一風変わったヒーロー、ムーンナイトの正体とは?
Disney+で配信されるマーベルドラマシリーズのひとつとして制作が発表された『ムーンナイト』。 さまざまなキャラクターが登場するマーベル・コミックのなかでも、ムーンナイトは特に異色のヒーローとして知られています。 今回はそんなムーンナイトのプロフィールからトリビアまで、その魅力を紹介しましょう。
ムーンナイトの基本プロフィール
■本名:マーク・スペクター ■職歴:ヘビー級ボクサー、アメリカ海兵隊、CIA、傭兵 ■能力:格闘術、各種武器の取り扱い、ヘリなどの操縦、射撃、痛みへの抵抗力、テレパシーの妨害 ■弱点:脳の損傷 ムーンナイトことマーク・スペクターは元傭兵のヒーローです。彼はエジプトでの任務中、雇い主のブッシュマンが考古学者を殺したことを知り、彼の娘を守ろうとします。 その結果、ブッシュマンに瀕死の重傷を負わされ、古代エジプトの月の神コンシュの像の前で横たわっていました。そこにコンシュが現れ、その命と引き換えに奉仕を約束させます。そしてスペクターは、復讐の化身・ムーンナイトとして復活したのです。
解離性同一性障害を抱えるヒーロー
ユダヤ人であるマーク・スペクターは、青年期に家族ぐるみの友人であったパールマンが、実はナチスの脱走兵で、ユダヤ人をターゲットとした連続殺人事件の犯人であることを知ります。このことがきっかけで彼は解離性同一性障害を発症してしまいました。 このため、ムーンナイトは精神的に不安定であることが最大の特徴です。複数の人格を使い分けてヒーロー活動をしていますが、他人格が脳内会議をくり広げる解離症状がたびたび起こることが彼の悩み。また、洗脳やサイキック系の攻撃に対して高い抵抗力を持っています。
Disney+のMCUフェーズ4でテレビシリーズ化決定!
2019年8月23日(現地時間)にアナハイムで開催されたディズニーのファンイベントD23 Expo 2019で、ムーンナイトのテレビシリーズ制作が発表されました。 実はムーンナイトは、長い間ファンから実写化を望む声が挙がっていたキャラクターのひとり。しかも2018年には、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが今後映画化するキャラクターの候補にムーンナイトが入っていることを明かしていました。 一方で、彼はヒーローとして活躍するまで厄介な人物だったことを描く必要があるため、映画では時間が足りないと『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の脚本家クリストファー・マルクスがオンラインのトーク番組で語っていました。 テレビシリーズは映画よりも物語を語る時間が長くなるため、その問題はクリアできそうですね。
ムーンナイトのトリビアを紹介
デッドプールとは腐れ縁、ではない
ムーンナイトは白いフードを大きなマントが特徴のモノトーンで、胸やベルトに三日月の意匠が施されたコスチュームを着用しています。 しかしその姿は、デッドプールの腐れ縁ともいえるヴィラン・タスクマスターによく似ており、間違われることも多いのだとか。 タスクマスターは骸骨のマスクをつけているので、そこで見分けましょう。
デッドプールとの共通点が多い?
デッドプールとムーンナイトには、2人とも元傭兵であるという共通点があります。 また、ファンの間では「デッドプールとムーンナイト、どちらのほうがクレイジーか」という議論がたびたび起こっているのだとか。破天荒な性格とメチャクチャな行動で知られるデッドプールですが、ムーンナイトは彼に匹敵するほどクレイジーな性格で、奇行が多い人物のようです。 しかしこれは、彼が患っている病とは無関係であることを覚えておかなければいけません。
ひとりアベンジャーズを結成?
解離性同一性障害を患っているムーンナイトは、なんと一時期キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ウルヴァリンの3人の人格を脳内に作り出していました。 妄想の3人と脳内会議をくり広げる様子は、当時ファンから「ひとりアベンジャーズ」と揶揄されていたそうです。
ムーンナイトは今後人気に火がつくこと間違いなしのアンチヒーロー!
一風変わったヒーロー・ムーンナイトは、日本ではあまりなじみがないキャラクターですが、ファンの間では人気の高いキャラクターです。満を持しての実写化となる彼の、今後の活躍が気になりますね。 ドラマ「ムーンナイト」は、MCUフェーズ4のテレビシリーズとしてDisney+で配信されることが決定しています。Disney+の日本での展開はまだ不明ですが、楽しみに待ちましょう!