おすすめヤンキー漫画TOP35をジャンル別ランキングで紹介【2021年版】
ツッパリ、学ラン、腕っぷしの強さ……。ヤンキー漫画はその時代のロマンを描いてきた、いわば“青春の歴史書”です。中学、高校時代、クラスに1人はいたツッパリ系男子に少し嫌気を感じながらも、「自分もあれくらい自由に生きれたらな」と憧れを抱いた人も少なくないのでは? 喧嘩からラブロマンスまでたくさんの要素が詰め込まれたヤンキー漫画は、今でも多くの人々を虜にしています。本記事では、おすすめのヤンキー漫画35作品をジャンルごとにランキング化しました。
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話題沸騰!2021年に読むべきヤンキー漫画TOP5
意外にも様々なジャンルがあるヤンキー漫画ですが、ここでは2021年に読むべき話題のヤンキー漫画を紹介します。映画化で話題の『東京卍リベンジャーズ』や『ごくせん』などは知っている人も多いはず。そんなヤンキー漫画好きでも知らないかもしれない最新ヤンキー漫画を紹介します!
5位:『道士郎でござる』自称“武士”の高校生が悪党たちを蹴散らす!?
自称武士の主人公が悪い奴らを蹴散らすシーンが爽快!
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全8巻 『道士郎でござる』は、人気漫画『今日から俺は!!』の作者・西森博之がてがけるシュールコメディ漫画です。2004年から2006年まで『週刊少年サンデー』にて連載されていました。 アメリカのネバダ州から引っ越してきた桐柳道士郎は、自称“武士”の高校生。ちょんまげに刀を携えた姿で横十二高に転入するやいなや不良たちから絡まれますが、高い戦闘力でその全てを返り討ちにします。 道士郎はある出来事をきっかけにクラスメイトの小坂健助を殿と呼び付き従うようになりますが、ある日クラスで財布を盗まれる事件が発生し……。
4位:『A-BOUT!』 不良少年たちのおバカな日常
バトルの間に垣間見える高校生らしい日常に思わず笑みが溢れる
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全19巻 『A-BOUT!』 は、2009年から2014年まで『週刊少年マガジン』にて連載されていた作品です。拳一つで校内序列をのし上がる王道のヤンキー漫画ですが、高校生のおバカな日常も描かれています。 不良が集まる私立光嶺高等学校に転校してきた、朝桐真之輔(あさぎりしんのすけ)。バカで空気が読めない行動を繰り返し、不良たちの目の敵にされる真之輔でしたが、その喧嘩の腕はピカイチでした。 拳のぶつかり合いを通じて、次第に仲間を増やしていく真之輔。彼らは「伝説」を作るため、強敵たちとの戦いへと身を投じていきます。
3位:『ヤンキー君と白杖ガール』ヤンキー青年と弱視の女子高生の恋愛にキュン
ラブコメでありながら、障害者の生きづらさにも触れているところに考えさせられる
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:既刊5巻(2021年3月現在) うおやまによる4コマ漫画作品である本作は、ニコニコ静画・pixiv・マンガハックで連載されています。第5回「次にくる漫画大賞」では、Web漫画部門で入賞を果たしていますよ。 子分を引き連れ点字ブロックの上を歩いていたヤンキー・黒川森生は、弱視の高校生・赤座ユキコに視覚障害者用の杖で刺されます。ユキコの強さに惚れた黒川はそれ以来ユキコにつきまとうように。 黒川は彼女との交流を通して盲学校のクラスメイトや生き辛さを感じる人々と出会い、社会での多様性に気付いていくのでした。
2位:『訳アリ先輩の彼女になりました。』ワル×いじめられっ子のほのぼのラブ
ヤンキーと女子高生の心温まるやりとりにほっこり
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:既刊2巻(2021年3月現在) 花田のデビュー作品である本作は、イラスト投稿サイトのpixivから人気に火がつきました。地元で有名なヤンキーといじめられっこのやりとりに、胸キュンします。 高校生の相模由紀は毎日クラスの女子から日々嫌がらせや暴力を受けていることで全てを諦め、毎日をただ機械的に過ごしていました。 そんなある日彼女のアルバイト先のコンビニに現れたのは、地元でも有名なヤンキー・鬼塚。一見正反対の2人ですが、鬼塚との出会いによってモノクロだった由紀の日常が徐々に彩られていきます。
1位:『元ヤン』地元のヤンキー=ジモヤン達の天下統一
ヤンキーに返り咲く元ヤンの主人公の心意気がカッコいい!
■ワル度:★★★★★ ■巻数:全15巻 2015年から2018年まで『週刊ヤングジャンプ』で連載された、王道ヤンキー漫画『元ヤン』。不良たちの誇りを懸けた戦いが、濃密な作画で描かれています。 かつて近畿最強と謳われていた不良集団「紀伊浪」(きいろ)の七番であった矢沢正次(やざわしょうじ)。チーム解散から5年後、彼は自動車教習所で平和に働いていました。 そんな中、紀伊浪のリーダーである八坂勝男(やさかかつお)が事故死したという報せが届きます。勝男の遺志を継ぐ形で紀伊浪を復活させた正次は、全国制覇へ名乗りをあげるのでした。
喧嘩バトルが超熱いヤンキー漫画TOP10
ヤンキー漫画といえば、やはり拳と拳のぶつかり合い!恐れを知らぬ男たちが全力で殴り合うさまは、読者に最高の興奮を与えてくれます。 そんな喧嘩バトルが特徴的な作品を、スポーツものから教師もの、さらにはファンタジー作品まで幅広く紹介していきましょう。
10位:『OUT』(3票)
実在した暴走族たちによる凄絶なストーリーから目が離せない!
■ワル度:★★★★★ ■巻数:既刊21巻(2021年6月現在) 『OUT』は2012年より『ヤングチャンピオン』にて連載が開始されました。不良を題材とした小説『ドロップ』のスピンオフ的作品で、『ドロップ』の登場人物であり実在の人物でもある井口達也(いぐちたつや)の活躍を描いています。 かつて「狛江の狂犬」として恐れられていた、不良・井口達也。少年院での地獄のような日々を終えた彼は、地元から離れ心機一転新たな生活を送り始めます。 しかし彼の平穏な生活は、悪さをすればすぐに少年院へ入れられてしまうという制約付き。喧嘩っ早い達也が更生できる日は来るのでしょうか?
9位:『BADBOYS』(4票)
お坊ちゃんから不良への華麗なる転身!
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:全22巻 1988年から1996年まで連載されていた『BADBOYS』。2010年以降に実写映画化やドラマ化されたことで再ブレイクした作品です。 舞台は広島。お金持ちの家に生まれ過保護な親のもと大事に育てられていた桐木司(きりきつかさ)は、反発心を抱きながら平和な日常の中でくすぶっていました。あることをきっかけに不良になる決意をした司は家出をして、広島の暴走族・極楽蝶と関わるようになっていきます。 見た目は至って普通な司ですが、実は喧嘩の才能の持ち主。温厚そうな彼が喧嘩になると凶暴性を増して、次々と敵対する不良を倒していく姿は痛快です。ワルの世界でのし上がっていくサクセスストーリーとしても楽しめる往年の不良漫画です。
8位:『カメレオン』(6票)
変化球な主人公設定が魅力的!
■ワル度:★★★★☆ ■巻数:全47巻 累計発行部数3000万部を突破している『カメレオン』。ルックスも喧嘩も底辺の元いじめられっ子が、不良デビューをしてのし上がっていく姿を全47巻でボリュームたっぷりに描いていきます。 高校で不良デビューを果たした矢沢栄作は、身長130cmと小柄で喧嘩も小学生に喧嘩で負けてしまうほどの腕。ところが天才的なひらめきとハッタリと、ここぞというときの強運で、彼はヤンキー界で一目置かれる存在へとなっていくのでした。 保身第一で腹黒い栄作が、他の漫画では主人公を張っていそうな悪名高い実力派ヤンキーたちを従えていく姿に、不思議と興奮させられます!
7位:『BE-BOP-HIGHSCHOOL』(9票)
ツッパリヤンキーものの元祖!
■ワル度:★★★★☆ ■巻数:全48巻 『BE-BOP-HIGHSCHOOL(ビー・バップ・ハイスクール)』は1980年代を代表する不良漫画。ザ・不良のトオルとヒロシのコンビが巻き起こす抗争や恋愛を色鮮やかに描き出します。 ツッパリ留年コンビのトオルとヒロシは学校の問題児。トオルは硬派で正々堂々とした喧嘩がモットーで、一方のヒロシは口達者で軟派なタイプです。2人はかなり腕が立つ不良ですが、無敵というわけではありません。ボコボコにされたり、リベンジを挑んだりと喧嘩の描写にリアリティーがあるのが魅力です。 また男子高校生ならではの恋や性に興味津々な様子も見どころ。ヤンチャな男子高校生たちの日常を垣間見ることができます。
6位:『東京卍リベンジャーズ』 (14票)
ヤンキー漫画のアツさとSF要素が組み合わさって読み応えが抜群!
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:既刊22巻(2021年6月現在) 実写映画化とTVアニメ化が話題の作品『東京卍リベンジャーズ』。 主人公は、フリーターとしてどん底の生活を送る花垣武道(はながきたけみち)。ある日、彼が学生時代に付き合っていた橘(たちばな)ヒナタと弟の直人(なおと)が、最凶の暴力集団「東京卍會」に殺されたというニュースが舞い込んできます。その翌日、武道は何者かに駅のホームへと突き飛ばされてしまうのでした。 死を覚悟する武道でしたが、なぜか10年前にタイムスリップしてしまいます。果たして彼は、未来を変えてヒナタを救うことができるのでしょうか? 本作の魅力は、激しい喧嘩描写と先の読めないタイムリープ。読めばワクワクが止まらなくこと間違いなしです!
5位:『ろくでなしBLUES』(24票)
男の友情と喧嘩が詰まった傑作!
■ワル度:★★★★☆ ■巻数:全42巻 『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『ろくでなしBLUES』。映画化やアニメ化もされている作品です。 吉祥寺にある帝拳高校に入学した前田太尊(まえだたいそん)。喧嘩がめっぽう強い彼は入学早々、学内の抗争を収め番長の立場になってしまいます。「負けない」ことをモットーとする太尊は次々と喧嘩に巻き込まれ、その度に彼の人柄が周りの人々を虜にしていくのでした。 スピード感と迫力を感じる構成と作画が見事な本作。ページから太尊の強さがビリビリと伝わってきます。また太尊の男気あふれる性格が印象的で、男同士のアツい友情に浸りたい人にもおすすめです!
4位:『ごくせん』(27票)
極道教師ヤンクミがアツくてかっこいい!
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:全15巻 ドラマのヒットで知名度の高い『ごくせん』。型破りな教師が己の信念と愛とで、生徒たちの抱える問題を体当たりで解決していく痛快学園コメディです。 ヤンクミこと山口久美子(やまぐちくみこ)は悪名高き「白金学院高校」の新米教師。おさげにジャージ姿と地味な風貌をしていますが、その正体は極道・黒田一家の跡取り娘。組長になるべく育てられた彼女は、教師としてはありえない荒業でトラブル解決に奔走します。 漫画のヤンクミはドラマよりもさらに男前度がアップ。ギャグ要素もテンポ良く描かれており、さくさく読み進められます。ドラマを観た人にも改めて読んでみてほしい作品です。
3位:『ROOKIES』(29票)
ヤンキー達が一致団結して甲子園を目指す様子がアツい!
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全24巻 『ROOKIES』 は、1998年から2003年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた作品。不良たちが野球にのめり込んでいくさまが圧倒的熱量で描かれています。実写ドラマ化もされており、知名度も高い不良漫画です。 主人公は二子玉川学園高校の新任教師・川藤幸一(かわとうこういち)。正真正銘の熱血教師である彼は、不祥事を起こし不良の溜まり場となっていた野球部の顧問となり、部を再建しようとします。部員たちは川藤とぶつかりあう中で野球への情熱を取り戻し、甲子園の舞台を目指して特訓に励むのでした。
2位:『クローズ』 (29票)
3章に渡って実写化もされたヤンキー漫画のアツい展開に注目!
■ワル度:★★★★★ ■巻数:全29巻 『クローズ』は、1990年から1998年まで『月刊少年チャンピオン』にて連載されていた作品です。全編にわたり、男たちの熱いぶつかり合いと青春が描かれています。 「カラスの学校」という異名をもつ不良校・鈴蘭高校に転校してきた、坊屋春道(ぼうやはるみち)。圧倒的な喧嘩の腕を誇る彼は、転校直後にもかかわらず不良たちを返り討ちにします。 その裏では、鈴蘭の二大勢力である「阪東一派」と「海老塚三人衆」の抗争が激化していました。抗争に巻き込まれた春道は、その拳で鈴蘭の頂点を目指していきます。
1位:『GTO』 (38票)
ちょっとお馬鹿な教師・鬼塚英吉がかっこいい!
■ワル度:★★★★☆ ■巻数:全25巻 『GTO』は、1996年から2002年まで『週刊少年マガジン』で連載されていました。テレビアニメ化と2度のテレビドラマ化を果たした本作は、長きに渡って多くの人に愛されています。 かつて伝説の不良「鬼の英吉」として恐れられていた鬼塚英吉(おにづかえいきち)は、就職先が見つからず路頭に迷う大学4年生。 ある日、彼の真っ直ぐな行動に目をつけた東京吉祥学苑理事長の桜井良子(さくらいりょうこ)が、鬼塚を非常勤講師として招き入れるのでした。鬼塚の型破りで豪快な指導が、問題を抱えた生徒たちの心を揺さぶっていきます。
ヤンキーだって恋愛する?ヤンキーの恋愛漫画TOP10
ヤンキーの外見のイメージといえば、怖くて、喧嘩っ早くて、悪い奴ら……?でも実は、それだけじゃないんです。 悪くてかっこいい、イケメンなヤンキーが登場する恋愛漫画を10作品紹介します。読めば、ときめきが止まらなくなること間違いなしです!
10位:『中村くんの金パは柔らかい』(3票)
手作り大好きな金髪ヤンキーの愛情表現が可愛すぎる!
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:全3巻 2016年から2018年にかけて『少年マガジンR』にて連載されていた『中村くんの金パは柔らかい』。不器用だけど一生懸命な2人の恋路を思わず応援してしまう作品です。 見た目の怖さから「堂山中の狼」という通り名がつけられてしまった、中村(なかむら)くん。周囲から恐れられる彼の本性は、お菓子作りや裁縫が趣味の「女子力高め」なシャイボーイでした。 そんな中村くんが恋をしたのは、クールな黒髪少女・林(はやし)さん。手先は器用なのに口下手な彼は、果たしてその溢れんばかりの想いを伝えられるのでしょうか?
9位:『たいへん不良くできました』(4票)
パッと見は優等生なのに実は不良という知崎のギャップが魅力的
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全2巻 2014年から2015年に『別冊フレンド』にて連載されていた『たいへん不良くできました』。全2巻なので、未読の方でも気軽にキュンキュンすることができます。 主人公・三木しゆみの通う中学校では、夏休み前に校内でタバコの吸い殻が見つかり大騒ぎとなっていました。夏休みが明けた最初の登校日、しゆみは優等生として有名な知崎満(ちさきみつる)が裏庭でタバコを吸っているところに出くわしてしまいます。 初めはいじわるな知崎に嫌悪感を抱くしゆみでしたが、不思議な魅力をもつ彼にいつしか惹かれていくのでした。
8位:『そうしそうあい』(5票)
不器用な主人公2人の恋愛が微笑ましい!
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:既刊11巻(2021年3月現在) 『そうしそうあい』は、2015年より『pixivコミック』にて連載されています。タイトル通り、相思相愛な2人の微笑ましい恋愛模様が描かれた作品です。 黒髪の真面目女子・めぐみと、金髪のヤンキー・そうし。違う世界に住む2人でしたが、実は両想いだったのです。晴れて付き合い始めためぐみとそうしは、不器用ながらも着実に距離を縮めていきます。 かわいすぎる2人の、キュンキュンする愛情表現が魅力的な本作。読むとニヤニヤが止まらなくなるので、外で読むのは注意が必要かもしれませんね。
7位:『ヤンキーJKクズハナちゃん』(6票)
こんなかわいいJKに助けられたい!
■ワル度:☆☆☆☆☆ ■巻数:既刊5巻(2021年6月現在) 『ヤンキーJKクズハナちゃん』は『週刊少年チャンピオン』で2020年から連載中の学園ラブコメ。 元女子校だった高校に入学した穂高(ほだか)は学校唯一の男子生徒。完全アウェーな環境で嫌がらせを受けている穂高をいつも救ってくれるのは、ヤンキー女子高生の九頭竜華子(くずりゅうはなこ)でした。孤立していた穂高と一匹狼気味だった華子は、少しずつ距離を縮めていくことになります。 言葉遣いも荒く腕っぷしも強いクズハナちゃんですが、女の子として扱われると途端に真っ赤に。ヤンキーJKのデレにニヤニヤしてしまうことでしょう。
6位:『はにかむハニー』(7票)
ギャップ×年の差カップルに胸キュン!恋するコワモテ男子が最高です
■ワル度:☆☆☆☆☆ ■巻数:全10巻 見た目と中身のギャップがある2人の恋を描く『はにかむハニー』。本当の不良は登場しませんが、強面男子が好きな人にはおすすめの作品です。 熊谷くんは「狂悪グリズリー」というあだ名が付けられてしまうほどのコワモテ。だけど実は可愛いものが大好きな人気ハンドメイド作家。そんな彼に惹かれていく蜜も、ゆるふわ美少女な見た目とは裏腹に実際は武闘派だったのです。 手先は器用だけど恋には不器用な熊谷くんに胸キュン必至!コワモテ男子が好きな人にだけ見せるデレは強烈。思わずこちらが照れてしまうような甘酸っぱさがあります。
5位:『望月さん家のヤンキー』(7票)
勉強も家事もできるハイスペックヤンキーな九楽がかっこいい!
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:全3巻 『pixiv』から書籍化した『望月さん家のヤンキー』は、家事スキルの高いヤンキー・九楽(くらく)と望月家の日常を描くホームラブコメディです。 亡き母の代わりに家事を担当していた望月ありかは、まずい料理しか作れないという才能の持ち主でした。命の危機を覚えた家族は、道端で出会った料理上手のヤンキーを家政婦としてスカウト。ところがその人物はやばいヤンキーと学校で噂の九楽だったのです。 九楽は喧嘩っ早いヤンキーですが、成績優秀で母親思いな青年とギャップもしっかり抑えた設定。同級生コメディからラブコメへ、ゆっくりと進展していく恋から目が離せません。
4位:『MARS』 (7票)
美麗なイラストとともに展開される深いストーリーに心を掴まれる
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:全15巻 1996年から2000年にかけて、『別冊フレンド』にて連載されていた『MARS』(マース)。2016年にはドラマ化もされました。胸キュンな展開と繊細な心理描写が特徴的な作品です。 泉ヶ丘学園高校の美術部に所属している麻生(あそう)キラは、過去の壮絶なトラウマから男性恐怖症に陥っていました。 とあるきっかけで、同級生でバイクレーサーの樫野零(かしのれい)に興味をもたれるキラ。内向的なキラは、人気者だが気性の荒い零に嫌悪感を抱いていましたが、零の優しさに気がつき次第に惹かれていくのでした。
3位:『ヤンデレ彼女』(15票)
ヤンキーのデレを楽しめる病んでないヤンデレ漫画!
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全17巻 『ヤンデレ彼女』は正反対な2人の一目惚れから始まる恋を描く4コマラブコメです。タイトルのヤンデレは病んでるほうのヤンデレではなく、ヤンキーのデレという意味。 タイトル通りヒロインは地元でも有名な総長をしている不良少女・竜崎レイナ。そんな彼女とすれ違った瞬間恋に落ちたのが、不良とは無縁の地味な優等生・田中学(たなかまなぶ)でした。お互いにビビビっときた2人は恋人に。周りに内緒のお付き合いが始まります。 ヤンキーとしての体面を守りたいものの、学相手には気づくとデレが出てしまっているレイナが魅力的です。
2位:『ヤスコとケンジ』(21票)
パワフルで憎めないケンジに胸がアツくなる!
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全5巻 ドラマ化もされた『ヤスコとケンジ』。沖兄妹を中心に巻き起こる、元暴走族やその周囲の人々のドタバタな日々を軽快に描く少女漫画です。 両親を亡くした沖康子は、元暴走族総長の兄・健児と一緒に暮らしています。何かと干渉してくる兄に無理やり通わされた塾で康子は純に一目惚れ。ところがこの恋も一筋縄ではいかず、兄や純の姉の登場でややこしいことになっていくのでした。 健児の康子への躾はときに横暴で厳しすぎるようにも見えます。しかし妹の危機には颯爽と現れピンチを救ってくれるのです。康子と純の恋路に、妹想いの健児がどう絡んでくるのか。先が読めない展開に思わず夢中になること間違いなしです!
1位:『ホットロード』(41票)
登場人物たちが成長していく様子は涙なしでは読めない!
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全3巻(完全版) 『ホットロード』は、1986年から1987年まで『別冊マーガレット』にて連載されていました。2014年には映画化もされ、長きにわたって愛される不朽の名作です。 父親を亡くし母親と2人で生活する少女・宮市和希(みやいちかずき)は、母親からの愛を受けられず非行に走っていました。 ある日和希は、友人の紹介で不良のバイク乗り・春山洋志(はるやまひろし)と知り合います。初めは互いに反発しあいますが、共通点の多い2人は次第に惹かれていくのでした。しかしその最中、春山の所属する不良グループ・NIGHTS(ナイツ)と他の勢力との抗争が激化していきーー。
ヤンキーたちの日常は波乱万丈!コメディ・ギャグ漫画TOP10
最後に紹介するのは、ヤンキーたちのおバカな日常を描いたギャグ漫画。突拍子もないことをしでかす彼らの奇行は、我々読者に笑いを提供してくれます。 元ヤンキーの女子高生が主人公の作品や、顔が怖すぎる優しい男の不運を描いた作品など、幅広いテーマのギャグ漫画TOP10を紹介していきましょう。
10位:『同棲ヤンキー赤松セブン』(3票)
少しずつ近づく主人公2人の距離感がたまらない!
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:全3巻 SHOOWA原作・奥嶋ひろまさ作画の本作はヤンキー漫画でありながら、同棲する2人によって繰り広げられるほのぼのとしたBLが特徴です。 ヤンキーの高校生・赤松はなんとも言えない気持ちを抱えながら、日々悶々と過ごしていました。ある日彼は、公園の土管に寝泊まりしているという怪しい男・セブンと出会います。 それからというもの赤松は毎日セブンに喧嘩をふっかけるようになりますが、公園の土管が撤去されたことをきっかけにセブンは公園を去ることに。そんなセブンの様子を見かねた赤松は、彼に一緒に住むことを提案しますが……。
9位:『俺様ティーチャー』(3票)
本当に少女漫画??と思うレベルのギャグ線の高さ……
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:全29巻 『俺様ティーチャー』 は、『花とゆめ』にて2007年から2020年まで連載されていた作品。元ヤンキーの女子高生たちが織りなす、ドタバタの痛快コメディです。 黒崎真冬(くろさきまふゆ)は、元ヤンキーの女子高生。補導されたことがきっかけで高校を退学になり、心機一転緑ヶ丘学園に転入してきた真冬でしたが、登校前日いきなり喧嘩をしてしまいます。 その時に助けた男は、なんと担任の教師である佐伯鷹臣(さえきたかおみ)。鷹臣に弱みを握られた真冬は“風紀部”に入部させられ、校内の不良たちを更生すべく拳を振るうことになるのでした。
8位『ボスとヤス』(4票)
新感覚微BLギャグ漫画です!
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:既刊1巻(2021年6月現在) 『ボスとヤス』は美麗な作画で見せる、ややBL風味な師弟愛極道コメディです。 銀次は合理主義な組のボス。理想の愛人の条件を突き詰めた結果、ボスが出した答えは有能な右腕のヤスを愛人にするという斜め上な方法でした。ヤスは催眠術を習得すると、催眠術で自分がボスにとって理想の女に見えるようにします。 突き抜けたギャグのセンスが抜群の作品。ヤス(男)とヤス(美女)の切り替わりなども、絵の巧さでより面白く感じられます。仏頂面のヤスも読んでいると可愛く見えてくるから不思議です。新感覚ギャグ漫画を求めている人におすすめの1冊!
7位:『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』(4票)
強面なヤンキーなのに、まるでお婆ちゃんの知恵袋のような発言が飛び出してくるギャップが面白い!
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:既刊5巻(2021年6月現在) おつじによる漫画『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』は、Twitterで話題になったことをきっかけに注目され始めました。心優しいヤンキーの日常や恋愛模様が描かれた内容となっています。 金髪でいかつい見た目の桜井さんはその容姿で初対面の人を怖がらせることが多いですが、実は困っている人に的確なアドバイスをする優しい人間。彼のアドバイスと優しさを通して小さかった人間関係の輪がどんどん大きくなっていきます。
6位:『お茶にごす。』(10票)
茶道を通して生まれ変わっていく主人公にほっこり
■ワル度:★☆☆☆☆ ■巻数:全11巻 『お茶にごす。』は、2007年から2009年に『週刊少年サンデー』で連載されていました。笑いあり涙あり恋愛要素ありで、多く方におすすめできる作品です。 「悪魔まークン」という異名で恐れられている不良・船橋雅矢(ふなばしまさや)。彼は優しい心を持ちながらも、目つきの悪さから不良に絡まれ続け、その度に返り討ちにしてきました。暴力にまみれた生活から脱却すべく、雅矢は茶道部に入部することを決めます。 その恐ろしい見た目と喧嘩っ早い性格で雅矢を敬遠する茶道部員たちでしたが、彼の根っこにある優しさに気が付き、次第に打ち解けていくのでした。
5位:『エンジェル伝説』(14票)
主人公の見た目と中身のギャップが大きすぎて衝撃的です!
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:全15巻 1993年から2000年まで『月刊少年ジャンプ』で連載されていた『エンジェル伝説』。心優しい主人公が怖い見た目のせいで波乱の学園生活を送るという、異色のギャグ漫画です。 北野誠一郎(きたのせいいちろう)は、成績優秀で心の優しい高校生です。しかし彼は、「悪魔」と形容されるほど恐ろしい見た目をしていたのでした。 多くの不良に絡まれる日々を送る北野でしたが、偶然が重なってそれらを次々に撃退してしまいます。噂が噂を呼び、北野の存在はいつしか「伝説」として語り継がれるようになっていくのでした。
4位:『べるぜバブ』 (15票)
段々と親子の絆を深める主人公とベル坊の様子が微笑ましい!
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:全28巻 2009年から2014年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載され、アニメ化もされた『べるぜバブ』。不良要素とファンタジー要素の融合が見事な作品です。 最強の不良・男鹿辰巳(おがたつみ)はある日、川で赤ん坊を拾います。実はその赤ん坊は、人類を滅ぼすため魔界から送られた大魔王の息子・ベルゼバブ4世(ベル坊)だったのです。 ベル坊にすっかり気に入られてしまった男鹿には、「子連れ番長」という通り名がつけられてしまうのでした。最初は嫌々ベル坊の世話をする彼でしたが、他の不良や悪魔たちとのケンカを通じてベル坊との絆を深めていきます。
3位:『湘南純愛組!』(20票)
ギャグありバトルありの目まぐるしい展開の中で一貫して描かれる「男らしさ」に注目!
■ワル度:★★★☆☆ ■巻数:全31巻 『湘南純愛組!』 は、1990年から1996年に『週刊少年マガジン』にて連載されていた作品です。先ほど紹介した『GTO』の主人公である鬼塚英吉たちの活躍が描かれています。 「鬼爆」コンビとして湘南を席巻していた不良・鬼塚英吉(おにづかえいきち)と弾間龍二(だんまりゅうじ)。悪名高い2人は、ついに高校から退学処分を下されてしまいます。しかしそれは、2人が仕組んだ工作だったのです。 ヤンキーをやめて彼女を作るため、辻堂高校に転入した鬼爆の2人でしたが、次第にその素性がバレてしまいーー?
2位:『ヤンキー君とメガネちゃん』(23票)
王道学園ものとヤンキー要素のバランスが絶妙!
■ワル度:★★☆☆☆ ■巻数:全23巻 現役不良と元不良の出会いから始まる学園コメディ『ヤンキー君とメガネちゃん』。2010年にはドラマ化もされた作品です。 現ヤンキーの品川大地(しながわだいち)はある日、真面目で優等生だと思っていた学級委員・足立花(あだちはな)が喧嘩の強い元ヤンキー、おまけに勉強ができないことを知ってしまいます。猪突猛進で好奇心旺盛な花に振り回される形で、品川は騒々しい学園生活を送ることになるのでした。 基本的にはハイテンションな学園コメディとして進みますが、シリアス要素や恋愛要素も詰まっている作品。ヒットメーカー・吉河美希の作品とあって、安定した面白さのまま最終巻まで駆け抜けます。
1位:『今日から俺は!!』 (55票)
途中に挟まれるギャグシーンに抱腹絶倒
■ワル度:★★★★☆ ■巻数:全38巻 1988年から1997年に『週刊少年サンデー』などで連載され、2018年にはテレビドラマ化もされた『今日から俺は!!』。ギャグとアクションの組み合わせが秀逸な作品です。 ヤンキーが集う軟葉高校に転校してきた三橋貴志(みつはしたかし)。普通の高校生活に飽き飽きしていた彼は、転校を機に金髪パーマにイメチェンし、ツッパリデビューを果たします。 そんな三橋の前に現れたのが、同じく転校生の伊藤真司(いとうしんじ)でした。伊藤も三橋と同じく、転校をきっかけにツッパリデビューを図っていたのです。この2人がタッグを組み、ヤンキー街道を駆け上がっていきます。
ツッパるのは日本の文化!?ヤンキー漫画を読んで熱くなろう
ここまで、ヤンキーを題材にしたおすすめ漫画35作品を紹介してきました。喧嘩あり、恋愛あり、笑いありの超面白い名作のみを揃えたので、ぜひお気に入りの作品を見つけてみてください。 連載時代の学生生活が“ちょっぴり大袈裟”に描かれたヤンキー漫画は、まさに“日本の文化”というべき作品。国内外問わず、多くの人々に男の「魂」を届けるヤンキー漫画を読んで、あの頃の情熱を取り戻しましょう!