日本の60代と70代の人気俳優26人を紹介!大御所や演技派がずらり
60代の俳優
60代の俳優たちは、日本の映像作品において父親役や会社の上司役など、物語に深みを与える大切な役割として存在感を放っています。「理想の父親はこの人!」という、優しさとかっこよさを兼ね備えた俳優が多いのも特徴です。 まずは、60代の人気俳優10人を紹介します。
吉川晃司

| 生年月日 | 1965年8月18日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ『下町ロケット』(2015年) 映画「キングダム」シリーズ |
俳優・シンガーソングライターとして活躍する吉川晃司は、1984年にデビューしました。 大河ドラマ『天地人』(2009年)で貫禄のある織田信長を演じ好評を博した後、映画『るろうに剣心』(2012年)、ドラマ『下町ロケット』(2018年)など多くの話題作に出演しています。 また2010年に出演した映画『必死剣 鳥刺し』では見事な殺陣が評価され、第34回日本アカデミー賞で優秀助演男優賞を獲得しました。 近年は、朝ドラ『舞いあがれ!』(2022年)やドラマ『トリリオンゲーム』(2023)などに出演しています。
上川隆也

| 生年月日 | 1965年5月7日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ「花咲舞が黙ってない」シリーズ ドラマ「遺留捜査」シリーズ |
大学在学中から演劇に熱中し、1989年に「演劇集団キャラメルボックス」に入団しました。同年に『サンタクロースが歌ってくれた』の平井太郎役で役者デビューを果たしています。 1995年に主演を務めたNHKドラマ『大地の子』の陸一心役が注目されて高い評価を得ました。その後の活躍は目覚ましく、2006年には大河ドラマ『功名が辻』の主人公・山内一豊役に抜擢されました。 2009年には「キャラメルボックス」を退団しますが、引き続き舞台でも2010年の『ヘンリー六世』で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞するなど確かな実績を残しています。 シリーズとなったドラマ『花咲舞が黙ってない』(2014年、2015年)の相馬健役などのほか、人気バラエティ「ぐるナイ」のレギュラーとしても活躍していました。
本木雅弘

| 生年月日 | 1965年12月21日 |
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| 代表作 | 映画『おくりびと』(2008年) 映画『日本のいちばん長い日』(2015年) |
1981年に『2年B組仙八先生』の森田すばる役で俳優デビューし、翌年には同ドラマで共演した薬丸裕英、布川敏和と組んだアイドルトリオ「シブがき隊」としてもデビューしました。 1988年の「シブがき隊」解散後は俳優活動に専念。翌1989年公開の映画『ファンシイダンス』で演じた坊主の塩野陽平役が高く評価されました。 同じく周防正行監督により主役に抜擢された1992年の映画『シコふんじゃった。』は日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝いています。2009年にアカデミー賞外国語映画賞を受賞した主演映画『おくりびと』(2008年)は、本木の代表作となりました。 プライベートでは1995年に内田裕也と樹木希林の娘・内田也哉子と結婚し、3児の父でもあります。
中井貴一

| 生年月日 | 1961年9月18日 |
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| 代表作 | ドラマ『武田信玄』(1988年) 映画『記憶にございません!』(2019年) |
ミキプルーンのcmでおなじみの中井貴一。昭和を代表する美男俳優の佐田啓二を父に持つ中井は、1961年9月18日東京都に生まれました。「貴一」と名づけたのは世界的映画監督の小津安二郎です。大学生だった1981年に映画『連合艦隊』の小田切正人役でデビューを果たしました。 1983年から放送が始まった大ヒットドラマ『ふぞろいの林檎たち』で演じた仲手川良雄役で人気俳優となります。1988年の大河ドラマ『武田信玄』ではいきなり主演に抜擢されるなど、キャリアは現在に至るまで極めて順調です。 2003年の映画『壬生義士伝』では主人公の吉村貫一郎を演じ、日本アカデミー賞など複数の映画祭で主演男優賞を受賞。 近年は2019年公開の映画『記憶にございません!』で主演を務めていました。またナレーションの上手さにも定評があります。
仲村トオル

| 生年月日 | 1965年8月5日 |
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| 代表作 | 「あぶない刑事」シリーズ 「チーム・バチスタ」シリーズ |
1985年、映画『ビーバップ・ハイスクール』の主演を決める一般公募オーディションを勝ち抜き、俳優デビューしました。日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を獲得し、同作と刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズで“トオル”役を演じて一躍有名に。 2007年のドラマ『華麗なる一族』、伊藤淳史とのコンビが話題となった「チーム・バチスタ」をはじめ、骨太の作品を中心に出演。 その後も『サイン-法医学者 柚木貴志の事件』(2019年)、『八月は夜のバッティングセンターで。』(2021年)などのドラマにコンスタントに出演し続けています。 プライベートではドラマ『俺たちルーキーコップ』(1992年)の相手役だった鷲尾いさ子と1995年に結婚。長女のミオもモデルとして活躍中です。ベテラン俳優になっても女性ファンを虜にし続け、若さとハンサムっぷりは衰えることを知りません!
寺脇康文

| 生年月日 | 1962年2月25日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ「相棒」シリーズ |
寺脇康文は1962年2月25日生まれ、大阪府大阪市出身です。1984年、三宅裕司主宰の劇団「スーパー・エキセントリック・シアター(SET)」に入団し、同年11月に劇団の第17回目公演『超絶技巧殺人事件』で俳優デビューしました。 1994年に岸谷五朗と共にSETを退団後、企画ユニット「地球ゴージャス」を結成。1996年4月から10年間、情報バラエティ番組『王様のブランチ』の初代MCを務めました。 憧れの俳優・水谷豊とは「刑事貴族」、「相棒」シリーズで共演を果たし、名コンビとなった「相棒」の熱血刑事・亀山薫役は当たり役で、寺脇の代表作の1つです。 2019年はドラマ『白衣の戦士!』、『ストロベリーナイト・サーガ』、映画『決算!忠臣蔵』などに出演。2020年にも映画『フード・ラック!食運』などに出演しました。
豊川悦司

| 生年月日 | 1962年3月18日 |
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| 代表作 | 映画『Love Letter』(1995年) Netflixドラマ『地面師たち』(2024年) |
1962年3月18日大阪府八尾市に生まれた豊川悦司は、大学在学中から演劇を始め、渡辺えり子の「劇団3○○」に入団してキャリアをスタートさせました。1989年に映画『君は僕をスキになる』、ドラマ『嫁・姑・大姑・3』で役者デビューを果たしています。 1995年のドラマ『愛していると言ってくれ』が高視聴率を記録し、常盤貴子演じるヒロインの相手役・榊晃次を演じた豊川は一躍人気俳優に。 同年には映画『Love Letter』で秋葉茂を演じ、こちらでも数々の賞を受賞。その他の代表作には映画『愛の流刑地』(2007年)の村尾菊治役、「20世紀少年」シリーズのオッチョ役などがあります。 2017年には2部作となった話題の映画『3月のライオン』において、主人公・桐山零の師匠・幸田柾近役で登場しました。2024年には、Netflixドラマ『地面師たち』でハリソン山中役で好演。どこか武骨なクールさが漂う存在感は今も変わりません。
渡辺謙

| 生年月日 | 1959年10月21日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『怒り』(2016年) 映画『Fukushima50』(2019年) |
渡辺謙は、2003年に公開された映画『ラストサムライ』で日本国外映画に初出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。日本国内だけでなく世界各国で高い評価を受けている大御所俳優です。 身長184cmの長身で見せる演技には迫力があり、日本男性の誇りや意思を見事に演じています。2016年に公開された映画『怒り』では、未解決事件の真相に迫っていく男性役を熱演。激しい感情の起伏や人間関係の歪みを、巧みに表現しています。 私生活では2015年に女優・南果歩と結婚。しかし2018年には離婚しています。娘・息子も芸能界で活躍しており、まさに絵に描いたような華麗なる芸能一家ですね。 2015年から2016年にかけては、NYブロードウェイでミュージカル『王様と私』で主演を務め、アメリカで製作された映画『名探偵ピカチュウ』(2019年)にも出演するなど、国内外で活躍する実力派俳優です。 近年は、映画『国宝』や『盤上の向日葵』に出演しています。
時任三郎
| 生年月日 | 1958年2月24日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ『ふぞろいの林檎たち』(1983年) ドラマ「監察医 朝顔」シリーズ |
時任三郎は1980年に舞台で俳優デビュー。1983年に出演したドラマ『ふぞろいの林檎たち』で大人気となり、世間に広く知れるようになりました。 その甘いマスクと優しい声で、女性からの圧倒的人気を誇る時任三郎。パイロットや医者など、憧れの職業を演じることが多く、その人気はますます上昇していきました。 2017年に放送されたドラマ『過保護のカホコ』では、娘にデレデレな父親を熱演。その可愛らしくて憎めないキャラクターに、キュンとした女性も多かったのではないでしょうか。真面目な役とコミカルな役を演じわけるギャップも彼の魅力のひとつですね。 また、16年振りに映像化される映画『Dr.コトー診療所』(2022年12月公開予定)に出演が決定し、ドラマ版に引き続き、島の漁師・原剛利を演じています。
吉田鋼太郎

| 生年月日 | 1959年1月14日 |
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| 代表作 | ドラマ『ゆとりですがなにか』(2016年) 「おっさんずラブ」シリーズ |
幅広い役を巧みに演じ分ける俳優・吉田鋼太郎。とがった雰囲気をまとっていながら可愛らしい役もこなしてしまう彼は、今やドラマや映画に欠かせない存在です。 2014年の連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集めた彼は、2016年に放送された宮藤官九郎脚本ドラマ『ゆとりですがなにか』で、謎のレンタルおじさん役を好演。だらしないけど憎めない役を見事に演じました。 吉田鋼太郎のイメージを一新したのは、2016年に放送開始したドラマ「おっさんずラブ」シリーズ。このドラマで彼が演じたのは、なんと年下の部下に恋焦がれる上司役。健気に部下を思い続けるおじさんの姿に、多くの視聴者がキュンキュンし心を奪われました。 数々の話題作に出演し続ける吉田鋼太郎。今後の活躍にも注目です。
竹中直人

| 生年月日 | 1956年3月20日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『シコふんじゃった。』(1992年) |
言わずと知れたコメディー俳優・竹中直人は、お茶の間の人気者!竹中直人はそのコミカルな明るいキャラクターで、いつも視聴者に元気を与えてくれます。 竹中直人は大学在学中素人コメディアン番組に出演し、そこでチャンピオンとなり注目を集めます。その後は自主制作映画に携わったことをきっかけに、俳優を志すようになりました。 コメディー俳優としての印象が強い竹中直人ですが、昨今ではシリアスで嫌味な役を演じることも。2019年に放送され大きな話題となったミステリードラマ『あなたの番です』では、不気味でヒステリックなマンションの管理人役を怪演。 また、マーベル・シネマティック・ユニバースの映画作品でもニック・フューリー役の吹き替えキャストとしても知られています。
役所広司

| 生年月日 | 1956年1月1日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『THE 有頂天ホテル』(2006年) 映画『PERFECT DAYS』(2013年) |
大御所俳優として広く知られている役所広司は、実は異色の経験をもつ俳優。彼は長崎県の工業高校を卒業後上京し、東京の区役所に就職。その後友人の誘いで観劇した舞台に感銘を受け、公務員を退職し俳優の道を志すようになりました。 デビュー当初は舞台を中心に活動していましたが、1980年にNHK朝ドラ『なっちゃんの写真館』でテレビデビューを果たし、その後は次々とテレビや映画に出演そ、活躍の幅を広げていきました。 時代劇や朝ドラに多く出演している役所広司ですが、2014年に公開された映画『渇き。』では娘が失踪してしまった元刑事役を熱演。また、映画『孤狼の血』(2018年)でも裏社会を取り締まる刑事役を演じ、若い層にもその重みのある演技を見せつけました。
阿部寛

| 生年月日 | 1964年6月22日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ「ドラゴン桜」シリーズ ドラマ・映画「トリック」シリーズ |
| 身長 | 189cm |
阿部寛は、大学在学中から『MEN'S NON-NO』などのカリスマモデルとして若者に絶大なる人気を誇っていました。モデル業と並行し、1987年には映画『はいからさんが通る」で俳優デビューも果たします。 つかこうへいの芝居『熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン』(1993年)ではバイセクシャルの刑事役を演じ、注目されました。2000年のドラマ『トリック』で演じた三枚目の上田次郎役により人気俳優の地位を築き上げます。 独特のコメディセンスを開花させ、2006年の主演ドラマ『結婚できない男』や2012年の『テルマエ・ロマエ』が大ヒット。 その後は映画・ドラマとも堂々と話題作で主演を飾っています。ドラマでは『下町ロケット』(2015年、2018年、2019年)の主人公・佃航平役、映画では2017年公開の『恋妻家宮本』で天海祐希と共演し話題になりました。 また、2005年に放送された人気ドラマ『ドラゴン桜』の第1シリーズから15年以上の時を経て第2シリーズが放送されるなど、話題性に長けた作品にも数多く出演しています。モデル出身者の中でも最も成功した俳優の1人です。
椎名桔平

| 生年月日 | 1964年7月14日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『アウトレイジ』(2010年) ドラマ『謎解きはディナーのあとで』(2011年) |
| 身長 | 180cm |
本名の「岩城正剛」名義で端役を経験し、寺田農の付き人や劇団「新宿梁山泊」など経て、21歳の時に映画『時計 Adieu I'Hiver』で本格的な俳優デビューを飾りました。 野性味と独特の色気を武器に、90年代半ば以降は映画『ヌードの夜』(1993年)、ドラマ『Age,35 恋しくて』(1996年)などで人気を集めることに。 ハリウッド映画『Darc/ダーク』(2018年)の暴力団のボスから「謎解きはディナーのあとで」シリーズの飄々とした刑事まで、多彩な役を演じ分けています。 活躍の場はドラマや映画といった映像作品だけでなく、『レインマン』(2006年、2007年、2018年)、『オリエント急行殺人事件』(2020年)などの舞台作品にも出演。2019年は映画『愛なき森で叫べ』などで主演を務め、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』も話題になりました。 プライベートではドラマでの共演を機に交際に発展した山本未來と2003年に結婚し、2010年に男児が誕生しましたが、2019年に離婚しました。
堤真一

| 生年月日 | 1964年7月7日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ『やまとなでしこ』(2000年) 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ |
| 身長 | 179cm |
堤真一は、高校卒業後に千葉真一の「ジャパンアクションクラブ」に所属し、 1984年のミュージカル『ゆかいな海賊大冒険』で役者デビューしました。下積み時代は真田広之の付き人をしていたこともあります。 1996年のドラマ『ピュア』の沢渡徹役、2000年の『やまとなでしこ』における中原欧介役などトレンディドラマにおけるヒロインの相手役で一躍に注目を集めるように。 2005年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で演じた熱き父親・鈴木則文役で数々の賞を受賞し、実力派俳優の地位を確立しました。その後の活躍は目覚ましく、映画『クライマーズ・ハイ』(2008年)や『容疑者Xの献身』(2008年)など数多くの話題作に主演。 最近はコミカルな一面も披露し、2022年の女優・奈緒主演のドラマ『ファーストペンギン!』では漁師役を演じています。
香川照之

| 生年月日 | 1965年12月7日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ「半沢直樹」シリーズ ドラマ・映画「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズ |
香川照之は歌舞伎役者・二代目市川猿翁と女優・浜木綿子の間に生まれました。東京大学文学部卒業の翌1989年に大河ドラマ『春日局』における小早川秀秋役で正式デビューを果たします。 ドラマや映画で様々な役柄をこなし、大河ドラマ4作目の出演となった2002年の『利家とまつ』の豊臣秀吉役で広く知られるように。 映画『ゆれる』(2006年)やドラマ『坂の上の雲』(2009年〜2011年)における正岡子規役などを経て次第に頭角を現し、2013年の大ヒットドラマ『半沢直樹』で演じた強烈な大和田常務役で、演技派随一の地位を確立しました。 2011年9月には九代目市川中車を襲名し、香川照之名で行う俳優業と2足のわらじで活躍しています。 2016年の映画『クリーピー 偽りの隣人』におけるサイコパスな隣人役、2021年に映画化したドラマ「99.9」シリーズの型破りな弁護士など、近年の作品でも強い存在感を残す怪演をみせました。
高橋克典

| 生年月日 | 1964年12月15日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ「特命係長 只野仁」シリーズ ドラマ・映画「サラリーマン金太郎」シリーズ |
| 身長 | 175cm |
高橋克典は80年代から脇役俳優として活動し、1993年に俳優、アーティストとして本格デビューしました。デビュー作はドラマ『ポケベルが鳴らなくて』(1993年)で、その他の代表作はドラマ「サラリーマン金太郎」シリーズや「課長 島耕作」シリーズなど。 「特命係長 只野仁」では、アクションの撮影に備えて身体を鍛え上げ、独自のトレーニングをまとめた本も出版しています。2019年はドラマ『後妻業』に出演し、NHK大河ドラマ『麒麟が来る』(2020年)では、織田信長の父・信秀を演じました。 プライベートではモデルの中西ハンナと2004年に結婚し、2009年2月に第1子となる男児が誕生しました。
古田新太

| 生年月日 | 1965年12月3日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年) 映画『空白』(2021年) |
1984年、大阪芸術大学へ入学すると同時に「劇団☆新感線」に参加し、舞台「宇宙防衛軍ヒデマロ」シリーズに出演。劇団の看板役者として活躍する傍ら、関西の深夜バラエティで人気を得ました。 『木更津キャッツアイ』(2002年)は代表作の1つとなり、朝ドラ『あまちゃん』(2013年)や『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)などに出演。2019年は主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』の女装家高校教師役が話題になりました。 アニメ映画『プロメア』(2019年)や「ドラゴンクエスト」(2019年)、さらには『脳天パラダイス』(2020年)では声優を務めています。 強面からイロモノまで幅広く演じる個性派であり、独特の空気とにじみ出る内面のカッコよさが魅力のおじさん俳優です。妻は元タレントの西端弥生で、西端との間に女児をもうけています。
髙嶋政宏

| 生年月日 | 1965年10月29日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『トットチャンネル』(1987年) 映画『キングダム』(2019年) |
高嶋政宏は二枚目俳優・高島忠夫、元宝塚の男役トップスター・寿美花代との間に誕生しました。弟・政伸も俳優で、妻は女優、歌手のシルビア・グラブというまさに「芸能一家」です。 成城大学法学部在学中の1987年、映画『トットチャンネル』で俳優デビューし、日本アカデミー賞ほか新人賞を多数受賞。1988年には朝ドラ『純ちゃんの応援歌』にてヒロインの相手役を務め、一躍全国区にのし上がりました。 主な出演作には、映画『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)やドラマ『S -最後の警官-』(2014年)、「刑事7人」シリーズなどがあり、無骨な男性像に定評があります。 近年は映画を主な活動の場とし、『キングダム』(2019年)や『空母いぶき』(2019年)などの話題作のほか、2020年公開の『AI崩壊』にも出演しました。 ※高島の「高」は正しくははしご高。
石丸幹二

| 生年月日 | 1965年8月15日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ『半沢直樹』(2013年) 大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年) |
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業後、1990年に劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』でラウルを演じ、俳優デビューしました。 17年間看板俳優として活躍後、2007年の退団後はテレビドラマや映画にも挑戦します。石丸の名を一躍有名にしたのが、2013年の大ヒットドラマ『半沢直樹』で演じた強烈な悪徳支店長の浅野匡役でした。 その熱演が高く評価され、同じく池井戸潤原作の『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)でも三上文夫役に抜擢されています。その後は大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年)や朝ドラ『とと姉ちゃん』(2016年)など、人気俳優として様々な話題作に出演。 また藝大で学んだクラシックの素養を生かし、2017年4月からは人気音楽番組『題名のない音楽会』の司会者を務めています。 テレビでも舞台でも、さらには司会としても活躍を広げる俳優です。
70代の俳優
日本を代表する70代の俳優たちは、年齢を感じさせない若々しさと色気が魅力のダンディーなおじ様ばかり。豊富な人生経験と演技経験で、物語に説得力が持たせてくれる存在です。 現役で映像作品に出演し続ける70代の人気俳優4人を紹介します。
水谷豊

(画像左)
| 生年月日 | 1952年7月14日 |
|---|---|
| 代表作 | 「相棒」シリーズ |
1968年に特撮テレビ番組『バンパイヤ』で俳優デビューした水谷豊。彼は少年時代に白黒テレビを見て「自分もこの中に入りたい」と思ったのをきっかけに、芸能の道を志したそうです。 水谷豊を語る上で欠かせないのが、大人気ドラマシリーズ『相棒』。2000年に放送を開始し、2022年10月からはシーズン21の放送が決定。彼は主人公で頭が切れる刑事・杉下右京を演じています。その魅力的なキャラクターで、幅広い年代からの支持を集めました。 若い頃はとがった役を演じることが多かった水谷豊ですが、近年は杉下右京のような落ち着いた役を演じることが増えています。年齢を重ねるごとに演技は深みを増し、様々な役を演じるようになりました。
草刈正雄

| 生年月日 | 1952年9月5日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『記憶にございません!』(2019年) ドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」シリーズ |
実力派俳優であり、とっつきやすい魅力を持つ俳優・草刈正雄。おちゃめで可愛らしい一面を持っている彼は、長らくお茶の間から愛される存在です。 草刈正雄は1970年に資生堂専属モデルとしてCMデビュー。売れっ子モデルとなり、多くの女性たちを魅了しました。語り口が軽妙だったことからその後は俳優に転向し、さらに爆発的な人気を得ていきます。 2019年には三谷幸喜作品である映画『記憶にございません!』に出演。コミカルな演技で三谷幸喜ワールドに見事に溶け込みました。 また、ドラマ『民王』(2015年)では娘と心が入れ替わってしまう政治家をキュートに演じた姿も印象的です。 娘の紅蘭はタレントとして活躍。バラエティ番組で草刈正雄の子煩悩ぶりを話しています。こんなにかっこいいお父さんが居たら、周りに自慢したくなってしまいますね。
三浦友和

| 生年月日 | 1952年1月28日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『羊と鋼の森』(2018年) |
「頼りがいのあるかっこいいお父さん」というイメージが強い三浦友和。その高い演技力とハンサムな顔立ちで男女問わず高い人気を得ています。1980年には当時人気絶頂だった歌手の山口百恵と結婚。2020年現在もおしどり夫婦として知られています。 デビューから着実に演技の実力を身につけてきた三浦友和。1987年に放送された大河ドラマ『独眼竜政宗』では重要な役を見事に演じ、大河ドラマ視聴率歴代1位を獲得しています。 三浦友和の演技には深みがあり、なにかを内に秘めている役が似合います。2008年に放送されたドラマ『流星の絆』では、殺人事件で両親を亡くした三兄弟に寄り添う刑事役を演じました。 近年では、映画『羊と鋼の森』(2018年)や『線は、僕を描く』(2022年)などの話題作に出演しています。
小林薫

| 生年月日 | 1951年9月4日 |
|---|---|
| 代表作 | 「深夜食堂」シリーズ |
小林薫といえば、渋い大人の魅力で視聴者を魅了するまさに「イケオジ」俳優。奥深く品のある演技を武器に、多くの作品に出演しています。 京都出身の小林薫は、1971年から1980年まで劇団に在籍。退団する際には、彼の才能を見抜いていた先輩が強く引き止めましたが、小林薫はその先輩から逃げるようにして脱退したそうです。 「Dr.コトー診療所」や「深夜食堂」シリーズなど大人気ドラマ作品に数多く出演。特に「深夜食堂」では、寡黙で飄々とした、めし屋のマスターを自然体で演じ、人気を博しました。 近年では映画『花束みたいな恋をした』(2021年)や『はい、泳げません』(2022年)といった作品にも出演しています。 小林薫はその落ち着いた声も魅力のひとつ。2020年からは美術番組『美の巨人たち』のナレーションを担当しています。
小日向文世

| 生年月日 | 1954年1月23日 |
|---|---|
| 代表作 | ドラマ「HERO」シリーズ ドラマ「コンフィデンスマンJP」シリーズ |
小日向文世といえば、その優しく包み込むような雰囲気が魅力的。「穏やかで可愛らしい父親」というイメージで国民から広く愛されています。 今やドラマや映画に欠かせない存在となった小日向文世ですが、実は下積みが長い苦労人。彼の名前が広く知れ渡るようになったのは、2001年に放送されたドラマ『HERO』がきっかけです。同作出演時は47歳。50歳手前にして、俳優として大輪の花を咲かせました。 その後、たくさんの出演オファーを受けるようになった小日向文世。2002年以降は仕事が絶えず、様々な作品でその個性的な演技を見せています。2016年には長寿番組『ぶらり途中下車の旅』の2代目ナレーターに抜擢。 2018年からは、大人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』にメインキャストとして出演。「教場」シリーズでも好演しています。
國村隼

| 生年月日 | 1955年11月16日 |
|---|---|
| 代表作 | 映画『アルキメデスの大戦』(2019年) 「アウトレイジ」シリーズ |
ハードボイルドな雰囲気で様々な役どころをこなす俳優・國村隼。1981年に井筒和幸監督作品『ガキ帝国』でデビューし、1989年には映画『ブラック・レイン』でヤクザ役を熱演。日本だけでなく海外からも高い評価を受けました。 國村隼が出演している映画やドラマは社会派作品からコメディー作品、刺激の強いエキセントリックな作品まで多岐に渡ります。どんな作品の中のも溶け込み、その重厚な魅力を放つ俳優です。 2016年には韓国映画『哭声/コクソン』で謎の男を演じ、日本人で初めて韓国の権威ある映画賞、青龍映画賞で助演男優賞と人気スター賞を受賞しました。 2019年に公開された映画『アルキメデスの大戦』では海軍の軍人役を演じ、その大御所俳優ぶりを発揮。彼が出演することで、物語に重みが生まています。
60代70代俳優たちの根強い人気の理由
人気の60代・70代俳優を紹介してきました。彼らはみな個性的で大人の魅力たっぷり。長い間人々から愛されているのも納得ですね。 年を重ねて「大御所俳優」と呼ばれるようになっても、演技に真摯に向き合い、新しいものを生み出していく姿勢がとても素敵な俳優たち。これからもその演技で私たちを魅了してほしいですね。
