2020年5月19日更新

【SAO】“絶剣”ユウキの強さの秘密は悲しい過去にあり?ボクっ娘ヒロインの活躍を紹介

SAO ユウキ サムネイル

「SAO」シリーズの中でも特に人気の高いボクっ娘ヒロイン、ユウキを紹介。屈指の強さを誇る彼女の正体は、アバターからは想像もつかない衝撃的なものでした。本記事では、彼女の人物像をアスナとの関係を中心に解説していきます。

目次

『ソードアート・オンライン』“絶剣”ユウキの活躍を振り返る!【ネタバレ注意】

ユウキは、「SAO」(ソードアート・オンライン)の登場人物の1人。複数のシリーズに分かれる「SAO」において、「マザーズ・ロザリオ」編におけるヒロイン。 主に「ALO」(アルブヘイム・オンライン)で活躍しているプレイヤーで、アバターの種族はインプ。一人称は「ボク」で、中性的な見た目のアバターですが、“中の人”は少女です。 並外れた剣の使い手で、登場した当初は「絶剣」と呼ばれていました。また、ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーでもあります。 ユウキの強さは圧倒的で、あのキリトを1対1で破るほどの実力者です。そのため、彼女はキリトたちと同様にSAOサバイバーではないかと考えられていました。 実際にはSAOサバイバーではありませんでしたが、数々のVRMMOを渡り歩いてきた経験の持ち主。キリトは、彼女の身のこなしはVRMMO慣れによるものと分析していました。 ※ここから先は『ソードアート・オンライン』の重要なネタバレを含みます。ネタバレにはご注意ください。

別のゲーム「アスカ・エンパイア」で活動していた

ユウキはこれまでに多くのVRMMOを経験しています。彼女はALOへとやって来る直前までは、「アスカ・エンパイア」というゲームでプレイしていました。 アスカ・エンパイアは、ALOに次ぐ国内第2位のシェアを有する人気のVRMMO。彼女のみならず、「スリーピング・ナイツ」のメンバーも全員プレイしていました。 ユウキがアスカ・エンパイアの存在を知るきっかけとなったのは、とあるVRホスピスでのこと。彼女はそこで出会ったメリダに誘われ、姉のランと共にプレイを始めます。ここで彼女は職業に剣士を選択し、後にレベルアップによって上級職である「侍」にまでなりました。 なお、アスカ・エンパイアでのユウキの活躍が描かれているのは、原作第22巻です。4つの短編エピソードの1つ、「Sisters' Player」の中で取り上げられています。彼女がキリトやアスナと出会う前の話です。

アスナとの出会い

周囲から「絶剣」と呼ばれていたユウキは、野良試合でキリトに勝利しました。この話を聞いたアスナは、自らも「絶剣」と直接手合わせしようと考えます。 「絶剣」は24層で、自身のOSS(オリジナルソードスキル)を賭けて、対戦相手を募っていました。そのスキルはなんと、片手剣で11連撃を繰り出せるという、とんでもないもの。 アスナはユウキに勝負を挑むものの、彼女の想像以上の強さに驚きます。本気になったアスナに押されたユウキは、ついに11連撃を繰り出すも、最後の一撃は寸止めにして決着。 アスナの実力を買ったユウキは、彼女にある協力を仰ぎます。それは、ALOに実装された新生アインクラッドの攻略でした。 彼女の目的は、SAO27層のボス攻略を自ギルドのみで成し遂げ、メンバー全員の名前を「剣士の碑」に刻むこと。これを聞いたアスナは、一時的に彼女のギルドに所属して協力することにしました。

ギルド「スリーピング・ナイツ」には悲しい秘密が……

ユウキは、「スリーピング・ナイツ」のリーダーとして、ギルドを率いています。このギルドは、かつてはユウキの双子の姉であるランがリーダーでした。 ギルドメンバーも当初は9人いましたが、現在は彼女を含む6人で活動しています。というのも、ランと残り2人のメンバーは既に他界していたのです。 「スリーピング・ナイツ」は、VRホスピスで出会った重病患者同士で結成されたギルド。ホスピスにいることからも分かる通り、余命わずかなメンバーで構成されていました。 その中でもユウキは病状が悪化しており、いつ死んでもおかしくない危篤(きとく)の状態。そのため、「スリーピング・ナイツ」は間もなく解散する予定でいたのです。 ユウキは、最後の思い出作りとしてボスを攻略し、自分たちが生きた証を「剣士の碑」に刻もうとしていました。そしてその悲願を果たすため、アスナの力を頼ったのです。

現実世界でのユウキの姿が痛ましすぎる……

ユウキの正体は、本名を紺野木綿季(こんのゆうき)という、15歳の少女。彼女は出生時にHIVに感染し、HIVキャリアとして差別と共に生きることを余儀なくされます。 そしてAIDSを発症し、長い間病と闘い続けてきました。なお、彼女の両親や姉のランも同様に、AIDSでこの世を去っています。 天涯孤独となったユウキは、「メディキュボイド」と呼ばれる医療用の仮想現実フルダイブマシンの被験者第1号に。それ以来彼女は、3年間をVR空間で過ごしてきました。 彼女の圧倒的な強さと、キリトが感じた彼女の“フルダイブ慣れ”は、こうした背景によるものだったのです。 新生アインクラッド攻略後、アスナを思わず「姉ちゃん」と呼んだユウキは、それ以来姿を消してしまいました。彼女の行方を追ったアスナは、彼女の収容されている病院を突き止めます。 そこでアスナが目にしたのは、メディキュボイドに入った、痛ましい姿の彼女でした。

統一デュエル・トーナメントでは再びキリトに勝利!

もともと、ユウキの余命宣告は2025年末と言われていました。しかし年をまたいでも、彼女はまだ辛うじて生き続けています。 アスナたちは、彼女の思い出作りにさらに協力し、キリトは再び彼女と剣を交えることとなりました。統一デュエル・トーナメントの決勝戦、両者はついに相まみえます。 キリトの剣撃を全て打ち払いかわすユウキ。そして、初めて勝負したときには見せなかった11連撃を彼に叩き込みます。 なんとか耐えてみせたキリトでしたが、惜しいところでタイムアップ。勝敗の行方は、相手のライフをより多く削っていた彼女の勝利で決着がつきました。 なお、キリトは通常は二刀流の戦闘スタイルですが、ユウキとの戦いでは剣1本で臨んでいます。しかし、彼が本気ではなかったとはいえ、彼女は“SAOの英雄”を2度も破った数少ない実力者。 彼女の強さは、作中においても屈指のものといって差し支えないでしょう。

容体が急変!?スリーピング・ナイツは今……

新生アインクラッドのボス攻略後、ユウキはアスナに「学校に行きたい」と打ち明けます。 彼女はキリトたちが作った「視聴覚双方向通信プローブ」を通じて、アスナたちと共に学校へ。疑似的に学校の授業に参加したり、京都の修学旅行に行ったりしました。 しかし、2026年3月末、ユウキの容体が急変。余命宣告以上生き続けた彼女も、ついにその時を迎えようとしていました。急いで駆けつけたアスナに、彼女は自身のOSS「マザーズ・ロザリオ」を託します。そして、「スリーピング・ナイツ」のメンバーやアスナたちが見守る中、静かに息を引き取りました。 ユウキが駆け抜けた最後の3か月間は、大切な思い出となり、皆の心の中で生き続けます。それは、現実に悩むアスナに勇気を与えました。 そして、生きる希望を失っていた「スリーピング・ナイツ」は解散を撤回。シウネーを新しいリーダーとして、出来る限り活動し続けることにしました。

マザーズ・ロザリオ発動の際は幻影が出現!本物なの?

ユウキの生きた証である「マザーズ・ロザリオ」を受け継いだアスナ。片手剣による超高速の11連撃は、いざというときの奥の手として発動させます。 アスナのマザーズ・ロザリオは、劇場オリジナル作品の「オーディナル・スケール」が初出。キリトたちが総出で挑むボス戦の最中、ユウキの幻影のようなものが現れ、彼女の剣の柄に手をかざします。そして彼女は、ユウキに押し出されるように飛び込み、クリティカルヒットを叩きこみました。 また、「アリシゼーション」編の最終局面においても繰り出されます。追い詰められたアスナを励まし、マザーズ・ロザリオ発動を手助けしたのは、やはりユウキの幻影でした。 ユウキの幻影が本物の彼女なのかどうか、真実は明らかになっていません。VR空間にさまよう残留思念、あるいはOSSに宿った“ゴースト”の説も考えられます。 いずれにせよ、いざというときにアスナの背中を押すのはユウキの存在なのです。

アニメ版ユウキの声優は悠木碧

死後もなおメインキャラであり続けるユウキを演じるのは、プロ・フィット所属の声優、悠木碧(ゆうきあおい)です。元は子役でしたが、現芸名に変えてからは声優業にシフトしています。 声優デビュー以降、少しずつメインキャラを演じるようになり、「まどマギ」の鹿目まどか役でブレイク。以来、「シンフォギア」シリーズの立花響や、『七つの大罪』のディアンヌといったメインキャラを演じてきました。 甲高く幼い“ロリ声”に定評のある彼女は、幼女や妹の役どころが多いことでも有名です。『幼女戦記』のターニャ・デグレチャフや、『ワンパンマン』の戦慄のタツマキといった役が最たるものでしょう。『アホガール』の花畑よしこのようなぶっ飛んだ役も、難なくこなします。 ユウキは、アバターは中性的ボクっ娘ながらリアルは瀕死という難しい役。振れ幅の大きい彼女のキャラクターが成立しているのは、彼女の見事な演技のたまものでしょう。

『ソードアート・オンライン』でユウキの遺した想いは不滅!

ユウキは、キリトをも圧倒する強キャラとして登場しました。彼を超える反射神経から繰り出す11連撃は、まさに必殺。それは、3年もの間VR空間で生き続けてきた彼女だからこその為せる業です。 その3年間は、ゲームがしたくてダイブし続けていたわけではありません。ユウキは、もはやVRの世界でしか人間らしく生きられない状態にありました。そこで彼女は、データの海の中に生きた証を残したいと奮起します。結果、彼女はアスナたち多くの人の心を動かし、彼女の姿は記憶に確かに刻み込まれたのです。 ユウキの思いは、アスナや「スリーピング・ナイツ」のメンバーが受け継ぎました。彼女の存在はときに幻となって、隣にいるかのように寄り添っては、事あるごとに彼らの背中を押し続けてくれます。 今後、アスナたちはさらなる脅威に直面することでしょう。そんな状況を打開する彼女の渾身の一撃は、ユウキと共に放つ一撃なのです。