2020年2月6日更新

『ジョジョの奇妙な冒険』パンナコッタ・フーゴのスタンドは最強!?途中退場の理由は作者都合だった

ジョジョの奇妙な冒険 パンナコッタ・フーゴ

『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』のキャラクター、パンナコッタ・フーゴを徹底紹介!プロフィールや性格、スタンドの特徴などをまとめて解説します。また、アニメ版の声優や活躍エピソードなども併せて紹介!

目次

『ジョジョの奇妙な冒険』パンナコッタ・フーゴは作者都合で途中退場させられた不遇なキャラ【ネタバレ注意】

パンナコッタ・フーゴのプロフィール

パンナコッタ・フーゴは、ブチャラティの部下でチームのブレーン役。1985年生まれの16歳で、IQ152相当の頭脳を持っています。無数の穴が開いた服とイチゴ柄のネクタイが容姿の特徴。このほか、フーゴのプロフィールは詳細に公表されていません。 フーゴは、元々ブチャラティたちを裏切る予定のキャラクターでした。しかし、結局その企画は流れ、スタンド能力が強力すぎるという理由もあって途中離脱。そのため、プロフィール詳細が設定されなかったようです。 ※本記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

フーゴはすぐキレる!?普段は優しく、温厚でも怒るとめちゃくちゃ怖い

普段は紳士的なフーゴですが、実はキレやすい性格をしています。生まれはネアポリスの裕福な家庭。しかし、キレやすい性格が災いして教師を暴行した過去があります。ただ、作中での登場頻度が低いこともあり、キレている描写はごくわずか。「キレやすい」と言うより「キレたら怖い」性格のようです。

信頼していた教授に裏切られパッショーネに入団 ブチャラティに救われ心酔するように

天才はゆえの苦悩を強いられる

フーゴは、名門の家に生まれたが故に、両親から過度の期待を受け続けていました。父親を背後からナイフで刺しかけたこともありましたが、なんとか踏みとどまって成長していきます。そして、高い知能から13歳でボローニャ大学に入学しました。そこで尊敬できる教授に出会います。 しかし、その教授に「テスト問題をリークしてやるから」と身体の関係を求められました。フーゴは、自らの努力と才覚を否定されたと感じ、その教授を辞書で殴打。その後逮捕され、両親と金の力で無罪となったものの、家からは勘当されて天涯孤独の身となります。 それからは泥棒生活をするようになり、それは逆にフーゴの知能を生かす生活となりました。そんな折、ブチャラティがその知能を買ってスカウト。はじめは「いずれ自分の凶暴性がブチャラティをも襲うかもしれない」と躊躇しましたが、すべてを受け入れてくれたブチャラティに心酔し、パッショーネ入団となりました。

フーゴの使うスタンドはパープル・ヘイズ!制御できない強力な能力を持つ

事実上最強のスタンド

フーゴのスタンドはパーブル・ヘイズ。ローマの甲冑を着た人型スタンドで、口元は糸で縫われて常によだれを垂らしています。拳に数個のカプセルが搭載されており、相手を殴ることでそのカプセルから殺人ウイルスをばら撒きます。その威力はすさまじく、感染するとあらゆる生物は30秒ほどで全身が腐って死亡。本体であるフーゴですら、感染すれば死亡します。 ウィルスが蔓延すれば、フーゴが解除することもできません。そして、パープル・ヘイズは低い知能ながら自我があるスタンドで、自分の流したよだれを拭くなど潔癖な一面も。ただ、光に弱いという性質があり、ライトの光程度の強さでも数十秒ほどで殺菌されてしまいます。フーゴ自身でも制御しきれない強力さゆえか、作中で登場したのはイルーゾォ戦のみ。

フーゴ活躍した、イルーゾォ戦を振り返る!鏡の世界で本領発揮

マン・イン・ザ・ミラーの餌食に

パープル・ヘイズが唯一戦闘表現されたのが、このイルーゾォ戦。ポンペイの遺跡を訪れたジョルノ、アバッキオ、フーゴの3人は、突如としてイルーゾォの攻撃に遭います。イルーゾォのスタンドはマン・イン・ザ・ミラー。鏡の中の世界をつくり出し、あらゆる鏡を通してその世界へと行き来できる能力です。 イルーゾォによって、フーゴはスタンドと分離して鏡の世界に引き込まれます。鏡の中でイルーゾォと戦うフーゴは、スタンドを出せないことに焦ります。その時、パープル・ヘイズは現実世界で発現していました。その恐ろしさを知っているアバッキオはその場を離脱。しかし、ジョルノはフーゴを助けることこそ重要と位置付けます。

ジョルノの覚悟に感服

ジョルノは、敢えてパープル・ヘイズのウイルスに感染した状態で鏡の世界へ入ります。そこでイルーゾォにウイルスを感染させ、現実世界へ引き戻します。待ち構えていたのはパープル・ヘイズ。まんまと殺人ウイルスに感染したイルーゾォはここで絶命しました。その間、アバッキオは必要な鍵を確実に入手し、自分の手首を切断してまでジョルノへ届けています。 フーゴは、ジョルノの命懸け行動に対して敬意を表します。しかしジョルノは、自分の行動は全て予測によるものだと説明。寧ろ、命懸けだったのはアバッキオの方だと主張します。アバッキオは逃げつつも自らの身を犠牲にして必要な行動を全うしようとしました。この戦いで、ジョルノ、アバッキオ、フーゴの3人には、少なからず「仲間の絆」が生まれたことでしょう。

組織を裏切ることが出来ず、ブチャラティ達と離別……。

正しい馬鹿にはなれなかったフーゴ

フーゴは、物語中盤でチームから離脱します。ボスがトリッシュの命を狙っていることが判明したことで、ブチャラティは組織を裏切ることを決意。その覚悟に、ジョルノ、ミスタ、アバッキオ、そしてナランチャが同意します。しかし、フーゴだけはそれを「馬鹿げた裏切り」だと断じました。 フーゴとすれば、トリッシュとは知り合って2日も経っていない関係。そんな人間のために自分の身を危険に晒すなどあり得ない。ただ、ブチャラティがトリッシュを守らんとする気持ちは理解しており、一方でギャングのボスを敵に回すことの重大さも冷静に考慮しています。 結局、フーゴは「正しい馬鹿にはなれない」と言い残し、ただ1人ブチャラティたちと離れました。もちろん、仲間たちも決してフーゴを責めません。このシーンは、組織と正義、そして保身などを考えさせる深いものとなっています。

小説版でその後のフーゴが描かれている!?

魅力的なキャラクターでありながら、諸事情により早々の退場となったフーゴ。それだけに、原作を離れた部分で掘り下げた作品が生まれました。それは、2001年に発刊されたノベライズ『ジョジョの奇妙な冒険2 ゴールデンハート/ゴールデンリング』です。 その小説では、ブチャラティたちと別れた後のフーゴが描かれています。変わらずパッショーネに属する形で、かつての仲間たちを陰でフォロー。しかし、設定に矛盾があるなどファンの評価は分かれています。

アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』でフーゴを演じたのは榎木淳弥(えのきじゅんや)

スパイダーマンの吹き替えで有名

テニビアニメ版でパンナコッタ・フーゴを演じた声優は、アトミックモンキー所属の榎木淳弥。大学時代からアニメを見始めるようになり、『天元突破グレンラガン』に感動したことがきっかけで声優を目指すようになります。その後、アトミックモンキーに所属。洋画の吹き替えやアニメなどで活躍しています。 アニメの代表作は、『カードファイト!!ヴァンガードG』の綺場シオン、『ベイブレードバースト』の紅シュウ、『ブギーポップは笑わない』の早乙女正美など。洋画の吹き替えでは、トム・ホランドを担当俳優にしており、「スパイダーマン」シリーズのピータ・パーカーが有名です。

途中退場したがゆえ、フーゴは貴重な魅力を秘めている!

以上、パンナコッタ・フーゴについての徹底紹介でした。強すぎる設定ゆえに途中退場を強いられた不遇のキャラクター・フーゴ。しかし、それだけに後の状況を想像・創造する楽しみが生まれたとも言えます。人間の本能と理屈をストレートに表現するフーゴは、ジョジョファンに多大なインパクトを与えました。