【ネタバレ】ドラマ『鍵のかかった部屋』メインキャストの現在 榎本の正体は……?
『鍵のかかった部屋』榎本の正体をネタバレ解説【“密室パズル”ミステリー】
????夜9時~放送????
— フジテレビ (@fujitv) May 10, 2020
『鍵のかかった部屋 特別編』????
エピソード1「佇む男」遺体自身が作り上げた“密室”の謎に迫る!#大野智 #戸田恵梨香 #佐藤浩市
【#嵐 ・大野智 主演】8年振りに復活!「#鍵のかかった部屋 特別編」スペシャル予告動画https://t.co/KOlNAfu3Yc#fujitv #stayhome pic.twitter.com/RKiFfbpIFC
2012年のフジテレビ月9ドラマ『鍵のかかった部屋』。貴志祐介による小説「防犯探偵・榎本」シリーズを原作とした本作は、月9としては珍しく恋愛要素がほとんどないにもかかわらず、世帯全話平均視聴率11%という高視聴率を叩き出しました。これは嵐が主演の歴代月9ドラマで最高視聴率です。 さらに、2014年1月にはスペシャルドラマも放送され、好評を博しました。 本作は、「嵐」の大野智演じる防犯オタクの主人公が、密室殺人事件を次々と解決していく本格“密室パズル”ミステリー。 今回はそのあらすじやキャストの現在、そして謎に包まれた榎本の正体に迫っていきましょう! ※この記事には、ドラマ最終回のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。
『鍵のかかった部屋』のあらすじ
大手警備会社「東京総合セキュリティ」に務める榎本径(えのもと けい)は、とても変わった人物。彼は本社ビルの備品倉庫室で、ひたすら鍵や錠前の研究に没頭する“防犯オタク”なのです。とっつきにくい性格の榎本ですが、セキュリティについてはもちろん、広い分野の知識を持ち、「この世に破れない鍵はない」と豪語しています。 ある日そんな彼に、密室殺人事件を解明してほしいとの依頼が。犯人の特定にはまったく興味がないものの、「密室」というキーワードを聞くと榎本の表情は一変します。 本作は、そんな変わり者の榎本が不気味ともいえるほどの冷静さで密室を破り、難事件を解決していくミステリーです。
キャスト一覧 主演・大野智や戸田恵梨香、佐藤浩一の好演が光る
大野智/榎本径役
『鍵のかかった部屋』の主人公、榎本径を演じるのは人気アイドルグループ「嵐」のリーダーである大野智です。彼は、本作で月9初主演を務めました。大野にとっても「とても思い出深いドラマ」なのだとか。 2012年以降も活躍をつづけ、嵐での活動はもちろん、2014年には連続ドラマ『死神くん』(テレビ朝日)、2016年には『世界一難しい恋』(日本テレビ)などで主演を務めました。また、主演した映画『忍びの国』(2017年)も、ロングランヒットを記録しています。 大野が所属する嵐は、2020年12月31日から無期限活動休止となる予定です。2021年からは、個人としての芸能活動も休止することを発表しています。
戸田恵梨香/青砥純子役
榎本の助手役となる青砥純子は、フリードマン・芹沢総合法律事務所の新人弁護士。人気女優の戸田恵梨香が演じています。 2006年の『デスノート』で映画初出演を果たした彼女は、その後も「LIAR GAME」シリーズや「SPEC」シリーズ、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズなどの数多くの人気ドラマに出演。映画でも『エイプリルフールズ』(2015年)や『あの日のオルガン』(2019年)で主演を務めるなど、活躍をつづけています。 2019年には、NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインを務めました。
佐藤浩市/芹沢豪役
原作小説には登場しない、ドラマオリジナルキャラクターである芹沢豪は、青砥が務めるフリードマン・芹沢総合法律事務所の弁護士です。企業法務が専門のやり手で、専門外の刑事事件に関することにはあまり協力的ではありません。推理をじらされることが苦手なコミカルな役回りで、ドラマを盛り上げます。 芹沢を演じた佐藤浩市は、1980年にNHKの『続・続 事件 月の景色』でデビュー。その後、ドラマ、映画、テレビCMなど幅広く活躍。NHKのドラマ『官僚たちの夏』(2009年)や映画「64(ロクヨン)」前後編(2016年)への出演で知られ、三谷幸喜の作品にも数多く出演しています。
のん(当時:能年玲奈)/水城里奈役
フリードマン・芹沢総合法律事務所で秘書を務める水城里奈。彼女は、父親の勧めで法律事務所に入所しました。学生時代から演劇活動をしており、自身が出演する舞台公演に榎本たちを招待したこともあります。 水城を演じたのんは出演当時、本名の能年玲奈名義で芸能活動をしていました。NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)などへの出演で知られています。 2016年、所属事務所からの独立を機に現在の芸名に改名。その後は、大ヒットとなったアニメ映画「この世界の片隅に」シリーズでの声優や、映画雑誌での連載、公式YouTubeなど幅広く活躍しています。
宇梶剛士/鴻野光男役
鴻野光男は警視庁捜査一課の刑事です。ある密室事件で芹沢を容疑者と疑って以降、彼とは因縁の間柄に。その事件を解決した榎本の素性を洗いはじめます。 演じる宇梶剛士は、元暴走族という経歴の持ち主。菅原文太の付き人を経て舞台で活躍するようになり、1990年ごろからは、トレンディドラマに端役で出演するようになります。『銀狼怪奇ファイル』(1996年)など出演した後、『ひとつ屋根の下2』(1997年)でブレイクしました。 近年では、NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』や、映画『キングダム』(ともに2019年)などに出演しています。
『鍵のかかった部屋』はなぜヒットしたのか?
『鍵のかかった部屋』は、月9としては珍しい、恋愛要素のほとんどないドラマです。しかし、毎回高視聴率をマークし、2014年1月にはスペシャルドラマが放送されるなど、ヒットを記録しました。 その要因のひとつには、本作が「本格ミステリー」の名に恥じない作品であることが挙げられるでしょう。ミステリー作家として高い評価を受ける貴志祐介の原作を、ドラマとして構成しなおし、そのトリックは斬新かつ緻密。視聴者をあっと驚かせながら、無理のない展開が人気となったのです。 また、キャストの演技もその人気の理由となっています。主演の大野智は奇人の榎本を自然に演じ、戸田恵梨香扮する青砥、佐藤浩市演じる芹沢の3人のやり取り軽快で、見ていて非常に楽しいものになっています。 さらに、恋愛要素がないことで、家族全員で楽しめるという側面もあったのかもしれません。 巧みなストーリー構成と魅力的なキャラクターで、世代を問わず人気を獲得したのでしょう。
【ネタバレ】榎本径の正体は泥棒なのか?
最終回で突然姿を消した榎本径。彼が解決した事件で押収されたダイヤは、1億円分が偽物になっていました。榎本は、青砥たちに理由も告げす海外へ旅立ったようですが、彼はいったい何者なのでしょうか。
原作の「防犯探偵・榎本」シリーズでは、はっきりと榎本の本職は泥棒であると書かれています。防犯会社に勤務しているのも、そもそもマネーロンダリングのためだとか。また、刑事である鴻野も榎本の正体を知っていますが、捜査に協力してもらうために見逃しています。 ドラマの最終回では、1億円分のダイヤを盗み、それを換金するために海外へ逃亡したのではないでしょうか。
再放送も決定!『鍵のかかった部屋』は誰でも楽しめる本格ミステリーだった
嵐のリーダー・大野智が月9初出演を飾り、大ヒットとなった『鍵のかかった部屋』。本格“密室パズル”ミステリーである本作は、家族全員で楽しめる作品となっています。