2023年6月6日更新

『地縛少年花子くん』を最新話までネタバレありで解説!七不思議のメンバーや花子くんの魅力を紹介

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全ては“時計守”から始まった......
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『地縛少年花子くん』は2014年に『月間Gファンタジー』で連載が開始された、あいだいろによる漫画作品です。 個性的なキャラクター達が登場し、人間と怪異との関係を描いています。「トイレの花子さん」などの有名な学園七不思議に怪異キャラクターが1人1人対応して存在。 今回は『地縛少年花子くん』の魅力や、七不思議メンバーについて詳しく解説していきます。また気になる最新話情報もまとめてみました。 ※この記事は『地縛少年花子くん』の重要なネタバレを含みます。

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『地縛少年花子くん』のあらすじ

地縛少年花子くん
(C)あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

地縛少年花子くんは、かもめ学園に伝わる七不思議の1つ。花子くんにまつわる噂は、“旧校舎3階女子トイレの3番目には花子さんがいて願いをなんでも叶えてくれる”というものです。 ヒロインである八尋寧々は自分の願いを叶えるべく、旧校舎を訪れました。そこからヤシロと花子くんを中心に、物語が進行していきます。 怪異らしくない花子くんとヤシロは、どんどん仲良くなっていきますが、花子くんには隠し事がある模様。(彼の目的については7番ネタバレ解説で明らかにします。) 花子くんとヤシロの関係性にほっこりしつつもバトル要素もふんだんに盛り込まれており、ハラハラドキドキする展開が楽しる作品です。

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七不思議メンバーをネタバレ解説・1番:三人の時計守

ある日学園で不可解な事件が発生します。教室の時間が知らないうちに何十年も進んでしまったり、生徒が急に歳をとって老人になってしまったり……。花子くんは“時計守”の仕業だと言います。 時計守は1人目が時を戻し、2人目が時を止め、3人目が時を進める怪異。したがってこの現象は3人目の時計守が関与していると花子くんはヤシロ達に説明します。さらに花子くんはヤシロの友達の葵が怪しいと言い出しました。 しかし調査していくうちに同じヤシロのクラスメイトである、茜が時計守の1人であることが判明。ヤシロ一行は茜がなぜ時計守の1人になったかなどを聞き、一時的に協力して脱走した時計守の3人目・ミライを捕まえることに成功します。 最終的に現れた1人目の時計守・カコの力を借りて事件は解決しました。

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七不思議メンバーをネタバレ解説・2番:ミサキ階段

ヤシロが花子くん以外の七不思議怪異と初めて遭遇したのは、ミサキ階段です。ヤシロの友達・葵の存在が突然消え、親ですら彼女の存在を忘れてしまっている現象が起こります。 ヤシロは友達がいなくなったことを花子くんに相談。初めは真面目に聞いていなかった花子くんも、他にも犠牲者がいることや階段が関わっていることを知って、心当たりがあるとヤシロ達に説明しました。 かもめ学園には異界に通じる場所が7つあり、その1つが噂の階段だというのです。異界のことを境界と呼び、ヤシロのような特別な人間を除きそこに落ちた者は存在ごと消えてしまうのでした。 ヤシロ達は葵を助けるべく境界に乗り込み、その先にいた和服女子の怪異と対決。花子くんはボロボロになりながらなんとか力を奪うことに成功します。ミサキ階段の正体は七不思議2番・稲荷像のヤコという怪異でした。

七不思議メンバーをネタバレ解説・3番:カガミジゴク

カガミジゴクは人間がもつコンプレックスを映し出し、鏡の世界に引きずり込む怪異。その鏡の世界にヤシロは引きずり込まれました。 引きずり込まれたヤシロは、鏡の世界でカガミジゴクとは別のミツバという少年に出会います。ミツバは思ったことを口にする、良くも悪くも素直な少年。 ミツバはすでに亡くなっていて、鏡の世界から出られなくなり困っていたから助けてくれる人を呼んだと言います。ヤシロにとってミツバは後輩にあたるため、彼女は先輩として助けてあげようとしました。 ですがカガミジゴクは強力な怪異で、ヤシロとミツバはすぐにピンチに陥ります。ここへ花子くんの双子の弟・つかさが乱入。つかさはあっさりカガミジゴクを殺し、ミツバに強い怪異を食べろと強要しました。 そしてミツバは新しく七不思議メンバーとなったのです。

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七不思議メンバーをネタバレ解説・4番:美術室のシジマさん

美術室のシジマさんは絵が大好きだった女の子が、自殺して幽霊になり、美術室で好きな絵を描き続けているという七不思議。 ある日ヤシロが登校すると、幽霊であるはずの花子くんが生徒として授業を受けています。ヤシロは驚くも他の生徒はそれが当たり前かのように過ごしていました。 違和感を覚えるのは、ヤシロや花子といつも一緒に行動していた源のみ。ヤシロと源は花子くんとミツバがいる世界の方がいいのではと思い始めていました。 しかし2人はやっぱりおかしいとこの現象を解き明かすため動き出します。2人は元凶のシジママイの元へ行き、“この世界はシジママイの描いた絵の中の世界”と知り解決の糸口を発見。 そして2人は花子くんの妨害も受けながらも、なんとか解決へと導きました。

七不思議メンバーをネタバレ解説・5番:16時の書庫

16時の書庫は、16時にだけ入れるようになる特別な書庫で学園の七不思議の1つ。書庫の管理人はなんと怪異でありながら、現役で学校の教師を務めている土籠です。 彼の発言から、人間にとけこみながら暮らしている怪異が相当数いることが判明。また七不思議メンバーは学園の怪異を監督し、人間と怪異の関係性を正しく保つものだということも明らかになりました。 しかし花子くんは七不思議の中に裏切り者がいて、故意に怪異を凶暴化させていると言うのです。花子くんは一旦七不思議をなくし、暴走も裏切り者の特定もしなくていいようにすると言い出しました。 そのために各七不思議が持つ「神の依代」を壊す必要があり、壊す役目は花子くんと縁を結んだヤシロにしかできないとのこと。土籠はわりとすんなり花子に従い、依代をヤシロに壊させました。

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七不思議メンバーをネタバレ解説・6番:死神

七不思議6番は死神と呼ばれる怪異。死神の持つ笛の音が聞こえた人は、死神の元へ誘われ死んでしまうという噂です。 ヤシロと茜が死神と遭遇したときに、葵もその場へ駆けつけます。そして死神は葵を連れ去ってしまいました。茜は葵のことがストーカー並に好きだったので、花子くんを脅し死神の境界へ連れていくように言います。 しかし境界での葵は記憶をなくしていて、ヤシロや花子くんを無数の虫が巣くう穴へと落としてしまいました。葵の態度に違和感があった茜は穴に落ちずに済みましたが、結界の力で負傷。 結局茜は葵と一緒に穴へと落ちます。死神は余計なことをと言いつつも、最終的に葵をその穴に落とす予定だったとつぶやきました。葵の赤根家は代々生贄とされる一家で、死神は生贄を管理する存在だったのです。 そしてその穴におちた生者は生きていけないということで、葵は命を落としてしまいました。

七不思議メンバーをネタバレ解説・7番:トイレの花子さん

七不思議メンバーのリーダーである花子くん。ヤシロを助手として縁を結び、学園で起きる怪異現象を調整していきます。花子くんは人と怪異の関係性を正しく保つことが自分の役目であり、自分の罪を消す方法だとしていました。 花子くんは双子の弟であるつかさを自ら殺し、怪異となりました。普段の花子くんは明るく社交的ですが、本当の胸の内はとても分かりづらく描かれています。 物語の中でだんだん花子くんの過去が明らかに……。しかしなぜ弟を殺したのかなどはまだ明かされていません。ネット上では、花子くんの弟・つかさはサイコパスな一面をもつため花子くんが我慢しきれなくなったのではないかなど、読者の憶測が飛び交っています。 主人公であるのにもかかわらず謎に包まれている花子くん。悲しい過去を背負う花子くんが救われる日はくるのでしょうか。

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【最新71話ネタバレ】「俺もヤシロと一緒に生きてみたかったな」

地縛少年花子くん
(C)あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

葵が生贄となり、怪異と人間の世界が明確に分かれることになったと花子くんは語ります。そして怪異は存在が消え、花子くんはヤシロとお別れだと告げました。 花子くんは“本当の世界でもっと生きたい”というヤシロの願いを叶えています。葵よりヤシロが好きだったから、ヤシロの身代わりに葵が死んでしまっても良いと思っていたなど胸の内を明かしました。 そして“ヤシロと一緒に生きてみたかった”と言い残し、花子くんとヤシロは別れの時を迎えます。

最終回間近『地縛少年花子くん』の結末を見逃すな!

今回は『地縛少年花子くん』の魅力や七不思議メンバーについて解説しました。71話では花子くんとヤシロがお別れしています。 また葵も亡くなってしまい、茜もボロボロの状態です。果たして彼らはどうなってしまうのか、今後の展開に注目です。 アニメも放送され、人気の『地縛少年花子くん』。ぜひ一度、原作漫画を読んでみてください!

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