MCU版『ファンタスティック・フォー』はあらすじが激変?新作のキャスト・公開日は?【マーベル】
MCU版新作『ファンタスティック・フォー』の最新情報
タイトル | 邦題未発表 『ファンタスティック・フォー(原題)』 |
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公開日 | 2024年11月8日全米公開(フェーズ6) |
キャスト | 未発表 |
監督 | マット・シャックマン |
MCU版新作『ファンタスティック・フォー』のあらすじはどうなる?
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが言及
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、米ハリウッド・リポーターのインタビューで本作のストーリーについて「多くの人がオリジンストーリーを知っていて、基礎知識がある。それをどう受け止めて今まで見たことのないストーリーをどう語るか、というのが私たちの課題」と語りました。 ファンタスティック・フォーのメンバーは、宇宙での実験中に未知の宇宙線を浴びて超能力を得て誕生したヒーローチーム。過去に実写映画やアニメシリーズで何度も語られているため、そのオリジンはかなり有名です。 つまり、MCU版映画『ファンタスティック・フォー (原題)』では彼らのオリジンはあえて描かれない可能性があります。
あらすじ予想
MCU版映画『ファンタスティック・フォー (原題)』は、MCUの「フェーズ6」の第1作目です。そのフェーズ6には、『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ (原題)』の公開が控えています。 そのためフェーズ6は、原作コミックのシリーズ「シークレット・ウォーズ」と関係の深いフェーズになるのではないかと予想できます。 原作コミック、「シークレット・ウォーズ」のヴィランは、「ファンタスティック・フォー」のライバルであるドクター・ドゥームでした。映画『ファンタスティック・フォー (原題)』からドクター・ドゥームの脅威が始り、次作へと繋がっていくのではないでしょうか?
「ファンタスティック・フォー」シリーズの歴史を紹介
「ファンタスティック・フォー」は過去に映画化された?
1994年 | 『ザ・ファンタスティック・フォー』 ※劇場未公開 |
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2005年 | 『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』 |
2007年 | 『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』 ※2005年の映画の続編 |
2015年 | 『ファンタスティック・フォー』 |
ヒーロー・チーム、ファンタスティック・フォーは過去に4度実写映画が制作されています。1994年の1作目は映画化権の失効期限が迫る中で作られた低予算映画で、最終的に劇場公開されませんでした。 約10年後に制作された『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』は劇場公開され商業的に成功。2007年には続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』、2015年にはリブート作『ファンタスティック・フォー』が制作されました。 各作品の内容などについては、本記事の後半で紹介します!
「ファンタスティック・フォー」の権利関係は?
過去の映画は「20世紀フォックス(現20世紀スタジオ)」が手がけたものでしたが、2019年にマーベル・スタジオの親会社であるディズニーが20世紀フォックスを買収したことにより、「ファンタスティック・フォー」のMCUでの映画化が可能になりました。 同じ経緯で、20世紀フォックスが権利を持っていた「X-MEN」や「デッドプール」などのMCU参戦も可能になっています。
MCU版新作『ファンタスティック・フォー』のキャストは?
2022年9月現在、MCU版『ファンタスティック・フォー (原題)』のキャストは、正式発表されていません。 しかし2022年5月に公開された映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、別バースであるアース838の存在として登場したのがファンタスティック・フォーのリーダー「ミスター・ファンタスティック」ことリード・リチャーズ。『クワイエット・プレイス』のジョン・クラシンスキーが演じました。 彼が続投する可能性が高いと見られています。
MCU版新作『ファンタスティック・フォー』の監督・スタッフは?
監督は『ワンダヴィジョン』のマット・シャックマン
もともと『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』などで知られるジョン・ワッツが監督でしたが、2022年4月に降板が発表されました。米Deadlineによると、降板の理由は「スパイダーマン」シリーズをノンストップで作ってきたため「一休みしたかった」からで、円満な降板だったとのこと。 その後監督探しが難航していると言われていたものの、2022年9月のイベント「D23 Expo 2022」にて、『ワンダヴィジョン』で監督・製作総指揮を務めたマット・シャックマンに決定したと発表されました。
スタッフにムーンナイト制作陣が決定
制作陣には、MCUドラマ『ムーンナイト』のスタッフの参加が決定していることがわかっています。現時点でわかっているのは、『ムーンライト』の製作総指揮を務めたグラント・カーティスと、プロダクション開発を担当したニック・ピピンの2人です。 『ムーンナイト』といえば、第1話でドクター・ドゥームの存在が示唆された描写があったとファンの間で噂となっていた作品。そんな『ムーンナイト』と『ファンタスティック・フォー』の制作陣が同じということは、作品としても何か繋がりがあるのかもしれません!
MCU版新作『ファンタスティック・フォー』のヴィランを予想
ドクター・ドゥーム
※画像は劇場未公開『ザ・ファンタスティック・フォー』のものです。
ドクター・ドゥームことヴィクター・フォン・ドゥームは、今後のMCU実写映画作品において高確率で登場するだろうと予想されているヴィランの1人です。 ファンタスティック・フォーでリーダーを務めているMr.ファンタスティックことリード・リチャーズへの復讐心を持ちながら、一方で彼は大悪魔メフィストから彼の母親の魂を救済することも目的として活動しています。 天才科学者であるリードに引けを取らない世界最高峰の頭脳の持ち主であり、チベットの山奥での修行経験から魔術も習得済み。パワードスーツの着用によりヒーローの攻撃も防御することができ、まさにチート級の強さを誇るヴィランと言えるでしょう。
シルバーサーファー
※画像は『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』のものです。
シルバーサーファーは、『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』に登場しているヴィランです。 メタリックシルバーの流動物質で覆われている奇抜なルックスで、宇宙空間の真空やハイパースペースであっても難なく移動可能。両手から非常に強い光線コズミックブラストを放つことができるほか、他人の体の治癒も行うことができます。 しかしこれらの能力は、破壊神ギャラクタスから与えられたボードに乗っている間のみ。バラバラになってしまえば、普通の地球上の人間とは変わらないほどに弱体化してしまうのが特徴でしょう。(※映画版での設定) ギャラクタスとの決別により、シルバーサーファーが再び登場することは可能性としては低いかもしれません。
ギャラクタス
ギャラクタスは、シルバーサーファーをヘラルドと呼ばれる従者として扱っていたヴィラン。惑星をそこに住む知的生命体もろとも食べてしまう破壊神です。 強大なコズミック・パワーの持ち主であることから、銀河間の距離をものともしないテレポート、破壊力線の放射、時空間の操作などさまざまな能力を持ち、ヴィランというよりも宇宙的災害のような存在として扱われることも多いのが特徴。 感情や魂も操作できるため、死んだ者の蘇生や惑星を復活させるなどといったこともできます。
ファンタスティック・フォーのキャラクター・メンバーを紹介!
※この見出しの画像は『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』のものです。
Mr.ファンタスティック
リード・リチャーズが超能力を得た姿・Mr.ファンタスティックは、自分自身の体を自由自在に伸び縮みさせることが可能。まるでゴムのような体なので、銃弾や刃物で攻撃されても跳ね返すことができます。 またリード自身は、生まれながらにしての天才科学者。常に冷静で論理的な頼れる存在であり、ファンタスティック・フォーのリーダーとして活躍しています。 作中に登場するヴィランのDr.ドゥームは、彼にとって大学時代の同級生。しかしあることをきっかけに、ドゥームの胸の内ではリードへの復讐心が募っていきます。
インビジブル・ウーマン
インビジブル・ウーマンことスーザン・ストーム(リードとの結婚後はスーザン・リチャーズ)は、自分の体を透明にすることができます。自分だけでなく他人のことも透明にできるため、非常に便利な能力といえるでしょう。 フォースフィールドを繰り出すこともでき、攻撃を避ける、足場にして空中を移動するといった使い方が可能。チームを結成したばかりの頃は仲間に助けられることも多かったインビジブル・ウーマンですが、次第に頼れる存在として活躍するようになります。
ザ・シング
※この見出しの画像は『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』のものです。
ザ・シングは、リードの幼なじみの親友であるベン・グリムが超能力を得た姿。まるで岩のようなゴツゴツした姿で、屈強なフィジカルが強みです。何十トンという重さであっても軽く持ち上げられるような腕力と、並外れた耐久力で敵を倒します。 他の3人とは異なり常に岩の怪物のような姿であるため、超能力を得たばかりの頃は非常に悩んでいたザ・シング。しかし恋人となるアリシアとの出会いで、悩みを克服していきます。
ヒューマン・トーチ
※この見出しの画像は『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』のものです。
スーザンの弟であるジョニー・ストームことヒューマン・トーチは、空を飛ぶことができるだけでなく、全身から高熱の炎を放出することができます。「ノヴァバースト」という必殺技では50万度ほどの熱を放出することも可能です。 自身から炎を放出するのみならず、敵の周りを炎で囲ってしまう、相手から熱を奪うあるいは与えるといった使い方もできます。 ザ・シングことベン・グリムとはいい喧嘩友達のような間柄です。
「ファンタスティック・フォー」シリーズをネタバレありでおさらい!
『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005年)
宇宙嵐が地球に接近していることをきっかけに、自身の研究を発展させようと試みた科学者リード・リチャーズ。 大学時代のライバルであったヴィクター、リードの友人であり助手でもあるベン、リードの恋人スーザン、スーザンの弟であるジョニーの5人は、研究のために宇宙へ飛び立ちます。 しかし宇宙嵐に巻き込まれたことをきっかけに、超能力を得てしまったリードたち。リード、ベン、スーザン、ジョニーの4人は、ファンタスティック・フォーとして活躍し始めることとなります。 同じく宇宙嵐に巻き込まれたヴィクターも能力を得ていましたが、実験が失敗に終わったことにより科学者としての評判がガタ落ち。自身が没落する原因を作ったリードに復讐を試みており……。 「ファンタスティック・フォー」シリーズの人気を支えるシリーズ第1作目です。
『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007年)
宇宙嵐に巻き込まれて以来、超能力を身に付けてしまったファンタスティック・フォーの4人。世界を守るヒーローとして活躍する一方、リーダーであるリードとスーザンが結婚することに。 ビッグ・カップルの結婚式の真っ只中で、謎のエネルギー生命体が地球に上陸します。その正体は、強大なコズミック・パワーを携えるシルバーサーファーでした。 「シルバー・サーファーが訪れた惑星は必ず8日後に破壊される」ということが分かり、結婚式もそっちのけで世界を救うために立ち上がるファンタスティック・フォー。かつての敵であったヴィクターとも協力することとなりますが……。 第1作目に引き続き多くの人気を集めたシリーズ第2作目です。
リブート版『ファンタスティック・フォー』(2015年)
ファンタスティック・フォー誕生までの物語を再び描いたリブート版。 プロトタイプの転送装置を共同開発していたリードとベンに加え、スーザン・ストームとジョニー・ストーム、さらにはヴィクター・フォン・ドゥームを加えた5人で物質の異次元空間への転送を研究していたところ、緑色のエネルギー体が流れる未知の惑星に。 突如エネルギー体が大爆発を起こすと、被害にあった彼らの体に異変が起こり、超能力を持つ人々となってしまいました。 なかでもエネルギー体の渦中に巻き込まれてしまったヴィクターの姿はもはや人間ではなくなっており、その心さえも変わり果て地球を滅ぼそうと考えていたのです……。 「ファンタスティック・フォー」シリーズのファンからは賛否両論を集めており、「ファンタスティックと言えない」、「何か新しい要素が欲しかった」など、痛烈な批判が寄せられた作品です。
MCU版新作『ファンタスティック・フォー』に期待が高まる!
MCU版『ファンタスティック・フォー (原題)』の全米公開は2024年11月8日予定です! しかしまだ詳細は明らかになっていない本作。日本公開はいつ頃になるのか、キャストは誰か、ヴィランはいったい誰が登場するのかなど気になるところは盛り沢山です。マーベル・スタジオからの続報を待ちましょう!