2021年4月13日更新

戦争がテーマの漫画をランキングで15選紹介!名作を通して戦争について考え直してみよう

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戦争漫画

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戦争を描いたおすすめ漫画を15作品紹介!命について見つめ直すきっかけに

太平洋戦争終結から70年以上。漫画やアニメを楽しむ世代の多くが、戦争に対してどこかリアリティの欠けた感情を抱いているのではないでしょうか。 この記事では改めて命の意味や戦争について見つめ直すきっかけとなるであろう、戦争漫画15作品をピックアップ。ジャンル別におすすめ作品をランキングで紹介します!

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【太平洋戦争を描く戦争漫画】リアルな戦争の描写から目が離せない

太平洋戦争を描く戦争漫画を、戦闘シーンのリアルさを示す「リアル度」、物語の緊迫度を示す「ハラハラ度」、ストーリーのオリジナル性を評価する「オリジナリティ」の3つの基準で評価し、ランキングにしました。 戦争の重さを真正面から受け止めたいときにおすすめな作品6つを紹介します。

6位:『アルキメデスの大戦』

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天才数学者が巨大戦艦の建造阻止に奔走!実写映画化された話題作

■リアル度:★☆☆☆☆ ■ハラハラ度:★★★☆☆ ■オリジナリティ:★★★☆☆ 『アルキメデスの大戦』は2019年に実写映画化された作品。主人公は天才数学者の櫂直(かいただし)。海軍主計少佐に大抜擢された彼は、持ち前の頭脳を武器に、海軍内の不正会計や技術戦略の矛盾に直面していくことに。 フィクションをベースに史実の要素も織り交ぜた内容が特徴的で、戦争そのものというよりも、戦争には欠かせなかった航空機や巨大戦艦にスポットが当てられています。理系科目が得意な人ほどワクワクすることでしょう。 戦地とはまた違う戦いがあることを感じさせてくれる作品です。

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5位:『特攻の島』

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若者が志願した先に待つのは人間魚雷回天。特攻隊員たちのリアル描く群像劇

■リアル度:★★★★★ ■ハラハラ度:★★★☆☆ ■オリジナリティ:★☆☆☆☆ 『特攻の島』は大戦末期、追い詰められた戦況の中で運用された人間魚雷回天に志願することになった若き兵士たちを描く作品です。必死の自爆攻撃に志願しなければ非国民と蔑まれる時代、生きる希望も持つことなく軍人となった青年・渡辺の目に、世界はどう映っていたのでしょうか。 作中では空襲の様子なども描かれ、このままではいずれ死んでしまうという戦時中の緊迫感が生々しく描かれています。その中で兵器として命を散らすこととどう向き合っていくのか、隊員たちの様々な心理状態が緻密に表現されており、ずっしりと重い作品です。

4位:『ジパング』

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イージス艦が大戦中の日本にタイムスリップ!新たな“ジパング”を目指す歴史改変SF

■リアル度:★☆☆☆☆ ■ハラハラ度:★★★☆☆ ■オリジナリティ:★★★★★ 現代の最新鋭イージス艦がタイムスリップした先は、ミッドウェー海戦が繰り広げられている1942年。現代の戦力を持って、かつての戦争に介入したら一体どうなるのか。そんな漫画だからこそ表現できる戦争が味わえるのが『ジパング』です。 イージス艦によって救出された帝国海軍の草加少佐や、イージス艦の副長・角松は、それぞれの考えで新たな日本を作ろうと歴史の流れを変えていきます。歴史改変の末に、日本にはどんな未来がやってくるのか、壮大な歴史のうねりにワクワクとさせられる作品です。

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3位:『はだしのゲン』

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戦争漫画の原点。唯一無二の説得力を持つ被爆者が描く戦争のリアル

■リアル度:★★★★★ ■ハラハラ度:★★★☆☆ ■オリジナリティ:★★★☆☆ 『はだしのゲン』は被爆体験者である作者が綴る自伝的漫画です。戦争漫画の原点とされる作品で、原爆投下の現実が目を背けたくなるほどのリアルさを持って描かれています。 主人公は広島に住む少年・中岡元(ゲン)。1945年8月6日に投下された原爆によって家族を失い、彼自身は運良く命は助かるものの原爆症を発症します。被爆から終戦、そして戦後へと物語は続いていき、ゲンは過酷な運命をとにかく生き抜くためにもがいていくのです。 世界には核兵器が今も存在しています。その意味を改めて考える際、ぜひ読んでおきたい1冊です。

2位:『沈黙の艦隊』

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架空とリアルのバランスが絶妙!国際政治を絡めた潜水艦戦記

■リアル度:★★☆☆☆ ■ハラハラ度:★★★★★ ■オリジナリティ:★★★★★ 『沈黙の艦隊』は骨太な漢たちの大河ストーリーを得意とするかわぐちかいじによる作品。秘密裏に建造された日本初の原子力潜水艦「シーバット」には、表向きは死亡したとされている海上自衛隊員が乗り込んでいました。 シーバットの艦長・海江田は、試験航海の際に乗員と共に反乱を起こして逃亡。潜水艦1隻をもってして独立戦闘国家「やまと」の建国を宣言するのでした。 海江田の操艦術と最新鋭の性能を武器に、世界のパワーバランスを乱していく様が迫力ある絵柄で楽しめます。戦争における戦略や技術力の重要さを感じられる作品です。

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1位:『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』

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かわいいのに重い。癒やし系な絵柄がえぐり出す、戦争の厳しさと恐ろしさ

■リアル度:★★★★★ ■ハラハラ度:★★★★☆ ■オリジナリティ:★★★★☆ 『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』は一見するとほのぼのとした日常系漫画のような雰囲気が漂っていますが、その内容は過酷な激戦地に数えられるペリリュー島での戦いを描く作品です。約5万人の兵士が繰り広げた、美しい島での激戦を、漫画家志望の弱腰な主人公の視点で描いていきます。 柔らかなキャラクターや美しい島の情景が、戦いによって積み上がっていく死体の山の残酷さをより一層際立てているのが特徴。絵柄とは真逆のハードな戦争漫画だと覚悟した上で、読んでもらいたい作品です。

【日常を描く戦争漫画】戦時下での人間ドラマに感動

戦争を体験していない人にとって、戦争というのは日常とかけ離れたもののように感じます。しかし実際は戦時下でも人々の営みが続いているのです。 ここではそんな日常を描く戦争漫画を紹介。日常生活のリアルさを示す「リアル度」、読んでいてどれだけほっこりするかを示す「ほっこり度」、ストーリーのオリジナル性を示す「オリジナリティ」の3つの基準でランキングにしました。

4位:『あとかたの街』

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少女の目を通して描かれる名古屋大空襲の戦禍と日常

■リアル度:★★★★☆ ■ほっこり度:★★☆☆☆ ■オリジナリティ:★★★☆☆ 『あとかたの街』は戦争漫画の中でも数少ない名古屋大空襲を扱う作品です。主人公の少女・あいは12歳。大戦末期に生きる彼女は、戦う訓練を受けさせられる一方で、近所の男の子や車掌さんにときめく普通の女の子です。 戦争に参加しているという実感のなかった彼女の日常は、次第に悪化する戦況下、米軍によって降らされる爆弾の雨によって変わっていきます。 作者の母の体験談を元にしているとあり、日常シーンはシンプルでリアル。柔らかなタッチの絵からにじみ出る、戦争の悲惨さに胸がつまる意欲作です。

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3位:『あれよ星屑』

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終戦直後の闇市で出会ったのは元軍人の上司と部下。泥臭く生きる人々の人間ドラマ

■リアル度:★★★★☆ ■ほっこり度:★★☆☆☆ ■オリジナリティ:★★★★★ 『あれよ星屑』はマルチな才能を発揮する山田参助が描く、終戦直後の東京の物語。焼け野原となった町には、物質的な貧困に加え、多くの傷や闇を背負った人々が溢れかえっていました。 その生々しさを泥臭いタッチで描きつつ、死を漂わせる川島と、たくましく現状に順応して生きる黒田という2人の元軍人の対比を描き出していきます。生と死が混沌とした猥雑な世界観を、匂い立つような画力で描き出す、骨太な人間ドラマが特徴的。 重いテーマを扱いながらもどこか軽さを感じさせる、作者の唯一無二のセンスが詰まった作品です。

2位:『戦争めし』

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“食”から戦争を見つめ直すきっかけに。異色の戦争グルメ漫画

■リアル度:★★★☆☆ ■ほっこり度:★★★★★ ■オリジナリティ:★★★★☆ 『戦争めし』はグルメ漫画を得意とする魚乃目三太が描く、戦時下での食事情漫画。1話1メニューの短編形式で、兵士のご飯事情や食事にまつわるアメリカ兵とのやりとり、庶民の食生活などが柔らかな雰囲気で描かれているのが特徴です。 戦争や飢えは現代人にとってはリアルに想像するのが難しい部分もあります。一方で食事の喜びは、その内容は違えど比較的想像しやすい部分です。本作は食事という親しみのある切り口から、その裏にある戦争の過酷さや悲惨さを知っていくことができる作品と言えるでしょう。

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1位:『この世界の片隅に』

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優しくて温かいから、悲しい。戦時下に懸命に生きる女性の半生

■リアル度:★★★★★ ■ほっこり度:★★★★★ ■オリジナリティ:★★★★☆ 『この世界の片隅に』はドラマ化や映画化もされた作品。広島県呉市を舞台に、戦争を生き抜いた女性・すずの半生を穏やかに優しく描くストーリーです。 リアルな戦争漫画につきまといがちな反戦へのメッセージや積極臭さは一切ありません。そこに描かれているのは、すずの貧しくも愛しいささやかな日常です。彼女が人との出会いの中で愛や優しさを知っていく反面、彼女の意思とは無関係に戦況は悪化していきます。 戦時下にただ生きる、ということを丁寧に描くことで、じわじわと戦争の恐ろしさを実感できる感動作です。

【ファンタジー系戦争漫画】圧倒的世界観にのめり込むこと間違いなし

戦争漫画の中にはファンタジー色が強く、その世界観にのめり込めるものも数多く発表されています。 ciatr編集部が厳選した5作品を、どれだけ異次元な世界が描かれているのかを示す「ファンタジー度」、戦闘シーン迫力を示す「迫力度」、ストーリーのオリジナル性を示す「オリジナリティ」の基準でランキングにしました。

5位:『皇国の守護者』

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龍が生きる世界で青年士官の成長描く王道戦記ファンタジー

■ファンタジー度:★★★☆☆ ■迫力度:★★☆☆☆ ■オリジナリティ:★★★☆☆ 島国「皇国」は、海の向こうから侵略してきた「帝国」との戦争に突入します。次第に苦しい状況に追い込まれる中、戦災孤児あがりの新城陸軍中尉は知略を絞り奮闘。しかし戦争と同時に、皇国内部の権力闘争も激化していき、中尉も翻弄されていくことになるのでした。 『皇国の守護者』は人と龍が共存する世界を舞台に、戦争にまつわる様々な思惑が交錯していく戦記ファンタジー。王道の展開ながらも、登場人物の描き方や両陣営の駆け引きなどの緻密さに引き込まれることでしょう。 しかし漫画版は2021年時点すでに絶版しており、入手困難なことが難点です。

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4位:『Pumpkin Scissors』

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真の平和にはまだ遠い。戦災復興専門部隊の奮闘描くアクション漫画

■ファンタジー度:★★★★☆ ■迫力度:★★☆☆☆ ■オリジナリティ:★★★★☆ 舞台となる帝国は、共和国との大戦が終結して3年が経っても、いまだ戦後混乱が続き戦災が多発していました。そこで帝国に設立されたのが、戦災復興の専門部隊、通称「パンプキン・シザーズ」。彼らは各地に赴き戦災復興に務めていく中で、帝国内に根付く様々な問題に直面していくことに。 『Pumpkin Scissors』は戦災復興という珍しい切り口で戦争を描く作品。戦争が終われば平和が訪れるわけではないということを痛感させられます。 エンターテインメントとしてうまくまとまっているので、個性豊かな隊員たちが繰り広げる軍事アクションとしても楽しめる1作です。

3位:『マージナル・オペレーション』

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凄腕ゲーマーニートの就職先は民間軍事会社!戦争はゲームか否か

■ファンタジー度:★★★☆☆ ■迫力度:★★★☆☆ ■オリジナリティ:★★★★★ 長年ニートをしてきたアラタは、就職先として民間軍事会社を選びます。CGシュミレーションの研修を受ることになった彼は、オンラインゲームで鍛えた腕を活かして戦術オペレーターとしての才を見出されることに。しかしその訓練には驚くべき真実が隠されていて……。 『マージナル・オペレーション』は現代的な感覚を持った一般人が戦争に参加することから始まる、面白い着眼点の作品です。凄腕ゲーマーが戦争に触れて、どう変わり成長していくのか。現代とリンクする部分も多く、ファンタジーながらも感情移入しやすい作品と言えます。

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2位:『蒼き鋼のアルペジオ』

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謎の超兵器に立ち向かうのは人類の知恵。近未来SF海戦アクション漫画

■ファンタジー度:★★★★★ ■迫力度:★★★☆☆ ■オリジナリティ:★★★★★ ある日突如として現れた超科学力を有する「霧の艦隊」によって、人類は海上に出ることが出来なくなります。 人類が各地で孤立するようになった17年。「霧の艦隊」の中のイ401だけはなぜか艦を擬人化したメンタルモデル・イオナによって運用されており、元士官候補生の千早翔像(ちはやぐんぞう)が指揮官となります。彼らはやがて「蒼き鋼」と呼ばれる第3の勢力として航路を見出していくことに。 『蒼き鋼のアルペジオ』は戦術で圧倒的な戦力差をひっくり返す様子が熱い海戦アクション漫画。指揮官や戦略の存在が戦況に与える影響を魅力的に描いています。

1位:『ゴールデンカムイ』

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極寒の地で繰り広げられる激アツな金塊サバイバルバトル

■ファンタジー度:★★★★☆ ■迫力度:★★★★★ ■オリジナリティ:★★★★★ 日露戦争終結直後、元陸軍兵で不死身と呼ばれた男・杉本は、アイヌが秘蔵した金塊の話を耳にします。杉本は金塊の行方を追うアイヌの少女アシリパと出会い、彼女と共に金塊の手がかりを探すことに。 北海道征服を目論む陸軍第七師団や土方歳三一味と競い合いながら、杉本一味は極寒の土地で金塊を巡るサバイバルバトルに身を投じていきます。 アニメも話題の『ゴールデンカムイ』は、明治末期の北海道を舞台としたサバイバルバトル漫画であると同時に、アイヌの文化や食事を描く珍しい作品です。当時の暮らしぶりを垣間見ながら、金塊を巡るロマンに胸を踊らせてみてはどうでしょうか。

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【戦争漫画】名作を通して戦争について考え直してみよう

戦争を様々な切り口から学び見つめ直すことが出来る15作品を紹介しました。戦争とひと言で言っても、その影響はあまりに大きく、多方面に広がっています。 すべてを理解することは難しいかもしれませんが、戦争漫画を読むことでいくつもの視点を持つことが出来るはず。ぜひたくさんの戦争漫画に触れて、戦争について考えるきっかけを作ってみてください。