「スパイファミリー」ヨル・フォージャーの可愛い魅力を紹介！弟やロイドとの関係・死亡説の真相は？【SPY×FAMILY】

ヨルは市役所で働く、大人しそうな黒髪美人の女性。誰に対しても敬語で話す物腰柔らかな彼女の正体は、秘密組織「ガーデン」所属の凄腕殺し屋・いばら姫です。 彼女は作中屈指の強さを誇り、普段の生活でも照れ隠しの際にうっかりその怪力を披露してしまうことも。 国内で密告が相次ぎ、妙齢で未婚の女性は怪しまれやすいと知ったヨルは、殺し屋を続けていくために結婚相手を探していました。そんな折、任務のために妻を探していたロイドと出会い結婚するに至ります。

結論から述べると、ヨルは現状死亡しておらず、また今のところ死の文字がちらつくほどの展開はおとずれていません。一部では彼女の死亡説についてささやかれていますが、あくまで推測の域を出ません。 以下ではなぜヨル死亡説がささやかれたのかについて解説していきます！

そもそもヨルは殺し屋という裏社会の仕事に手を染めており、命の危険と常に隣りあわせです。実際、作中でも刀で斬りつけられたり毒を盛られたりと、普通の人なら死んでもおかしくないくらいの目に遭っています。 しかし彼女は人間離れした身体能力および生命力の持ち主なので、そう簡単には死にそうにありません。仮に命の危機に瀕しても、不死鳥のようによみがえってきそうですよね……。

メタ的なことをいえば、「スパイファミリー」は基本的にフォージャー家のほのぼのとした日常に比重がおかれている印象。そのため家族のひとりが命を落とし、日常が壊れる……などという展開は、よほどのことがない限り起こらないような気もします。 しかし戦争や国家間のピリピリとした関係などが、作中の世界に影を落としているのもまた事実。もしかすると途中で一気に方向転換して、主要キャラが次々と命を落とすという展開もありえるのかもしれません。

殺し屋としての腕は一流なヨルですが、性格はかなり天然。ロイドがその場を凌ぐために適当に言った患者への「殴打療法」を真に受けたり、アーニャに入学準備と称して必殺パンチを教えたり。 同僚との会話でも、上司のコーヒーに鼻くそを入れるという冗談を聞いて「鼻くそを入れると美味しくなるのですか」と真顔で返し、異次元だと引かれていました。 また彼女は大真面目で一生懸命な一面もあります。そんなところも彼女の魅力と言えるでしょうね。

料理が苦手なヨルは良い妻、良い母でありたいと料理に挑戦。市役所の同僚のカミラが料理上手だと聞いて、彼女のもとで料理の特訓をしました。ヨルのオリジナル料理は殺人級のまずさで、口にした人は基本的に意識を失います。 カミラのアドバイスを受けて、オリジナル要素を加えずに作った南国のシチューは美味しく作れるようになりました。シチューはロイドやアーニャにも好評で、以降は彼女の得意料理となっています。

幼い頃両親を亡くしたヨルは、弟のユーリを養うために殺し屋となります。お金が必要というのも殺し屋をするひとつの理由ですが、ヨルが1番守りたかったものは弟の他愛のない平穏な暮らしでした。

ユーリが独り立ちした今は、世の中にある理不尽な犠牲をひとつでも多く「掃除」して、大切な人たちの平穏な暮らしを守りたいという思いから彼女は戦い続けています。 そのために自分の手が血で染まることや、最悪フォージャー家を離れることになってもいいとさえ考えているのです。 以前はその大切な人はユーリだけでした。ですがロイドやアーニャとの時間を経て、この偽物の家族も本物の家族同様に、彼女にとって守りたい大切な存在になっています。

ヨルが小学生くらいの頃は、まだ母親が生きていました。そしてヨルもユーリもまだ小さい頃、両親はどちらも亡くなってしまいます。ユーリの回想に血だらけで帰宅するヨルが登場しますが、その場面ではユーリが小学生くらいまで成長しており、7歳差の彼女は中学生から高校生くらいにみえました。 そのためヨルが殺し屋になったのは、小学校高学年から中学生までの間だと考えるのが妥当でしょう。

いばら姫が戦うのは敵国のスパイや自国の裏切り者で、基本的には悪者です。また作中には自国の人間を他の国に逃すため、殺し屋から守るボディガードを務める描写もありました。 彼女は自分の仕事に誇りを持っており、国家に命を捧げる尊い仕事だと感じています。いばら姫の強さは並ではなく、その戦闘シーンは圧巻です……！

ロイドこと黄昏は西国(ウェスタリス)のスパイで、いばら姫ことヨルは東国(オスタニア)の殺し屋。10年以上冷戦状態にあったこの2国は、今もまだ戦争の火種が残る緊迫した状況にあります。 今後お互いを暗殺する任務がくだり、互いに殺し合う敵同士になるのではないか。そんな考察もファンの間で盛り上がっています。 黄昏の任務は戦争を企てる東の危険人物の動向を探ること。いばら姫の任務は平穏な日々を脅かす存在を掃除すること。両者ともに平和な世界を守りたいという信念は共通しているのです。 お互いの正体がバレて一触即発という展開はありそうですが、ciatr編集部としては最終的にフォージャー家が協力して国家間の問題も解決するのではないかと読んでいます。

ロイドとヨルの出会いは洋服屋さんでした。 イーデン校の面接を突破するため母親役を探していたロイドは、アーニャの身なりを整えるため洋服屋に向かいます。そこでロイドが気づかないうちに背後に立ち、彼を驚かせたのがヨルだったのです。 パーティに一緒に行くパートナーを探していたヨルはロイドを誘おうとしますが、アーニャの存在を知り断念してしまいます。しかしヨルの素性を知り興味が湧いたアーニャの言葉で、ロイドが既婚者ではないと理解し、2人は協力関係を結びました。

ヨルとロイドは偽装夫婦です。しかし2人にはたしかな絆が芽生えています。イーデン校の面接では料理をしないヨルが罵られた際イライラし、自分で本物の妻ではないと言い聞かせる場面もあります。 またヨルが悩んでるときは、ロイドが慰め関係を続けてほしいと話すほっこりする回もありました。

3巻13話にはキス未遂シーンが登場。重度のシスコンのヨルの弟・ユーリがフォージャー家を来訪。夫婦仲を疑ったユーリは、2人に「今ここでキスしてみろ」と言います。

これが初キスの様子のヨルは、演技上手のロイドに迫られてドギマギ。彼女はシラフでは無理だと酒を煽り「ダーリンほら目を閉じなさい」とロイドを押し倒す形でキスをしようとします。 結局直前でヨルが照れたことでキスはお預けとなりましたが、ようやく夫婦らしい甘い空気が流れた回となりました。

5巻から登場したロイドの妻役を狙うフィオナこと後輩スパイ・夜帷(とばり)。職場のテニスコンペに出かけるというロイドの話を聞いて、6巻32話のヨルはその場にフィオナも一緒にいるのではないか、ロイドとはどんな関係なのか、嫉妬している様子です。 さらに34話ではヨルとフィオナがテニス対決をすることに。フィオナに負けたくないと闘志を燃やす様子や、勝利を嬉しそうにロイドに報告する姿が描かれていました。ヨルの中でも無自覚のうちにロイドへの想いが募っているのかもしれません。

フィオナの出現で捨てられるのかもしれないと落ち込むヨル。誤解を解くため、6巻35話でロイドは彼女をデートに誘います。 泥酔したヨルは「ロイロさんはあの人が好きなんれすか！？」と嫉妬ともとれる本音を吐露。この後ロイドが仕掛けた甘い雰囲気に耐えられず、結局ヨルがロイドを蹴り飛ばすというオチになってしまいますが、ロイドは改めて妻役でいてほしいと伝えます。 この一件で、ヨルは初めてユーリ以外に手放したくない居場所を手に入れたことを実感したのでした。

ヨルとユーリの両親は2人が幼い頃に亡くなっています。そしてヨルはユーリを養うため、殺し屋になりました。ユーリの回想では、彼のために仕事をし血だらけになりながら笑顔で帰宅するヨルの姿も描かれています。 またユーリもヨルが生きる国が平和であるため、自分の手を汚す秘密警察になりました。2人は姉弟で力を合わせ、支えあって生きてきたのです。

ヨルからの愛情を受け育ってきたこともあり、ユーリは姉を溺愛しています。ヨルの結婚相手としてロイドが紹介されたときは、異常な警戒心でロイドを品定めし、勝手に張り合っていました。 またヨルの発言であれば疑わずに信じてしまうので、結婚したことを1年間伝え忘れていたと言われ、そのまま納得する描写もあります。 そしてヨルの料理を食べるときは味覚さえも無くなるようで、ロイドやアーニャであれば倒れてしまうヨルの料理を美味しいと完食していました……。

原作漫画でもアニメでも同じように、可愛らしく魅力たっぷりに描かれているヨル。さらにアニメでは原作にないオリジナルシーンも追加されているので、ファンは要チェックです！ たとえば第3話は、原作もアニメもイーデン校の面接対策をするという内容には変わりありません。しかし仕立て屋にヨルの服を買いに行ったり、「お出かけ記念日」として家族写真を撮りに行ったりと、原作にはない展開が追加されていました。 どの場面からも、お互い家族として歩み寄ろうとするフォージャー家の微笑ましさが伝わってきます。 そのほか、ロイドが同僚だといって紹介した相手に妻として挨拶をする場面(第5話)や、ユーリに対するラブラブアピールのためにロイドと手でハートを作る場面(第8話)もアニメオリジナルの要素です。 今回紹介した以外にも、アニメには数々のオリジナルシーンが含まれています。原作と比較しながら観てみるのも楽しいかもしれませんね！

不思議なまとめ髪をしているヨル。3巻裏表紙で作者が髪型の解説をしています。それによるとまず2つに束ね、それを交差させながら持ち上げる。さらに交差させて横に垂らし、上からヘアバンドで抑えているとのこと。

また同巻のおまけページではヨルの1週間コーディネートを見ることができます。作者の労力的に本編では同じ服を着ていることが多いそうですが、パンツスタイルや真っ赤なコートスタイル、育児ママっぽいラフなオフスタイルも披露しているのでヨルさんのファンは必読です。

「いばら姫」の異名を持つ、凄腕の殺し屋であるヨル。そんな彼女の仕事ぶりが初めて描かれた際、ターゲットの前で放ったセリフがこのセリフでした。 怖すぎる内容を丁寧な言い回しで口にするこのセリフには、ヨルらしさが溢れています。

不良たちに、アーニャを攫われた彼女。そのシーンでヨルが不良たちに言い放ったのが、この名言です。 彼女は、すでにアーニャを娘として愛していました。怒った顔の迫力も凄まじく、家族を狙う人間は決して許さないのです！

ユーリの存在を知り、ヨルを疑い始めたロイド。調査によってヨルの疑いは晴れたものの、彼女はロイドと距離ができたことを悩んでいました。 そこでロイドに慰められ、ヨルが口にしたのがこのセリフです。このセリフを目をみてはっきりと言えるのが、ヨルの魅力ですね！

ヨル役をアニメで演じているのは早見沙織(はやみさおり)です。透明感のある声色と繊細な芝居に定評があります。ヨルのように二面性があって芯が強いキャラを多数演じてきた実績もあり、放送が始まる前からハマり役との声が上がっていました。 実際彼女の演技によって、ヨルの天然な可愛らしさが原作以上に引き出されています。 他出演作の中では、『魔法科高校の優等生』の司波深雪役や『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶ役、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の雪ノ下雪乃役などが有名です。

作中ではヨルの人種については特に触れられていませんが、国内外のファンの間ではさまざまな考察がされています。 ちなみに「ヨル」という名前からは日本人っぽさを感じますが、作者によれば彼女の名前はもともと「ヨランダ」だったとのこと。これがヨーロッパ系の名前だということを踏まえると、彼女はヨーロッパ人である可能性が高そうです。

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の天然かわいい殺し屋ヨル・フォージャーについて紹介しました。ホームコメディでありアクションもある本作。アニメではヨルさんの格好いいアクションも話題となっています。 まだまだ謎の多いフォージャー家が今後どうなっていくのか、ヨルさんの可愛さを堪能しながらこれからの展開を楽しみにしておきましょう。