2021年12月7日更新

映画『パラサイト 半地下の家族』の動画を配信中のサブスクはここ!【日本語字幕/吹き替え】

このページにはプロモーションが含まれています
『パラサイト』チョ・ヨジュン
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

『パラサイト 半地下の家族』の動画を配信中のサブスクはここ!無料で観られる?

韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ・キャスト

原題기생충
公開年2020年
ジャンルスリラー,ブラックジョーク,コメディ
再生時間133分
製作国/言語韓国
キャストキム・ギテク役/ソン・ガンホ
キム・ギウ役/チェ・ウシク
キム・ギジョン役/パク・ソダム
チュンスク役/チャン・ヘジン
パク・ドンイク役/イ・ソンギュン
ヨンギョ役/チョ・ヨジョン

『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ

半地下住宅に暮らす貧しいキム一家。彼らの家には日光が入らず、生活する上でも不便な半地下生活に辟易していました。そんな一家の願いはただ1つ、「普通の暮らし」をすること。 そんなある日、大学受験に落ち続けている長男・ギウは、エリート大学生の友人から家庭教師の仕事を紹介されます。訪問先は高台の大豪邸に住み、IT企業を経営しているパク社長の家でした。 身分を偽りながらもパク家に気に入られたギウは、続けて妹のギジョンを美術の家庭教師として紹介します。そしてキム一家はパク家に「パラサイト(寄生)」していくのでしたが……。

登場人物&キャストを紹介

キム・ギテク役/ソン・ガンホ

『パラサイト』ソン・ガンホ
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

キム・ギテクは全員失業中のキム一家の大黒柱。計画性がなく、楽天的な性格の持ち主です。彼は一見頼りないように見えますが、置かれた状況にはすぐに順応することができます。元ハンマー投げのメダリストである妻・チュンスクからは、喝を入れられることも。 そんなギテク役を演じるのは、韓国の名優ソン・ガンホです。彼は本作でポン監督と4度目のタッグを組みました。また彼は演劇界出身で、その演技力の高さから映画『シュリ』(1999年)や『渇き』(2009年)など名だたる監督の作品に出演し、数々の賞を受賞しています。

キム・ギウ役/チェ・ウシク

『パラサイト』チェ・ウシク
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

キム一家の長男・ギウは、大学受験に失敗し続けている浪人生です。友人から紹介された家庭教師の仕事で大学生と身分を偽り、最高の就職先であるパク家に取り入っていきます。 そんなギウ役を務めるのは、俳優のチェ・ウシク。幼少期をカナダで過ごし、韓国に帰国して俳優活動をスタートしました。ポン監督作品への出演は、Netflixオリジナル映画『オクジャ/okja』(2017年)に続き、2作品目となります。

キム・ギジョン役/パク・ソダム

『パラサイト』パク・ソダム
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

キム家の長女・ギジョンは、ギウの妹です。美大入学を夢見ていますが、家が貧乏なため予備校にも通えていません。独学ながら美術のスキルはかなりの腕前で、パク家では美術の家庭教師として雇われることになります。 そんなギジョン役を演じたのは、女優のパク・ソダムです。彼女はチェ・ジンソン監督の映画『スティール・コールド・ウインター~少女~』(2013年)でスクリーンデビューしました。映画『プリースト 悪魔を葬る者』(2015年)では悪霊に悩まされる少女を演じるため、頭を丸刈りにして役に挑んでいます。

パク・ドンイク役/イ・ソンギュン

『パラサイト』イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

パク・ドンイクはIT事業で大成功を収めた社長で、高台にある大豪邸に暮らしています。ギテクとは正反対の彼は一見神経質そうに見えますが穏やかな性格で、美人の妻と2人の子どもに恵まれた誰もが羨むような暮らしぶり。匂いに敏感な一面があり、作中ではギテクに「貧乏人の匂い」を感じますが……。 パク・ドンイク役を演じたのは、韓国でドラマや映画だけでなく舞台でも活躍する俳優のイ・ソンギュン。彼は2001年にミュージカル『ロッキーホラーショー』でデビュー後、ドラマ『白い巨塔』やドラマ『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』などに出演しました。

パク・ヨンギョ役/チョ・ヨジョン

『パラサイト』イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

パク・ヨンギョはIT企業の社長であるパク・ドンイクの妻で、誰もが振り返るほどの美貌の持ち主。家事は一切できず、高級品を好む絵に描いたようなセレブ妻です。やや天然な部分があり、楽天的な性格も相まって非常に警戒心が薄い彼女。そのため騙されやすく、キム家から目をつけられます。 パク・ヨンギョ役を演じたのは、韓国のモデル・女優のチョ・ヨジョンです。透明感のある美しさが魅力の彼女は、韓国内の雑誌『Ceci』でモデルデビュー。その後、様々なドラマや映画に出演しています。彼女の代表作には、ドラマ『99億の女』やドラマ『ロマンスが必要』などがあります。

ムングァン役/イ・ジョンウン

『パラサイト』チョン・ジソ、イ・ジョンウン、チェ・ウシク
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

ムングァンはパク一家の家政婦で、彼らが入居する前から豪邸の家政夫として働いています。屋敷のことを熟知している彼女は家政婦としては完璧で料理の腕も超一流なので、ドンイクたちからは高い評価を受けています。その一方で、食事量が通常の人間の2倍という大食漢の一面も。 ムングァン役を演じたのは、韓国のベテラン女優であるイ・ジョンウン。彼女は本作の監督であるポン・ジュノの作品に度々出演しています。これまでに日本映画『焼肉ドラゴン』などに出演するだけでなく、Netflixオリジナル映画『オクジャ/okja』ではオクジャの鳴き声を担当。

韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の見どころ

見どころ①:笑いと衝撃の渦に飲み込まれていく!

『パラサイト』チェ・ウシク、ソン・ガンホ、チャン・ヘジン、パク・ソダム
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

タイトルからしてシリアスで、暗い印象を受けてしまう本作ですが、意外にも冒頭から笑いが巻き起こります。貧しいキム一家のドタバタ劇が、その笑いを呼ぶファクターとなっているのです。 しかし笑っていられるのも束の間、観ている人はいきなりの衝撃展開に飲み込まれていくことになります。ネタバレになってしまうので多くは語れませんが、とにかく観たら「パラサイト」の世界に引きずり込まれること間違いなしです!

見どころ②:ポン・ジュノ×ソン・ガンホ!最高のキャストとスタッフが集結

ポン・ジュノ
©Adam Orchon/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

本作では世界の注目を浴びる若き天才ポン・ジュノ監督(写真)と、韓国を代表する実力派俳優ソン・ガンホが4度目のタッグを組みました。さらに豪華な俳優陣が主演の脇を固め、制作には一流のスタッフが集結しています。 物語の中心人物であるギウ役を日本映画『ゴールデン・スランバー』(2010年)にも出演したチェ・ウシク、ギウの妹・ギジョンを映画『最後まで行く』(2014年)のイ・ソンギュン、パク夫人役を映画『後宮の秘密』(2012年)のチョ・ヨジョンが演じました。 そして国内外で活躍する撮影や美術の敏腕スタッフが揃い、これまでにないエンターテインメント作品が出来上がったのです。

もう1度観たくなる!映画に散りばめられた伏線を紹介

伏線①:ミニョクがくれた山水景石の意味とは?

映画の冒頭で、キム・ギウは友人のミニョクから山水景石をもらい、それを大事そうに扱っていました。この山水景石は本作の中でも重要なファクターとなっています。山水景石は富を象徴するものであったことから、裕福な暮らしを求めるキム・ギウには手放せないものになりました。 そのため、家が水没しても石だけは守ろうとします。しかし、終盤に山水景石を手放すキム・ギウ。そこには富に対する執着がなくなったように見ることができます。ちなみに石であるはずの山水景石が水に浮かんでいたのは、偽物だったからという説があります

伏線②:画面に注目すると見えてくる「境界線」

『パラサイト』
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

本作の中には画面にさまざまな境界線が映っています。その境界線が意味するのは貧富の格差であり、境界線を隔てて貧しい人と裕福な人とが画面に一緒にいます。境界線が出てくるシーンはたくさんあり、例えば、窓ガラスの線を隔てて家政婦と裕福な家の妻が映っていました。 ほかにも、家のインテリアが境界線を表す役割をしていて、貧しい人と裕福な人とが一緒に映っている構造です。この境界線により、貧富の格差が浮き彫りになっていました。

伏線③:ダソンの自画像をよく観ると……?

ダソンが描いた絵も重要な意味を持っていて、その後の展開を予兆するような伏線となっています。その絵はダソンの自画像ということでしたが、よく見てみるとある人物に似ているような気がします。その人物とは、パク家の地下に身を隠していたグンセです。 昔、ダソンは家で幽霊を見たと言っていましたが、その幽霊の正体はたまたま出くわしてしまったグンセなのです。また、その絵にはテントのようなものがあり、その後の展開を表しています

韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の感想・評価

southpumpkin
southpumpkin 4.5

半地下で暮らす貧乏な家族。長男が金持ち一家の家庭教師の職を得たのを皮切りにこの金持ち一家への寄生を企む。 貧乏一家が金持ち一家に寄生するまでの手口は実に巧妙。この語り口の鮮やかさに見惚れていると映画は半分終わる。寄生が完了した辺り、中盤から映画がもう一つブーストするのだ。ブラックジョークが冗談でなくなってくる。階級社会に対する指摘は『スノーピアサー』を超える鋭さ。舞台となる社会に親しんでいなくても理解できる易しい暗喩により、韓国社会の闇に触れていく。これは面白い、とオチでは思わず拍手(音を出さずに)を送った私は最後に冷や水をぶっかけられる。あまりに悪質。あまりに意地悪。あまりに面白い。早速2020年ベスト級の登場となった。劇場鑑賞で思い出深い『哭声』『お嬢さん』『アシュラ』を超えてしまった。

Daiki_Kinoshita
Daiki_Kinoshita 4

韓国映画特有のジメッとした貧困格差をブラックコメディーのようなテンポで観せてからの、後半はシリアスかつテーマ性に富んだ作品だと思った。 2点ほど、展開の疑問点?というか心情を理解しきれなかった点もあるけど、とても面白かった。

『パラサイト 半地下の家族』の気になる疑問とQ&A

『パラサイト 半地下の家族』を配信しているサービスは?

2021年11月現在、『パラサイト 半地下の家族』を配信しているサービスは「U-NEXT」です。その他、「FODプレミアム」でも見放題で配信中です。

『パラサイト 半地下の家族』はどんな人におすすめ?

映画『パラサイト 半地下の家族』は伏線を読み解きながら、映画を観たい人におすすめです。ただし、ちょっぴり刺激を強いシーンもあるため、家族で観ると少し気まずくなるかもしれないです。

動画配信サービスで『パラサイト 半地下の家族』を無料視聴しよう!

本記事では韓国映画『パラサイト 半地下の家族』を配信中のおすすめサービスや作品のあらすじ、登場人物、見どころ、関連作品について紹介しました。 予測不能の展開に誰もがハマっていく本作を、ぜひ配信サービスで観てみてください!