、主人公・佐藤和真(カズマ)の策略によって、彼女自身が異世界に召喚されてしまいます。それでも彼女は女神としての力を生かして、上級職の冒険者「アーク・プリースト」として働き始めることに。 冒険者生活がはじまり、カズマは「駄女神(ダメガミ)」というあだ名を彼女につけます。黙っていれば圧倒的に美少女ですが、実際は生活態度がだらしない無類の酒好きです。女神としての才能を生かしてアーク・プリーストという高位の冒険者となったものの、やりすぎる一面が災いを呼んだ結果、借金増へとつながる「下げ」な存在でした。 当初は女神らしからぬ「キラキラ」シーン(飲み過ぎ注意)などがギャップ萌え感を誘っていましたが、早い段階で本性が露見します。途中からは逆に、女神らしいことをすると「誰、この人」みたいな反応が返って来るという、とてもかわいそうなポジションに落ち着いています。

アクアが習得したスキル・技を紹介

『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』
(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会
ピュリフィケーション 液体を真水に浄化する
リザレクション 対象の人物を蘇生する
セイクリッド・クリエイトウォーター 洪水レベルの水を発生させる
花鳥風月 水を噴射する宴会芸
ゴッドブロー 「神の一撃であり相手は死ぬ」とアクアは言っている(死なない)

ピュリフィケーション

「ピュリフィケーション」は液体を真水に浄化する魔法です。アクアは触るだけで無意識に浄化可能です。また、飲酒時は浄化能力が弱まるため、酒を飲むことができます。 作中では、湖を浄化するシーンで使用されています。最初は水に浸かり、魔法を使わず浄化していたアクア。しかし巨大で凶暴なモンスターに檻を囲まれてからは、一心不乱に「ピュリフィケーション」を唱えていました。

AD

リザレクション

「リザレクション」は蘇生魔法です。天界の規定上、同じ人物には1回しか使えませんが、アクアは後輩の女神エリスにつけこみ、何回も使っています。 この魔法があるため、カズマは何度も捨て身の戦いをし、何度も死んでいます。初めて死んだとき、エリスは「リザレクション」を拒否しました。しかし先輩であるアクアがキレて、胸パッドをいじったことで使い放題になっています。

セイクリッド・クリエイトウォーター

「セイクリッド・クリエイトウォーター」は大量の水を生成できる魔法です。水の女神であるアクアが使えば、すさまじい効果を発揮し、その水量と威力はアクセルの街を飲み込むほど凄まじいです。 魔王軍幹部でありデュラハンのベルディアに襲われたとき、カズマは彼の弱点が水であると見抜きます。そしてアクアに水を出すよう頼んだ際に、煽られたアクアは女神の力を使いました。最終的に、彼女はフルパワーの「セイクリッド・クリエイトウォーター」で街を水浸しにさせてしまいました。 こうして魔王軍幹部討伐に大きく貢献したカズマたちは、多額の借金を負ったのでした……。

花鳥風月

「花鳥風月」は宴会芸です。水芸のように、両手の扇子から水を噴射します。習得に必要なポイントが意外と高く、5ポイントが必要です。 勝利したときの「勝利の花鳥風月」もお決まりで、アクアは怒り狂ったアンデッドを浄化しているときも、なぜか間に「花鳥風月」を入れました。彼女が最初に習得したスキルです。

AD

ゴッドブロー

「ゴッドブロー」は女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の拳です。アクアは「相手は死ぬ」と言いながら攻撃しますが、物理に強いモンスターには効きません。 発動した際の外見は、神々しさもありカズマが思わず期待するほどでした。しかし巨大カエルであるジャイアントトードにさえまったく効かず、結局は撃ち込んだ挙句にカエルのご機嫌をとり食べられます。

アクアの駄女神エピソード3選!「うざい」と言われてしまう原因に?

①:カズマの死因を笑い飛ばす

アクアの駄女神ぶりは、冒頭から既にダダ漏れでした。 物語の始まりは、死んでしまったカズマが、女神アクアと顔を合わせるところからです。彼は、車にひかれそうになった女子高生をかばって死んだと思っていました。しかし実際にカズマの前を横切ったのはノロいトラクターだったうえ、彼の死因は轢かれたと錯覚したショック死だったのです。 死因の説明をするアクアは、終始笑いっぱなし。「こんな珍しい死に方の人は初めてだ」と本人を目の前に散々バカにします。その後、強力な武器や才能を1つ持たせる代わりに、魔王のいる世界への転生を提案し、カズマはどの能力がよいか吟味します。 しかしアクアは、その姿をポテチを食べながら見下ろしていました。そして、「引きこもりのゲームオタクには期待してないからどうせ何を持っていっても一緒」と告げます。ついには、死者が後につかえているから早く選べと急かす始末です。 その結果カズマが選んだのが、アクアを道ずれにすることでした。自業自得ですね。

AD

②:すぐに借金まみれに

この素晴らしい世界に祝福を!
(C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会

アクアが駄女神なのは、借金体質と酒癖の悪さのせいもあるでしょう。 魔王軍幹部の1人デュラハンは、アクセルの街近郊の城に住みついていました。彼はめぐみんによって城に毎日爆裂魔法を撃たれ続け、激怒して街に乗り込みます。 そんな魔王軍幹部を相手に、カズマたちは持ち前の機転を利かせて見事勝利しました。しかし、この戦いでアクアが放った上級魔法は洪水を引き起こし、街の城壁を破壊していました。デュラハンを倒したものの、街から損害賠償を請求され、大赤字になってしまいました。アクアによる考えなしの一撃が、多額の借金を生み出したのです。 また、アクアは無類の酒好きで毎晩のように飲んでおり、酒場には飲み代のツケが溜まりに溜まっています。カズマからはお小遣いをもらっていますが、無計画にすぐ使い果たしてしまうため、ツケは溜まっていくばかりです。ギャンブルで一攫千金を狙っても、まず勝てません。 実はこれは、知力が低く運は最悪という彼女の能力値によるものなのです。

③:スキル習得は、宴会芸を優先!?

アクアは酒好きの中でも、大勢でどんちゃん騒ぎしながら飲む宴会好きのタイプです。そのせいか、彼女はスキル習得の際になにかと宴会芸を優先してしまいます。戦闘に役に立たないものばかり習得するのも、後先考えない無計画な性分のせいでしょうか。 非常に手先が器用で芸達者な一面があるので、宴会芸を覚えるとすぐ披露するのですが、その腕前は周囲からおひねりが飛んでくるほどすばらしいものです。カズマから、「こいつは芸だけで食っていける」と評価されるほどの実力を持っています。それゆえ、「宴会芸の神様」と呼ばれることもあります。 なお、このように芸人として立派な技術を持つアクアですが、おひねりは一切受け取りません。彼女独自のポリシーを持っており、金儲けには一切利用しないのです。 いろいろと空回っているのも、実にアクアらしいポンコツぶりだといえます。

AD

「駄女神」が転じて「うざい」に!?

駄女神エピソードを挙げればキリがないアクアですが、「うざい」という声も聞こえます。 彼女はすぐ調子に乗ったり、人をバカにしたりします。この駄女神さが、うざいと言われる原因でしょう。自分から勝負を仕掛け、負けると泣いて駄々をこねることもあり、その姿は高貴な女神様とは思えません……。 しかし泣き真似で気を引く、落ち込んだ次の瞬間にはケロッとしているといったうざさも、アクアのかわいい魅力です。うざかわいい言動が、アクアの特徴なのです!

ダメなだけじゃない!女神ならではの能力で活躍することも

この素晴らしい世界に祝福を!
C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会

これまで、アクアの駄女神エピソードを紹介してきました。しかしながら、そんな彼女もやるときはやる女なのです。 アクアは腐っても元は女神です。地上に降りて力が弱まっているとはいえ、その能力値は総じて高いものとなっています。平均以下の知力と運が最悪であることを除けば、全て平均以上です。その能力値の高さから、冒険者になった日に受けた職業適性検査では、ほとんどの上級職になれることが判明します。そして、彼女は上級職の1つである「アークプリースト」となりました。 アクアの能力値はいわゆる「カンスト」状態ですが、特に魔力値のパラメータは非常に高くなっています。初期段階でアークプリーストの全魔法を習得しており、治癒や浄化といったプリースト系スキルもお手のものです。 また「アクア」という名前のとおり、彼女は水を司る女神です。膨大な量の水を作り出したり、触れただけで水を浄化したりといった能力はスキルとは関係なく持っていて、クエストの中でもその特別な才能をしばしば活用してきました。 悪目立ちしすぎるアクアですが、こうして見ると、冒険者としてはたいへん優秀だといえます。

AD

アクアの名言(迷言)5選

「汝!もし私の信者ならば……お金を貸してくれると助かります!」(女神が借金)

この素晴らしい世界に祝福を!
(C) 2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会 (C)2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会 (C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

アニメ1期1話で登場したセリフです。 金がなく冒険者登録すらできないアクアは、おじいさんにお金を貸してくれるよう頼みます。そこで彼女は後輩の女神であるエリスの信徒に同情され、金を恵んでもらうのでした……。

「あたし、出汁をとられてる紅茶のティーバッグの気分なんですけど」(女神のお仕事)

アニメ1期5話で登場したセリフです。 湖を浄化するため、アクアはモンスターに襲われないよう檻に閉じこもり湖に浸されます。的を射た例えで思わず笑ってしまい、この後の惨事を知っていると、益々笑いが込みあげるシーンです。

「牛乳パックをたたむ仕事の単価を上げてもらったのに!?」(女神のお仕事)

アニメ2期3話で登場したセリフです。 借金が国家予算レベルまで膨らんだと嘆き、アクアはダンジョン攻略に行くと話すカズマにこのセリフを言い放ちます。まったく事態の深刻さをわかっていないのが、アクアらしいですね……。

「野菜の叩き売りもあまり休まず行ってるのに!?」(女神のお仕事)

上のセリフに続いて、アニメ2期3話に登場したセリフです。 やはり事態の深刻さがまったくわかっていないアクアに、カズマが頭を抱えるのも納得です。「あまり」というところにも、思わず少しは休んでるのかよとツッコミたくなりますね。

「返して!その子が最後の一本なの……最後の希望なの……その子を抱いてでないと眠れないの」(女神の高級シュワシュワ)

アニメ2期4話に登場したセリフです。 調子に乗って酒場にいた人全員に好きなだけ奢り、アクアは金をすべて酒代に使ってしまいます。カズマはそんな彼女が大事にしていた高級シュワシュワ(酒でも炭酸飲料でもない謎の飲み物。飲むと「シャワシャワ」する。)を、売り飛ばそうとします。泣きながらすがるアクアも、カズマの大切なジャージを燃やそうとしたんですけどね……。

AD

アクアの最後はどうなる?

アクアの最後で気になるのは、しっかりと生存しているのか、生存している場合は天界に帰ってしまったのかですよね。結論からいうと、彼女は最後まで生きており、さらに最終的には仲間と共に過ごした世界に残っています。 魔王を討伐し死亡したカズマは、天界でエリスと再会します。そこには天界に帰っているアクアの姿もありました。もうあの世界には帰れないと悟るカズマですが、魔王を討伐した彼には体そのままに復活するという特別な選択肢が与えられました。 そこでカズマは、魔王討伐報酬の願いとしてもう1度チートアイテムを貰えるよう頼みます。そして彼は、再度女神をチートアイテムに選んだのでした!

アクアを演じる声優は雨宮天(あまみやそら)!声優が変わった噂の真相は?

雨宮天

アクアの声を担当しているのは雨宮天(あまみやそら)で、1993年8月28日生まれの声優です。 代表作は『東京喰種 トーキョーグール』霧嶋董香役、『七つの大罪』エリザベス役など、他作品においてもヒロインを演じる事が多いです。 アニメ「このすば」の声優について、途中で変わったという噂が囁かれています。しかしアニメでも劇場版でも、声優が途中で変わった事実はありません。 実は「このすば」はアニメの前に、ドラマCDが制作されています。このドラマCDで各キャラクターを違う声優が演じたため、違和感を感じた人もいたようですね。ドラマCDでは、『らき☆すた』柊つかさ役などでお馴染みの、福原香織がアクアを演じました!

AD

「このすば」アクアはトラブルメーカーのうざかわ駄女神!

フラグを次々と立て、女神であるにもかかわらず何度もカズマに迷惑をかけるアクア。しかしその子供っぽさと元気でおバカな様子が、ファンを虜にしているのは間違いないでしょう。 2024年には、アニメ「このすば」の3期も放送開始。アニメや原作、漫画で、酒好き女神の活躍をぜひチェックしてみてください!