『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』あらすじ・キャスト・登場人物と相関図 GOTとの関係も
大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が配信開始! 『ゲーム・オブ・スローンズ』では滅びかけていた名家・ターガリエン家で、200年前に起こった内乱を描く本作は、いったいどんな内容になっているのでしょうか。 この記事では『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のあらすじ・キャストを家系図・相関図付きで紹介!さらには展開や見どころを予想していきます。
配信はいつから?Amazonでも見られる?
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、2022年8月22日から毎週1話ずつU-NEXTで独占配信されます。Amazonプライム・ビデオなど、ほかのサービスでの配信はありません。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』あらすじ
ターガリエン家の内戦を描く『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、世界的に人気を誇るダーク・ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚。ウェスタロス七王国が1つの王座をめぐり争った『ゲーム・オブ・スローンズ』から200年前の物語です。 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で描かれるのは、ターガリエン家がドラゴンの力で七王国を統治している時代。 あるときターガリエン家内では世継ぎがなかなか生まれないことをきっかけに、次の王座を巡って対立が起きました。後継者の候補は2人、王の第一子の娘レイニラと、王の再婚相手の息子エイゴン。 果たして次に鉄の玉座に座るのは誰なのか。野心、陰謀が渦めく、血みどろの壮絶な内乱が今、始まろうとしていました。 制作陣も前回に引き続き、ミゲル・サポチニク、クレア・キルナー、ジータ・V・パテル、グレッグ・ヤイタネスが監督を務めます。
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キャスト・登場人物一覧&相関図
ヴィセーリス・ターガリエン1世役/パティ・コンシダイン
七王国を統べるターガリエン家の長、ヴィエセーリス・ターガリエン1世。ウェスタロス大陸の諸侯によって、公平に選ばれた王です。平和な統治を望む善人ですが、偉大な王になれるかはまた別の問題のようです。 そんなヴィエセーリスを演じるのは、イギリス出身のパティ・コンシダイン。2011年に『思秋期』で英国アカデミー賞新人賞を受賞した彼は、その後も『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013年)や『ビルド・ア・ガール』(2019年)など、さまざまな作品に出演しています。
レイニラ・ターガリエン王女役/エマ・ダーシー
レイニラ・ターガリエンはヴィセーリス王の第一子で、ターガリエン家の出身地である古代ヴァリリアの血を引くドラゴンライダーです。本来ならば王位継承権を持つ立場ですが、女性であるために困難が立ちはだかります。 レイニラを演じるのは、注目の若手俳優エマ・ダーシー。ドラマ『トゥルース・シーカーズ 〜俺たち、パラノーマル解決隊〜』(2020年)などに出演しています。
デイモン・ターガリエン王子役/マット・スミス
正式な王位継承者のデイモン・ターガリエン王子は、ヴィセーリスの弟でレイニラの叔父です。比類なき戦士でありドラゴンライダーでもありますが、気性が荒く、一家のなかでは危険視されています。 そんなデイモンを演じるのはマット・スミス。彼はドラマ『ザ・クラウン』のエジンバラ公フィリップ殿下役や、2022年の映画『モービウス』などへの出演で話題になりました。
アリセント・ハイタワー役/オリヴィア・クック
アリセント・ハイタワーはヴィセーリス王の2番目の妻で、オットー・ハイタワーの娘です。彼女は3人の子どもを産み、自らの息子エイゴンを王座に就かせようと、幼馴染レイニラと対立していきます。 演じるオリヴィア・クックは2013年のドラマ『ベイツ・モーテル』で注目を集め、その後『レディ・プレイヤー1』(2018年)ではヒロインを務めました。
コアリーズ・ヴェラリオン役/スティーブ・トゥーサント
ウェスタロス史上もっとも有名で、「海蛇」の異名を持つ海洋冒険家コアリーズ・ヴェラリオン。世界最大の海軍と財力を持ち、ターガリエン家と同じ古代ヴァリリアの血を引いています。 コアリーズを演じるスティーブ・トゥーサントは、映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(2010年)や多くのテレビシリーズなどに出演しているイギリスの俳優です。
レイニス・ヴェラリオン役/イヴ・ベスト
コアリーズの妻でドラゴンライダーのレイニス。旧姓はターガリエンです。前王ジェへアリーズ1世の孫娘で王位継承権を持っていましたが、女性であるという理由で、いとこのヴィセーリスに王位を奪われ「戴冠せざりし女王」と呼ばれています。 レイニスを演じるのは、ドラマ『ナース・ジャッキー』(2009年〜2015年)などへの出演で知られるイヴ・ベストです。
クリストン・コール役/ファビアン・フランケル
ドーン人の血を引くクリストン・コール。生まれも称号もない平民ですが、道義心と卓越した剣の腕を持つ騎士です。 そんなクリストンを演じるのは、注目の新人俳優ファビアン・フランケルです。彼は映画『ラスト・クリスマス』(2019年)やドラマ『ザ・サーペント』(2021年)などに出演しています。
ミサリア役/ソノヤ・ミズノ
奴隷として何度も売られ、不遇な人生を送っていたミサリア。その後、デイモンがもっとも信頼する存在へと上り詰めます。 ミサリアを演じるのは、日系イギリス人の俳優ソノヤ・ミズノです。映画『ラ・ラ・ランド』(2016年)や『クレイジー・リッチ!』(2018年)などへの出演で知られています。
オットー・ハイタワー役/リス・エヴァンス
オットー・ハイタワーはヴィセーリス王の「王の手」であり、アリセントの父です。王の弟デイモンが王国に対する最大の脅威と考え、彼を王都から遠ざけようとしています。 物語の鍵を握りそうなオットーを演じるのは、『ノッティングヒルの恋人』(1999年)や『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021年)などへの出演で知られるリス・エヴァンスです。
見どころ・ネタバレ予想
ターガリエン家内の王座をめぐる戦いが描かれる
『ゲーム・オブ・スローンズ』では、鉄の玉座をめぐって複数の名家が争いをくり広げました。しかし『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、全盛期のターガリエン家内で起こる後継者争いが展開されます。 兄弟など身内での戦いがくり広げられるほか、自ら鉄の玉座を目指すレイニラと自分の息子を王にしたいアリセントも、少女時代からの友人同士でありながら対立していくことに。『ゲーム・オブ・スローンズ』以上に複雑な人間関係、そして切ない展開が待ち受けているのかもしれません。
ドラゴンが盛りだくさん
『ゲーム・オブ・スローンズ』では、デナーリス・ターガリエンが操る3頭のドラゴンが登場し、大人気となりました。 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の舞台は、そのターガリエン家が全盛期を誇っていた時代。またレイニラをはじめとするターガリエン家の人々の多くは「ドラゴンライダー」。彼らはドラゴンを操ることで、ほかの名家よりも優位に立ってきたのです。 本作ではなんと、17頭ものドラゴンが登場すると発表されています。ターガリエン家のお家騒動を描く本作ですから、ドラゴン同士の戦闘シーンも期待できますね。 『ゲーム・オブ・スローンズ』以上に迫力のあるシーンが見られるのではないでしょうか。
女性で初めて鉄の玉座を狙うレイニラ
『ゲーム・オブ・スローンズ』では、デナーリス・ターガリエンはもちろんサーセイ・バラシオンなど、何人かの女性が王座を手にしました。しかしその時代よりも200年前が舞台となる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では、女性が王となった前例はなかったようです。 そんななか周囲の反発に負けず鉄の玉座を目指すレイニラ。彼女を中心に、フェミニズム的な展開も期待できるかもしれません。
ロバートの反乱は描かれない?
「『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚が制作される」と発表されたとき、同作で描かれたよりも少し前の時代が舞台になるのではないかと噂されました。とくに狂王と呼ばれたエイリス・ターガリエン2世を倒した、ロバート・バラシオンの反乱が描かれることを期待する声が多く聞かれました。 しかし『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の舞台は、それより200年も前。『ゲーム・オブ・スローンズ』の物語開始時点より30年ほど前のロバートの反乱が描かれることはなく、同作のキャラクターが登場することもないでしょう。
『ゲーム・オブ・スローンズ』ターガリエン家のおさらい
そもそもターガリエン家って?
東のエッソス大陸のヴァリリアを故郷とするターガリエン家は、ウェスタロスの七王国を300年近くに渡って統治してきた名家です。征服王と呼ばれるエイゴン1世は、姉妹とともにドラゴンを率いてウェスタロス本土に上陸し、その地を支配するようになりました。 ターガリエン家の人間は、髪はプラチナブロンドで瞳の色も薄く、美しい人が多いのが特徴。ウェスタロスの貴族では唯一、ヴァリリアの慣習に従って近親婚の文化を持ちつづけています。 ドラゴンを従える能力を持つのは、ターガリエン家の人々だけです。
滅びかけていたターガリエンの血
『ゲーム・オブ・スローンズ』の物語の30年ほど前、狂王エイリス・ターガリエンの不安定な統治のなか、彼の息子であるレイガーがウィンターフェルのリアナ・スタークを誘拐したとの情報が。彼女の兄ブランドンがこれに抗議すると、エイリス王は彼と彼の父リカードを処刑。 これをきっかけに、ロバート・バラシオンを中心とした勢力が反乱を起こします。エイリスとレイガーは殺害され、ターガリエン家はウェスタロス本土から追放されることに。 忠臣によってエッソスの自由都市に逃されたエイリスの子ども、ヴィセーリスとデナーリスが最後のターガリエンとなっていました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』に登場したターガリエンは全部で5人
『ゲーム・オブ・スローンズ』の時代に存在していたターガリエン家の人間は、デナーリスと彼女の兄ヴィセーリスだけでした。 加えて回想シーンでは、狂王エイリスとロバートの反乱の発端となったレイガーが登場。 さらにラストでは、ウェスタロスのエダード・スタークの落とし子だと思われていたジョン・スノウが、実はレイガーとリアナ・スタークの息子で本名はエイゴン・ターガリエンだったことが明かされました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』ドラマシリーズを全話おさらいしよう【シーズン8まで無料視聴】
期待の最新作を見るためにも、米HBO制作『ゲーム・オブ・スローンズ』8シリーズのおさらいをおすすめします。たくさんの登場人物や作品の概要を把握して、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を人一倍楽しみましょう!
原作はジョージ・R・R・マーティンの『炎と血』
大ヒットファンタジー『氷と炎の歌』シリーズの300年前を描く
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の原作は『炎と血』という2018年に出版されたファンタジー小説で、作家ジョージ・R・R・マーティンにより執筆されました。 『ゲーム・オブ・スローンズ』も彼の代表作『氷と炎の歌』シリーズをドラマ化したものです。 ドラマと同様の世界観で、ターガリエン家に焦点をあてて描かれている『Fire&Blood』。七王国で権力を握ろうとする王家の栄枯盛衰を描いています。 実は2020年12月から、日本語訳も刊行されました。洋書は難しいから日本語で読みたいという人にもピッタリ。あらすじを知るためにも、公開前に手に取ってみるのも良いかもしれません。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフ作品が過去にボツになっていた!?
実は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の前に、過去にスピンオフドラマ「ブラッドムーン(仮題)」の制作もあったそうです。 シリーズの終了で嘆き悲しむファンに応えるかのように、2019年にスピンオフ作品の撮影の進行が伝えられていました。現地メディアによると、メインキャストはナオミ・ワッツで、北アイルランドで撮影中だったとか。 しかし惜しくも企画がキャンセルになり、撮影の中止が決定。幻の作品として闇に葬られてしまいました。その後しばらく経って「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の制作が発表され、たちまち話題になったのです。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の配信が待ち遠しい!
『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日弾となる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。全盛期のターガリエン家で起こった王位継承権争いを描く本作は、『ゲーム・オブ・スローンズ』と同様にに複雑な人間関係や、権力をめぐる駆け引きが描かれ、そしてそれ以上にドラゴン同士の迫力ある戦闘シーンが期待できます。 鉄の玉座を目指す初の女性レイニラの運命は、どうなっていくのでしょうか。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、2022年8月22日からU-NEXTで独占配信中です!