2025年7月3日更新

『怪獣8号』最強の隊長・四ノ宮功が死亡…。復活の可能性をさまざまな角度から徹底考察!

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怪獣8号
@Naoya Matsumoto / SHUEISHA

『怪獣8号』の作中でも、トップレベルの強さを誇る四ノ宮功。日本防衛隊の長官を務める彼は正義感の強い武人で、カフカの措置を決定する際や怪獣9号襲撃の際は、物語のキーマンとなりました。 そこで本記事では、四ノ宮功の強さや活躍を紹介。また死亡シーンやプロフィールも詳しく解説していくので、ぜひあわせてチェックしてみてください! ※本記事には『怪獣8号』の重要なネタバレを含みます。

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『怪獣8号』四ノ宮功(しのみやいさお)のプロフィール

怪獣8号
年齢 不明
誕生日 1月8日
身長 190cm
所属 日本防衛隊
初登場 4巻33話

『怪獣8号』に登場する四ノ宮功は、日本において怪獣災害の鎮圧を担当する日本防衛隊の長官です。荘厳な雰囲気を纏った初老の人物で、妻は元々防衛隊第2部隊隊長を務めていた四ノ宮ヒカリ。防衛隊期待の新人である四ノ宮キコルは、2人の娘です。 強い正義感を持ち、娘には完璧を求める彼。しかし冷徹な規律主義なわけではなく、状況に応じて最適な判断をする柔軟性も持ちあわせていました!

アニメ版の声優は玄田哲章

玄田哲章

アニメで四ノ宮功役を演じているのは玄田哲章(げんだてっしょう)です。渋くも温かみのあるバリトンボイスが持ち味で、アーノルド・シュワルツェネッガーの本人公認吹き替え声優としても有名。 アニメでは『シティーハンター』の海坊主役や「NARUTO」の九尾役、『ONE PIECE』のカイドウ役などを担当しています。『マツコの知らない世界』のナレーションも担当しており、アニメファンじゃなくともその声を一度は耳にしたことがあるはず。 四の宮役では長官らしい威厳と内に秘める熱さを見事に表現しています。

吹き出し アイコン

ただ堅物なだけじゃなく、前例に囚われず本気で防衛を考えてるから大好きです!

【死亡】四ノ宮功は怪獣9号との戦いで死亡?

怪獣8号
@Naoya Matsumoto / SHUEISHA
該当シーン 7巻54話

結論からいうと、四ノ宮功は怪獣9号との戦いで死亡したとされています。 全国各地に、怪獣9号の分身や他の怪獣が発生する事件が発生。隊員が戦うなか、本部には怪獣9号の本体が襲撃してきます。怪獣9号の狙いは、最初から四ノ宮功、怪獣2号のナンバーズでした。カフカたちがそれに気づきやってきたときには、時すでに遅し。 四ノ宮功は怪獣2号ごと、すでに怪獣9号に吸収されてしまっていました。7巻54話では、四ノ宮功の死が大々的に報道されています。しかしキコルは、怪獣9号のなかでまだ父が生きていると考えている様子。 すでに死亡したとされる彼が、怪獣9号との戦いの後に再登場する可能性もゼロではないのかもしれません!

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【考察】四ノ宮功が復活する可能性は0じゃない……?

怪獣9号に吸収されてから復活した例がいる

怪獣8号

亜白ミナも一度9号に吸収され生死の境を彷徨っていましたが、彼女は戻って来ることができました。 精神世界での9号との対話でミナの心は折れかけましたが、間一髪のところでカフカが到着。飲み込まれかけたミナを無事に救出しました。 身体を取り込んだ後も、完全に吸収するには精神的な支配も必要なのかもしれません。精神力でいえばおそらくミナより強靭であろう長官は、長時間9号の内部で粘っている可能性大。 ですがミナが見せられた、これまで9号が吸収してきた人物の中に長官の姿もあり、完全吸収が完了したことが示唆されています。

四ノ宮キコルの言葉

怪獣8号 四ノ宮キコル
@Naoya Matsumoto / SHUEISHA

長官の殉職が報じられ葬儀が執り行われるなか、娘のキコルは決意を新たにしていました。葬儀にも参列せず、彼女は「私が遅いから間に合わなかった」「私が弱いから助けられなかった」と後悔の念を口にし、もっと強くなることを誓います。 やや強引な考察ですが、キコルが参列していない=長官生存の可能性があると捉えられそう。また現状のキコルでは助けられないが、彼女が修行を経てさらに強くなれば、長官を助けられる可能性がある、と読むこともできます。 どこか言葉足らずな親娘だったので、長官が復活して親娘の会話を読ませてほしいところです。

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怪獣が人間に取り込まれた日比野カフカのケース

怪獣8号 日比野カフカ

人間と怪獣が融合したという点では、形は違いますがカフカのケースも参考になるかもしれません。カフカが最終的に人に戻れるなら、9号討伐後に長官が戻って来る可能性もあるかも……。 と思いましたが、最終回直前の128話では人に戻れなくなったカフカが、精神世界で長官と再会を果たします。そこで長官は、心臓を核にしたことで人に戻れなくなったカフカに、自らの心臓を移植。力と未来をカフカに託し、去っていきました。 これにより長官の復活の可能性はゼロに。カフカに心臓を渡していなかったら長官が復活出来たのかどうかは不明です。

結論:復活する可能性はあるがかなり低い

128話がおそらく長官の最後の活躍だったので、復活はほぼないと見ていいでしょう。 長官がどういった状態で9号の中にいたのかは不明のまま。またカフカに心臓を渡せたことから、9号に吸収されたあとも何らかの形で長官の肉体は残っていたのかもしれません。ただ心臓がなければ長官としての復活は絶望的。やはり復活の線は薄そうです。 今後長官の意思は、それを最後に受け取ったカフカとともに未来を見守っていくという終わり方になるのではないでしょうか。カフカとの再会は熱い展開でしたが、ぜひキコルとも最期に話してほしいところでした!

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【強さ】防衛隊史上最強と謳われた男の強さを解説

怪獣8号 四ノ宮功
@Naoya Matsumoto / SHUEISHA

四ノ宮功は作品が開始した時点で防衛隊の長官であり、一線から退いています。しかしその強さは、作中でもトップクラスといえるでしょう。 『怪獣8号』の総合力人間界最強は、間違いなく第1部隊隊長の鳴海弦です。しかしそんな彼が師としているのが四ノ宮功で、全盛期は「防衛隊史上最強」と言われていました。全盛期であれば、鳴海やミナよりも強かったと思われます。保科やカフカが使用する、隊式格闘術を完成させたのも彼です。 また全盛期よりは衰えたとされる現在でも、怪獣9号や怪獣8号などの大怪獣と互角に渡りあっていました。後ほど詳しく解説しますが、怪獣2号のナンバーズ適合者である事実も強さを象徴しています。怪獣9号との戦いで、防衛隊は大きな戦力を失いましたね……。

解放戦力

四ノ宮功の解放戦力は、作中では明言されていません。現役最強の鳴海弦の解放戦力が98%。 そう考えると、史上最強と謳われた四ノ宮功は少なくとも99%以上の解放戦力を誇っていたと思われます!

装備

1972年に札幌に現れた、大怪獣・怪獣2号。四ノ宮功はこの怪獣2号を利用したナンバーズの、唯一の適合者です。 怪獣2号のナンバーズはアームで、打撃と同時に強力な衝撃波を発生させるモノ。四ノ宮功らしい、パワータイプの装備です!

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【活躍】怪獣9号による本部襲撃で娘を想い激闘

該当シーン 5巻48話

四ノ宮功の活躍シーンといえば、やはり怪獣9号との激闘でしょう。 全国各地に怪獣を出現させていた怪獣9号の目的は、四ノ宮功が持つ怪獣2号の力でした。襲撃してきた怪獣9号のフォルティチュードは8.5。衰えた四ノ宮功でもギリギリ対処できるレベルのはずでしたが、脱皮した怪獣9号は大幅にパワーアップ。 怪獣2号の力を使って応戦するも、ダメージは四ノ宮功に蓄積していきます。彼がキコルに厳しく接していたのは、亡き妻ヒカリの意志を継いでのことでした。娘の未来に邪悪な存在を残さないため、肉体の限界を超え怪獣2号の主砲「指向性エネルギー攻撃」を放つ四ノ宮功。 ビルも崩壊させるほどの攻撃を2発ブチ込み、怪獣9号は瀕死の状態。しかし先に限界を迎えたのは、四ノ宮功でした。カフカや鳴海が到着したとき、すでに彼は怪獣2号ごと怪獣9号に吸収されてしまっていたのです……。

キコルやヒカリとの関係は?親子?夫婦?

娘・四ノ宮キコル

怪獣8号 四ノ宮キコル
@Naoya Matsumoto / SHUEISHA

キコルは四ノ宮功の娘です。史上最高の逸材といわれる大型ルーキーとして登場。「力有る者は、力無き者を守って当然」という長官の信念のもと、「国のために完璧であれ」と育てられました。 この父親の言葉はそのままキコルの信念に。完璧であることを指針に、また両親の死を胸に、彼女は怪獣に立ち向かっていきます。 長官殉職後は、最強戦力である鳴海弦に師事。そして亡き母が使用していた怪獣4号の鎧を受け取ります。4号の意識を介して、キコルは当時ワルキューレと呼ばれた母の動きを学んで戦います。

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妻・四ノ宮ヒカリ

怪獣8号 四ノ宮ヒカリ
@Naoya Matsumoto / SHUEISHA

四ノ宮ヒカリは功の妻です。作品開始時点で故人。 かつて日本防衛隊の第2部隊を率いた隊長で、当時はワルキューレと謳われるほどの強さを誇っていました。彼女は唯一飛行能力を持つナンバーズ4の適合者でしたが、怪獣6号による群発災害によって殉職します。 夫婦仲は良好だったよう。回想シーンでは、任務を終えて帰宅した途端、キコルに飛びつかれるヒカリの身体を功が労っていました。また、ヒカリは娘が防衛隊を目指すなら自分が娘を鍛えるから、その分甘やかしてほしいとも伝えており、家族の関係性が見て取れます。

隊長・四ノ宮功の己に課した使命とは……?

長官として四ノ宮功は国を守っていくことをなによりの使命としていました。9号の中で意識を手放す際も、次の世代を生きるキコルに未来を託しています。 128話で自身の心臓をカフカに譲った際も、未来を彼に託していました。完全に消滅する間際まで、彼は長官として国のことを思っていたのです。 一方で、父親としての使命も自らに課していたように思います。それは亡き妻が語っていた、防衛隊の道を選んだ娘を厳しく育てるということ。一見すると厳しいキコルへの態度の裏には、妻の遺志を受け継いだ夫としての愛情が見え隠れしていました。

『怪獣8号』四ノ宮功は正義を貫く家族思いの防衛隊長官

『怪獣8号』のラスボスともいえる怪獣9号に殺され、吸収されてしまった四ノ宮功。正義感が強く家族思いな彼の死は、読者に衝撃を与えました。 怪獣9号との戦いを経て再登場するのか、今後の展開から目が離せません!