2022年8月8日更新

ギガノトサウルスが『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』についに登場!陸上最大級の肉食恐竜の生態とは

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『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
© 2021 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

「ジュラシック」シリーズ最新作にして最終章となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』。本作では大型肉食恐竜ギガノトサウルスが、シリーズに初めて登場します。 ティラノサウルスとともに大人気のギガノトサウルスとは、いったいどんな恐竜なのでしょうか。実際のデータと映画での活躍を紹介していきましょう!

「新たなる支配者」のあらすじはこちら

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ギガノトサウルスとは

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
© 2021 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.
体高 5.5m
全長 15.5m
体重 8.165t
食性 肉食

※上記表は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に登場した個体のもの ギガノトサウルスは白亜紀後期、南アメリカ(現在のアルゼンチン)に生息していた大型肉食恐竜です。1993年に非常に状態のいい全身骨格が発見され、そこから判明した体長は14mと言われていました。 これは当時、肉食恐竜としては最大の大きさ。同属で「巨人」として知られているカルカロドントサウルスでさえ最大13m。1991年にカナダで発見され、長らく史上最大の個体とされたティラノサウルス・スコッティでも13mだったためです。 しかし実際には、ギガノトサウルスの化石はその大部分が化石化の過程で失われていました。それをいいことに、学者が見つかっていない後頭部を通常より大きめに見積もったことが判明。現在ではティラノサウルスよりは大きいものの、体長はおよそ12mから13mとされています。

名前の由来は?

化石が発見された当時、「恐竜界における巨人の到来!」ともてはやされたギガノトサウルス。 名前の由来は、古代ギリシャ語の巨大と南を組み合わせた造語である「ギガント」とトカゲの意味を持つ「saurus」を掛け合わせ、「南の大きなトカゲ」としたものです。

「新たなる支配者」で初登場!

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)
© Universal Pictures/Photofest/Zeta Image

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』でのギガノトサウルスの初登場シーンは、「ワールド」シリーズのメインキャラクターと「パーク」シリーズのメインキャラクターが初めて一堂に会した直後です。 炎が迫りくるなか、彼らは避難のためコントロールセンターに向かおうとしていました。しかし地響きが起こり、緊張が走ります。オーウェンとグラント博士が「誰も動くな」と警告するも、そこへ巨大なギガノトサウルスが登場! 彼らは転倒して逆さまになったジープの陰に隠れながら、素早くコントロールセンターに向かうのですが……。 ここで登場するギガノトサウルスは、VFX、特殊効果、アニマトロニクスの3チームが共同で制作したもの。アニマトロニクスを担当したジョン・ノーランによれば、ギガノトサウルスの制作は車より大きい頭部だけでも3ヶ月かかったとか。 実際の撮影では、クリス・プラットをはじめとするキャストたちは本気で怖がっていたそうです。

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ティラノサウルスよりも強い?

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)ティラノサウルス
© Universal Pictures/Photofest/Zeta Image

「新たなる支配者」では、終盤にギガノトサウルスとシリーズの看板恐竜・ティラノサウルスが容赦ない闘いを繰り広げます。そこでギガノトサウルスは、圧倒的な力の差を見せつけることに。 この展開にファンからは不満の声が挙がりました。 しかしコリン・トレボロウ監督は、「T-レックスの平均寿命は28歳なので、『新たなる支配者』ではすでに寿命が近いんです。その年齢でも、6500万年前の自分の死の復讐のために立ち上がる強さを見出したんです。復讐には時間がかかることもありますからね」と明かしています。 ちなみに実際のギガノトサウルスとティラノサウルスは、生息していた大陸が違うので、争った証拠などは見つかっていません。しかしもし戦ったとしたら、体重や素早さ、噛む力の強さなどから、ティラノサウルスの方が強いのではないかと言われています。

過去シリーズにも出演予定だった?

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)
© Universal Pictures/Photofest/Zeta Image

ギガノトサウルスは、実は「ジュラシック・ワールド」シリーズ1作目から登場が検討されてきました。 しかし第1作目では、企画の段階で結局ボツに。代わりにインドミナス・レックスを形成した遺伝子の1つとして名前のみ登場しています。 2作目「炎の王国」でも登場が検討されたものの、やはり最終的には登場しませんでした。しかし登場シーンについては、わずかなコンセプトアートが残っています。オーウェンとクレアらしき人物の目の前に姿を現し、彼らを追いかけていたところ、飛んできた火山岩にあたって死亡するというシーンだったようです。 そしてようやく、シリーズ最終章となる「新たなる支配者」で銀幕デビューを果たしました。メインキャラクターたちを追い詰め、ティラノサウルスと激闘を展開するなど、かなりおいしい役どころです。

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「ジュラシック・ワールド」ギガノトサウルスの強さは計り知れない!

大人気シリーズ最終章『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で、ようやく初登場することになった史上最大級の大型肉食恐竜・ギガノトサウルス。恐竜好きの間で高い人気を誇り、映画への登場が望まれていたため、本作への登場が判明したとき、もちろんファンは熱狂! 映画本編での暴れっぷりに、観客もその強さを目の当たりにすることでしょう。