2020年1月20日更新

『ジョジョの奇妙な冒険』ジョルノは歴代最強?ギャングスタを夢見る第5部の主人公

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ジョジョの奇妙な冒険 第5部 カラー版 13 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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『ジョジョの奇妙な冒険』第5部主人公、ジョルノ・ジョバァーナの活躍を解説!まずはプロフィール【ネタバレ注意】

『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』の主人公、ジョルノ・ジョバァーナ。彼の父親は歴代ジョジョの宿敵・ディオであり、日本人女性との間に産まれた子供です。本名は日本人名で汐華初流乃(しおばなはるの)と言いますが、4歳でイタリア国籍となった事から「ジョルノ・ジョバァーナ」と名乗るようになりました。 歴代ジョジョの家系であるジョースター家の人間に共通するのが、身体に現れる「星型の痣」です。ジョルノはディオの息子ですが、ディオは第1部の主人公・ジョナサン・ジョースターの肉体を奪っているため、彼の首筋にも星型の痣が発現しています。 ※本記事では「ジョジョの奇妙な冒険」第5部のネタバレ情報を扱っています。読み進める際は注意して下さい。

ジョルノの性格はジョースター家ゆずり!パッショーネで仲間の信頼を勝ち取る

ジョルノはディオの息子であるものの、正義感が強く勇敢な性格で、ジョースター家の血統も受け継いでいる事がわかります。冷静沈着で理知的な彼は、目標のために物事を大局的に考える事が得意です。 ギャング組織「パッショーネ」に入団した当初は、ブチャラティチームのメンバーから冷遇されていましたが、仲間へのサポートや鋭い洞察力で徐々に信頼を勝ち得ていきました。自身の目標を成し遂げるための行動力と器量を持つ、凄みを持った人物です。その一方、ジョルノは無表情である事が多いため、感情が読み取りにくい一面も……。 敵へのラッシュ攻撃時には「無駄無駄無駄……無駄ァ!!」、「WRYYYYYY(ウリィーー)!!」と叫ぶなど、ディオからの遺伝も垣間見えます。

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ジョルノ・ジョバァーナには夢がある!パッショーネに入ったのはギャングスターになるため

ジョルノは幼い頃、義父から虐待を受けてきました。さらに、母親は育児に関心を持たず、周囲の子供達からも虐められ、孤独な幼少期を過ごしてきたのです。そんなある日、彼はたまたま窮地に陥ったギャングの男を助ける事となります。 ジョルノの手助けに感謝したギャングの男は、それ以後彼を陰から支えるようになりました。ジョルノの生活環境はどんどん改善していき、ギャングの男との繋がりによって、他人を信頼する事を覚えたのです。この出来事をきっかけに、「ギャングスター」を目指すようになります。 しかし、ギャング組織は街の住民に麻薬を流すという悪行も行っていました。ギャングの一員でありながら組織のあり方に疑問を抱いていたブローノ・ブチャラティは、ジョルノの夢に共感し、パッショーネへ引き入れたのです。

ジョルノのスタンド、「ゴールド・エクスペリエンス」は生命力を操る!

ジョルノの持つスタンド能力「ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)」は、触れた物体に生命力を注ぎ込み、あらゆる動物や植物を生み出して活動させる事が出来ます。見た目はテントウ虫がモチーフで、近距離パワー型に分類されるスタンドです。 物語の序盤でブチャラティと闘った際、ジョルノはこのスタンド能力を応用して、ブチャラティに生命力を過剰に注入しました。生命力が高くなったブチャラティは、周囲の動きや感覚をゆっくりと感じるようになり、ジョルノからの攻撃によるダメージも必要以上に受けてしまいます。 物語が進むと、生命力の注入によって外傷をも回復する事が出来る様になったゴールド・エクスペリエンス。治療時には激痛が伴うものの、失った肉体や自分自身の怪我も治療する事が可能です。

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“矢”に貫かれ、スタンドを超えた「レクイエム」に進化 最強クラスの能力を得る!

物語の終盤では、ジョルノのスタンドが矢に貫かれた事で、「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」へと進化しました。生命力を与える能力に加えて、“動作や意志の力をゼロにする”するという力を得ます。これはどのような攻撃、能力も彼に到達することがないというもので、最強と言っても過言ではありません。 “終わりがないのが終わり”、それが、「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」ーー。このスタンドからの攻撃を受けたディアボロは、“死”という真実にさえ辿り着けず、結果として永遠に死に続けることになってしまいます。真実に決して到達することができないというジョルノのスタンド能力によって、ディアボロは死んだ瞬間にまた別の様々な死の過程を繰り返し続けることになりました。 ちなみにスタンド能力のパラメーターは全て「なし」と説明されており、規格外の強さである事が伺えます。

ディオの血筋が垣間見える!7ページにわたるチョコラータ戦での“無駄無駄ラッシュ”

チョコラータは元々医者の立場でありながら、大勢の患者を死に追いやってきた極悪非道の殺人鬼です。その非道さは、ボスであるディアボロからすら「最低のゲス」と呼ばれるほど。そんなチョコラータは、命令に従順な元患者・セッコと共に行動しています。 チョコラータのスタンドは、「グリーン・ディ」。肉体を腐敗させ生体を食らうカビを散布させる能力を持ちます。チョコラータはブチャラティチームを抹殺する為、ローマにカビをまき散らし、多くの住人たちを殺害しました。 チョコラータとの戦闘で有名なシーンは、ジョルノがとどめを刺す場面です。漫画版では、なんと7ページに渡ってジョルノが「無駄無駄無駄……無駄!」と叫びながら連撃を加え、チョコラータを倒しました。アニメ版も原作愛に溢れており、同様のシーンに6名の作画スタッフを担当させ、30秒に渡って連撃を繰り出しています。

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激動の旅路を経て、夢を叶えたジョルノはパッショーネのボスに

進化したスタンド能力「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」によって、ディアボロを倒したジョルノ。しかし、ブチャラティをはじめナランチャ、アバッキオが途中で死亡するなど、犠牲は少なくありませんでした。エピローグでは、生き残った仲間達に見守られつつ、彼がパッショーネの新たなボスとして君臨する描写があります。 第5部の後日談を書いた小説『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』でも、ボスとなったジョルノが登場。組織を牛耳った彼は裏社会の清浄化に力を注いでおり、裏切り者のフーゴに対して麻薬チームの討伐を指示しました。 そんな新・パッショーネのボスはスピードワゴン財団とも手を組んでおり、裏社会のみならず表社会でも並々ならぬ影響力を持っています。

「ジョジョの奇妙な冒険」第5部主人公のジョルノを演じた声優は小野賢章

アニメ版でジョルノの声優を務めるのは、男性声優の小野賢章(おのけんしょう)です。子役時代から舞台や映画などに出演しており、2001年から声優として活動しています。代表作は『ハリー・ポッター』の主人公・ダニエル・ラドクリフの吹き替えや、『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役などです。 2018年2月~2019年12月の間にはラジオ番組でMCを務めており、その名も『小野賢章のおののみ』。小野賢章と仲の良い声優ゲストが、居酒屋でお酒を飲みながら語り合うという、一風変わったラジオ番組となっています。また、活動範囲は声優業にとどまらず、2015年5月には愛媛県伊予市の初代「ますます伊予市ふるさと観光大使」に就任しました。

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「ジョジョの奇妙な冒険」ジョルノ・ジョバァーナは夢を叶えるため、己の意思を貫き通す!

本記事では、ジョルノ・ジョバァーナのプロフィールや活躍、スタンド能力などについて紹介しました。彼は歴代主人公の中でも珍しく、スタンドの特性から前線で闘うよりも仲間のサポートや軍師的役割を担うことが多い人物です。 ジョルノはジョナサン由来の正義感の強さと、ディオの遺伝と思われる冷徹さを併せ持っており、ディオと対立してきた歴代ジョジョと比べて異質な主人公だと言えます。 目標を成し遂げるためなら困難な道であっても進み続けるジョルノは、とてもかっこいいです!