2020年1月28日更新

『ジョジョの奇妙な冒険』第5部のブローノ・ブチャラティは強い信念を持ったチームリーダー

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ジョジョ uomo ブチャラティ

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『ジョジョの奇妙な冒険』第5部、ブローノ・ブチャラティ正義のギャング!?【ネタバレ注意】

『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』に登場するブローノ・ブチャラティは、ギャング組織「パッショーネ」の一員であり、幹部ポルポの部下。ブチャラティ本人も、下部チームのリーダーを務めています。組織に忠誠を誓っていますが、その一方で麻薬に強い憎悪を抱いており、麻薬を流通させる組織に対して複雑な感情を抱いてきました。 1980年9月27日生まれで、作中では20歳の青年です。髪型はおかっぱの様に切り揃えており、複数のジッパーがついたスーツを着用。スタンド能力があるだけではなく、“汗の味で感情を読み取る事ができる”という珍しい特技も持っています。

ブチャラティはリーダーシップ抜群!街の住人からの人望も厚いギャング

ギャングとして敵に容赦しない冷酷な一面を持つ一方、部下想いで責任感の強いブチャラティ。ギャングの仲間達だけではなく、街の住人の相談にも乗るなど、人望の厚さがうかがい知れます。冷静沈着で責任感が強く、まさにチームのリーダーとして相応しい人物です。 温厚な性格のブチャラティは、カタギの人間が裏社会のギャング組織に関わる事を嫌っており、組織による麻薬の密売に憤りを感じていました。そんな時、ギャングを変える夢を持つジョルノと出会い、共感したブチャラティは彼を組織へ引き入れます。

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自身の父を守るため、ギャング組織「パッショーネ」へ入団

ブチャラティの生まれは、ネアポリス郊外の村。幼いブチャラティは漁師である父親の仕事を手伝ったり、母親と仲睦まじく暮らしていました。 しかしブチャラティが7歳になった頃、両親は離婚してしまいます。母親と父親、どちらについて行くか尋ねられたブチャラティ。まだ幼いブチャラティは母親を選ぶものだと両親は考えていましたが、ブチャラティは父の方を選びます。 母親は1人でも自立していけそうだが、父親は独りになると駄目になる——。そう考えたブチャラティは、自身の望みよりも、親の今後の人生を優先したのです。母親はブチャラティの優しさを誇りに思いますが、同時にこの優しすぎる性格に一抹の不安も覚えました。 ブチャラティが12歳の時、麻薬取引の現場を目撃した父親が、銃撃を受けてしまいます。察しの良いブチャラティは、父親の口封じの為に病院へやってきた男2人を殺害しました。2人の仲間が報復しにくることを恐れたブチャラティは、自身と父親の身を守るため、組織「パッショーネ」へ入団します。

ブチャラティのスタンドは、触れたものにジッパーを取り付ける「スティッキィ・フィンガーズ」

ブチャラティのスタンド能力は、触れた物にジッパーを取り付ける「スティッキィ・フィンガーズ」。取り付けたジッパーは、遠くからも開閉する事が出来ます。ジッパーによって切断や接続が出来るだけではなく、ジッパーの内部に空間を作る事も可能です。 一見すると単調なスタンドですが、ブチャラティはこの能力を応用して様々な技を繰り出します。ジッパーを使って相手の体を切断・拘束したり、自身の傷口をジッパーで止血したり、腕の途中をジッパーで開くことでパンチの飛距離を伸ばすなど……。応用の方法は多種多様なため、毎回の戦闘で新たな技に驚かされる能力でもあります。 スタンドの容姿は人型で、近距離パワー型です。敵にラッシュ攻撃を仕掛けた際は、“アリアリアリアリ……アリーヴェデルチ(さよならだ)!”と叫びます。

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プロシュート&ペッシとの戦いを振り返る!老化させるスタンド能力で大ピンチ

ブチャラティ達は、ボスからの指令でネアポリス駅の亀を入手すると、フィレンツェ行きの超特急へ飛び乗りました。暗殺チームであるプロシュートとペッシも乗り込み、ブチャラティ達を追いかけます。しかし列車内で、彼らの姿は見つかりません。なんとブチャラティ達は、スタンド能力を持った亀の中に隠れていたのです。 プロシュートは、電車の乗客もろともブチャラティ達を倒すため、スタンド「ザ・グレイトフル・デッド(偉大なる死)」を発動します。周囲の人間を無差別に老化させるガスを放ち、体温が高いほど老化が早まるスタンド攻撃によって、体が冷えていないジョルノやナランチャは急激に老化してしまいました。 ペッシの勘から、運転席で亀を見つけ出したプロシュート達。しかし亀の中にいる人間で、ブチャラティの姿だけ見えませんでした。列車の壁内にジッパーで潜んでいたブチャラティは、プロシュートへ攻撃を仕掛けます。スタンド攻撃はプロシュートを圧倒するものの、身体を素早く動かし熱を帯びたせいで、ブチャラティの老化は加速してしまうことに……。

プロシュートを撃退 残された臆病者のペッシがまさかの覚醒!?

“任務は遂行する。部下も守る”そう宣言したブチャラティは、列車に取り付けた巨大なジッパーを開き、時速150kmの車外へプロシュートと共に飛び出しました。プロシュートが列車内から消えることで、味方の老化もくい止める事が出来るのです。 車内にいたペッシは、車外に投げ出されたプロシュートを救うため、スタンド「ビーチ・ボーイ」を使用。釣り竿型のスタンド能力で、プロシュートを釣り糸で捕まえます。しかし、一緒にいたブチャラティによって、プロシュートは釣り糸からも離されました。 臆病者なペッシでしたが、尊敬するプロシュートが瀕死になった事で、ついに本気を出します。自在に操る事が出来る釣り糸で、ペッシはブチャラティの心臓を狙おうと試みました。しかしブチャラティは全身をジッパーでバラバラにした事で、難を逃れます。 ペッシが列車の隙間に隠れたプロシュートを助けるため列車を止めたために、闘いの場は車外へ。ブチャラティはペッシの放つ釣り糸を利用し、逆にペッシの首を釣り糸で締め上げる事で、致命傷を負わせました。最後に亀から出たトリッシュを殺そうとするペッシでしたが、その目論見もブチャラティのスタンド攻撃によって失敗します。

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ブチャラティは死んでいた!?ディアボロとの初戦から気になる最期の真相を徹底解説

物語の終盤で、組織のボス・ディアボロが娘のトリッシュを殺そうとしている事を知ったブチャラティ。ブチャラティはボスの暗殺を試みるものの、勘付いたディアボロから、「キング・クリムゾン」のスタンド攻撃を食らってしまいます。背後から腹部を貫かれた事で、ブチャラティは致命傷を負ってしまいました。 死んでもおかしくない状態のブチャラティでしたが、強固な精神力でディアボロとの戦闘を続け、無事トリッシュの奪還に成功。重症のブチャラティを見つけたジョルノは、スタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で彼に治療を施します。しかし治療後のブチャラティは傷口の痛みに気づかず、血液が流れないなど、明らかに異変が起きていました。 実はジョルノがブチャラティを発見した段階で、既に彼は死亡していたのです。しかしジョルノが生命エネルギーを注ぎ込んだことで、ブチャラティの魂は身体に辛うじて結びついた状態となりました。最終決戦ではブチャラティがボスを倒すための「矢」をジョルノに託し、天へと昇っていきます。

TVアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』でブチャラティを演じた声優は中村悠一(なかむらゆういち・画像右)

ブチャラティの声優を務めるのは、シグマ・セブン所属の声優・中村悠一(なかむらゆういち・画像右)。代表作に、『おおきく振りかぶって』の阿部隆也役、『CLANNAD』シリーズの岡崎朋也役、『おそ松さん』の松野カラ松役などがあります。 多種多様な男性キャラクターの声を担当しており、2008年に「ノン子とのび太のアニメスクランブル」にて第18回最優秀男性声優賞を受賞したほか、2016年には第3回Yahoo!検索大賞パーソンカテゴリ声優部門賞を受賞しました。

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『ジョジョの奇妙な冒険』第5部のブチャラティは、部下想いで正義の為に闘う理想のリーダー!

本記事では、『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』に登場するギャング組織の一員、ブローノ・ブチャラティについて紹介しました。頭脳明晰で責任感が強く、部下想いのブチャラティは作中でも重要な役割を果たしています。 物語の主人公はジョルノですが、ブチャラティも引けを取らない活躍を見せており、もう1人の主人公と呼んでも過言ではありません。ブチャラティの覚悟の強さは、既に肉体が滅んでも魂のみで生き続けるほどで、特に彼の最期のシーンは感動すること間違いなしです。