2020年3月12日更新

『NARUTO -ナルト-』大筒木一族について徹底解説!忍の祖となった存在

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『NARUTO -ナルト-』謎おおき大筒木一族を徹底解説!【ネタバレ注意】

第四次世界大戦で登場する大筒木カグヤに連なる一族。カグヤの系譜に繋がる者たちとカグヤとは別にこの世界へと降り立った者たちが存在します。 『NARUTO』では、うちは一族や日向一族など血筋について多く描かれていますが、その中でも大筒木一族はナルトの息子・ボルトが主人公の『BORUTO-ボルト-』の物語にも大きく影響を及ぼしていきます。 ※本記事では『NARUTO -ナルト-』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

全ての始まり、大筒木カグヤは宇宙人!?忍のルーツとなった存在

「はるか遠い空からやってきた」というカグヤは当時のソの国の当主・テンジの間に双子の命を身籠もります。しかし、敵国を攻撃した事でソの国から命を追われる事になったカグヤは、神樹の実を口にし無限月読の力で当時の乱世を鎮めました。 日を増すごとに支配欲をあらわにしていくカグヤは、それをよく思わなかった自身の2人の息子の手により封印されてしまいます。その息子の1人によって広められた「忍宗」が現在の忍びのルーツとなっているのです。 大筒木一族には日向家と同じように本家と分家があります。一族直系と思われる者達は、高度な瞳術や空間転移能力、飛行能力を持ち、青白い肌と髪、額または頭部からは2本の角、白眼及び輪廻眼を所持しているという事が共通しています。しかし、カグヤの子孫に関しては人間との間に生まれてきていることから、その特徴の一部のみを引き継いでいるようです。

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「チャクラの実」から作られる丸薬で、不老不死の力を得る

「チャクラ」とは本来、精神エネルギーと身体エネルギーを練り上げて作るものです。ですが、神樹に実るといわれる「チャクラの実」を口にするとそれだけで「チャクラ」を得ることができ、膨大な力を得られるのだとか。 大筒木一族はその「チャクラの実」から丹と呼ばれる丸薬を錬成しており、それを食べると「不老長寿・怪力乱神(かいりょくらんしん)」を得られ、それによって不老不死を保っているようです。「チャクラの実」を宿す神樹を再生するため、大筒木一族は尾獣のチャクラも狙っています。

大筒木一族の能力を解説!三大瞳術や空間忍術などまさにチート級

瞳術

血継限界の三大瞳術である写輪眼・白眼・輪廻眼は元々この一族をルーツとする能力です。カグヤの子孫以外の一族全員が共通して、白眼と輪廻眼を持っています。

空間転移能力

異空間経由で時空間を移動する能力です。黒いゲートのようなものを自在に操り空間を自在に移動します。

飛行能力

空中を浮遊、移動する能力です。戦闘中もその力を使い、戦いを優位にします。

能力の継承方法が恐ろしすぎる

大筒木一族は生まれた時から親役と子役が決待まっており、親役から子役に能力を継承します。 輪廻眼の能力を使って、親役を人から桃のような形の赤黒い実に変えます。それを子役が食べる事で能力を引継いでいるようです。その際、子役も体格や姿が全く違うものに変貌してしまいます。

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地球の大筒木一族を紹介!

地球上での大筒木一族の始祖であるカグヤと、そのカグヤとの戦い後に地球に残ったカグヤの子どもの1人・ハゴロモとその子孫たちを指します。後に、千手一族とうちは一族のルーツとなります。

大筒木カグヤ

作中で最初に登場した大筒木一族です。両目には白眼を持ち、「チャクラの実」食べた事で第三の眼となる輪廻写輪眼を額に有します。自分の髪や骨、加えて地形まで自分の意志のままに操作することができ、術を発動するために印を結ぶ必要がありません。また、自分の意志を持った分身生命を生みだすこともできます。 カグヤは他の大筒木一族からの攻撃に備え、人々を神樹の生贄にし白ゼツ軍団を作る最中、息子であるハゴロモとハムラに六道・地爆天星で封印されます。封印される直前にカグヤは黒ゼツを生み出しました。 千年以上にわたる黒ゼツの計画により、カグヤはうちはマダラを依代に第四次忍界大戦で復活。ナルト達を前に圧倒的な力の差を見せるカグヤですが、六道仙人から力を受け取ったナルトとサスケによる六道・地爆天星でまたも封印されてしまいました。

大筒木ハゴロモ

カグヤの子どもで双子の兄弟であるハムラの兄にあたる人物です。 三大瞳術の1つである血継限界・輪廻眼の最初の開眼者でもあります。両目に輪廻眼を持ち、地球で初めてチャクラの真理を解き明かした人物。十尾を体に宿した初の人柱力でもあり、一尾から九尾に分散させたのもハゴロモです。 カグヤを封印した後、地球に残り人々にチャクラの正しい使い方を伝え導く旅に出ます。道中、ハゴロモを師と崇め慕う人たちを弟子とし、自身のチャクラを分け与え「忍宗」を広めながら各地を渡り歩きました。後にハゴロモは「忍の祖・六道仙人」と呼ばれる事となります。 死後もチャクラのみの存在として「忍宗」のいく末を見守るハゴロモ。そんな中、第四次世界大戦で苦戦するナルトとサスケの前に現れ、ハゴロモは自身の力と忍宗の未来を託しました。

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大筒木インドラ

ハゴロモ一族の長男で、アシュラの兄にあたる人物です。 ハゴロモから仙人の眼(チャクラと精神エネルギー)を受け継いだ優秀な人物で、史上2人目の写輪眼の持ち主です。当時「術」はハゴロモしか使えなかったのですが、インドラは「印」を発明してそれを結び「術」を発動させる事に成功しました。これが今の「忍術」と言われるようになります。 ハゴロモの後継者に弟のアシュラが選ばれた事がきっかけで、アシュラに対抗するため2人の友を殺して万華鏡写輪眼を開眼します。アシュラとの戦いには敗れたものの、後に力を理想とする一派としてうちは一族を築き上げました。 アシュラとの因縁は長きに渡り、死後もチャクラ体としてマダラやサスケに転生し、アシュラの転生者と争い続けます。

大筒木アシュラ

ハゴロモ一族の次男にあたる人物でインドラの弟です。ハゴロモから仙人の肉体(身体エネルギーと生命力)を受け継ぎ、写輪眼の瞳力が全く通用しないという特異な体質を持っています。 兄のインドラのように才能がなかったアシュラは、仲間の協力のもと努力を重ねて力を付けていきました。仲間の協力や助けのおかげでなし得た経験から、アシュラは「愛」が全てを可能にすると悟ります。その考えに賛同したハゴロモは、自身の後継者としてアシュラを選び六道の力を授けました。 それが起因となりインドラと対立する事になったアシュラは、六道の力とみんなの絆の力が合わせ発動した真数千手で、インドラのスサノオを破りました。 アシュラもインドラ同様、死後チャクラ体として千手柱間やナルトに転生してインドラの転生者と対峙します。彼の子孫は後に千手一族、うずまき一族となります。

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黒ゼツ

カグヤが封印される直前に生んだ3番目の子供(分身体)です。 ハゴロモやハムラの様な特別な力は持っていませんが、地面や木などに同化して身を潜めることができ、様々な場所へ移動したり忍び込むことが可能です。戦闘能力は高くありませんが、他者に寄生する能力で相手の技を利用する事ができ、カグヤの封印を解くことを目的に、長い年月をかけて暗躍していました。 千年以上による黒ゼツの暗躍が功を奏し、最終的にはマダラの力を利用しカグヤの封印を解くことに成功します。ナルトとサスケにの手によりカグヤが再び封印される際にこっそり逃げようとしますが、ナルトに捕まってしまい「いつまでも親離れできないガキ」とカグヤと共に地爆天星に投げ入れられて封印されてしまいました。

月に移住した大筒木一族を紹介!

大筒木ハムラと共に月に移住した一族とその子孫たちを指します。輪廻眼と対をなす最強瞳術と言われている「転生眼」を開眼させたハムラを筆頭に、地上の人々がチャクラを誤った使い方をしていないか見守っていました。 ハムラの死後、宗家と分家の間でハムラの教えの解釈を巡って争いが起こり、歪んだ解釈をしてしまった分家が「転生眼」の力を使い、真意を理解していた宗家を滅ぼしてしまいました。最終的に、月の一族の生き残りは分家のうちの1人のみとなってしまいます。

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大筒木ハムラ

カグヤの子どもで、双子の兄弟であるハゴロモの弟にあたる人物です。白眼を所有しています。 封印したカグヤを監視するため一族と共に月に移り住むことになったハムラは、人々に忍宗を教えるため地上に残るというハゴロモに向け「千年待とう」と告げます。その後、白眼に月の一族のチャクラを合わせることで開眼する「転生眼」を生み出し、月から地上を見守り続けていました。 ハムラの一族の一部が何らかの理由で月に渡らず地球に残り、その子孫が後の日向一族だと言われています。中忍試験編でヒアシが話した「日向の天忍の血脈」の「天忍」とはハムラの事を指しているのではないでしょうか。

大筒木トネリ

ハムラの子孫で分家筋にあたり、月に残る一族の最後の生き残りです。地上とは違う、進化を遂げた無数の自動傀儡を操って戦います。月の一族には生まれてすぐに眼球を抜かれる習慣があり、目には眼球がなくチャクラを集めた心の目で周囲を感じ取って行動しており、普段は常に目を瞑っているようです。 ハムラの教えを「チャクラを争いの道具に用いる地球の民」と曲解したことから、地上の人々を滅ぼそうと考えるトネリ。ヒナタの妹であるハナビの白眼を自分に移植することで、「転生眼」を開眼させます。さらに、ハムラのチャクラを最も強く受け継いでいるヒナタを嫁にするためナルトたちと対立する事に。しかし、戦いの中で誤ちに気がつき、自身の犯した罪を償う為に1人月へ残る事となりました。 他の大筒木一族の侵攻に備え、ボルトの右目に白眼の亜種・淨眼(じょうがん)を開眼させた人物とも言われています。

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『BORUTO -ボルト-』で新たに登場した大筒木一族を紹介!

ここでは、『BORUTO-ボルト- 』にて新たに登場した大筒木の一族を紹介!月から派遣されてきたこと意外は詳細が明らかにされておらず、謎に包まれています。また、それぞれが童話や古事記の登場人物をモチーフにしており、見た目や能力がそのイメージに付随したものとなっています。

大筒木モモシキ

本家からカグヤ追跡のために派遣された人物です。モデルは桃太郎と牛若丸。 両目に白眼、両掌には赤い輪廻眼を開眼しています。 右手の輪廻眼であらゆる忍術を吸収し、左手の輪廻眼で倍にして放出できる固有瞳術を持っています。 ボルト達の中忍試験の会場に現れ、ナルトの九尾チャクラを奪おうとしますが、激闘の末にナルトとボルトの力が力を合わせて作り上げた「巨大螺旋丸」を受けて消滅します。その際、ボルトに「その青き瞳はいずれ貴様から全てを奪い去る」と意味深な言葉を残しています。

大筒木キンシキ

モモシキと共にカグヤ追跡のため派遣された人物です。モデルは金太郎と弁慶。 両目の白眼で赤いチャクラを背中から出し、剣などの武器を作り出します。また、モモシキ同様いかなる忍術をも吸収する能力も持っています。 モモシキの親役ではありますが、兼世話役で家来のような扱いを受けています。ナルトとサスケを相手に戦うモモシキの形勢が不利だったため、キンシキ自らが「丹」となりモモシキの一部になるという最期を迎えます。

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大筒木ウラシキ

表向きはモモシキの配下という扱いで、モモシキとキンシキと共に大筒木本家から派遣された人物です。モデルは浦島太郎。 両目の白眼は輪廻写輪眼への切り替えが可能で、チャクラで作り出す釣竿でチャクラを取り出す能力を持っています。また、戦闘中に巧みに白眼、輪廻眼、輪廻写輪眼を切りかえ、高度な時空間移動の術も使用できます。 尾獣チャクラを奪うため過去の木ノ葉に移動し、少年時代のナルトから九尾チャクラを奪おうとしますが、時間移動に巻き込まれ先に過去に来ていたボルトと少年ナルトによる「巨大螺旋丸」に呑み込まれ消滅しました。