「哲仁王后(チョルインワンフ)」最終回あらすじ・全話ネタバレ!結末やモデルの人物も考察
【ネタバレなし】「哲仁王后(チョルインワンフ)」のあらすじ
13歳から料理を始め、最年少で韓国の大統領府「青瓦台」のシェフとなったチャン・ボンファン。順風満帆な生活を送っていた彼は、優れた腕前を持っているがゆえに常に自信満々で怖いもの知らずな性格の持ち主です。 いつも通りのある日、裏で妬んでいた同僚によってボンファンが作った料理から釣り針が見つかります。一瞬で人生のどん底まで落ちたボンファンは必死に警察から逃走を図りますが、プールに落下し気絶してしまいました。 そして目を覚ますと、そこは朝鮮時代。さらに王妃に選ばれたというキム・ソヨンの体になっており……。
「哲仁王后(チョルインワンフ)」の口コミ・感想
シン・ヘソンさんの演技力に圧倒された!男性の魂が入っているということで人格が表に出てきちゃうんだけど、本当に中に男の人が入っているのではと思うくらい迫力があったな。キム・ジョンヒョンもセクシーだったし、キャスト陣がみんな良い。
暗いシーンが多い時代劇だけど、笑えるシーンもたくさんあって最終話までずっと楽しめた!タイムスリップとか別人の魂が宿るとかハチャメチャな設定が1話から出てきて面白いな。ラストシーンも上手くまとまっていて、「観てよかった!」って心から思える作品だった!
1〜2話のあらすじ・ネタバレ
13歳のときから料理を始め、青瓦台のシェフとなったチャン・ボンファン。充実した人生を送っていた彼ですが、嫉妬した同僚の罠にハマってしまいます。さらに食材不正で警察から追われる始末……。そして逃げ込んだ先のプールに落下し、気を失ったのでした。 ボンファンが目を覚ますとそこは朝鮮時代で、キム・ソヨンという女性に変化していることに気が付きます。一方会議ではソヨンが池に落ちたのは事故ではなく、何者かによる罠だと主張する声が上がりました。 まずは状況を整理し、ボンファンはソヨンとして生きることを決めます。そして迎えた新婚初夜。何とか哲宗に抱かれるのを阻止し彼と一緒に寝るボンファン。 後日ソヨンを池に落とした犯人と噂があるファジンと出会いました。どうやらファジンはソヨンを恨んでいたらしく、ボンファンに対して悪態をつきます。直後やって来た哲宗は、なぜかファジンに対して「君を守る」と発言し……。 そして哲宗はボンファンに初夜に交わったと嘘を伝えます。しかし哲宗は初夜当日、宮廷を抜け出しどこかへ行ったようで……。
3〜4話のあらすじ・ネタバレ
ボンファンは突如覆面で顔を隠した人物に襲われます。刃を向けられたそのとき、キム・ビョンインという男性が現れ謎の人物の覆面を剥がすことに成功。襲ってきた男はなんと哲宗で、顔を隠したまま再びビョンインに襲い掛かります。 後日ボンファンのもとに哲宗が「昨夜は休めたか?」と訪ねてきました。その際に“何か”が入った茶を飲みそうになります。哲宗の不審な行動に気がつき「愛情表現として代わりに飲んで」と茶を渡すボンファン。 哲宗は平然と茶を飲み、突然ボンファンにキスをしました。意識が朦朧とするボンファンですが、かんざしを哲宗の首元に当て、「私を殺そうとした理由は1つ。お前が私よりも弱いからだ!」と言い放ちます。 そんな強気なセリフを放たれた哲宗は逃亡。なんとか難を逃れたボンファンですが、哲宗が自分の命を狙っていることに恐怖を覚えます。 その後大王大妃によって哲宗は拘束され、彼の仲間であるファジンはボンファンに冷たい視線を送り……。
5〜6話のあらすじ・ネタバレ
ボンファンは死刑宣告を受けた哲宗とファジンを救うために、池に落ちたのは自殺しようとしていたからと供述します。これはボンファンが宮廷で惚れたファジンに格好良いところを見せるためでしたが、大王大妃はこれに対して激怒。 迫力に圧倒されたボンファンは気を失ってしまいます。そんなボンファンをビョンインは抱え、彼女に関する話をしてなんとかその場をおさめることに成功したのです。 その日は大量の雨が降っていました。池に水が溜まりもう1度現代に戻ろうと試みるボンファン。そこへ哲宗が現れ今まであったことを謝りますが、ボンファンは「消えろ」と伝えその場を離れます。明け方世話になった女官たちにこっそりと別れを告げ、池に飛び込んでしまいました。 一方哲宗はボンファンのことが忘れられず、もう1度池へ向かいます。そこでボンファンのかんざしを見つけ、気を失う直前の彼女を池の中から救い出しました。ボンファンは哲宗の熱意に負け、ひとまず仲直りすることを決めます。 現代に戻ることを諦めつつ、ようやく朝鮮時代で幸せに暮らそうとしていたボンファンですが、突然倒れてしまい……。
7〜8話のあらすじ・ネタバレ
朝鮮時代のボンファンが倒れる前、現代のボンファンは植物状態となり入院していました。 そしてボンファンが倒れたとき、見舞いにやってきた同僚ハン・シルジャンによって呼吸器を外されたのです。その結果、ボンファンは一時的に現代に帰ってきて、医師の救命措置によって一命を取り留めました。 その後ボンファンは再びソヨンの体に入り込みます。しかし体の中にあるソヨンの意識が少しずつ回復していました。そして哲宗は自分が戦うべき王宮内の勢力を見定めており、そこへボンファンが目を覚ましたという報告が入ります。 哲宗はボンファンの見舞いに向かいますが、本当の目的はソヨンの父キム・ムングンの屋敷から裏帳簿をみつけること。その夜哲宗は作戦を実行しボンファンがいる部屋へ向かいました。そこで覆面姿の男性と出会い、熾烈な戦いを繰り広げます。 部屋の前の物音に気がついたボンファンは哲宗を助けるべく花瓶を投げますが、哲宗に命中。謎の男性は立ち去り、そこへビョンインがやってきて……。
9〜10話のあらすじ・ネタバレ
哲宗はビョンインに悟られないように、ボンファンにキスします。どうやらソヨンの意識が強く出始めているらしく、熱いキスを交わす2人。なんとかビョンインを撒き、ボンファンは哲宗に気絶させられます。彼はボンファンをベッドへ寝かし、裏帳簿を探しますが結局見つかりませんでした。 哲宗は昨夜自分を襲ってきた者の正体がキム・ジャグンという男の手下だと断定します。そしてその男も裏帳簿を探しているだろうと思い、今夜が最後のチャンスだと考えました。 その夜ムングンの屋敷の庭の井戸に裏帳簿があることを突き止めます。しかし過去のトラウマから哲宗は井戸の中で気を失ってしまいました。そんな彼をボンファンは救い出し……。 ボンファンは「父・ムングンが子供時代の哲宗を井戸に閉じ込め殺そうとした」というソヨンの記憶を知ります。さらに裏帳簿が見つけられなかった哲宗は、ムングンに見張りをつけることに。 ちなみに裏帳簿はたまたまムングンの屋敷の庭を訪ねたファジンが持ち出しており……。
11〜12話のあらすじ・ネタバレ
ムングンの裏帳簿を手にしたファジンは、キム家失脚のために大妃に情報を提供します。後日宴が開催されるということで、ボンファンはポップコーンを作ることに。 しかしその際にシルジャンに似た男性が怪しい行動をしているのを見かけて追いかけます。結局逃げられ、さらにポップコーンをぶちまけて大妃に怒られる始末。 一方宴会場では多くの芸が行われていました。そこへ大王大妃が現れ、哲宗とビョンインが戦うのが見たいと言います。1度は断った哲宗ですが、大人しく扇の勝負をすることに。お互い互角の戦いを繰り広げ、最終的に哲宗が勝利します。 そのころ料理場では、とある事件が起きていました。なんと食材が腐っていたり減っていたり、さらに毒物が混入しており何人かが体調を崩していたのです。ボンファンは事件解決のため、シルジャンに似た男の後を部下に追わせます。 一方哲宗はキム・ジャグン訓練大将によって脅され、追い込まれていました。そして宴の最後のイベントである五穀豊穣の儀式を行うため哲宗は祈りを行いますが、突如祭壇が爆発し……。
13〜14話のあらすじ・ネタバレ
爆発に巻き込まれ、血だらけになっている哲宗のもとへ駆けつけようとするボンファンですが、周りの人に危険だからと制止されます。後日意識が戻った哲宗ですが、聴覚に異常をきたしていました。 そのことに深く悲しむボンファンは、真実を知るためにもう1度池へ飛び込みついにソヨンと対面します。そこでソヨンが王の子を産むための存在であること、父親に利用されたことを知り……。 一方大王大妃とジャグンはムングンの裏帳簿を見つけ、ボンファンがキム家に対して謀反を起こしたと思い込み毒殺の計画を練ります。 そして大王大妃から食事の誘いを受けたボンファンは出された飲み物を口にしますが、子供女官タミャンがボンファンに石を投げたため、毒殺は失敗に終わりました。その後哲宗はボンファンに、王宮内の者から命を狙われていることを伝えます。 後日タミャンは大臣たちによって「大妃に石を投げた罪」で裁かれ死刑を宣告されました。哲宗は必死に庇いますが、結局タミャンの死刑が執行されます。
15〜16話のあらすじ・ネタバレ
亡くなったと思われたタミャンですがその手はまだ温かく、駆け付けたボンファンは事情を聞きます。どうやら哲宗は毒ではなく睡眠薬を入れたらしく、タミャンは眠っていただけだったのです。さらに哲宗はタミャンが王宮の外で暮らせるよう手配しているとのこと。 そしてボンファンは、大王大妃やジャグンらに復讐することを誓います。まず大王大妃には復讐することを遠回しに伝え、大妃には「私が1番狂っているから気を付けろ」と脅しました。さらにファジンに対してはとある行動で恐怖心を煽り、自分の方が善人だと言い放ったのです。 しかし毒殺事件を知ったムングンは、ボンファンに大妃の座を降りることを命令。対してボンファンは「やられっぱなしのままではダメだ」と言い返し、ムングンを安心させます。そしてボンファンの活躍で、王宮内で悪事を働く者たちを追い出すことに成功。 さらに現代の武具の扱いを活かして哲宗と共に執筆した兵書が完成します。軌道に乗り始めた2人ですが、なんとボンファンが懐妊していることが明らかになり……。
17〜18話のあらすじ・ネタバレ
医師から懐妊していることを告げられた哲宗は声を上げて喜びます。しかし体は女性、中身は男性のボンファンは「アイデンティティの消滅」と混乱し、さらにはムングンからはお祝いされる始末。 そして王宮内ではボンファンの子は王の子ではないという噂が広まっており、哲宗とボンファンは噂の帳消しを行います。 一方ビョンインは大王大妃に「ボンファンを始末する」と命令されました。このことを伝えられた哲宗は、ボンファンと子を守るために民乱の制圧に向かいます。 そして人里離れた山で哲宗を待っていたのは、ソヨンを守るために哲宗を排除しようとするビョンインでした。多くの家臣を連れたビョンインに殺されかけた哲宗は、自ら崖から飛び降ります。 哲宗の訃報を聞いたボンファンですが、遺体を確認すると哲宗ではないことに気がつきました。そして本物の哲宗がまだ生きていることを祈り、家臣を連れて目的の崖へと向かいます。しかしそこにはビョンインの姿があり……。
19〜20話のあらすじ・ネタバレ
ビョンインによって崖の端まで追い込まれ、首を掴まれるボンファン。そしてビョンインは「お前の中にいるのは誰だ」と正体を聞き出します。 ボンファンはありのままを話し、まだ体の中にソヨンがいることを伝えました。そしてビョンインはボンファンを守ることを誓い、後を追ってきた兵たちに対して自らの命を犠牲にして立ち向かうのでした。 生き延びたボンファンは、山中で哲宗と再会。山中にいた軍のもとへひっそりと向かい、夜を明かします。翌日、軍の頭が2人のもとへやってきますが、なんとその男はタミャンの父親だったのです。そして即位式に間に合わせるよう、一行は王宮へと向かうのでした。 王宮では兵が待ち構えており、哲宗は戦いの中で重傷を負います。そしてボンファンが彼の手を握った瞬間、なんとソヨンの意識が完全に回復したのです。なんとか兵を追い払い、即位式に向かったソヨンと哲宗は大王大妃と大妃の悪事をばら撒き、幽閉することに成功。 一方現代に帰ったボンファンは、歴史書で哲宗の活躍を知り安堵します。そして監視カメラによってボンファンの無罪が証明され、彼を罠にハメた同僚・ジルジャンは逮捕されました。
「哲仁王后(チョルインワンフ)」のキャスト
キム・ソヨン役/シン・ヘソン
キム・ソヨンは哲宗の妻で、彼と出会ったときに恋をして結ばれました。しかしそれはソヨンが望んでいた愛のある結婚ではなく、政略結婚だったことを知り絶望してしまいます。そんな中池に落下し、現代のシェフチャン・ボンファンの魂が体に宿り……。 そんなキム・ソヨンを演じたのはシン・へソンです。『ただ一つの愛』(2019年)では苦労する天才バレリーナのイ・ヨンソを熱演し、2019年KBS演技大賞で最優秀賞と、同じく主演のキム・ミョンスと一緒にベストカップル賞を受賞しました。 その他『30だけど17です』や『彼女はキレイだった』などのドラマに出演しており、コミカルな役柄を多く演じていることでも有名です。
哲宗(チョルジョン)役/キム・ジョンヒョン
哲宗は第25代朝鮮王。兄弟が殺され、その日のうちに王になったため「何もできない役立たず」というレッテルが貼られています。 しかし裏では王としての立場を守るため、日々改革の計画を立てており……。ソヨンとは夫婦関係ですが、とある理由から距離をおいています。 そんな哲宗を演じたのは、『超人』(2015年)でデビューした俳優キム・ジョンヒョン。『愛の不時着』のク・スンジュン役で一躍注目を浴びました。
チャン・ボンファン役/チェ・ジニョク
チャン・ボンファンは大統領府に勤めるシェフ。その自信満々な性格と生い立ちから同僚に妬まれ、自分が作った魚料理の中に釣り針を入れられます。 それに気づくことができなかったボンファンは警察に追われ、不慮の事故に会いソヨンの体に魂を宿しました。 チャン・ボンファンを演じたチェ・ジニョクは、『ひとまず走れ!』(2006年)で作品デビューを果たした俳優です。KBS「サバイバル・スターオーディション」(2006年)で5,000倍という高倍率の中から選ばれ、一気に有名になりました。
モデルとなった哲仁王后はどんな人?
実は本作の主人公キム・ソヨンは、哲仁王后という実在した人物がモデルになっているのです。哲仁王后は1837年に生まれ、1878年に亡くなります。そんな彼女の人生はまさに壮絶なものでした。 彼女は14歳のときに25代国王・哲宗と結婚し、哲仁王后と名乗るようになります。しかしこの結婚は政略結婚でした。さらにめでたく産まれた長男は、直後に死亡。さらに哲宗も32歳という若さで亡くなり、哲仁王后は未亡人となります。 そして彼女自身も26代国王が即位した後、41歳で亡くなりました。
舞台となった「朝鮮王朝」ってどんな時代?
本作の舞台となった「朝鮮王朝」は、1392年から1897年まで朝鮮半島に存在した封建王朝です。1897年からは「大韓帝国」となり、第二次世界大戦後の1948年からは「大韓民国」と「朝鮮民主主義人民共和国」になります。 哲宗が国王となった時代は、国王の信認を得た人物や集団が政権を独占する「勢道政治」が絶頂期を迎えていました。その影響で実際に政権を握っていたのは哲宗ではなく、当時最大勢力であった安東金氏だったのです。
韓国ドラマ「哲仁王后(チョルインワンフ)」最終回ネタバレ・全話あらすじ
『愛の不時着』(2019年)で人気を博したキム・ジョンヒョンと、『ただ1つの愛』(2019年)主演のシン・へソンが共演した「哲仁王后(チョルインワンフ)〜俺がクイーン!?~」。 重くて暗いシーンが多いですが、後半からは笑えるシーンもたくさんあります。悲しくて面白いスキャンダル時代劇に夢中になること間違いなしです。ぜひこの機会にドラマをチェックしてみてくださいね。