韓国ドラマ「Ｗ 君と僕の世界」の全話あらすじ・ネタバレ！真犯人の正体や感想も紹介

2016年MBC演技大賞にて、大賞や2016年のドラマ賞を含む7冠を達成したファンタジーラブロマンスドラマ「Ｗ 君と僕の世界」。 ここからは各話ごとのあらすじネタバレや、ストーリーの結末・真相を紹介していきます！ ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

漫画家オ・ソンムが連載する人気ウェブ漫画「W」の主人公。JNグローバルの代表で、放送局「チャンネルW」を所有する億万長者でもあります。また射撃の金メダリストです。

ミョンセ病院胸部外科に所属する2年目の研修医。母親に言われるがままに医大へ進学し、自身が優秀であることを理解しないまま過ごしています。仕事のせいで男性とデートできないことに苛立っており……。

カン・チョルの護衛であり、元格闘家。カン・チョルの親友で、最も信頼されている人物です。物静かなタイプで男らしく、基本的に苦手なことはない完璧な男性でもあります。

「W」のヒロイン。カン・チョルの幼馴染であり、現在は秘書を務めています。彼に恋心を抱いており結ばれる運命にありましたが、オ・ヨンジュが「W」のヒロインになったことで立場が危うくなり……。

韓国で人気のウェブ漫画「W」を連載しているオ・ソンムを父親に持つオ・ヨンジュ。自身は胸部外科の研修医として働いていますが、重要な仕事は任せてもらえません。 そんなある日、教授のパク・ミンスに「W」の結末を教えてくれたら手術の一部を任せると言われます。ようやく自分の実力を証明できると考えたオ・ヨンジュは、オ・ソンムのもとへ向かうことに。 しかしアシスタントから父親が行方不明になったことを聞かされます。

オ・ソンムの机に置いてあった原稿を読むオ・ヨンジュ。その瞬間、血塗れの手によって原稿の中に引きづり込まれてしまいます。そして目の前には、怪我をした主人公カン・チョルの姿が。 オ・ヨンジュは、彼の応急処置をして命を救います。その直後、現実世界へと戻されるオ・ヨンジュ。オ・ソンムに不思議な出来事について語ろうとしますが、素っ気ない態度を取られてしまいました。 再び「W」の世界に入り込み、オ・ヨンジュはカン・チョルに再会します。

オ・ソンムは「W」の結末としてカン・チョルを殺そうとしますが、自身が描いた絵が描き替えられる現象を恐ろしく感じます。その頃、カン・チョルに無理矢理キスをしたオ・ヨンジュは、現実世界に帰還します。 しかしバスの中で意識を失ったことで、再び「W」の世界にやってきてしまうオ・ヨンジュ。一方カン・チョルは、自分の人生がオ・ヨンジュによって守られていると感じます。 そして「W」の漫画には、オ・ヨンジュという新たなキャラクターが加わっていて……。

犯罪捜査専門家のソン・ヒョンソクに会いに行くカン・チョル。そこでソン・ヒョンソクに、オ・ヨンジュは自分の正体を明かす鍵になると教えられます。 一方ペントハウスで暮らしていたオ・ヨンジュは、目の前に並ぶ高級ブランド品の数々に驚いていました。どうやらカン・チョルが用意したものらしく、「W」の世界でしか感じられない幸福にうっとりするオ・ヨンジュ。 しかし彼女を良く思わないユン・ソヒによって、警察に捕らえられてしまい……。

オ・ヨンジュと出会ったことで、自分の存在に疑問を持つようになったカン・チョル。そして真実を明かすために情報を集め、ついに真相にたどり着きます。その後自分が物語の中で存在であることにショックを受けるのでした。 その瞬間、「W」の世界の時が止まります。唯一動くことができるカン・チョルは、なんと現実世界へ足を踏み入れるのでした。 そして書店に置いてあった「W」を読むと、そこには自分が物語の主人公として描かれていて……。

現実世界でオ・ヨンジュと再会するカン・チョル。その後、自分を作り上げたオ・ソンムのもとへ向かいます。しかし2人のもとに、オ・ソンムが銃撃を受けて重傷を負ったという連絡が。 その頃、カン・チョルは「W」を終わらせるために漢江へ向かっていました。そして「W」の物語では、カン・チョルが死ぬという結末を迎えていることを知るオ・ヨンジュ。 数日後、オ・ソンムが意識を取り戻します。しかし世間では「W」の結末に不満を抱く者たちが署名活動をおこなっており……。

「W」の世界にやってきたことで、オ・ヨンジュは再び警察に捕まった場面で目を覚ます。ひとまずカン・チョルの命を救うことに成功しました。 数か月後、オ・ヨンジュのもとにカン・チョルは面談にやってきます。会いたかったと話すオ・ヨンジュですが、危険を顧みずに自分を助けたことを怒るカン・チョル。 その後、オ・ヨンジュは彼に愛していることを伝えると、裏工作を行って拘置所から脱出するのでした。そして2人は、オ・ヨンジュが現実世界に戻るまで偽装結婚します。

偽装とはいえ、結婚生活に充実感を得るカン・チョル。しかしそんな彼のもとに電話がかかってきます。電話の主は、かつて自分の家族を殺した犯人からでした。 そして犯人は、カン・チョルを襲うのではなくオ・ヨンジュをターゲットにしていることを伝えます。 そんな中、オ・ヨンジュが包丁で怪我をしたことで、彼女が「W」の世界でも死ぬ可能性があることを知るカン・チョル。さらに犯人は、現実世界にも乗り込むことが可能らしく……。

現実世界に帰ってきたオ・ヨンジュは、カン・チョルを救うために無我夢中で漫画を描き上げます。その後、疲れから深い眠りについくオ・ヨンジュ。 一方オ・ソンムは、飛行機の中で真犯人の姿を見かけました。オ・ヨンジュの安全が気になった彼はすぐに帰宅し、部屋に置いてあったカン・チョルのUSBメモリの内容を確認します。 そしてカン・チョルが犯人を捕まえるというハッピーエンドで物語を終わらすことを決めるのでした。

早速「W」の続きを描こうとするオ・ソンムでしたが、突然タブレットから真犯人が姿を現します。 その後オ・ソンムの顔を奪って、顔なしの操り人形に変化させてしまうのでした。さらにテレビ局に潜入し、銃を乱射して多くの人を撃ち殺してしまいます。 一方カン・チョルと再会を果たしたオ・ヨンジュでしたが、彼に記憶がないことが発覚するのでした。直後2人のもとにテレビ局で死傷者が出たと連絡が入り、応急処置へ向かいます。

カン・チョルが怪我をし、応急処置を施すオ・ヨンジュ。しかし彼にはすでに記憶がないことがわかっているため、「W」の世界にいる意味がないと理解します。そして現実世界に戻るために、カン・チョルにキスするのでした。 オ・ヨンジュはオ・ソンムに物語を描き換えてもらうため、彼の部屋を訪れます。しかしそこで見たのは、真犯人に操られている父親の姿でした。そして「W」の世界を守るべく、もう1度本の中へ入り込みます。

カン・チョルは現実世界で「W」を読んだことを明かします。そして自分の正体をオ・ヨンジュに聞くカン・チョル。彼女が真実を明かすかどうか迷っていたところに、不思議な扉が現れます。 扉を潜った先にあったのは現実世界でした。そこでカン・チョルは自分がどのように生まれたのか、今の状況がどれほど危ういのか、そして「W」の主人公が真犯人になっていることも理解します。さらにカン・チョルの体が消えかかっており……。

オ・ヨンジュはオ・ソンムの門下生であるパク・スボンとともに、過去のストーリーを改編します。 根本から変えたあとのストーリーは、検事出身の国会議員であり悪役でもあるハン・チョルホに真犯人を殺害させるというもの。そしてその後は、ハン・チョルホを逮捕させるストーリーです。 大急ぎで新作「W」を描き上げ、完成間近になったとき奇妙な事件が起きます。それはユン・ソヒが現実世界で目撃されたというもので……。

真犯人に「W」の世界へ引き込まれてしまうオ・ヨンジュ。その後真犯人によって誘拐された彼女は、命の危機に瀕します。一方「W」のストーリーを確認したカン・チョルはすぐに「W」の世界へ入り、真犯人を銃で殺害するのでした。 しかし現実世界では、オ・ヨンジュが消え去っていたのです。真犯人が死んだことで正気に戻り、自暴自棄に陥るオ・ソンム。そんな彼をカン・チョルが説得し、「W」の世界で生きるオ・ヨンジュを救おうとしますが……。

オ・ヨンジュが意識を取り戻してから1年が経ちました。「W」の世界へ向かった彼女は、ユン・ソヒを見かけて声をかけます。 そこで衝撃の事実を知るオ・ヨンジュ。なんとカン・チョルは、1年前に殺人罪で捕まってしまったとのこと。 一方カン・チョルは拘置所で生活していました。そのとき彼の手に解錠のために必要な鍵と銃が出現します。その後車でオ・ヨンジュのもとまで逃走し、「W」の世界に閉じ込められたオ・ソンムに会いに行くのでした。

1年ぶりに父親と再会したオ・ヨンジュ。「W」をハッピーエンドに改編するために新たなストーリーを作ろうと提案しますが、完結させた場合はオ・ソンムかカン・チョルを失うことを知ります。 直後、カン・チョルはオ・ヨンジュから指輪を外します。覚悟はできていると話す彼でしたが、オ・ヨンジュは再び指輪をはめて覚悟を決めるのでした。 カン・チョルは自分の代わりに誘拐されたソ・ドユンの救出に向かいます。親友を誘拐した犯人はハン・チョルホ。激しい銃撃戦が行われる中、オ・ソンムが引き金を引く絵を描いたため、ハン・チョルホは死亡します。 黒幕であったハン・チョルホが死んでから「W」の世界では、2年の月日が経っていました。現実世界で医師として働くオ・ヨンジュのもとにやってきたのは、2つ年を取ったカン・チョルで……。

真犯人の正体は、「ハン・サンフン」です。 オ・ソンムは真犯人に顔を与えて、油断したところを殺そうと考えていました。そのために必要だったのは、「W」のストーリーの改編です。 オ・ソンムは設定資料を読み込み、今まで容疑者として使用してきたキャラクターとは別の人物を真犯人にしようとします。そして唯一候補に挙がったのが、自分自身の顔。その結果、出来上がったキャラクターが真犯人の「ハン・サンフン」だったのです。

無事エンディングを迎えた本作ですが、ラストはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、視聴者の間で意見が分かれています。 バッドエンド派曰く、作中で犠牲者が出過ぎたとのこと。犯人たちだけではなく、父親のオ・ソンムも消滅してしまったので、モヤモヤが残りましたね。 対するハッピーエンド派は、最終的にはオ・ヨンジュとカン・チョルが再会できたからとのこと。主人公組が幸せになったのは、韓国ドラマ的にはハッピーエンドですよね！

ラブロマンスドラマである「Ｗ 君と僕の世界」は、サスペンス要素も多く含まれているため多少ホラーな演出もあります。しかし怖い演出は、視聴者を恐怖のどん底に突き落としたとのこと！ その演出とは、タブレットから血だらけの手が出てきたり、オ・ソンムの顔がなくなったり……。特に第1話のタブレットから伸びた手にオ・ヨンジュが引きずり込まれるシーンは、ロマンスドラマと思って観始めた人を驚かせたとか。 そして第9話から第12話までは、顔のないオ・ソンムが登場するので、ホラーが苦手な人は注意です！

ファンタジーラブロマンスだけではなく、サスペンスホラーな要素も前面に押し出した韓国ドラマ「Ｗ 君と僕の世界」。 もちろんホラー展開だけではなく、幻想的なロマンスストーリーも楽しめるので、気になった人はぜひ！