2026年9月17日更新

獣の巨人の正体や能力とは?歴代継承者や名場面とともに解説【進撃の巨人】

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進撃の巨人 獣の巨人 リヴァイ

獣の巨人はウォール・ローゼ内に巨人を率いて大混乱を生み出した、まるで猿のような姿の巨人です。『進撃の巨人』を語るうえで欠かせないこの獣の巨人について、この記事で徹底解説! その正体や歴代継承者、強さ、名場面などを簡潔にまとめました。『進撃の巨人』はすでに完結済みですが、改めて獣の巨人とは何だったのか、振り返ってみましょう。 ※この記事は『進撃の巨人』の重要なネタバレを含みます。

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獣の巨人の基本情報・特徴【進撃の巨人】

コミック初登場巻 8巻34話
アニメ初登場話 26話(season2の1話)
体長 17m級

8巻ラストで小さく登場し、9巻から本格的に登場したのがオランウータンのような姿をした「獣の巨人」です。身体は猿のような茶色い体毛で覆われており、腕が異様に長いのが特徴。戦闘時はその長い腕を生かして、遠距離からの投擲攻撃を仕掛けます。 獣の巨人の能力は始祖ユミルから分かれた「九つの巨人」のうちの1つで、巨人大戦をきっかけに他の6つの巨人とともにマーレ管理下に置かれてきました。エレンたちの前に現れた獣の巨人は、人間のように流暢に喋り、他の巨人を操るという異質さで壁内の者たちに絶望を与えます。

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獣の巨人はなぜ猿の姿なのか?継承者によって姿が変わる

獣の巨人といえば猿を思わせる姿が強く印象に残りますが、この見た目は「獣の巨人」という力そのものに固定されたものではありません。作中では、継承者が替わると表れる動物の姿も変わることが明かされています。 実際、ジークの前の継承者であるトム・クサヴァーが巨人化したときの姿は羊のような外見でした。つまり猿の姿はジークが継承したことで生まれたもので、九つの巨人のなかでも獣の巨人だけが持つ特異な性質といえます。 なぜ継承者ごとに姿が変わるのか、その仕組みについて明確な答えは作中で語られていません。ただ、巨人の姿が継承者の内面や資質を映し出すように描かれてきたことを踏まえると、獣の巨人の外見の違いもまた継承者その人を表すものと読み取ることができそうです。

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獣の巨人の正体と歴代継承者!クサヴァーからジークに受け継がれた経緯は?

獣の巨人は「九つの巨人」のひとつとして、時代ごとに継承者を替えながら受け継がれてきました。作中で継承者としてはっきり名前が明かされているのは、巨人研究者のトム・クサヴァーと、そのあとを継いだジーク・イェーガーのふたりです。 まずは継承の流れを年代とあわせて整理しておきましょう。それぞれの人物像については、このあと順番に見ていきます。

九つの巨人の源流 ユミル・フリッツ
828年〜841年 トム・クサヴァー
841年〜 ジーク・イェーガー

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トム・クサヴァー

ジークの1代前の継承者が巨人研究者、トム・クサヴァーです。トムも「マーレの戦士」として獣の巨人を継承していますが、彼は戦場に立つことを求められない研究目的の非戦闘員でした。羊を思わせるその巨人の姿もまた、戦いから遠いところにいた彼の立場を映すようです。 エルディア人ながらマーレの妻を持ち子供をもうけたことが原因で彼の妻子は無理心中。この後悔と罪の意識から、トムは「ユミルの呪い」で死ぬことを「贅沢な自殺」として待ち望み、任期満了直前に我が子のようにかわいがったジークに捕食されて死亡します。

ジーク・イェーガー

進撃の巨人 ジーク
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

トムの次の後継者が、エレン・イェーガーの異母兄であるジーク・イェーガーです。フリッツ王家の血を引くジークは、自分の脊髄液を飲ませることでエルディア人を無垢の巨人化させ操る能力を持ちます。 父と慕っていたトムと「エルディア人を苦しみから解放する」ことを約束したジークは、やがて「エルディア人安楽死計画」へと行き着くことに。彼の真の目的は、始祖の巨人の能力を使って、エルディア人の身体を子供が産めないように変えて一族を緩やかに滅ぼすことだったのです。 作中では人類最強のリヴァイ兵長と深い因縁がありました。始祖の巨人となったエレンに取り込まれたジークは、最後に自らの意思でリヴァイにとどめを刺してもらいます。

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コルトには継承されず?

ジークは任期満了が近づいていたため、戦士候補生、コルト・グライスが獣の巨人を継承することが内定していました。コルトは候補生ファルコの兄です。 ファルコは運悪く、ジークの脊髄液入りワインを口にしていました。それを知ったコルトはジークに「叫び」をやめるよう懇願しますが叶わず……。コルトは自分が死ぬことを覚悟したうえで弟を抱きしめ続けた結果、ファルコ巨人化の際の爆発に巻き込まれて死亡しました。

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獣の巨人(ジーク)の声優は子安武人

アニメで獣の巨人ことジーク・イェーガーを演じているのは子安武人です。低く落ち着いた声のまま淡々と人語を操る芝居が、巨人でありながら理性を持つという獣の巨人の不気味さを際立たせています。 子安武人は『銀魂』の高杉晋助や『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOなど、存在感のある強敵役を数多く演じてきたベテラン。敵でありながら思想と情を併せ持つジークの複雑さは、こうした積み重ねがあってこそ表現できる役どころといえるでしょう。 なお、少年時代のジークを演じたのは山下大輝。同じ人物でありながら、親の期待に応えられず追い詰められていく子ども時代の芝居が、のちのジークの選択に説得力を与えています。

獣の巨人の能力と強さ!投石の威力は殺人的

他の巨人にはない投擲攻撃をメインとした遠距離攻撃は唯一無二の強みであり、巨人を倒す方法が接近して頚を切るという方法に限られている以上、獣の巨人の強さは「九つの巨人」でも上位といえるでしょう。 また、ジークは王家の血を引いているうえ高い知性も備えており、他の巨人との戦いとは違う戦い方を強いられる点も、敵にとっては大きな脅威となります。

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投石能力

17m級の巨体で粉砕した岩を握って投げるだけで、人間はもちろん家も無垢の巨人もいくつもの砲弾を浴びたようにボロボロになります。獣の巨人が砂利のように掴んだ巨大な岩が豪速球で飛んでくるので、人間には当然為す術もありません。 その投擲能力は艦隊や飛行船も砕く威力を持っており、もはや彼は生きる大砲といえます。

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巨人化させる能力

ユミルの民=エルディア人を巨人化させる能力は、王家の血を引くジークだからこそ使えるものです。ジークの脊髄液を少しでも摂取すると、そのエルディア人には巨人の力の送り先となる「座標」が書き込まれるとのこと。 あとはジークが「叫び」で命令をすれば、その座標へと巨人の力が送られて、例外なく対象は巨人化します。

人間の言葉を話す能力

ジークの操る獣の巨人は、完全な人語を話します。獣の巨人が作中で初めて言葉を発したのは「その武器は何て言うんですか?」というセリフでした。このシーンの怖さは異質でしたね。 会話ができれば、相手に揺さぶりをかけたり心理的な隙を作り出したりすることもできます。その分、敵にとっては厄介な存在となるでしょう。

獣の巨人の名シーン・名場面!リヴァイとの激闘は激アツ

ここからは、獣の巨人が物語を大きく動かした場面を振り返っていきます。初めて姿を見せたミケとの対峙から、人類最強のリヴァイとの激闘まで、原作コミックスとアニメの該当話数もあわせて見ていきましょう。 知性を持つ巨人ならではの不気味さと、投擲がもたらす圧倒的な破壊力。獣の巨人という存在の恐ろしさが凝縮された場面ばかりです。

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獣の巨人の初登場シーン【コミックス8巻・アニメ26話】

最初に獣の巨人と対峙することになったのは、調査兵団No.2のミケ・ザカリアスでした。この回は普通に人間のように振る舞う巨人の怖さや不気味さが浮き彫りとなった回です。 絶望的な状況でもミケは「戦い続ける限りはまだ負けてない」と己を奮い立たせました。獣の巨人がそれを見て心動かされる……ということはもちろんなく、ジークはミケへの用が済むと「あ、動いていいよ」と無垢の巨人に命令。ミケはあっけなく捕食されました。

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リヴァイとの激闘【コミックス20巻・アニメ54話】

リヴァイとの初戦はシガンシナ区での戦いです。エルヴィン団長をはじめとした仲間の決死の囮のおかげで獣の巨人に近づけたリヴァイは、目にも止まらぬ速さで奇襲をかけます。 腕、両目、足と次々斬って獣の巨人の動きを完全に封じると、リヴァイはそのまま猛攻の末にジークを引き剥がしました。 獣の巨人の破壊力vs人類最強の裏には、リヴァイとエルヴィンとの間で交わされた「獣の巨人は俺が仕留める」という約束もあり、作中屈指の熱いシーンとなっています。

獣の巨人の最後は?アニメでどこまで描かれたのか

獣の巨人の力は、継承者であるジークの死とともに歴史から姿を消します。始祖の力を得たエレンの内側に取り込まれたジークは、最終的に自らリヴァイの前に姿を現し、その刃で首を落とされるという最期を迎えました。長く因縁を重ねてきたふたりの決着が、そのまま獣の巨人の終わりでもあったわけです。 アニメでは、この結末を含む物語の終着点が『進撃の巨人』The Final Season完結編(後編)として2023年11月に放送されました。完結編の前編と後編を再構成した劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACKは2024年11月8日に公開。さらに2026年1月9日にはシリーズ初となるドルビーシネマ版が先行上映され、1月16日からは通常版も復活上映されました。 2026年には連載開始日にあたる9月9日が、日本記念日協会によって「進撃の巨人の日」として正式に認定されました。上映面でも2026年10月23日に劇場版「進撃の巨人」前編〜紅蓮の弓矢〜、2027年に完結編 THE LAST ATTACK が SCREEN X & 4DX & ULTRA 4DX で上映されることが決定。獣の巨人とリヴァイの因縁を劇場のスケールで追体験できる機会は、まだ残されています。

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獣の巨人の正体は『進撃の巨人』のキーキャラクターだった!

『進撃の巨人』の結末を理解するうえで欠かせないキーパーソン、ジークこそが獣の巨人の正体でした。投擲による圧倒的な破壊力、無垢の巨人を操る力、そして人語を解する知性と、獣の巨人は九つの巨人のなかでも異質な存在感を放ち続けます。 一方で、その力を振るったジークの目的や思想は決して単純ではありません。トム・クサヴァーとの約束から安楽死計画へと至る道のりも、最期にリヴァイの刃を選んだ理由も、読み返すたびに違う表情を見せてくれます。 もっと深く理解したい!という人はぜひこれを機に1巻や1話から履修し直してみるのがおすすめです。

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