【ハンターハンター】パリストンの正体を解説!一体何がしたいのか?
パリストン=ヒルは、漫画・アニメ『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターです。「選挙篇」で初登場して、そのウザキャラっぷりで読者に大きなインパクトを与えました。何を考えているかいまいちわからないキャラクターでもあります。 今回はパリストンとはいったいどんなキャラクターなのか解説すると同時に、彼はいったい何がしたいのか?についても考察していきましょう。 ※この記事は2022年9月現在までの『HUNTER×HUNTER』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
パリストンのプロフィール
フルネームは「パリストン=ヒル」、見た目の年齢は若いですが、実年齢は不明です。パッと見たかぎりでは、派手なスーツを着た好青年ですが、周囲からは非常に嫌われています。性格は他人をからかうのが好きで、口が非常に達者、狡猾で隙を見せない曲者です。 ハンターとしては世界に10人もいない三ツ星(トリプル)ハンターの資格を持っています。役職はネテロが会長を辞めるまでは副会長を務めていました。しかし会長派とは対立して独自の派閥を形成しており、キメラアント篇では会長派の妨害を行っています。 周囲からは「闇側の人間」と確信を持たれていたり、良識が欠けたサイコパスと評価されている、クセのある人物です。
パリストンの念能力とは?
パリストンの念能力は現状まったく明らかにされていません。プロハンターなので何らかの念能力を持っているはずですが、自分から戦う素振りを見せたことは一度もないので、能力は不明です。 選挙篇では、「自分にはプロハンターとして力が足りない」と申告していましたが、これも信用できません。 能力が現状不明なパリストンですが、操作系ではないかという考察があります。理由としては、まずパリストンの性格です。 『HUNTER×HUNTER』の古参キャラ・ヒソカが考えた「オーラ別性格診断」によれば、操作系能力者は「理屈屋・マイペース」であり、話術で周囲を自分のペースに巻き込むパリストンに合っています。 この性格診断は血液型占いなどと同じで根拠のない診断なのでそこまで信用できませんが、今まで出てきた操作系能力者「イルミ」や「シャルナーク」はパリストンと同じく頭脳派キャラが多いです。 また、パリストンは5000体のキメラアントを保有しており、これを運用するつもりなら、操作能力が必要になります。若くして大きな派閥を持っている理由も、操作系の能力者なら納得できる話です。 操作能力を使っていなくても、プロハンターたちを話術だけで翻弄するパリストンはまさに「操作系」といった雰囲気のキャラクターと言えますね。
パリストンの強さや実力
パリストンはネテロ会長がプロハンターの中から選抜した「十二支ん」のメンバーであったことから、ハンターとしてもかなり高水準の実力・強さがあると考えられます。ただし先ほど紹介した通り自分で自分を弱いと言ってますし、本当に操作系能力者だったとしたら、殴り合いではあまり強くないのかもしれません。 パリストンの強さで注目すべき点は、やはり頭の良さと何をしてくるかわからない底知れなさでしょう。どんな物事も楽しむ姿勢で臨むことから、その点だけは「ネテロの意志を継いでいる」とジンから評価されました。 ネテロ会長が実力を認めた人物で、トリプルハンターの資格を持っているので、ハンターとして多くの功績を残し、優秀な存在であることは確かです。
パリストンの正体とは?
野心家であると言われているパリストンですが、現状ではどんな野望を持っているのかは不明です。自分の派閥を作り、会長派に妨害工作を何度も行っていたことだけがわかっていますが、他にも黒い噂は絶えません。 ネテロ会長は自分が苦手とするタイプをあえて側におきたくて、パリストンを副会長に指名したと本編では明かされています。ネテロ会長の任務を妨害するパリストンの動きは、自分がハンター協会の会長になりたいがための行動に見えますね。 しかし選挙篇では自身の読み通り会長になったにも関わらず、すぐに会長を辞退しています。その後「もっと会長と遊びたかった」と本心で言っているようだったので、野心で動いているわけではなかったようです。 何か大いなる目的があるのか、自分が楽しみたいだけなのか、パリストンのこれからの動きに注目したいですね。
強制二択の意図とは
パリストンは東ゴルトーで5000体のキメラアントを回収し、その戦力を協会がビヨンドの挑発に応じたら世界中に、応じなければハンター協会に送り込む「強制二択」を迫るだろうとジンは予測しました。この意図はなんだったのでしょうか? パリストンはネテロ会長が死亡してから、自分を楽しませる相手を探しているようでした。そこでハンター協会を試したのではないかと考察できます。強制二択を協会に迫り、選択がどちらに転んでも面白い結果になる、楽しめそうな相手が得られると踏んだのでしょう。 ジンは強制二択を阻止するためにパリストンの元へ足を運んだものと考えられます。面白い相手が自分から飛び込んできたので、キメラアントの投入は一旦中止されたのではないでしょうか。 出番のなくなった5000体のキメラアントですが、見せ札だけで終わってはもったいない伏線なので、なんらかの形で今後登場するかもしれませんね。
会長選挙をかき乱した意図とは
キメラアント篇でネテロ会長が死亡し、次の会長を決めるための騒動が始まります。これが「選挙篇」です。選挙篇でパリストンは周囲の人間を引っ掻き回し、プロハンターからも死人が多数出る大騒ぎとなりました。 彼の狙いとはなんだったのでしょうか?まず、会長になることではありません。先ほど述べた通りパリストンは会長になった途端チードルに会長職を丸投げしました。 選挙で自らも立候補したり、妨害工作を行ったのは、自分が楽しむため、ジンたちを困らせるためと考えられます。「ネテロがいた協会は楽しかった」といった風のセリフをこぼしたり、ネテロ会長は騒がしいイベントが好きだったことから、会長の弔いの意味もあったかもしれません。 パリストンは自分が楽しむことを第一にする性格のため、選挙篇での行動は自分が楽しむためのゲーム感覚だった可能性が高いです。
ジンとの関係とは?
パリストンとジンは「会長選挙」や「強制二択」で頭脳戦を繰り広げました。パリストンは楽しめる相手としてたびたびジンに突っかかっています。 ジンはパリストンと自分を「似たもの同士」と評価していますが、性格の面で噛み合わないと見ています。ジンとパリストンは自分が楽しむことを目的としている点で共通していますが、パリストンは周囲を破滅に追い込む危険人物だからです。 ジンも自分の興味のために周囲を巻き込みますが、それがプラスに働くことも多く、ジンを尊敬する人物も多数存在します。一方パリストンは自分が楽しむために周囲を巻き込み、破滅をもたらすとして「完全アウト」とジンに評価されました。 「人に憎まれると幸せを感じて、愛しいものは傷つけたくなる」とパリストンは自らを評価しています。非常に傍迷惑なヤツですね。そんなサイコパスなパリストンですが頭脳面で叶う相手がジンくらいしかいないので、選挙終了後も2人の腹の探り合いは続いています。
パリストンの内通者
暗黒大陸篇で、パリストンの内通者が十二支んにいることが判明します。その内通者は「サイユウ」でした。読者としては選挙篇で初登場し、そこまで掘り下げされていないサイユウが内通者と言われても「だから……?」という感じなので、今後何か驚きの展開があるのかもしれません。 サイユウとしては不本意な行動で、裏切る事情があるとか、なにかもう一捻りしてくるかもしれませんね。パリストンもビヨンドの探検隊のメンバーとして参加しているので、今後の動向に注目です。
パリストンの今後は?
選挙篇が終わった後のパリストンは、ビヨンド=ネテロの探検隊に参加しています。表立って動いていませんが、ビヨンドVSハンター協会の状況を楽しんでいるのかもしれません。 念能力を持つ5000体のキメラアントを保有しているという伏線もあるので、今後なにかとんでもないことをやらかす可能性は高いです。 ただし現在連載している「継承戦」がまだ終わりそうにないので、出番はかなり後になると考えられます。裏で暗躍していると思われるので、再登場に期待しましょう。
パリストンの声優は高橋広樹
お稽古をしてきました
— 高橋 広樹 (@H_I_R_O_K_I____) April 27, 2022
後輩たち可愛くてしかたがない
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パリストンを演じているのは声優・俳優の高橋広樹です。歌も上手で、歌手としても活動しています。 低音ボイスから若い青年の声まで幅広い演技ができるのが特徴です。『HUNTER×HUNTER』のパリストン役では、見た目は若い好青年でありつつも、えげつない性格のパリストンの演じ分けを見事にこなしました。 また、1999年に放送されたハンターハンターの旧アニメ版ではヒソカを演じています。曲者という点で共通していますね。
パリストンはいまだに謎の多すぎるキャラクター!
今回は、『HUNTER×HUNTER』のキャラクター・パリストンを解説しました。パリストンは念能力も目的も、いまだに謎に包まれた人物です。暗黒大陸篇で彼の謎の一端が明かされるかもしれないので、彼の再登場に注目しましょう!