韓国ドラマ「ホンチョンギ」の全話あらすじ・ネタバレと感想!最終回の結末は?
「ホンチョンギ」の基本情報
原題 | 『홍천기』 |
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話数 | 全16話 |
放送期間 | 2021年8月30日〜10月26日 |
放送時間 | 毎週月・火 22:00〜 |
放送局 | SBS |
本作は、「成均館スキャンダル」や『太陽を抱く月』を執筆したチョン・ウングォルが執筆した、同名のベストセラー小説を原作としています。 また脚本を担当したのは「恋愛体質」で知られるハ・ウン作家で、演出は『星から来たあなた』のチャン・テユが担当しています。
「ホンチョンギ」口コミ・感想
ファンタジー感たっぷりの史劇!CG満載だけどキャストの演技力のおかげで陳腐さはありません。アン・ヒョソプの目の見えない演技も素晴らしいし、キム・ユジョンの存在感もすごかったです。魔王化した姿はちょっと衝撃的だけど、主演の2人だけでも目の保養で癒されます!
15話の冒頭で泣き崩れるアン・ヒョソプの演技に思わずもらい泣き!クァク・シヤンが悪役っていうのも良かった。『美男堂の事件手帳』のキャラとはまるで別人!個人的にはもう少しヤンミョン大君とチュヒャン大君の対決も重視してほしかったかな。
30秒でわかるあらすじ
本作は運命に翻弄された男女のファンタジーロマンスです。 先王によって封印された魔王の呪いによって盲目で生まれたホン・チョンギ。そして同じ日に生まれたハ・ラム。幼い頃に出会い惹かれ合った2人でしたが、再び解き放たれた魔王によって数奇な運命をたどることになります。魔王はラムの体内に封印され、魔王の目だけがチョンギの中へ。 それから9年の月日が経ち、ホン・チョンギは、父親の才能を受け継ぎ有能な絵師に成長します。一方ハ・ラムは、自分の人生を壊した王族へ復讐を企てていました。そんなある日、偶然再会したラムとチョンギでしたが……。
「ホンチョンギ」のメインキャスト
ハ・ラム役/アン・ヒョソプ
ハ・ラムは空と星座を読む仕事に従事する役人です。王に目をかけられていますが、幼少期に起こった出来事によって王族に対し復讐心を抱いています。その出来事とは体に魔王を封印され、視力と家族を失ったこと。そのため情報組織の首長として秘密裏に活動しています。
ホン・チョンギ役/キム・ユジョン
ホン・チョンギは父の才能を受け継ぎ、優れた絵師として生きる女性です。魔王の呪いによって盲目で生まれましたが、ハ・ラムに入り込んだ魔王の目を託され、見えるようになりました。 成長したチョンギは、精神を病んでしまった父のため、薬代を稼ぎます。
ヤンミョン大君(イ・ユル)役/コンミョン
第3王子であるヤンミョン大君。芸術を愛し、チョンギの絵を見てその才能にほれ込みました。そして次第に彼女のことが好きになってしまいます。 王子という立場にありながらも、自由かつ楽天的に生きるユニークな人物です。
チュヒャン大君(イ・フ)役/クァク・シヤン
チュヒャン大君は第2王子であり、兄がいる限り王にはなれません。しかし王座を手に入れるため、魔王の力を借りようと画策します。 カリスマ性はあるものの、野心が強く、目的のためには手段を選ばない人物です。
1〜2話のあらすじ・ネタバレ
先王によって封印された魔王の呪いにより、盲目で生まれたホン・チョンギ。そして時を同じくして生まれたハ・ラム。2人は9歳の時に運命的に出会い、仲良くなります。 しかし王座を狙うチュヒャン大君によって魔王が再び解き放たれ、ラムの体内に入り込んだのです。ラムは衝撃で池に転落し、またチョンギも水中に落ちてしまいます。 そこへ現れたのは神であるサムシン。サムシンは魔王をラムの体に閉じ込め、魔王の力の源である目をチョンギに移します。視力を失うラムと、目が見えるようになるチョンギ。 それから19年の月日が経ち、成長したチョンギは、父の才能を受け継ぎ評判の絵師として活躍。しかし正気を失ってしまった父のため、裏では模作を描いて薬代を稼いでいました。 一方大人になったラムは星座を読む役人として働き、ひそかに自分の視力と父を奪った王族へ復讐するため情報組織ウォルソンダンの首長を務めていました。 ある日模作のトラブルで逃げていたチョンギは、偶然ラムの輿(こし)の中に入り……。
3〜4話のあらすじ・ネタバレ
偶然にも再会した2人ですが、幼い頃出会った相手とは気づきません。チョンギに触れられ、強烈な痛みに襲われたラム。魔王が目覚め、ラムはそのまま意識を失ってしまいます。 チョンギはラムを運び、夜通し看病。目を覚ましたラムは自分を助けてくれたチョンギに名前を尋ねます。「ホン・チョンギ」という名前に加え、父親が絵描きであることも知ったラムは、あの時の少女だと確信。 その頃ラムの行方を探していたヤンミョン大君が到着し、ラムは王宮へ。その様子を見ていたのはチュヒャン大君と巫女ミスでした。チュヒャン大君は19年前、魔王を解放した時に傷を負い、治すには再度魔王と接触するしかありません。 その後ヤンミョン大君によって数年ぶりに絵画大会が開かれます。チョンギは父の薬を買うために参加しようとしますが、ウォルソンダンの副党首チョン・シェンネに捕まってしまいました。そこへラムが助けに入り……。
5〜6話のあらすじ・ネタバレ
ラムに救われ会場内に入ることができたチョンギ。ラムは観客席でヤンミョン大君、チュヒャン大君に挨拶をします。そこで耳にしたのは父の敵の声。声の主はチュヒャン大君の護衛隊長でした。 一方チョンギは見事2次予選に進みます。お題を出したのはラム。その内容を聞いたチョンギは、19年前出会った初恋の男の子が、目の前にいるラムだと気づくのです。 無事に2次試験を突破したチョンギとラムは2人きりになり、お互いが幼少期に出会った相手だと確認すると、キスを交わします。しかしその瞬間魔王が覚醒。チョンギを危険にさらしたくないラムはわざと冷たい言葉を浴びせるのでした。 翌朝の3次試験、チョンギはラムとの思い出を描き優勝します。賞金を手に入れたチョンギは、ヤンミョン大君に父の治療薬を入手してくれるよう頼みました。ところがチュヒャン大君を見たチョンギの父が「魔王!」と叫びながら筆を大君に向かって投げつけ……。
7〜8話のあらすじ・ネタバレ
チョンギは必死に謝りますが、チュヒャン大君の怒りは静まりません。父の手首が切り落とされそうになった時、ラムが助けに入ります。チョンギの賞金をチュヒャン大君に渡すことで一件落着となりました。 その夜、ラムは自分の手を汚さずにチュヒャン大君の護衛隊長を殺すことに成功します。 一方チョンギは絵を気に入った王によって、国務である図画署の画工に任命されました。昼はラムと共に古い地図を復元し、夜はヤンミョン大君と先王の肖像画を復元することになったチョンギ。 そんな中、ラムは不吉な星を読み取り、チョンギのことが心配になります。彼女に無事会えたラムでしたが、燃えた肖像画を目にした瞬間、発作が起こりました。チョンギは苦しむラムを外に連れだしますが、吹き飛ばされてしまいます。 そこへ駆け付けたヤンミョン大君がチョンギを抱き起すと、ラムの身体から黒煙とともに魔王が現れ……。
9〜10話のあらすじ・ネタバレ
魔王の出現により絶体絶命となったヤンミョン大君とチョンギ。そこへ王宮の守護神ホリョンが現れ、魔王をラムの体内に再び眠らせます。 翌日、昨夜の記憶がないと言うラムに、身体を調べ終わるまでチョンギに会うことを禁止するヤンミョン大君。チョンギに恋心を抱く大君は、彼女を危険な目に合わせたくなかったのです。 そして肖像画が魔王の封印に必要だと知ったヤンミョン大君とチョンギは、必ず肖像画を復元させることを決意。一方巫女ミスに状況を探らせていたチュヒャン大君も、肖像画が魔王に関係していることをつきとめます。 危険な任務につくチョンギを心配して指輪を送るラム。しかしその後自分の体内に魔王がいるという事実を知って驚愕します。 後日ラムは自分の中に魔王がいることをチョンギに明かし、危険が及ばないように遠く離れるよう告げました。そこへ兵を連れたヤンミョン大君が現れ……。
11〜12話のあらすじ・ネタバレ
ヤンミョン大君によって捕らえられたラムは投獄され、肖像画が完成するまで留まるように命じられました。 チョンギはラムのためにも急いで下絵を完成させます。ところが絵を確認した巫女ウォルソンは「魂がこもっていないため儀式には使えない」と判断。その原因がラムを心配しているからだと考えたヤンミョン大君は、チョンギを彼に会わせることにしました。 チョンギを気遣い王宮から離れるよう諭すラムでしたが、チョンギの意思は揺らぎません。ラムがチョンギの手を握ると2人は光に包まれ異空間へ。魔王が現れますが指輪の力で現実に戻ります。 その頃王座を狙うチュヒャン大君は、王が「ヤンミョン大君を世子に」と考えていると知り、直接不満をぶつけます。その態度に激昂した王は血を吐いて倒れてしまうのでした。 王になるため魔王が必要だと考えるチュヒャン大君はラムを釈放し、共に王宮を出ます。そのことを知ったチョンギはこっそりとラムの輿に乗り込み……。
13〜14話のあらすじ・ネタバレ
異変に気付いたチュヒャン大君は、ラムの輿に刀を差しました。とっさに刀を握り、チョンギを逃がすラム。 屋敷に到着すると、チュヒャン大君はラムに指輪を探すよう命令します。自分の身体に安全に魔王を入れることができるというその指輪が、チャンギに渡したものだと気づくラムでしたが知らないふりをするのでした。 一方王宮では封印式が始まりました。巫女ミスの呪文で一旦はチュヒャン大君に乗り移った魔王でしたが、結局またラムの体内に戻ってしまい、式は失敗。肖像画も破壊されてしまいます。 そして逃亡したラムとチョンギを追ったチュヒャン大君によって、殺されてしまうチョンギの父。号泣するチョンギの隣で、ラムも涙を流し必ず復讐すると誓うのでした。 その後も自分の力を見せつけ、ヤンミョン大君を陥れようとするチュヒャン大君。その頃ラムが届いた手紙に書いてあった場所へ向かうと、そこには倒れたはずの王が立っていて……。
15〜16話のあらすじ・ネタバレ
王から父の死の真相を聞かされたラムは、魔王がチョンギを狙うことを悟り、1人離れます。その気持ちを理解するチョンギは、再び肖像画を描くため王宮へ。 封印式にラムが現れチョンギは安堵するも、すでに魔王は彼を乗っ取っていました。チョンギから目を奪い返し、魔王は勢いを増します。失明しても必死に描き続け、ついに肖像画を完成させたチョンギ。 そして魔王を完全に封印することに成功します。意識が戻ったラムはチョンギを抱きしめ、キス。魔王の呪いが解けたチョンギの目はまた見えるようになりました。 魔王封印から5年後、ラムとチョンギは子供を授かり、幸せに暮らしていました。2人の誕生日を祝おうと世子になったヤンミョン大君が訪れますが、そこへチュヒャン大君が謀反を起こしたという知らせが。 急いで王宮へ戻るヤンミョン大君を心配するチョンギでしたが、ラムは星を読んでチュヒャン大君の死を暗示します。 そして幼い頃の約束を守るため、ラムはチョンギを桃の木の下へ連れて行き、永遠の愛を誓うのでした。
「ホンチョンギ」の監督と脚本家
監督 チャン・テユ | 『星から来たあなた』(2013) 『ハイエナ』(2020) |
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脚本 ハ・ウン | 「恋愛体質」(2019) |
本作の監督はチャン・テユ、脚本はハ・ウンが担当しています。 チャン・テユは『星から来たあなた』や『ハイエナ』などヒット作を数々手がけてきたベテラン監督。とても綿密な撮影をする人物で、キャストの新たな魅力を引き出します。そのため俳優たちからの信頼も厚く、アン・ヒョソプが本作への出演を決めたのは監督がチャン・テユだったからだそうです。 また脚本を担当したハ・ウンは恋愛心理や人間の本質を表現するのが上手い、と評判の人物。過去には『恋愛体質~30歳になれば大丈夫』の脚本を務め、心に刺さるセリフを多く生み出しました。
「ホンチョンギ」の見どころ
本作の見どころは大きく分けてキャストの演技力・映像美・ストーリーの3つです。 まずはメインキャストであるアン・ヒョソプ、キム・ユジョンの演技力の高さ。とくにキム・ユジョンの喜怒哀楽の豊かさはぜひ注目してください。また2人とも目が見えないシーンがありますが「本当に盲目なのでは?」と疑ってしまうほどリアルな演技です。 2つ目はCGを駆使した映像美。魔王や花びらの演出など、クオリティの高いCG技術に虜になってしまう人が続出しました。 そして本作は『トキメキ☆成均館スキャンダル』や『太陽を抱く月』を手がけたチョン・ウングォルが執筆したベストセラー小説をドラマ化したものです。ヒット作を生みだした実力作家の小説がベースとあって、ストーリーの面白さは折り紙付きです!
「ホンチョンギ」のモデル
本作は史実を基に創作された物語で、モデルとなった人物がいます。 まずは主人公のホン・チョンギ。彼女は実在した女性絵師でした。出生や家族に関する記録は残っていませんが、ソンヒョンという人物が書いた随筆集に「図画署で働く絶世の美人女性絵師ホン・チョンギ」という記載があります。 また王位をかけて争うことになったヤンミョン大君とチュヒャン大君にもモデルが存在し、それぞれ安平大君と首陽大君です。 ドラマでは悪役のチュヒャン大君が制裁されるストーリーですが、現実はそうはいかず、非道な首陽大君は世祖となって王位に就きました。
「ホンチョンギ」のOSTまとめ
BAEKHYUN(EXO)「Is it me?(나인가요)」
Solar(MAMAMOO)「Always, be with you(나는 그대고 그대는 나였다)」
Yang Dail(양다일)「YOU & I(그대와 나)」
AILEE(에일리)「When your tears wet my eyes(너의 눈물이 나의 눈을 적실 때)」
Punch「As it was a lie(거짓말처럼)」
ロマンス史劇「ホンチョンギ」のあらすじ・ネタバレまとめ!
ファンタジーロマンス史劇「ホンチョンギ」のあらすじを詳しく紹介しました。 ストーリーの面白さもさることながら、アン・ヒョソプとキム・ユジョンの主演2人のケミは素晴らしく、見どころが多い作品です。ぜひ本編を視聴してみてくださいね!