2023年12月27日更新

『進撃の巨人』オカピの巨人を徹底考察!正体は豚??【オカピは知らない……】

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『進撃の巨人』で突如最終決戦で登場したオカピの巨人。オカピなのか豚なのか、緊迫した場面にも関わらず繰り広げられるミカサとアニのシュールなやり取りにじわじわ笑いのツボを押された人も多いでしょう。 物語は完結し、そして残されたのがオカピの巨人って何……?という疑問です。本記事ではオカピの巨人について正体などを徹底考察していきます! ※この記事は『進撃の巨人』の重要なネタバレを含みます。

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オカピの巨人登場シーンを振り返る

オカピの巨人は135話で登場しました。このときアルミンは始祖の巨人となったエレンの身体のうえで、超大型巨人に変身しようとしていましたが、その直後、背後から現れたオカピの巨人に丸呑みされてさらわれることに。 ミカサ、アニ、コニーがファルコの顎の巨人の背中に乗って、上空からアルミンをさらった巨人を探します。そして136話、該当巨人を見つけたミカサはその姿を仲間に伝えようとしますがうまい言葉が見つからず、アニには「真面目にやって」と怒られる始末。 その横でコニーが指さした先にいたのがオカピの巨人です。姿を見たアニは「あれはオカピでしょ!」と言うと、ミカサは「オカピは知らない!」と返します。 オカピを知らないミカサのために、アニは「豚」と言い直すのですが、結局ミカサは巨人に追いつくと「とまれオカピ!」と激昂。オカピをめぐるアニとミカサのすれ違いコントなやりとりとシリアスな局面のギャップが読者をざわつかせたのです。

オカピの巨人の正体を考察

【考察①】始祖ユミルが逃した豚説

豚で思い出すのが始祖ユミルが逃した豚です。オカピの巨人が初登場した135話の扉絵では、始祖ユミルが豚の柵を開け放す姿が意味深に描かれていて、オカピと呼ばれている巨人が豚に関連することを示唆しているとも考えられます。 オカピの巨人に囚われたアルミンは始祖ユミルが生きる「道」へと誘われました。因縁の豚がアルミンを始祖ユミルのもとへ導いたとも捉えられますが、豚が巨人化するための条件などが分からないのでこの線は薄そうです。

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【考察②】104期訓練兵団・ユミル説

104期生のユミルは「顎の巨人」を持っていたエレンたちの同期です。偶然能力を手にしてしまったユミルは、のちにマーレに渡り、自分が捕食してしまったマルセル・ガリアードの弟・ポルコに自ら捕食されて死亡しています。 最終決戦では歴代の継承者の1人として再登場したユミル。「道」でのジークの呼びかけに呼応して、エレン討伐のための協力者となってくれました。そういった立ち位置のため104期生ユミルはオカピとは無関係と言えるでしょう。

【考察③】獣の巨人の継承者・トム・クサヴァー説

動物の巨人かつ無垢の巨人ではないという点から、オカピの巨人の正体として最も可能性が高いのは獣の巨人の歴代継承者でしょう。歴代継承者は作中にトム・クサヴァーしか登場していませんが、彼は羊の巨人でした。 そのためオカピはクサヴァーではありません。ただ、獣の巨人は継承者によって動物の種類が異なるので、クサヴァーより前の歴代継承者のなかにオカピの巨人になる者がいたとしても不思議ではありません。

オカピの巨人のモデル

オカピ

オカピは20世紀に入ってからアフリカで発見された動物で「世界三大珍獣」の1つに数えられます。全体的には馬に似ていて、お尻や四肢にシマウマのような縞模様があるキリン科の動物です。 オカピの特徴は耳まで届く長い舌を持っている点。これはオカピの巨人にも共通しており、オカピの巨人はアルミンを舌でぐるぐる巻にしてさらっていきました。 また、オスのオカピは耳の近くに2本の角を持ちます。オカピの巨人も角らしきコブが描かれているので、オカピの巨人となった人物はもともと男性だったのでしょう。オカピの縞模様はカモフラージュ用と言われています。オカピの巨人も現役時代は索敵などを得意としていたのかもしれません。

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『進撃の巨人』ラスト3話でのオカピの衝撃が忘れられない

『進撃の巨人』らしいシュールな笑いを提供してくれたオカピの巨人は、最後まで謎に包まれたまま物語は幕を閉じました。オカピの巨人ってなに?という人はぜひ『進撃の巨人』を読み返して確認してみてくださいね!