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アニメ「進撃の巨人」3期を楽しむには、やはりここまでのストーリーを把握しておくことが欠かせません。1期と2期のおさらいをするため、本編を観た人も観ていない人もぜひ1度目を通してみてください！

主人公のエレンは、大切な家と母親を奪った巨人に対して、激しい憎しみを抱く少年です。彼はのちに調査兵団訓練兵に志願し、幼なじみのアルミンとミカサをはじめとした仲間たちとともに、過酷な訓練に励むことになります。 その後、なんとエレンが巨人に変身できる能力を持っているということが発覚。その活躍のおかげで人類は巨人にはじめて勝利しますが、人類に害を及ぼす可能性もあるとの判断から、エレンは調査兵団の厳しい監視下におかれることになります。 やがて調査兵団は、巨人対策へ役立てるための壁外調査に出発。しかし、突如現れた「女型の巨人」に狙われたエレンを守るため、仲間たちは壊滅的な被害を被ることになってしまって……。

2期では、巨人にまつわる衝撃的な事実が判明します。これまで得体の知れない存在だった巨人の正体は、なんと人間だったのです。さらに壁を信仰する「ウォール教」のニック司祭によって、エレンの同期にあたるクリスタという少女が鍵を握る存在であることも明かされます。 そんな中、壁の調査に出た104期生たちは、「獣の巨人」をはじめとした巨人の群れに襲われ、絶体絶命の状況に。必死の抵抗でピンチを脱しますが、突如、自分たちも巨人化できると明かしたライナーとベルトルトが、エレンを連れ去ってしまい……。 大きな謎が明かされ、巨人と戦うことの意味が大きく変わっていった2期。より壮大なスケールで物語が繰り広げられていき、今後の展開から目が離せません。

ひとを喰う巨人に支配された世界。生き残った人類は巨大な三重の壁を築き、永きにわたって安息を保ってきました。 しかしある日、壁をも超える超大型巨人によって1番外側の壁が破壊されてしまいます。突如、巨人によって家族や故郷、すべてを奪われた主人公エレン・イェーガーは巨人の駆逐を誓い、幼なじみとともに訓練兵へと志願します。奪われた故郷を取り戻すため、人類の戦いを描いたダーク・ファンタジーです。

実の母親を目の前で巨人に喰い殺されるという過去を持つ主人公エレン・イェーガー。 巨人の駆逐のためには努力を惜しまず、壁の外を探索する調査兵団に進んで志願するという姿勢から、同期の間で「死に急ぎ野郎」のあだ名で呼ばれていました。猪突猛進で喧嘩っ早い性格をしており、いつもミカサやアルミンになだめられています。 しかし、正義感が強く訓練兵時代では同期の兵士の進路に大きな影響をおよぼします。 主人公のエレンの声を務めるのは、『マギ』や『七つの大罪』でも主要キャラクターを演じている梶裕貴。アニメや、映画の吹き替えはもちろん、バラエティ番組やラジオのパーソナリティーなども務め、彼のトークや明るい性格も魅力の1つです。

幼い頃、両親を亡くしエレンの家族に引き取られ、共に暮らしてきたミカサ・アッカーマン。 彼女はエレンのことを1番に考えていて、エレンを守ることが全てになっています。エレンからもらったマフラーを常に首に巻いているのが特徴です。 ミカサの声を務めるのは、『デビルズライン』や『聲の形』などにも出演している石川由依。舞台や朝ドラ『純情きらり』などで俳優の経験もあります。

エレンの幼なじみのうちの1人であるアルミン・アルレルト。 幼い頃、いじめられていたところをエレンとミカサに助けられます。彼は海や砂漠など、壁の外の世界に圧倒的な憧れを抱き、エレンに外の世界という存在を意識させるきっかけとなった人物です。 頭が良く、作戦の立案など兵団ではその非凡な発想によって多くの危機を乗り越え、必要不可欠な存在へと成長します。 彼を演じるのは、『図書館戦争』や『境界のRINNE』などにも出演している井上麻里奈。少年から少女役など幅広い役をこなしています。

これまでは「人類に脅威を与える巨人を殺すこと」を求められてきたエレンたち。しかし3期から、彼らは巨人ではなく、「自分たちと同じ人間と戦う覚悟」を決めなければならなくなります。 人間同士がそれぞれの守るもののために殺し合う場面は、時に目をそらしたくなってしまうほどです。しかし、苦しみ葛藤しながら自らの手を汚していく主人公たちの姿は、残酷であると同時に非常に見ごたえがあります。

3期では2期に引き続き、作品の世界にまつわる謎が次々と明かされていきます。中には、これまでのすべてをひっくり返す衝撃の事実も含まれていて、ストーリーを追うだけでもなかなか大変です。 とはいえ、まだまだ謎は数多く残されているので、クライマックスへの期待が高まります。緻密な構成の物語が好きな人も、怒涛の伏線回収に鳥肌が立ってしまうこと間違いなしです！

巨人の硬質化の力で壁を修復する作戦に向け実験をする一同は、エレンの不完全な巨人化が原因で失敗してしまいます。 ユミルが去ってから目標を見失ったクリスタは良い子でいることを辞め、エレンは彼女を励まします。その頃、クリスタの秘密を知るウォール教司祭ニックは遺体となって発見されるのでした。

リヴァイ兵長は戦いの中で、幼い頃彼を鍛えた憲兵のケニーと再会。ケニーは調査兵団を圧倒し、エレンとクリスタを連れ去りました。 ケニーの狙いは、エレンとクリスタをロッド・レイスのもとへ連れて行くこと。そしてロッドは、隠し子であるクリスタ(ヒストリア・レイス)を利用することを目論んでいました。

クリスタは本名をヒストリア・レイスと言い、レイス卿の領地の牧場で生まれ、娘に関心を示さなかった母のもとで孤独に成長しました。 ある時ケニーがヒストリアの母を殺し、ヒストリアはクリスタ・レンズという仮の名を与えられ遠方で暮らし始めます。クリスタは父ロッド・レイスから自分が真の王家の末裔と聞かされ……。

憲兵のマルロとヒッチは森の中で調査をする内に調査兵団に捕まり、リヴァイやジャンに接して調査兵団側に味方します。 王都ミットラスでは、調査兵団が民間人を殺害したとして兵団長のエルヴィンは尋問を受けていました。ハンジは殺された民間人リーブス会長の息子、フレーゲルと接触し中央憲兵の陰謀の証言を掴みます。

フレーゲルと町の住人が調査兵団を信じることに決めた頃、エルヴィンは裁判の中で、ウォール・ローゼ内の混乱を打破するには調査兵団の力が必要と主張していました。 しかしエレンの存在が危険視され、調査兵団は解体、エルヴィンは死刑に決まります。その時、ウォール・ローゼに超大型巨人が侵入したとの一報が入り……。

レイス家の牢に囚われたエレンの前にヒストリアが現れ、父ロッドとともにエレンの背中に触れました。そしてエレンは父親の記憶を読み取り、ヒストリアは幼い頃面倒を見てくれた異母姉のフリーダのことを思い出します。 エレンは、父グリシャがレイス家で犯した許されざる罪を知るのでした。

ロッド・レイスは、最強の巨人の力を持っていたフリーダの記憶や力をエレンから奪うため、ヒストリアに巨人化薬を打とうとしました。しかし、ヒストリアは父の願いを拒否しエレンを解放します。 新型立体機動装置の弱点を掴んだアルミンの助言で、憲兵を圧倒する調査兵団。しかしリヴァイの前に再びケニーが現れます。

ロッド・レイスは巨人化薬をなめ、巨人となります。エレンは父の犯した罪に絶望しこのまま喰われてもいいと自暴自棄になりますが、ヒストリアや調査兵団に助けられました。しかし、一同はロッドの巨人化を前に追い詰められピンチに。 仲間の言葉に自らを奮い立たせたエレンは、近くに落ちていたヨロイと書かれた小瓶に手をつけるのでした。

人のいる場所に引き寄せられる性質を持つ巨人化したロッド・レイスを倒すため、オルブド区の住民は避難させず囮として使うことを決める調査兵団。1人の被害も出さないと言い切るエルヴィンですが、最後に頼りになるのはエレンの巨人化の力です。 そしてついにロッド・レイスはオルブド区へやってきます。

かつてケニーは、ロッド・レイスの弟で巨人化したウーリ・レイスに破れました。ウーリはレイス家がアッカーマン一族に長年行ってきた仕打ちを謝り、ケニーはレイス家に仕えることに。 ある時ケニーは母を失ったリヴァイを拾い、生き延びる術を教え彼の元を去りました。そして瀕死で見つかったケニーは、リヴァイにあることを伝えます。

女王となったヒストリアは、貧しい人や困窮者を救い出し孤児院の院長としても奮闘しています。エレンはトロスト区の壁を塞ぎ、硬質化の能力を発揮してギロチン式の対巨人兵器「地獄の処刑人」を完成させました。 エレンは地下空間で見た父の記憶から、訓練兵団の教官キース・シャーディスを訪れ……。

調査兵団はウォール・マリア奪還作戦を2日後に決行としました。リヴァイがケニーから手に入れた巨人化薬の分析は難しく、薬はリヴァイが必要に応じて使用することになります。 エレンの父グリシャの地下室の調査を決めるエルヴィン。そしてリヴァイは作戦実行に向け、手負いのエルヴィンに留守番を迫りますが……。

ウォール・マリア奪還作戦のため、調査兵団は森を進みます。眠る巨人のそばをすり抜け、シガンシナ区を目指す一同。エレンは震えアルミンに心配されますが、会話するうちに落ち着きを取り戻しました。 ようやく5年前の惨劇の跡もそのままの故郷へたどり着いたエレン達は、奪還作戦を実行します。

シガンシナ区内に大勢の巨人が姿を現し、調査兵団は戦闘を始めます。「獣の巨人」や、四足歩行で荷を持つ巨人も現れ、エルヴィンやハンジは敵を注意深く観察していました。過去の経験から、まず馬が狙われると踏んだエルヴィン。 エルヴィンは兵団を馬を死守する班と鎧の巨人を倒す班の2つに分け、戦闘が始まります。

ベルトルトとライナーはかつて調査兵団で潜伏活動をしていたときのことを思い出し、巨人のリーダー・ジークに促され悪夢は自分たちの代で終わらせると誓います。 かつて口封じのためにマルコの立体起動装置を外したのは、忠誠心を試されたアニでした。アニを案ずることも許されない2人は、調査兵団を倒す作戦に挑みます。

大型巨人は火のついた瓦礫をばらまき、シガンシナ区は炎に包まれました。アルミンはベルトルトの読みを外したことから自信を失いジャンを頼りますが、打開策を探ります。 馬を死守する内門組では、獣の巨人の投石が容赦無く降り注ぎ古参兵は全滅。内門にはエルヴィン、リヴァイと新兵のみが残され……。

新兵達は獣の巨人となったジークに特攻を仕掛けます。次々と犠牲になる新兵達。そこへリヴァイが獣の巨人に近づき、超人的な身のこなしで倒しますが、四足歩行の巨人にジークを奪われてしまいます。 一方、アルミンは大型巨人が消耗戦に弱いことを見抜き、エレンと2人でベルトルトを倒すことを決意するのでした。

エレンはベルトルトを倒しましたが、アルミンは瀕死の重体に陥ります。そこへ四足歩行の巨人に乗ったジークが現れ、エレンに「お前は父親に似てない」、「俺たちはお前の父親の被害者だ」、「いつかお前を救い出す」と告げ、ライナーを連れ去るのでした。 瀕死のアルミンと重体のエルヴィン、リヴァイはどちらに巨人化薬を打つかの決断を迫られます。

目覚めたアルミンは、自分が生き残った理由を聞かされ衝撃を受けます。アルミンはエルヴィン団長とベルトルトの力を受け継いで、戦う運命を背負うことになりました。 生き残った団員は9名。そのうちハンジ、リヴァイ、ミカサ、エレンの4人は、エレンの自宅の地下室へ向かいます。

エレンの父グリシャは幼い頃、大国マーレのエルディア人収容区に住んでいました。憲兵に妹を殺されマーレを憎んでいたグリシャは青年となり、エルディア国の再建を図る復権派に加わります。 その後グリシャは、エルディア王家の末裔ダイナと結婚し息子ジークが産まれました。しかし、エルディアの希望となるように強要されたジークは、父母をマーレに売り……。

同胞や妻が次々と巨人化させられる中、グリシャはスパイのエレン・クルーガーに助けられます。彼はユミルの民であり、エルディアの9つの巨人の力を宿す1人でした。 巨人化を解いたエレン・クルーガーは、グリシャに自身の巨人の力を喰わせ、壁の中にある「始祖の巨人」を奪えと告げるのでした。

グリシャの手記から明らかとなった世界の謎は、ヒストリアの一存で壁の中の住民達にも公表されます。それは壁の外にも人類がおり、壁の中の民は「悪魔の民」と呼ばれ憎まれている衝撃の事実でした。 大型巨人の最初の襲撃から6年。壁の中から巨人は駆逐され、エレン達は壁外調査へ向かいます。

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