2020年5月29日更新

【とある】削板軍覇は学園都市第7位!メチャクチャすぎるド根性兄貴を解説

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「とある」シリーズ、我らがド根性兄貴!削板軍覇を解説【ネタバレ注意】

削板軍覇は学園都市内でも数少ないレベル5級の、ずば抜けた能力を持った少年。額には白い鉢巻を付け、ジャージあるいは特攻服のようなファッションスタイルが特徴です。 レベル5のなかには何かしらの闇を抱えていたり、思考回路が読めなかったりする能力者が多いなか、彼のみはそうした背景がほぼ無いと見られます。それにより、一貫して善人のポジションを占めてきた彼は、学園都市や魔術サイドの巨悪に立ち向かううえでの心強い味方と言えます。 登場シーンはそこまで多くないものの、軍覇はその独特な能力によって読者に強い印象を与えてきました。この記事では、そんな彼の能力や魅力について解説していきます。 ※本記事では「とある」シリーズのネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

削板軍覇は正義感あふれる熱血ポジティブ人間!

軍覇は裏表のない熱血タイプ。エネルギッシュな人柄であり、考えるよりも先に身体が動き出すような行動力を持つ人物です。何事にも全力で取り組み、例え負けてもポジティブに考えられる打たれ強さも有しています。 主人公の上条当麻と同様、困っている人へ手を差し出すような正義感に溢れる真っすぐな人柄でもあるため、好感を抱きやすいです。正体不明の力を使い、素手による物理攻撃を繰り出すという点なども似ています。大覇星祭にて電気使いのレベル5・御坂美琴が暴走した際には、当麻と息を合わせたコンビネーションで応戦していました。 なお、謎が多い自分の能力については彼なりの見解を持っていたようですが、完全な見当違いであると判明。残念ながら、知能や考察力はそこまで高くないようです。

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能力は解析不可能!?原石と呼ばれる存在

レベル5の軍覇は一体どんな能力を使うのか……と思いきや、実は彼の能力に関してはハッキリと解明されていないというのが現状。彼の特筆すべき点は、学園都市の能力開発を受ける前からその能力が備わっていたということです。 後天的に能力を獲得した大多数の生徒を人工ダイヤに喩えた場合、そうでない軍覇は天然の原石であると形容されていました。軍覇と同じような存在は世界で50人ほどと確認されていますが、彼の能力はそのなかでも最高クラスのものだそうです。 その真相は気になるところですが、当麻の真の力が後々になってから出現したように、軍覇の能力の正体についてもいずれ明かされる時が来るでしょう。

もはやめちゃくちゃ、“根性”で全てを片付ける

我流のバトルスタイルで見た者全員を驚かせる軍覇。主な攻撃手段は「すごいパーンチ!」と言いながら敵を殴りつけるものであり、周りに衝撃波が発生するほどの強さです。これを強化させた「超すごいパーンチ」や「ハイパーエキセントリック(中略)もっかいハイパーすごいパーンチ」などを使うこともあります。 彼の語彙力についてはやや心配気味になりますが、これ以外にも、胸を銃で撃たれても無傷であったり、得意の“根性”で止血までできるなど防御力も規格外であると判明しました。また、音速の2倍のスピードで動けるほか、自分の周囲の物体を触れずに飛ばすことも可能です。 割と何でもできるように見られますが、ひょっとすると当麻のように、謎の多い彼も能力者とは異なる枠組みに分類されるべきなのかもしれません。

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バトルにおいては学園都市最強?序列7位の理由とは

同レベルの7人のなかでの軍覇は第7位にランク付けされているため、ヒロインであり第3位の美琴などと比べると彼は劣っているような印象を受けます。しかし実態はそうではありません。そもそも学園都市ランキングとは、「その能力によって人々がどのような利益を得られるか」という点を軸に決められているゆえのランキング結果なのです。 上述のように、単に1つの属性では説明できないほどの多種多様な能力を使いこなすものの、研究者でさえ実態が掴めない軍覇。そのため彼は、その能力を社会に還元できないと判断されたために第7位として扱われてしまっているのです。 このように未知の能力といえど彼がレベル5であることに変わりはなく、必ずしも7人のなかで最弱を意味する訳ではありません。少なくとも、その能力のエネルギー量は美琴達に引けを取っていないと分かるシーンは作中でも散見されます。誰にも実態を知られていない分、ある意味では彼が最強の能力者なのかもしれません。

暴走した御坂美琴に上条当麻とタッグで戦う

「レベル6シフト計画」を再開すべく、御坂美琴を依代として利用したマッドサイエンティストの木原幻生。木原の策略によって能力のコントロールと意識を失った彼女は、街中で激しい放電現象を引き起こしてしまいます。 そこへ駆けつけた当麻は、右手の「幻想殺し(イマジンブレイカー)」で彼女を食い止めようと試みました。しかし、あまりの電撃の強さに自分の身を守ることがやっとの状態であった当麻。その様子を見に来た軍覇も助太刀しにやって来ます。 電撃を跳ね除ける軍覇と、無効化する当麻。それぞれの能力ならざる能力を目にした両者は、その場を収めることができそうな協力者と判断して意気投合。お互いをカバーしながらも共同で美琴に立ち向かっていくそのシーンは、多くのファンの間でも話題を呼びました。 その2人を以ってしてもなかなか決定打を与えられませんでしたが、最終的には「竜王の顎(ドラゴンストライク)」を発動した当麻により事態は収拾。美琴も無事に意識を取り戻しました。

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レールガンを歯で受け切る!?

大覇星祭では当麻による活躍のお陰でどうにか美琴を抑えられたものの、特装版『偽典・超電磁砲』の「とある自販機の存在証明(ファンファーレ)」でも彼女と能力バトルを展開します。 作中では彼女が放った数々の電撃を受けるも彼はすべて無効化し、美琴に伯仲するほどの戦いぶりを見せます。さらには、美琴のレールガンで発射されたメダルを歯で食い止めるなど、ここでも彼らしく予想を遥かに越えるような技を披露してくれました。 暴走時の美琴には苦戦した軍覇でしたが、通常時の彼女ならものともしていなかった様子。彼のレベル5としての実力が確かなことが証明されたシーンでした。

大覇星祭での選手宣誓ではいいとこ取り!

1週間を通して開催される、学園都市内全校による大規模イベント・大覇星祭。開会式の選手宣誓担当には、能力者のモデルとも言えるレベル5の2名が選ばれることになっていましたが、その多くはワケ有りか行方が知れない人物ばかり。半ば消去法のような形で選ばれたのは、第7位の軍覇と第5位の食蜂操祈(しょくほうみさき)でした。 当日は順調な滑り出しかと思われましたが、途中のセリフを忘れた軍覇が無茶なアドリブを入れたために宣誓は彼の独壇場に。流石の操祈も困惑するしかありませんでした。ちなみに、この時軍覇の背後に上がった色とりどりの煙幕は彼の能力で打ち出したものだとされており、その謎がまた1つ増えることになりました。

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アストラル・バディでは帆風潤子と戦闘!相変わらずのめちゃくちゃ具合

食蜂派閥の1人である帆風潤子を主人公に据えた外伝漫画『アストラル・バディ』。ここでも登場した軍覇は、彼女と対戦したうえでさらなる無茶振りをする場面が見られました。 距離を取ろうとした潤子に迫るため、空気を蹴ることで事実上飛行したほか、美琴ほどではありませんでしたが両手から電撃までも生み出しました。さらには、操折にかけられた「心理掌握(メンタルアウト)」を自力で解除するなど、美琴や当麻と同然の所業をやってのけたのです。 本作の彼には持ち前の“根性”で、やればできる、というように思い込むことで様々な技を使えるという設定が用いられています。彼の辞書に「不可能」という文字はないようです。

魔神級の魔術師、オッレルスとの対戦では流石に敗北

「北欧王座(フリズスキャルヴ)」の使い手であるオッレルスは、その穏やかな外見に反して非常に強力な魔術師。アメリカに対抗し世界各地の「原石」を囲い込んだ学園都市を訪れ、彼らを過度な実験で酷使するなというメッセージを残します。 その際に最強の「原石」こと軍覇と相見え対決したのですが、魔神に匹敵する強さを持つオッレルスに彼は一瞬で打ちのめされてしまいました。負けた経験は少ないはずの彼は無力さを痛感し落ち込むのではなく、「鍛え直しますか」と言いすぐに立ち直ります。 オッレルスは、軍覇が能力の使い方を完全に心得ていれば彼が勝っていたかもしれないと、彼の未知なる可能性を仄めかしていました。軍覇にまだ成長の余地があるとすれば、一体どれほど強くなれるのでしょうか……?

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アニメ版「とある」シリーズで削板軍覇を演じる声優は河西健吾

2006年から活動している河西(画像左)はマウスプロモーションに所属する男性声優であり、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス役出演を機に注目を浴びてきました。 『3月のライオン』の桐山零役や『number24』の柚木夏紗役などとして主人公を務めたほか、『Dr.STONE』のあさぎりゲンや『鬼滅の刃』の時透無一郎など、脇役としても印象的なキャラクターを演じてきました。少年役を中心に多彩な人柄を演じる彼は、今後も多くの作品で主役を務めてくれるでしょう。

めちゃくちゃ代表の削板軍覇、「とある」再登場なるか!

個性的な能力者が特に多いレベル5達ですが、軍覇もまたその例外に漏れず型破りな使い手でした。登場する度に新たな能力が明らかになる彼は無限の可能性を秘めており、読者の期待を高めてくれます。彼にとっては不可能なことの方が少ないくらいであり、もはやマルチスキルと呼んでも過言ではないかもしれません。 ただ残念なことに、『とある魔術の禁書目録SS』の2巻にて原石の話が完結してしまった旨が記されており、彼の活躍は外伝に限定されてしまっています。能力の解明も含めて、本編でもいつか彼の勇姿が再び見れることを祈りましょう。