【ネタバレ含む】実写『約束のネバーランド』を原作と徹底比較!映画オリジナルシーンでゲスト俳優が登場?
タップできる目次
- 【あらすじ】映画『約束のネバーランド』命がけの“鬼ごっこ”が幕を開ける!
- 【見どころ】実写化で迫力を増す世界観とキャラクターの個性
- 【おさらい】『約束のネバーランド』映画では原作のどこまで描かれた?
- 【ネタバレ】原作漫画と映画を徹底比較!映画ならではのオリジナルシーンも
- 【ネタバレ】映画が伝えたかった3つのメッセージを考察!エマから学ぶ“強い意志”
- 【実写】キャストのキャラクター再現度をチェック!
- 【主題歌】ずとまよ「正しくなれない」で涙のエンドロール!
- 【制作】『約束のネバーランド』監督は平川雄一朗・脚本は後藤法子
- 【続編は?】『約束のネバーランド』で子供たちのその後を見届けたい!
- 実写映画『約束のネバーランド』最強の頭脳戦をお見逃しなく
【あらすじ】映画『約束のネバーランド』命がけの“鬼ごっこ”が幕を開ける!
『約束のネバーランド』の舞台となるのは、子供たちが幸せな暮らしを送る孤児院「グレイス=フィールドハウス」。ここに住む子供たちは、16歳を迎えるまでに里親に引き取られることになっています。子供たちはその日を待ちながら、家族で仲良く過ごしていました。 ある日里親に引き取られることが決まったコニー。彼女がハウスを出た後に、エマとノーマンは彼女の忘れ物に気づきます。2人はハウスの決まりを破り、決して近づいてはいけない「門」までコニーを追いかけることに。 しかしそこでエマとノーマンが見たのは、すでに亡骸になったコニーと、彼女の体を「食糧」と呼ぶ鬼の姿でした。実は孤児院は「食用児を育てる農園」で、子供たちの世話をするシスターは「飼育者」だったのです。 その事実に気が付いたエマ、ノーマン、レイの3人は、孤児全員でハウスを脱獄することを決意。壮絶な訓練ののち、命がけの“鬼ごっこ”が幕を開けます――。
【見どころ】実写化で迫力を増す世界観とキャラクターの個性
世界観の再現度がすごい!広大なグレイスフィールドと薄暗い森
本作を実写化する上でまず1番大切だったのは、エマたちが暮らす孤児院「グレイス=フィールドハウス」。孤児院の周りは鬱蒼とした森に囲われており、その広大さにエマたちは苦戦します。 重要な舞台となる森のロケ地には、長野県の入笠高原牧場が選ばれました。まさに原作通りに見える素晴らしい森である反面、高い標高にあるため、毎回全員で登山してロケ地に向かったといいます。 美しい洋館であるハウスは、国指定重要文化財となっている福島県の天鏡閣が外観として使用されました。原作そっくりなハウスを探すよう監督から命を受けたスタッフが、全国規模で捜索したそう!ここにもこだわりが詰まっています。
強烈なビジュアルの鬼に掻き立てられる恐怖心
本作の鬼のビジュアルはすべてCGで作られました。本作のVFXスーパーバイザーを務めた太田貴寛によれば、原作をベースにしつつ、CGをよりリアルにするため原作では省略されている部分も分析してデザインしたとのこと。 そんな緻密な作業の結果、実写版に現れた鬼たちはどれも強烈な個性を持ったキャラクターとして確立されています。人間の何倍もの大きさで、実際に目の前に現れたら震え上がるようなリアルな異形の姿は実写版ならでは。 登場した3体の鬼には、リーダーはボス、大きい鬼はマンティス、太っている鬼はファットと名前が付いているそう。また実はボスの声を担当しているのはなんと、『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨を務める関俊彦という小トリビアも!
ママと繰り広げられる心理戦!キャストたちによる迫真の演技から目が離せない
『約束のネバーランド』の魅力は、エマたち天才児3人とママとの心理戦にあります。出荷の年齢が高くなったことで、映画ではより説得力ある頭脳戦が繰り広げられました。ママ・イザベラ、シスター・クローネとの攻防戦にも注目です。 エマ、レイ、ノーマンはハウスの最年長であり、トップの成績を誇る3人。運動神経抜群のエマ、クールで博識なレイ、そして戦略派のノーマンは、それぞれ自分の強みを活かして「脱獄」を目指します。 また鬼に仕える飼育係という正体を隠して、子供たちに優しく接するママ・イザベラ。彼女を失脚させその後釜を狙うシスター・クローネと、ひと癖もふた癖もあるキャラクターも本作の魅力となっています。 浜辺美波はじめ気鋭の若手キャストに加えて、実力十分の北川景子、そしてインパクト抜群の渡辺直美が起こす化学反応から目が離せません!
若手俳優たちの光る演技力!ノーマン役・板垣李光人の演技に大反響
今回の実写版では、実力ある若手俳優がキャスティングされているのも大きな見どころ。なかでも1番の注目株は、なんといってもノーマン役の板垣李光人です。 物静かで知的、さらに中性的な魅力も兼ね備えた板垣李光人は、ノーマンそのもの。優しくも意志の固い性格、そして何よりもエマを大切に思っている表情など、どれも印象深く心に残ります。 ハウスの子供たちの中ではほかにも、脱出計画の実行部隊として活躍したドン役の山時聡真やギルダ役の安藤美憂の演技にも注目したいところ。未来ある若手俳優たちのこれからの活躍も楽しみです。
【おさらい】『約束のネバーランド』映画では原作のどこまで描かれた?
2016年から2020年の4年間、「週刊少年ジャンプ」で連載された漫画『約束のネバーランド』。2020年10月には全20巻として最終巻が刊行され、全世界での累計発行部数が2500万部を超える大ヒットとなっています。 12歳までの幼い子供たちが「楽園」である孤児院から「脱獄」するという異色の設定と、過酷な逆境に立ち向かう怒涛の展開が人気を呼びました。 なにより幸せだと信じていた孤児院が「農園」であり、子供たちは鬼の「食用児」だったという設定があまりにも衝撃的だと話題に。 2019年にはテレビアニメ化され、その人気にさらに拍車がかかりました。そして最終巻が出た同年に、満を持して実写映画が公開。実写映画は原作漫画の5巻37話「脱出」まで、アニメの第1期12話までのストーリーが描かれました。 さらに2021年1月からは、原作の5巻38話からが描かれるアニメ第2期もスタートします。
【ネタバレ】原作漫画と映画を徹底比較!映画ならではのオリジナルシーンも
出荷年齢引き上げ
原作ではハウスの子供たちは12歳までに“里親に引き取られる”ことになっています。しかし実写映画では15歳に引き上げられており、この変更に関しては“主人公たちが「子供」ではない”と原作ファンから批判も上がっていました。 映画撮影時のメインキャスト3人の実年齢は、浜辺美波が18歳、板垣李光人が16歳、城桧吏が13歳。原作の年齢に1番近いのは城桧吏で、実写版の年齢に1番近いのは板垣李光人でした。 実写版の3人が15歳であるという設定では、やはり1番下の城桧吏の体つきや声などから若干幼い印象を受けます。しかし逆にノーマンとエマが原作よりも大人びたキャラクターとなり、2人の聡明さとリーダーシップが際立っていました。
ノーマンが出荷……そのとき登場した謎の男・松坂桃李はいったい何者?
出荷の日、門に着いたノーマンの前に1人の男が現れます。このシーンは実写版オリジナルのもの。男は名乗らず、ノーマンにこの世界の秩序について話すのです。それは食用児を鬼に差し出す代わりに安穏に暮らしている人間たちがいるということと、それに抗う人間もいるということ。
そしてなんと、謎の男を演じたのはサプライズゲストの松坂桃李でした。 謎の男の外見や話す内容から、おそらくこのキャラクターは原作に登場したピーター・ラートリーであると考えられます。ピーターは食用児を救おうとしていた「ミネルヴァ」の弟であり、劇中でもミネルヴァについては言及されていました。 ここでの問答からは、ミネルヴァのような人が実際に外の世界にいると知った希望と、その希望をエマたちに託そうと決意を固くするノーマンの様子が伝わってきます。感情移入せずにはいられない、非常に印象的なシーンでした。
エマ率いる子供たちの脱走シーンにイザベラが登場!
原作では子供たちが壁の上から崖を渡るシーンに、イザベラは間に合っていませんでした。しかし実写版では、最後にエマが渡ろうとする瞬間にイザベラが追いつきます。
緊迫した脱出シーンを最後まで盛り上げた、実写版オリジナルのエマとイザベラが対峙するシーン。2人がそれぞれの想いをぶつけ合う、見応えあるクライマックスになりました。 イザベラは出荷された旧友レスリーとのエピソードを語り、またレイが彼女の実子であることも匂わせました。宿敵・イザベラの苦悩と意外な素顔に心を揺さぶられるシーンです。
【ネタバレ】映画が伝えたかった3つのメッセージを考察!エマから学ぶ“強い意志”
決してあきらめない心
原作漫画では、主人公・エマの常にポジティブな姿勢が強く目立ちますが、実写版でもそのキャラクターは健在。1度は絶望しても、すぐ切り替えて“ハウスの子供たち全員で脱出する”ことをあきらめませんでした。 レイには現実的でないと否定されますが、ノーマンはそんなエマの前向きさを信じ、戦略を練ります。最終的には4歳以下の子供たちはハウスに残していく選択をするエマですが、それも必ず2年後に助けに来るという強い意志を持ち続けていました。 どんな困難でも乗り越えようとするエマの姿からは、逆境に立つ向かう勇気や力をもらうことができます。
仲間を信じる心
『約束のネバーランド』には、多くのジャンプ漫画に通ずる、“仲間を信じる”というメッセージが随所に色濃く現れています。何よりもそれを感じられるのは、すべての子供たちに真実を伝え、密かに脱出の訓練を行なっていたシーン。 レイは幼い子たちには無理だろうと考えていましたが、エマは真剣に伝えればわかってくれると信じていました。また足手まといになる可能性があった子たちも決して見捨てず、チームとして助け合って脱出を成功させます。 自分を犠牲にしようとしていたレイをも最後に覚醒させたのは、ノーマンの綿密な計画だけでなく、エマの仲間を信じ抜く心でした。
希望にあふれた子供たちが掴む未来
壁を乗り越え、崖を渡り、森を抜けた先に外の世界を見た子供たち。ラストは輝く朝日がとても美しいシーンとなっていました。木の上に登ったエマに誰かが「何が見える?」と聞くと、エマは目を輝やかせ、無音で何やら口を動かします。
それは「ミ・ラ・イ」と言っているようでした。逆境を乗り越えて、子供たちが力で手にしたのは、輝く朝日のような「未来」であると、そう思えるようなシーンです。
現実世界でも逆境が続いている近年。本作のメッセージはすべて、人々の心の奥深くに刺さるものになっているのではないでしょうか。
【実写】キャストのキャラクター再現度をチェック!
ここからは実写映画版「約ネバ」のメインキャストを、再現度に注目して紹介していきます。エマ役には浜辺美波、レイ役に城桧吏、ノーマン役に板垣李光人とフレッシュなメンツが揃いました。
エマ/浜辺美波
エマはグレイス=フィールドハウスの最年長3人組のひとりで、学習力と運動神経に優れている人物です。ハウスの中では年少の子どもたちの世話係で、面倒見のよい性格。 そんなエマを演じるのは、浜辺美波です。もともと「約ネバ」のファンだったそうで、作品に対する愛も熱く、迷いを乗り越えてエマを演じたとか。 浜辺は2000年8月29日生まれの女優。2011年の東宝シンデレラオーディションでニュージェネレーション賞を獲得したことをきっかけに、芸能界デビューを果たしました。 ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2015年)や『賭ケグルイ』(2018年)、映画『君の膵臓をたべたい』(2017年)など、実写化作品に多く起用されヒロインを務めています。
原作の再現度は?
当時の実年齢よりも3歳若い役柄を演じた浜辺美波ですが、彼女の持つビジュアルの強さと演技力で、「少し大人びたエマ」という実写ならではキャラを創り出すことに成功しています。 さらにエマの特徴であるはねた髪の毛も再現!髪の毛の色も少し大人びたエマに合わせて、明るくも落ち着いたトーンのオレンジに。天真爛漫なエマの部分も残しつつ、子供たちのお姉さん的存在としても説得力ある演技を見せていました。
ノーマン/板垣李光人(いたがきりひと)
ノーマンはグレイス=フィールドハウスでも史上まれにみる頭脳をもつ天才とされる人物です。誰よりも優しく穏やかな性格で、戦略家な一面はエマやレイにも一目置かれています。 そんなノーマンを演じるのは、板垣李光人(いたがきりひと)。2002年1月28日生まれの俳優で、2歳のころからモデル活動をしていましたが、小学5年生の時から子役として本格的な活動を始めることになります。2018年には『仮面ライダージオウ』にウール役で出演し、人気を集めました。 本作での彼の存在は一際輝いており、実写版ならではのさらに大人びたノーマンを見事に演じ切っています。原作に敬意を払うスタンスも、彼の実直さと謙虚さを物語っていますね。
原作の再現度は?
板垣李光人が演じるノーマンは、原作にならったグレーの髪やブルーの瞳など見た目の再現度が高くなっています。メインキャスト3人の中でもピカイチの出来栄えです。 ノーマンは心優しく理性的なキャラクター。特に彼が輝いて見えたのは、エマとレイに自分の決意を語り抱きつく場面と出荷の日のシーンでしょう。悲しみを抑えた中にも熱い情熱が見え隠れする、素晴らしい演技でした。
レイ/城桧吏(じょうかいり)
レイはエマとノーマンと同じくグレイス=フィールドハウスで最年長の少年。明るい性格のエマと違って常にクールで、周りをよく観察している知識人です。 そんなレイを演じるのは、城桧吏(じょうかいり)。撮影時には監督に1番しごかれていたそうですが、そのかいあって、緊迫した場面では声に張りのある、迫力の演技を見せています。 城桧吏は2006年9月6日生まれの俳優。7歳の時から芸能活動を始め、ダンス・ボーカルグループ「スタメンKiDS」のメンバーとしても活躍しています。 2018年公開の映画『万引き家族』に出演し、一躍注目の的になりました。映画『都会のトム&ソーヤ』(2021年公開)で主演することが決まっており、今後の活躍が期待される子役です。
原作の再現度は?
原作のレイの髪型は再現していませんが、黒い髪や鋭い目などその特徴はつかんでいます。普段は子供たちとにぎやかに遊ぶような普通の男の子ではあるようですが、劇中ではクールなレイになりきっていました。 実年齢が下のため、エマやノーマンより幼さは目立ちますが、それを持ち前の演技力でカバー。特にハウスに火をつけようとするシーンでは、演技力の本領が発揮されていました。
マム・イザベラ(ママ)/北川景子
イザベラはエマたち孤児の面倒を見ているグレイス=フィールドハウスのママ。子供たちみんなに常に笑顔で優しく接し、子供たちもそんなママを慕っていました。しかしその正体は、鬼に仕える冷酷な飼育監で、施設から脱出しようとするエマたちの前に立ちはだかります。 本作では北川景子がイザベラを演じました。自身も原作ファンだったそうで、原作に真摯に向き合いながら、その上で映像化に挑戦したことを語っています。 映画『スマホを落としただけなのに』(2018年)など主演作を多くこなし、2021年にも主演映画『ファースト・ラヴ』が控えている北川。二面性を使い分けた演技と、ラストの独白は圧巻でした。
原作の再現度は?
北川景子が演じるイザベラは、ほぼ原作どおりの見た目が忠実に再現されています。その完璧な容姿は、ビジュアルや予告編が解禁された頃から大きな話題を呼んでいました。 慈愛に満ちた子供たちのママと無慈悲な飼育監という相反する面を持つイザベラを、動作や視線などで細かくも全身で表現しています。何より1番の見どころは、彼女の本心が明らかになるエマと対峙するシーンでしょう。
シスター・クローネ/渡辺直美
クローネはイザベラの監視強化申請によって、グレイス=フィールドハウスにやってきた補佐役のシスターです。イザベラと同じく鬼の手下ですが、彼女のミスを知ると、ママの座を奪うべく動き出します。 そんなクローネを演じるのは、渡辺直美。お笑いタレントでありながら、Instagramのフォロワー900万人超えの世界的なインフルエンサーでもある渡辺は、2017年にはドラマ『カンナさーん!』に主演したことも。 同じく2020年12月公開の映画『新解釈・三國志』に、絶世の美女・貂蝉役で出演している渡辺直美。系統の違う両作品で、彼女にしか出せない独特の存在感を見せつけています。
原作の再現度は?
シスター・クローネは、原作から大幅に見た目が変更されたキャラクターです。原作では実写化するのは難しいと思われるほどの迫真の表情を披露しているクローネですが、渡辺直美の「顔芸」によって映画でも驚きのクオリティで再現されています。 まず驚くのは、その目力の強さ!子供たちでなくても狂気と恐怖を感じるほど……なのに、彼女のコミカルな動きで笑いも生じるという不思議な存在感。クローネはまさに、実写版ならではのキャラクターになったのではないでしょうか。
フィル/森優理斗(もり ゆりと)
4歳以下の子供たちの中でも優秀なフィル。劇中ではミネルヴァ蔵書のフクロウの違いに気づいたり、クローネから豚のぬいぐるみを奪い返したりと要所要所で活躍しています。 フィルを演じたのは、2014年1月22日生まれの小学1年生、森優理斗(もりゆりと)。2020年には、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で阿君丸役を務めた他、Eテレ「天才テレビくんhello,」に出演しています。 劇中では原作同様、エマたちを大事な場面で助ける役割を果たしているフィルをいじらしくも可愛らしく演じていました。今回のフィル役で注目度が上がるのではないでしょうか。
【主題歌】ずとまよ「正しくなれない」で涙のエンドロール!
本作の主題歌は、注目の音楽ユニット「ずっと真夜中でいいのに。」が本作のために書き下ろした「正しくなれない」です。書き下ろした楽曲というだけあり、歌詞が本作の世界観を的確に表しています。 ずっと真夜中でいいのに。の世界観が好きで以前から曲を聞いていたという主演の浜辺美波は、主題歌を担当してくれるのは心強いかぎりとコメント。 また「主題歌『正しくなれない』は環境に抗うエマたちそのもので。初めて聴いたとき約束のネバーランドの実写映画の世界観が明確にみえた気がしました。」と感謝を述べています。 主題歌が流れるのは、本編が終わった後のエンドロール。切り絵風のおとぎ話のような映像と「正しくなれない」が合わさった時の感動は静かながらじわじわと心に染みてきて、この物語の続きが観たい!という気持ちにさせてくれます。
【制作】『約束のネバーランド』監督は平川雄一朗・脚本は後藤法子
監督を務めるのは平川雄一朗。ドラマでは『義母と娘のブルース』(2018年)や『集団左遷‼』(2019年)、映画では『僕だけがいない街』(2016年)や『春待つ僕ら』(2018年)など、多くの作品を手掛けてきています。 平川監督は「現代社会に通じる理不尽さや切なさが混在した世界で、必死に生きる子供たちの姿に感動と勇気をもらえるエンターテインメント映画になるよう、スタッフキャストと共に頑張っています。来年に映画が完成するまで楽しみにしていてください!」とコメントしました。 脚本を務めるのは、映画『僕だけがいない街』(2016年)やドラマ『10の秘密』(2020年)の後藤法子です。緻密で丁寧なストーリーに仕上がったのは、彼女の力が大きかったのでしょうか。
【続編は?】『約束のネバーランド』で子供たちのその後を見届けたい!
映画は原作漫画の序盤で終わっており、続きのストーリーが気になる『約束のネバーランド』。エマの呟くラストシーンを、何と言っていたのか想像させるようにした点を考えると、その後の子供たちの未来も見てみたいと思わせる仕掛けだったのかもしれません。 またピーター・ラートリーと思われる謎の男や、示唆されていたミネルヴァの存在も気になるところですね。 今回の実写版映画が好評なら、もしかすると続編も製作されるかもしれません。浜辺美波演じるエマが、また観られる機会があることを願うばかりです!
実写映画『約束のネバーランド』最強の頭脳戦をお見逃しなく
この記事では、実写映画『約束のネバーランド』について、あらすじや見どころ、気になる再現度をネタバレありで紹介しました。 週刊少年ジャンプの中でも独特の世界観を描くサバイバルストーリーがかなり忠実に再現され、さらに映画オリジナルシーンも差し込まれて見応えある作品となっています。 実写版『約束のネバーランド』の評価は、ぜひその目で確かめてみて下さい。