2019年11月25日更新

小泉孝太郎おすすめドラマ22選!2019年は『グッドワイフ』の弁護士役で注目!

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小泉孝太郎

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「親の七光り」とは言わせない!実力派俳優・小泉孝太郎のおすすめドラマを紹介!

小泉孝太郎は1978年7月10日生まれ、神奈川県横須賀市出身の俳優・タレントです。血液型はAB型。 第87・88・89代内閣総理大臣の小泉純一郎を父に持ち、弟の小泉進次郎もまた政治家として活躍。しかし孝太郎自身は政界ではなく、俳優として芸能界で生きる決意を固め、現在に至ります。 当初は仕事のオファーがなかなか来なかったものの、2001年に父・純一郎が内閣総理大臣に就任したことを機に複数の芸能事務所から声がかかり、現在も所属する「イザワオフィス」からのデビューが決定。同事務所の先輩である故・いかりや長介氏に師事し、経験を積んでいきます。 2002年にドラマ『初体験』(後述)で俳優デビューを飾ると、その後は数多くの話題作に出演。主な出演映画には「踊る大捜査線」シリーズ、『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』、『UDON』、『ベイマックス』(吹き替え)などがあります。

1.『初体験』

『初体験』は2002年に、フジテレビ系列で放送された作品です。 主人公は、27歳にして未だ“処女”であることに悩む小動物臨床獣医師・高梨真智(水野美紀)。ある日真智は、小学校時代の同級生で自身の初恋の相手・“フサちゃん”こと広田拓海(藤木直人)と、運命の再会を果たします。今作はそんな真智と拓海の間に芽生えた恋の行方を軸に、真智や彼女を取り巻く家族や友人たちが経験する様々な“初体験”の行方や、彼らが紡いでいく日々を描くラブコメディです。 小泉孝太郎は今作で、真智の弟・高梨歩を演じました。前述した通り、今作が小泉にとって俳優デビュー作となっています。

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2.『しあわせのシッポ』

『しあわせのシッポ』は2002年に、TBS系列で放送された作品です。 主人公・松井美桜(水野美紀)は、最愛の母を亡くして以来、ずっと一人で暮らしてきた27歳の女子高教師。ある日そんな美桜の前に、亡き母と離婚して以来一度も会っていなかった実の父親・松井八朗(長塚京三)が現れます。思いがけず、八朗から「一緒に暮らそう」と提案され、戸惑いながらも了承する美桜。 今作は20年という空白の時間を経て、次第に距離を縮めていく美桜と八朗の関係を軸に、幼馴染・赤木陸(坂口憲二)に片思いする美桜の切ない恋の行方や、彼らに待ち受ける意外な運命を描く物語です。 今作で小泉孝太郎は、美桜の同僚教師・西寺誠司を演じています。なお、主演を務めた水野美紀とは、前述の『初体験』に引き続いての再共演となりました。

3.『ホーム&アウェイ』

『ホーム&アウェイ』は2002年に、フジテレビ系列で放送された作品です。「踊る大捜査線」シリーズや『TEAM』などを手掛けた君塚良一が、今作でも脚本を担当しています。 結婚式を間近に控え幸せの絶頂にいる主人公・中森かえで(中山美穂)は、独身最後の思い出作りのため、元同僚の愛原町子(西田尚美)・秋葉原りる(酒井若菜)と共に上海旅行を楽しんでいました。しかし帰国直前の飛行機の中で、かえでは婚約指輪を忘れたことに気づき、慌てて取りに戻る羽目に。ひとり別の便で帰国し、やっとのことで自宅へとたどり着いたかえででしたが、隣家の住人が夜逃げしようとしているところに出くわし、なぜか一緒に逃がし屋のトラックに乗せられ、気が付くと北海道の大自然の中に放り出されていて……? 今作は、主人公のかえでが東京の自宅を目指しながらも、なかなか帰り着くことが出来ないまま日本各地を転々とし、行く先々で出会う人たちに幸せをもたらしながら、自身も夫婦や親子の愛について学び成長していく過程を描く、ロードムービー調のドラマです。 小泉孝太郎は今作で、かえでの弟・中森学を演じました。学は町子やりると共に、かえでの留守宅でかえでの帰りを待ちながら、失踪中のかえでの居場所や現在の状況についてあらぬ妄想を繰り広げていきます。その様子が今作のサイドストーリー的な役割を担っており、その中でかえでの人柄や境遇などが語られていくことになります。そしてそんな生活を続けていく中で、学とりるの間にも恋の予感が。ふたりの恋の行方にも、大いに注目が集まりました。

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4.『スローダンス』

『スローダンス』は2005年に、フジテレビ系列で放送された作品です。 自動車教習所に指導員として勤務する主人公・芹沢理一(妻夫木聡)は、「映画監督になる」という学生時代に抱いた夢を諦められずにいる25歳。そんな理一と高校時代に出会った教育実習生・牧野衣咲(深津絵里)は、実習最終日に「夢は諦めたらそこで終わってしまう」という感動的なスピーチをし、かつての理一に夢を追う勇気を与えます。 そんなふたりが教習所の教官と生徒として、ある日偶然に再会を果たすことに。当時の思い出を語り合うちに、かつて自身も感動した衣咲の言葉が、彼女の愛読書である漫画「SLAM DUNK」からの引用(つまりパクリ)だったことが判明し、憤慨する理一。これはそんな最悪ともいえる再会を果たしたふたりにやがて芽生えた恋の行方を軸に、彼らを取り巻く家族や友人たちの日常や恋、友情を描く物語です。 小泉孝太郎は今作で、衣咲の会社の後輩・八嶋優太を演じました。本社の営業担当で、衣咲が店長を務めるアパレルメーカー販売店の店員・小池実乃(広末涼子)に思いを寄せているという役どころです。

5.『アテンションプリーズ』

『アテンションプリーズ』は2006年に、フジテレビ系列で放送された作品です。1970年にTBS系列で放送された同名の人気ドラマが今作の原案となっており、2007年と2008年には後日談を描いたスペシャルドラマがそれぞれ放送されています。 幼少期から男性に囲まれて育ったせいか、男勝りで女性らしさなど皆無な主人公・美咲洋子(上戸彩)は、ひょんなことから世の女性憧れの職業であるキャビンアテンダント(CA)を目指すことに。紆余曲折を経て、なんとかCA訓練生となった洋子でしたが、持ち前の破天荒さゆえに、それぞれに癖の強い同期生たちや、厳しい教官たちとの間で様々な騒動を巻き起こしてしまいます。今作はそんな洋子の奮闘ぶりを軸に、洋子を取り巻く人々の仕事や恋を描いた物語です。 小泉孝太郎は今作で、パイロット訓練生・堤修介を演じました。仕事に対しては一途で真面目であるものの、プライベートでは二股三股当たり前のプレーボーイという役どころです。

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6.『不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜』

『不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜』は2006年に、フジテレビ系列で放送された作品です。有吉佐和子原作の小説「不信のとき」が、今作の原案となっています。 書道家の正妻・浅井道子(米倉涼子)と、クラブで雇われママをしている愛人・野上マチ子(松下由樹)とを両天秤にかけ、双方との情事を楽しむ男・浅井義雄(石黒賢)に対して、正妻と愛人双方がそれぞれの立場から大どんでん返しを仕掛けるという、異色の恋の駆け引きを描く物語。米倉演じる“正妻”と、松下演じる“愛人”がひとりの男をめぐって繰り広げる、壮絶なバトルの行方が話題となりました。 小泉孝太郎は今作で、道子に思いを寄せる書道家・近藤慶を演じました。かつて道子の父に師事していたことが縁で、子供を望む道子の人工授精の手伝いをすることになるという役どころです。

7.『ハケンの品格』

『ハケンの品格』は2007年に、日本テレビ系列で放送された作品です。『やまとなでしこ』『花子とアン』などを手掛けた中園ミホが、今作の脚本を担当しています。 人材派遣会社「ハケンライフ」で特Aランクの評価を受け、ありとあらゆる資格を持つスーパー派遣社員・大前春子(篠原涼子)は、ある日同社の仲介によって、都心に位置する大手食品会社「S&F」に3ヵ月契約で派遣されることに。自身に課せられたノルマだけを淡々とこなし、言いたいことがあれば上司であろうと怯まず発言、休日出勤も残業も一切お断り……という春子のスタイルは、共に働く同僚たちを翻弄し、困惑させるばかり。 しかし春子はその高いスキルによって、会社のピンチを幾度となく救っていきます。そんな春子の働きぶりを、周囲はだんだんと受け入れ認めるように。今作は春子とその同僚たちが共に仕事をこなしていく中で信頼関係を築き合い、共に成長していく過程を描いた物語です。 小泉孝太郎は今作で、春子が配属された営業部マーケティング課の主任・里中賢介を演じました。春子たち派遣社員を軽んじる他の正社員たちとは違い、彼女たちのことを名字で呼び重要な仕事も差別することなく任せる里中は、春子曰く「素晴らしい上司」。共に仕事をしていく中で、春子に恋心を抱くようになるものの、春子が自身と同期入社の東海林武(大泉洋)に惹かれていることに気づき、潔く身を引くという役どころです。

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8.『あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった』

『あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった ~カウラ捕虜収容所からの大脱走~』は2008年7月8日に、日本テレビ系列で放送された単発のスペシャルドラマです。前述の『ハケンの品格』と同様、中園ミホが今作でも脚本を担当しています。 「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」の“戦陣訓”を叩きこまれていた太平洋戦争当時の日本軍兵士たちが、その意に反して捕虜となり、収容されたオーストラリアのカウラという小さな街の捕虜収容所から大脱走を決行した「カウラ事件」を題材に描かれた今作。当時のオーストラリアはジュネーブ条約が厳守されており、日本兵捕虜の扱いも人道的配慮の行き届いた手厚いものでした。しかしそれならば彼らは何故、決死の覚悟をしてまで脱走と暴動を敢行したのでしょうか……? 今作は、オーストラリアでは誰もが知っているにもかかわらず、日本では歴史の教科書にすら掲載されていない歴史上の大事件を、あくまで戦陣訓を守ろうとしながら現状に悩む兵長・朝倉憲一(小泉孝太郎)と、妻が待つ日本へ生きて戻ろうとした伍長・嘉納二郎(大泉洋)というふたりの若者の視点で描き、“生きることの意味”や“人間としての尊厳”を見つめる物語です。 小泉孝太郎は前述の通り主人公・朝倉憲一を演じ、今作の主演を務めました。なお今作は、カウラ事件で辛くも生き残った憲一が、現代でその一部始終を孫娘・朝倉舞(加藤あい)に語り聞かせる形で進行していきます。現代の憲一は、山崎努が演じました。

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9.『天地人』

『天地人』は2009年に放送された、NHK大河ドラマです。火坂雅志原作の同名歴史小説が、今作の原案となっています。 主人公は、幼少期にその類まれな非凡さを見込まれて小姓となり、以来生涯にわたって主君・上杉景勝(北村一輝)を支え続けた名参謀・直江兼続(妻夫木聡)。今作は「愛」の一字を兜に掲げ、主君のため、家族のため、そして愛する民のために戦った兼続の激動に満ちた半生を、兼続や彼とともに戦国の世を駆け抜けた人々の活躍に絡めて描いた、壮大な歴史絵巻です。 小泉孝太郎は今作で、兼続の弟・大国実頼を演じました。幼名は樋口与七。幼くして家を出た兼続とは異なり、生家である樋口家で暮らしていましたが、成人後に兄の計らいで景勝の家臣となります。後に名を「実頼」と改め、小国家を継承。景勝の名代として豊臣秀吉のもとへ出向いた実頼は、他の上杉家家臣を差し置いていち早く秀吉から官位を授かり、苗字も「大国」と改めます。しかしそのことが兼続の逆鱗に触れたことから己の未熟さを実感し、兄から離れて自身を磨きたいとの理由から上方への居残りを志願するという役どころです。

10.『刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史』

『刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史』は2009年の6月20日と6月21日に、2夜連続で放送されたスペシャルドラマです。テレビ朝日の開局50周年を記念して制作された作品で、同局が開局60周年を迎えた2019年8月11日には、今作を1本に再編集した特別版が放送されています。 「帝銀事件」「三億円事件」などといった、昭和史に残る事件の捜査に執念を燃やした実在の刑事・平塚八兵衛(渡辺謙)の活躍を、実際に八兵衛が担当した「帝銀事件」「警備員殺人事件」「吉展ちゃん誘拐殺人事件」の3つにスポットを当てて描いた今作。物語は八兵衛の回顧録を作るために彼のもとを訪ねた産政新聞社会部記者・岩瀬厚一郎(小泉孝太郎)と、同社のカメラマン・吉崎真由(相武紗季)が八兵衛にインタビューし、八兵衛がそれに答える形で進行していきます。 小泉孝太郎は前述の通り、産政新聞社会部記者・岩瀬厚一郎を演じました。八兵衛とは吉展ちゃん誘拐殺人事件の際に、八兵衛宅に張り込み取材を行ったことが縁で知り合い、八兵衛の回顧録を作るために彼のもとを訪れ、その波乱に満ちた半生に思いを馳せていくという役どころです。

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11.『八重の桜』

『八重の桜』は2013年に放送された、NHK大河ドラマです。 少女時代に実兄で会津藩士の山本覚馬(西島秀俊)から鉄砲の手ほどきを受けた主人公・山本八重(綾瀬はるか)は、明治元年に勃発した戊辰戦争にて、自身も男たちに混ざってスペンサー銃を手にし、共に籠城戦を戦ったことから「幕末のジャンヌ・ダルク」と称されます。その後、のちの同志社大学創始者・新島襄(オダギリジョー)と自身2度目となる結婚をし、名前を「新島八重」と改めた八重は、大学の設立を目指す夫を陰に陽に支え、大学が設立されると、共にその経営に尽力。夫を「ジョー」と呼び捨てにしたり、依然和服が主流であった当時としては珍しく、いち早く普段着として洋服を取り入れるなど、常識や固定概念にとらわれないその人柄は、多くの人々を魅了しました。今作はそんな八重の生涯を、1年に渡り壮大なスケールで描いた歴史絵巻です。 小泉孝太郎は今作で、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜を演じました。討幕派の攻撃をかわし、徳川家の存続をかけて大政奉還を行うも、新政府から官職と領地の返還を求められ、京都を追われてしまうという役どころです。

12.『お助け屋☆陣八』

『お助け屋☆陣八』は2013年に、日本テレビ系列で放送された作品です。 舞台となるのは人情の街、東京・浅草。明治時代から続く人力車屋の五代目・俥屋陣八(宮川大輔)は、先代である祖父・四代目俥屋陣八(加藤茶)から、法で裁けぬ悪を成敗する裏稼業「お助け屋」までも任されることに。今作はそんな陣八が、医者崩れのホスト・井口達也(小泉孝太郎)、腕っぷしの強い下町芸者・ポン太(山崎静代)らと共に、困っている人を助け、法では裁けない悪い奴を懲らしめていく過程を描く、痛快ストーリーです。 小泉孝太郎は前述の通り、今作で陣八と共にお助け屋で働く井口達也を演じました。代々医者を営む裕福な家庭に生まれ、自身も外科医として辣腕をふるっていたものの、医療ミスをカネで隠蔽する病院の体質に嫌気がさし、医師を辞めてホストに転身。当初は面白半分でお助け屋を手伝っていましたが、ホストを廃業し、正式にお助け屋に参加するようになるという役どころです。

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13.『名もなき毒』

『名もなき毒』は2013年に、TBS系列で放送された作品です。宮部みゆき原作の長編推理小説「誰かSomebody」「名もなき毒」が、今作の原案となっています。 ごく普通の人間が心の奥底に抱える“毒”と、その悲しい連鎖が生み出す大事件を、妻の父が経営する大会社の広報室に勤める主人公・杉村三郎(小泉孝太郎)が明らかにしていき、その中で生まれた様々な人間ドラマと共に描く今作。物語は、 妻の父・今多嘉親(平幹二朗)に頼まれて、彼の専属運転手をしていた梶田信夫(平田満)の葬儀に列席した杉村が、梶田が自転車にひき逃げされて亡くなったことを知り、正反対の性格を持つ梶田の2人の娘たち(深田恭子・南沢奈央)と共に事件の真相を追う過程を描いた「誰かSomebody」(第1話~第5話) 杉村たちが住む町で、断続的に人が殺される無差別殺人事件が発生。一方で自身が働く広報室に配属されたものの災いばかりをまき散らし、クビになってしまった元社員・原田いずみ(江口のりこ)の過去を調べていた杉村が、そのことを相談に出向いた先で無差別殺人事件の被害者遺族たち(真矢みき・杉咲花ほか)と出会い、それがもとでいつの間にか事件に巻き込まれてしまう過程を描いた「名もなき毒」(第6話~最終話) の2部からなり、小泉孝太郎は前述の通り、今作の主人公・杉村三郎を演じています。

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14.『プラトニック』

『プラトニック』は2014年に、NHKBSプレミアムの「プレミアムドラマ」枠で放送されました。『すてきな片思い』『人間・失格~たとえばぼくが死んだら~』を手掛けた野島伸司が脚本を担当しており、前述の2作に主演した中山美穂と堂本剛が野田の強い希望によってキャスティングされたことでも知られる作品です。 先天性の重い心臓疾患を患う娘・沙莉(永野芽郁)を助ける道を模索する主人公・望月沙良(中山美穂)は、自宅で自殺志願者のサイトを見つけてその書き込み内容に苛立ち「どうせ死ぬなら、娘に心臓をください。」と書き込んでしまいます。一方その同じ時、ネットカフェで同じサイトを見ていた“青年”(堂本剛)は、沙良の書き込みを見つけ「僕のハートを差し上げます」と返信。 それを読んだ沙良は、そんなうまい話があるわけない、という弟・和久(小泉孝太郎)の心配を聞きつつも希望を捨てることが出来ず、カフェで青年と待ち合わせることに。やって来た青年は自身が悪性脳腫瘍に侵され、余命を宣告されていることを沙良に告白。事情を知った沙良は自身がオーナーを務めるコンビニで彼を店員として雇い、自宅で同居を始めるのですが……? 今作はそんな偶然の出会いを果たした青年といつしか強く惹かれあうようになった沙良が、「娘が生きていくこと=愛する人の死」である事実に苦悩しながらも、悲しく切ない愛に溺れていく過程を描く、悲劇的なラブストーリーです。 小泉孝太郎は前述の通り、沙良の弟・望月和久を演じました。当初は青年を“心臓提供者”としてしか見ておらず、深い懐疑心で彼を拒絶していましたが、彼の人柄や置かれた境遇を知って徐々に受け入れるようになるという役どころです。

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15.『ボクの妻と結婚してください。』

『ボクの妻と結婚してください。』は2015年に、NHKBSプレミアムで放送されました。樋口卓司原作の同名小説が今作の原案となっており、前年の2014年にはドラマ版と同じキャストで舞台化もされている作品です。 お笑い番組が大好きなテレビ局員の主人公・三村修治(内村光良)が、ある日突然“余命半年”を宣告されるところから、この物語は始まります。“笑い”をモットーに生きてきた修治が真っ先に心配したのは、愛する妻・彩子(木村多江)と息子のこと。家のローンを抱え、大して貯金もない。その上自分まで死んでしまったら、妻と息子は笑顔を失ってしまうかもしれない。ふたりの生活から“笑い”を奪わないために、自分に何が出来るだろうか……。 考えた末に修治は、“自分の代わりに家族を守ってくれる人を探せばいい”と思いつきます。こうして修治は残り少ない自身の人生を振り絞り、妻の“再婚相手探し”に奔走することに。もちろん妻と息子には、自身の病状をひた隠しにして。今作は“笑い”をモットーに生きてきた修治が、愛する妻と息子のために繰り広げる、命を懸けた“婚活”の行方を描く、笑えて泣ける感動作です。 小泉孝太郎は今作で、修治に余命を宣告する医師・斉藤光信を演じました。修治から妻の再婚相手を探す計画を打ち明けられ、彼の病状を気にかけながらも見守っていくという役どころです。

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16.『下町ロケット』

『下町ロケット』は2015年に、TBS系列で放送された作品です。池井戸潤原作の同名人気小説シリーズが、今作の原案となっています。 宇宙科学開発機構の元研究員で、現在は亡き父が遺した精密機械製造会社「佃製作所」を受け継いだ主人公・佃航平(阿部寛)が、今もなおロケット作りへの夢をひそかに抱きながら、優秀な技術者や社員たちと共に、より優れた“モノづくり”を目指して奮闘する過程を描いた今作。物語は、ロケットエンジンのバルブ製作に挑む「ロケット編」と、心臓病を患う小児の心臓に埋め込む小さな人工弁の開発に挑む「ガウディ計画(医療)編」の2部構成となっています。 小泉孝太郎は今作で、佃製作所のライバルとなる「サヤマ製作所」の2代目社長・椎名直之を演じ、ガウディ計画編に出演。NASA(アメリカ航空宇宙局)の出身で、自身の父が経営した町工場をアメリカ型経営にシフトすることで急速に拡大したやり手です。佃をライバル視し、佃製作所の仕事を次々と横取りして同社を窮地に追い込んでいく椎名。やがて人工弁「コアハート」を開発し治験に臨みますが、治験第一号となった患者が死んでしまい、今度は自身が窮地に立たされるという役どころです。

17.『沈まぬ太陽』

『沈まぬ太陽』は2016年に、WOWOWの「連続ドラマW」枠で放送された作品です。『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』などで知られる作家・山崎豊子原作の同名長編小説が、今作の原案となっています。 1961年、高度経済成長期の大手航空会社「国民航空」に勤務する主人公・恩地元(上川隆也)は、不本意ながらも労働組合委員長を任されることに。そこで従業員たちの過酷な労働状況を目の当たりにした恩地は、同期で副委員長の行天四郎(渡部篤郎)と共に、労働条件の改善を求めて上層部と激しく対立します。 そんな中で起こった、人員不足による整備士の死亡事故。“空の安全”を守るためには、劣悪な労働環境を改善することが急務だと考えた恩地は、会社始まって以来のストライキを敢行し、会社側の譲歩を勝ち取ることに成功します。しかしその報復人事として、恩地は遠い異国の地・パキスタンの支店への転勤を余儀なくされることに。 一方恩地のかつての同志・行天は、組合側と手を切り、上層部に取り入りながらも自身が理想とする会社像を模索していくことを選択。今作はこうした経緯で袂を分かった同期入社のふたりが、運命に翻弄されていく過程を全20話に渡って描いた、壮大なスケールの社会派ドラマです。 小泉孝太郎は今作に、沢泉正夫役で出演。恩地と行天を尊敬する労働組合員で、僻地へと飛ばされた恩地に代わり、労働組合委員長に就任するという役どころです。

18.『受験のシンデレラ』

『受験のシンデレラ』は2016年に、NHKBSプレミアムで放送された作品です。2008年に公開された同名映画作品が、今作の原案となっています。 末期の癌に侵され余命宣告を受けている、名門予備校のカリスマ講師・五十嵐透(小泉孝太郎)は、絶望感から荒んだ毎日を過ごし、酒に溺れる毎日。一方定時制高校に通う女子高生・遠藤真紀(川口春奈)は、母から「進級できなければ高校を辞めて働け」と釘を刺されてしまいます。そんなふたりが、五十嵐が泥酔して真紀の自宅アパートに転がり込んだことがきっかけで知り合うことに。 五十嵐がカリスマ塾講師だと知り、警察に突き出さない代わりに勉強を教えてほしいと頼み込む真紀。その必死の頼みを聞き入れた五十嵐は真紀に自身が持つすべての受験テクニックを叩きこみ、そして真紀もまたその教えに応えようと必死に食らいついていきます。今作は真紀に勉強を教えることを自身の最後の生きがいにしようと決めた五十嵐と、そんな五十嵐を慕ってとことんついていく真紀が、共に困難を乗り越えながら東大合格を目指していく、1年間の記録を描いた物語です。 小泉孝太郎は前述の通り、主人公・五十嵐透を演じ、今作の主演を務めました。自身の病状を真紀にはひた隠しにし、自信が持てるすべてを賭けて真紀を指導していくという役どころです。

19.『アキラとあきら』

『アキラとあきら』は2017年に、WOWOWの連続ドラマW枠で放送された作品です。前述の『下町ロケット』や、『空飛ぶタイヤ』などで知られるベストセラー作家・池井戸潤原作の同名人気小説が、今作の原案となっています。 大企業の次期社長の座を約束されながらも、必死でその“宿命”に抗う階堂彬(向井理)と、父の会社の倒産・夜逃げなどの過酷な“宿命”に振り回されながら、それでも自らの手で人生を切り開いてきた山崎瑛(斎藤工)。偶然にも“アキラ”という同じ名前を持つふたりが同じ銀行に同期入社を果たすところから、この物語は始まります。 こうして出会ったふたりの“アキラ”は、良き友人・良きライバルとして、しのぎを削り合うことに。しかし彼らはこれまでの人生においても、幾度となく運命に導かれるように出会いを繰り返していました。今作はそんなふたりの“アキラ”がバンカーとして成長し、過酷な試練に直面していく姿を、彼らが背負った20年に渡る“宿命”や、ふたりが激動の時代を駆け抜けた軌跡と共に描いた物語です。 小泉孝太郎は今作に、安堂章二役で出演。ふたりの“アキラ”が勤める「産業中央銀行」の人事部に所属しており、彼らにとっては理解ある良き上司という役どころです。

20.『ブラックペアン』

『ブラックペアン』は2018年にTBS系列で放送されました。海堂尊原作の長編小説「ブラックペアン1988」が原案となっており、今作は同作の時代設定を現代に置き換えてドラマ化した作品です。 東海地方にある東城大学医学部付属病院で、“神の手”の持ち主と称される天才心臓外科医・佐伯清剛教授(内野聖陽)による、きわめて難しい心臓手術が行われることに。ところが3ヵ月後に控える日本外科学会理事長選を前に注目が集まる重要な手術の最中、佐伯教授が受け持つ他の患者の容態が急変。医師たちが対応に追われる中、手術室に1人の医師が颯爽と現れます。同僚たちから“オペ室の悪魔”と囁かれるその男の名前は、渡海征司郎(二宮和也)。佐伯教授ですら一目置くほどの優秀な外科医である渡海は、鮮やかなメスさばきで周囲を圧倒。見事に手術を成功させます。 そんな中、他大学出身の新任医師・高階権太(小泉孝太郎)が、最新医療用機器「スナイプ」を持ち込みます。今作は“外科医の腕を全く必要としない”と謳うこの医療機器を前に、外科医として疑惑を深めていく渡海が、欲望と嫉妬が渦巻く大学病院と言う名の巨大組織に立ち向かい、そこに隠された様々な不正や過去を暴いていく過程を描く、本格医療ドラマです。 小泉孝太郎は前述の通り、佐伯外科に赴任した新任の医師・高階権太を演じました。名門・帝華大学から送り込まれた優秀な医師で、若くして第一外科の助手を務めるなど、輝かしい経歴の持ち主です。騒動の発端となった「スナイプ」を東城大に持ち込んだ張本人で、困難な手術を外科医がその技量に関係なく安全に行えるようになることを目指しており、そのために渡海と真っ向から対立し合うという役どころです。

21.『真犯人』

『真犯人』は2018年に、WOWOWの「連続ドラマW」枠で放送された作品です。翔田寛原作の同名小説が、今作の原案となっています。 平成20年、東京在住の男性・須藤勲(尾見としのり)が静岡県の国道高架下で殺害される事件が発生。捜査を進める所轄署の刑事・日下悟(小泉孝太郎)は、須藤が昭和49年に起こった誘拐殺人事件において、幼い息子を亡くしていたことを突き止めます。この事件は時効が成立する1年前の昭和63年に、静岡県警本部長の指示によって特別捜査班が結成され、ノンキャリアながら警視にまで昇進した重藤成一郎(上川隆也)が管理官となり、有能な6人の刑事たちを率いて再捜査が行われました。 それから20年の時を経て、須藤が静岡で殺されたことを不審に思う日下は、昭和の誘拐殺人事件を掘り下げることで須藤の殺害事件をも解明できるのではと考え、現在は既に警察から離れている重藤に接触。さらに亡くなった須藤の離別した元妻や娘とも会い、次第に真相に近づいていくのですが……? 今作は時代を超えて交錯し合う2つの事件の背景を軸に、それぞれの事件の捜査に奮闘する刑事たちの熱き魂を描く物語です。 小泉孝太郎は前述の通り、平成の時代に起こった殺人事件の真相を追う刑事・日下悟を演じました。昭和の誘拐殺人事件と今回の事件には接点があると直感し、当時捜査に当たった重藤や、誘拐事件の被害者遺族でもある須藤の関係者たちと接触することで手掛かりを探っていくという役どころです。

22.『グッドワイフ』

『グッドワイフ』は2019年1月期に、TBS系列で放送された作品です。アメリカで放送されていたドラマ『The Good Wife』が、今作の原案となっています。 結婚と出産をきっかけに弁護士を辞めて専業主婦となった主人公・蓮見杏子(常盤貴子)は、東京地検で特捜部長を務める夫・壮一郎(唐沢寿明)を献身的に支え、懸命に家庭を守り、子育てに励む毎日。平凡ながらも幸せをかみしめていたある日、壮一郎が突然収賄罪で逮捕され、さらには女性スキャンダルまでもが発覚したことで、平和だった杏子の日常は一変してしまいます。 壮一郎の動向が全く掴めない中、杏子は自身と2人の子供たちの生活を守るために、弁護士への復帰を決意。司法修習時代の同期・多田征大(小泉孝太郎)の口利きによって、多田が共同経営者を務める法律事務所に仮採用されることになります。今作は弁護士として復帰した杏子が、16年ぶりの弁護士活動に戸惑いながらも、試行錯誤を繰り返しながら事件と真摯に向き合っていく過程を軸に、壮一郎や子供たちとの関係、さらには自身に思いを寄せる多田との関係など、杏子を取り巻く複雑な人間模様を描いた物語です。 小泉孝太郎は前述の通り、今作で杏子の司法修習生時代の同期・多田征大を演じました。当時から杏子に特別な感情を抱いていた多田は、複雑な思いを抱きながらも、夫との関係に悩む杏子を気遣い、親身になって支えていきます。終盤ではそんなふたりの関係に、とある転機が。切ない多田の思いの行方に、大きな注目が集まりました。

着実にキャリアを重ね、名俳優への道を実直に歩み続ける小泉孝太郎。もはや彼のことを、“親の七光り”などとは到底呼べませんね。今後の活躍にますます期待がかかる小泉の活躍に、乞うご期待です。